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合格率99%は試験と謂えるのか!


私事ではありましたがいろいろあった永い3月が終わり今日から卯月に入りました。昨夜の雨もすっかり上がった久し振り清々しい日本晴れと言いたい処だったのですが春霞の日曜日で夕方には小糠雨となりましたが一雨毎に春が萌んでくるのでしょう。
孫が夢も又夢の志望中学に入れたことだし私も心を新たにして新年度を迎えたいと思います。卯月とは“うづき”と読むとばかり思っていたら先日漢検の問題集を解いていたら“ぼうげつ”が正解でした。{%gakkari%}
音読みが解答の約束でしたから当然“うずき”は誤りですが、“ぼうげつ”とは広辞苑にも記載がなく全く知りませんでした。卯月などまだマシな方で漢検準一級の熟語には60%以上が広辞苑に登載されていないもののため意味が掴めず対義語や類義語でお手上げになることが多く、意味も分からずに熟語を覚えることは私の年齢では到底至難の業となっておりますが、それでもしぶとくボケ防止のために漢字検定に挑戦を続けております。{%ureshii%}
卯とは干支で兎のことでしたよね。孫娘若葉が飼っている“ココ”の可愛い姿をご覧に入れましょう。文字通り部屋の中の兎小屋ばかりでは可哀想なので偶にうちの庭でお散歩の気分転換をさせています。猫など天敵が居ますから目が離されず、用心深い“ココ”も周囲の様子を窺うとき決まって立ち上がり耳を峙(そばだ)たせて居ます。可愛い仕草ですよね。{%uttori%}これで結構気は荒いのですヨ。{%tohoho_a%}

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お馴染み何時ものEさんから素晴らしい尾道の枝垂れ桜を送って頂きましたが、ブログは一日写真一枚の約束事があり、残念ながら来週に回させて頂きます。
春は選抜からと謂いますが、高校野球も愈々佳境に入って参りました。M新聞では選抜特集号が開幕日の朝刊に挟まれて居り全国32チーム総勢576名全員のプロフィルが紹介されていましたが、各選手の“将来の夢”欄が結構面白く興味深く読ませて頂きました。野球選手ですから将来の夢がプロ野球選手なのが圧倒的に多かったのは当然として、意外だったのは“消防士”と答えた選手が20名を数えたことでした。警察官志望がたった一名なのも世相を反映しているせいでしょうか。{%ureshii%}中には“大金持ち”とか“社長”とか未だ人生が良く分かっていないものが多かった反面、“結婚コーディネーター”や“美容師“のように夢と言うより具体性を帯びたものも少なくなくて、税理士志望も二名居ましたヨ。{%ureshii%}
変わったところでよく似て非なるものに“父親のような人”と“父親を超えること”更に“親より有名になること”などがありましたが、一番は兎も角として二番三番は父親に対する反感や対抗意識が読み取れましたから、お父さんはこれを読まれてどんな気持ちだったでしょうね。
我々昔人間の判断としては、総体的に今の少年達の夢がコセコセと小さく現実性を帯びたものが多かったことへの失望でありましたが、“少年よ、大志を抱け!”は薄汚れてしまった今の日本では叶わぬ夢となったのかも知れませんね。{%tohoho_a%}
先日県内公立高校142校の合格発表がありました。定員26299名に対し26106名の合格とか、合格発表に沸く風景が新聞の片隅に載せられていましたが、毎年のことながら99%以上の合格率は尋常とは思えません。此で果たして試験と言えるのでしょうか。幾人かは試験当日重い病気で受験できずに欠席した者もいるかとは思いますが、193名も病気欠席とは考えられませんから、落とす者が予め決められていた試験か、さもなければ先生に睨まれて内申書を改竄された不運な生徒が居たとしか考えられませんね。
現在の公立高校の入学試験は内申書が110%モノを謂うものであって試験は単なるセレモニーに過ぎないことは誰もが周知する処です。
これは受験という緊迫した臨場感を通して子供達に竹で謂えば節を付けようとする試練の場を与えようとしたものでありましょうが、その試練の代償としてモルモットにされ犠牲となり人生の落伍者の烙印を押された1%に満たない子供達の心根を思い遣れば、全校同時入学試験など茶番劇であり、即刻複数校受験に改めるべきでありましょう。せめて合格率は2/3以下に留めるものでありたいと思います。不肖私が星陵高校を受験した昭和26年の合格率が偶々2/3でありましたがそれでも不運にも3人に1人に選ばれて合格できなかった友人の落胆と衝撃は物凄いものでありましたから、1%に満たぬ不合格者に選ばれた屈辱は如何ばかりでありましょうか。不合格を原因とした自殺者でも出れば文部科学省が慌てふためいて対策に乗り出すでしょうが、それまでは多くの傷つき屈折した若者が輩出されることでしょう。最近若者の間で些細なことからの殺傷事件が絶えませんが、或いは加害者は公立高校不合格者だったかも知れませんね。若しそうなら殺傷事件の真の加害者は文部科学省だと謂うことになりましょう。
文部科学省は極く極く一部の子供達を犠牲にする今の試験制度を直ちに廃止し、落ちても落ちた者が胸を張れる合格率である試験制度に改革せよ!
一昨年の全日本相撲選手権準決勝で敗れ幕下付け出しは逸しましたが、めげずに前相撲からスタートした高校横綱11冠の豪栄道こと沢井豪太郎が漸く大相撲10両準優勝を果たし、来場所は10両上位から幕内を窺うことになりました。突いて良し、組んで良しの速攻相撲は好敵手陰山(栃皇山)を凌駕します。早く幕内に入って遠からず朝青龍や白鵬をやっつける日が到来する日が待ち遠しいですね。{%ureshii%}
其れにしても先場所千秋楽の朝青龍は文字通り“因果応報”でありました。横綱の矜恃を捨ててまで左に飛んで千代大海を破り優勝決定戦に臨みましたが、変化しなくても順当に勝てる相手であり、その挙げ句が決定戦で白鵬に左に飛ばれて敗れ、苦笑いを浮かべるしかなかったのは千代大海戦での疚(やま)しさがあったからに違いありません。“明日は我が身”を思い知ったことでしょう。卑怯者には卑怯者を責める資格はありませんよね。
先週“クレージーキャッツ”の植木等が80歳で冥府に旅立ちました。先週のブログにて“♪はいそれまーでーよ♪”と彼の歌の一部を引用したばかりであり、40数年前を思い起こし感無量でした。思えば戦後女性上位の時代が到来し、男に縋って啜り泣く女を歌う演歌の多い中で、独り弱き男性の悲哀を歌詞とされたのは彼が最初で最後ではなかったでしょうか。世の男性に代わってご冥福をお祈りしたいと思います。合掌
先週の答え
『小人間居して不善を為す』
間居の間(閑とも書く)は本来門構えに月と書きます。現在では僅か漢字大辞典に“間”の旧字と記されているだけで漢検辞典にも登載されていませんから何れ忘れ去られる字になることでしょうが、夏目漱石の愛弟子安房列車シリーズで有名なユーモアの中に人生の深淵を覗かせた名随筆家“内田百間”の間の日が月でしたから或いは憶えていられる方もおありでしょう。
間居とは人目がなく独りで居ることを謂いますが、つまらない人間は人目がないと良くないことをするという例えです。一方“大学”の出典によれば“君子は必ず其の独りを慎む”とありますから、つまらない人間でなくても独りで居るときは不善の誘惑に駆られるのではないでしょうか。
私の敬愛する先生の子供さんが全寮制の某有名中学に行かれていますが、これまで8人部屋だったのが進級して独り部屋になったら急に成績が思った程上がらなくなったそうですから、周囲の人って意外に影響力が大きいことを思い知らされました。
私などこの歳まで愚かにも良き友人を悉く拒んできたために未だ小人に甘んじています。{%shiranai%}
今週の問題
『目から(うろこ)が落ちる』
(  )内に漢字を入れてその意味を答えて下さい。

読書(よみがき)小学校


松の内明けから始まった確定申告も2ヶ月を経て愈々終盤胸突き八丁に差し掛かっています。昨日のお昼前仕事疲れの気分転換にと背伸びをしに庭に出たらレタスに大きな菜の花が咲いているので思わず近づいたら花がヒラヒラと飛んで行くではありませんか。慌てて目で逐うとそれはナント!花ではなくてトウの立ったレタスの花に誘われて飛んできた紋黄蝶だったのです。先週後半より風が冷たく少しは三月らしくなったかなと思っていた矢先でしたから驚きました。カメラを取りに行って帰ってくると蝶々は風に乗って彼方視界の遠くに去って行き、無念にもシャッターチャンスを逸してしまいましたが、あの紋黄蝶さんきっと何処かの木の葉の裏で越冬していたのが暖かい日差しと本能的に花の蜜の香りが察知できたのでしょうか、うちの蟋蟀用のレタスの花を慕ってやって来たに違いありません。確定申告の繁忙から刺々しくなっている私の心がホッと癒された一刻でした。{%uttori%}
紋黄蝶の写真をご紹介できなかったので、お馴染みのEさんから昨夜送られてきた本当の“春”をEさんのコメントと共にお届けしましょう。
『今日10日は神戸森林植物園(天律の森)の『しだれ梅』が満開と聞き、妻と二人お弁当持参で観梅に行って参りました。 海抜300m以上の場所だけに、見頃が難しく昨年はガッカリして帰りましたが、今年は大満足をしました。』{%ureshii%}{%heart1_a%}

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検事が裁判官の判決の主文に抗議したら裁判官が素直に懲役1年6ケ月を1年に負けてくれたとか…何とも馬鹿馬鹿しい事件が先週奈良地裁で起こりました。新聞の報道に寄ればバカラ賭博で捉まった犯人に対し検事が懲役1年を求刑したのに対し、裁判官が上記の懲役1年6ケ月の判決を下したことが事件の発端ですが、通常裁判では検事の求刑に対し7掛け乃至は8掛け程度の量刑の判決が常識であり、その辺が検事と判事の持ちつ持たれつの馴れ合い慣行なのでしょう。この検事は自分の求刑を上回る判決が出されたのでそれでは彼自身の立場や面子の手前我慢できずに抗議に及んだものと思われますが、判事も判事であり判決主文の後、被告人に対し“二度としないで下さい”と説諭し被告人も“有難う御座います”と頭を下げての閉廷直前に検事が割り込んで文句を言ったら瓢箪から駒が出たらしく、判決の言い直しなどこれまで聞いたこともありませんから驚きました。被告人は刑が軽くなったので大喜びでしょうが、これでは日本中の裁判官が検察官に嘗められることになり兼ねません。どうやらこの手の詰まらぬ事件は判事さんに取っては煩わしい以外の何物でもなく、随って世に“肺肝を砕く”と言いますが、判決の量刑が心を尽くして懸命に思慮を重ねた結果などとは到底思えないですね。量刑に対する判事自身の考えなど何もなく、きっと検事の求刑を2年と勘違いして判決分に7掛け乃至8掛けして1年半と書き込んだものと相違ないと私は考えました。{%gakkari%}
然し例え勘違いでも判決主文として一度口から出た言葉は余りにも重く、覆水盆に返らずであり、決して覆すべきではなかったのです。検事の抗議にも“私は1年半が妥当だと信じている!”と突っぱねれば良いものをこの判事さん余程の正直者だったのでしょう。お陰で日本中の判事さん全体の品位を貶める結果を招きました。刑事法の井戸田立命館大学名誉教授曰く 『検察官の示唆で裁判官が判決を変えることは先ずない。判決を変えては裁判への信頼が失われる』
信頼などとっくの昔に失われているのではありませんか? 信頼を回復したければ99年に山口県光市で妻子を強殺された本村さん事件の人の倫に外れた極悪漢を最高裁は死刑にして下さい。どうしてもできなければ本村さんは裁判所で裁判官に述べた通り犯人を殺すと思いますから、そうすれば日本の法曹界は平和な家庭生活の全てを奪われた善良な人を罪人にし、己が過失から裁かねばならぬことになりますが、法の裁きが罪人を造ってどうしますか!
松岡農水大臣の年間507万円もの光熱水費に対する答弁はそれこそ語るに墜ちるものでしたね。一体から“なんとか環流水”とは何でしょうか。1本5000円もする高価なミネラルウオーターだとする説もありますが、そんなミネラルウオーターが実在するのか疑わしいし、毎日1本飲んでも年間180万円であり、月半分は選挙区に帰っていますから彼が使途の明かせない不純な資金を國が全額負担する光熱水費に迂闊にも入れたのが命取りでしたね。“国民の殆どは今水道水を飲んでいない”とは又国民を逆撫でする言葉でした。余程の僻地にでも行かないと井戸水は農薬などに汚染されて飲めませんから、国民の90%以上は水道水を飲み食いに使っている筈であり、さてはこの大臣夜毎高価なミネラルウオーターで入浴でもしているのでしょうか。{%komaru%}今週の国会で本当の言葉が聞かれるでしょうからどんな珍答が飛び出すか楽しみですね。{%akkanbe%}
名古屋から中央線に乗れば中津川と木曽福島の間に南木曽(なぎそ)と言う駅がありますよね。最近は特急も留まるため憶えて居られる方も多いと思います。私個人的には50年前“馬籠”と言う駅名ではなかったかと思っておりますが昔のことで定かではありません。日経の“春秋”欄にて紹介されていましたが、この辺り一帯は最近過疎化が進み3月一杯で小学校が統合されるそうです。小学校の統合など珍しくもありませんが、統合により失われる小学校の名が“読書(よみがき)小学校”であり、創立130年の歴史を閉じることになったそうですが、名前の由来が面白く明治初期に“与川”三留野“ 柿其”の三つの村が合併した際、それぞれその頭文字の“読み”を充てて“読書村が発足したため小学校にも同じ名が付けられたものだそうです。今だったら勢力争いをして人口や財産の多い村が村名を奪取したでしょうから昔の人って思慮深くて知恵者だったのですね。お陰でこの学校は朝の読書運動の象徴校として全国的な魁(さきがけ)的存在を果たしたそうですから、名は失われても朝の読書は続けて頂きたいと願っています。{%warai_a%}
今週の女子ゴルフ横峯さくら選手は初日4位で好スタートを切り乍ら2日目失速し3日目は更に乱れ今日のTV放映開始時には7オーバー34位タイで既にホールアウト後であり私の期待は大きく裏切られました。この儘では今期4勝処か1勝も危ういですね。恐らくシーズンオフにスポンサーからの強制的なCM出演が原因で練習不足が祟ったものと思われます。{%gomenne%}
来週から暫くゴルフがお休みなので再度故事格言コーナーを始めます。
最近の漢字テストからヒントを得て少し変わった問題をお出ししましょう。
『世論』と謂う言葉はどう読むのが正しいでしょうか?
よろん? せろん? どちらが正しいかお分かりでしょうか、それとも“よろん”と“せろん”は違う言葉でしょうか? 正解の方は無条件で雑学博士に推薦しましょう。{%applause_a%}

苛めに屈するな!


季節も愈々中秋から晩秋へと辿り始めていますが、その小手始めでしょうか早朝の寒さと昼間の温度の意外の落差に驚きます。私など朝5時起床では寝起きのせいもあってストーブを付けますし、昼間は扇風機のご厄介になっていますから不思議な気候です。皆様こんな時に限って体調を崩し易いので朝晩の寒暖と服装には十分注意してお出掛け下さい。
北海道滝川小学校の教育長の苛め隠しがメディアにバラされて世論には敵わずしぶしぶ辞表を出した矢先、またもや福岡で中二の男子が苛めを苦に自殺し、原因はと辿ると他でもない担任の先生が苛めの発端であったとか…呆れてモノが言えませんね。他の児童が落とした鉛筆を拾ってやったこの児童に何故か先生が”お前は偽善者だ!“と暴言を吐いて、この児童の心を深く傷つけ、以後もことある毎にこの児童を引き合いに出しては、からかって教室での笑いをとる材料にしていたものです。皆様は驚かれたと思いますが、私は自身の経験から言えば少しも驚かずこんな先生は10人に一人二人処か、うじゃうじゃ居て苛めの発端は先生が火を付ける場合が数多いと考えている一人です。この先生は運悪く被害者の生徒が自殺したお陰で週刊誌に顔写真まで出され後ろ指を指されて街を歩けぬことになりましたから他校への転任も儘ならず結局教育委員会の窓際で定年まで過ごすことになるのでしょうが、自業自得と言うべきでありましょう。
最近ではTVのバラエティー番組でよくあることですが、和田あき子あたりが竹山か誰かをコケにして視聴者の笑いをとっていますね、あれはシナリオ上のことでコケにされた方も納得ずくでありそのための出演料を貰っていますが、学習の鍛錬もせずにあんな低俗番組を欠かさず見て大口笑いをしている中学教諭が、番組を真似てクラスの者達を笑わすために生け贄の児童を見付けては、からかってクラスの者を笑わすなど児童の人格を無視した到底許せぬ行為です。生け贄にされミジメ君になった児童の心底をも思い遣れないこんな奴がどうして25年間も先生をやってこられたのか教員試験の質や程度を勘ぐってしまいますが、相も変わらず校長や教育委員会共に下を見ることなく上ばかり見てゴマを擂っては己が保身に懸命であり、児童や児童の家族のことなど何処吹く風で、先生の資質などそんな些事にかまけている暇など無いのでしょう。一体教育委員会は何のためにあるのですか、校長を務めた人の内ゴマ摺りに優れた方が就任するそうですが、体の良い天下り機関ではありませんか。社会保険事務局と良く似ていて仕事は何もなく学校と市との連絡パイプのようなものでハンコを付くだけの高給を貪っている税金泥棒なのと違いますか?
このどうしようもない苛め先生のクラスの愚かな生徒達もきっと先生に迎合して苛めに参加することで先生の“覚え”を良くする打算も働いていたことでしょう。私など疎開した先の国民学校(今の小学校)3年生の時クラスの笑いを取ろうと先生が下手な冗談を言ったとき、私一人が笑わなかったことから先生の“苛め”の対象にされ、その後は手を挙げても当てられず、“岡本のような絶壁頭は脳みそが少ないからアホになる!”とまで言われ、やがては完全にシカトされるようになりましたが、先生がシカトするとクラスの全員も同調するのが不思議ですが、無意識に先生に迎合しているものでしょう。然し私は生まれつき変窟人間で全員からシカトされ孤独であっても、少しも寂しいと思わず周囲の者は先生を含めて全員私より劣っている者だとの自負心を持っていましたから煩わしい師弟や友人関係の処理より、反って孤独の方が気楽で思索に集中できて良かったと思って居ます。然しその少年時代の歪(いびつ)な性格は“雀百まで”で未だに癒えることなく、誰一人友人を持てずに齢70歳を迎えていますが、こんな人間の一人や二人が居ても良いではありませんか(^^)。
苛めでは何度もどつかれましたが父の命令で“どつかれたらどつき返せ!泣いて帰ったら家には入れぬ”と命じられて居り、膂力の劣る部分は噛み付きや相手の髪の毛を千切るなどの奇襲で徹底抗戦して死に物狂いで闘いましたから仕舞いには相手が根負けし、その内誰も構わなくなり私一人クラスで孤高の人でありました。(^^)
どつかれても幾らの証拠も残りませんが、噛んだ後と抜けた毛は丸分かりですから先生に叱られるのは決まって私一人、先生の優越感に浸った顔を白目で睨んだものです。然し今の子供達が多寡が”苛め“で自殺するなんてことは苛めに屈したことになります。そんなひ弱い人間でどうしますか、それでは生き延びて社会に出ても堪え性のない碌な人間にしかなれないでしょう。自殺する位なら相手と闘って戦死した方が、自己自身の矜恃が保たれるのではありませんか。
滝川の女子にも福岡の中二の少年に対しても少し言い過ぎだと諸兄のお怒りを買うことになるやも知れませんが、私に言わせれば此の子達は甘えと軟弱の一言に尽きます。死んで現実から逃避をしようと思うのは誤りです。死ぬ気なら何でもできる筈ではありませんか。そして両親も子供達をもっと意気地を持った子に育てないと駄目です。子を護るのは両親でも先生でもなく子供自身であることをしっかりと教えて下さい。
自殺した君達は自殺したことで両親をどんなに悲しませたことになるのか考えたことがあるのか!元大阪市助役大平光代さんの著書でも読んだことがあるのか!
然し考えように依れば、この少年は復讐を目的に自殺したものなら非常に賢明であり、自殺することで先生に最大限の報復を遂げた名誉の戦死であったかも知れませんね。今頃は三途の川で石を積みながら騒動を垣間見ながら完爾と嗤っているのではないでしょうか。
ディープインパクトはフランスに一杯嵌められましたね。69キロを背負わされたのも相手が3歳馬だから仕方ないとしても、最下位になった馬に横っ腹をぶつけられて気勢を削がれ、果ては薬物が検出されて日本の調教師が与えたに相違ないと決めつけられて3位剥奪に加えて3400万円の賞金没収など明らかにフランス側で仕組まれたものですが、彼等も又ディープの優勝を疑っていませんでしたから、穢い手をあの手この手と使って彼の優勝を阻止しようとしたに相違ありません。フランスでは日本から随行した医師は国内免許を持たぬために法律で医療行為を禁じられており(何のために付いて行ったのか)、薬物を使用させたのは仏厩舎のフランスの獣医師と判明しましたから、彼が否定しても1-0=ゼロであり他に誰も居ないではありませんか。フランスの獣医師は“自分は関係していない”と言っていますが何処までが本当やら、或いは薬物検体だってどの馬のものやら疑わしいですよね。日本JRAのお偉方も高給を貪っているだけが能ではなくこんな時にこそ、ディープの無念を晴らす為に猛然と反論反撃に打って出るべきが、只“困った!困った!”では我々ファンがもっと困ります。
大体からフランス人はシラク大統領を始め皆狡くてダーティーです。日本人などイエローモンキー位にしか思っていないのでしょう。フェアプレー精神がモットーのワールドサッカーもこんな手を幾つも駆使して勝ち進んだのではないでしょうか。
今週のマスターズGCレディースでの横峯さくらちゃんは、相も変わらず期待外れで情けないスコアだったのでしょう、順位すら表示されず、先週同様TV画面に登場することがありませんでした(;;)

親の背を見て子は育つ


確定申告も後半戦を迎えて愈々勝負処を迎えていますが、先々週と同じように先週も寒い日と暖かい日が断続し体調の維持に四苦八苦でありました。申告の方は漸く峠を越えた如くであり、件数では約80%は仕上がり既に一部が提出済みとなりましたが、残る20%は難解な特定譲渡の損益通算や医者(12月分の診療報酬が2月末でないと判明しないのでそれまで待機となります)の高額申告が残りましたから件数では残り20%でも量的には30%位になるものと思われ、これからの10日間は息が抜けぬ正念場となりそうです。
芦屋のお得意先から陣中見舞に見事な梅の写真が届けられました。是非皆様にもお相伴して頂きたいと思います。梅の薫りが聴こえるようですね。(^^)

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防衛施設庁の建設土木工事を巡る官製談合事件も漸くその終焉を迎えようとしていますが、最近の2年間だけで施設庁が天下り役人の就職先の確保のために費やした不正支出金額は166億円にも達し、これまで過去30年間に亘って悪しき慣習が踏襲されていたことが確認されましたから総額でゼネコン共の不当利得の総額はナント!数千億円に達するとか…。
談合配分額が天下りOBの年収80倍に連動固定利率になっていることは先々週お知らせしましたがその計算によると過去2年間での落札総額は900億円でありましたから、談合で得た収入は落札額の18%にも上がり、通常の工事利益が22%ありますから総額で40%も儲けていたことが分かります。そして天下り役員の得た報酬は10億円を超えることも小学生低学年の簡単な割り算で算出できます。仮に天下り役人を20名とすると一人当たり報酬額が年に2500万円超となりますから凄いですよね。捕まった審議官達は先輩たちの申し送りに従って悪に手を染めざるを得なかったのでしょうが、将来それが我が懐を潤すものとなると本職(本来の仕事は一体何をしているのやら!)そっちのけで力が入ったものでしょう。
ところが事件発覚で自分達の将来の夢は泡沫(うたかた)の如く消え失せ、懲戒免職の上監獄暮らしとなったのでは“何でわしらだけが!”と栄華の暮らしをした先輩達を恨み我が身の不運を嘆きますよね。全ては天下りの風習が齎した弊害ですから、政府は2年を5年に延長しようとしている再就職を全面禁止せねばなりません。禁止となれば審議官も余得がなくなるため談合などの考慮の余地がなくなり公正な入札が出来る道理ですが、それでは儲けが減って困るのがゼネコンであり政治献金を増やしてまで別ルートを探ることになりますから、鼬(いたち)ごっこは永遠に続くものと思われます。
防衛施設庁は取り敢えず世間の目を一時的に誤魔化すため本年一杯天下りの在籍する企業178社(こんなにあったのか!)を入札停止にすると発表しましたが、これを裏返せば“来年からは入札をどうぞ”と言うことではありませんか。どうせなら“天下りを馘にすれば何時でも入札資格が得られますよ”と言えないのでしょうか。天下り元役人は馘になってもノーパンシャブシャブや銀座のタダ酒が飲めなくなっただけで高額な共済年金があるので生活の心配は全くなく、かえって健康的な生活が過せて長生きできると思うのですが、改革改革と声高に謳いながら天下り一つ廃止できない小泉さんもお零れを頂戴してきた口でしょうから已むを得ぬとは謂え不甲斐ないですね。(;;)
最近の報道の中でこの頃は耐震偽装、偽証罪、虚偽記載から偽装メールまでお出ましであり”偽“の字ばかりが溢れていると書かれていましたがホンにその通りであり、“人が為す”ことが偽だなんて人間の悪の本性を言い表しているようで厭な字ですね。決して信じたくありませんが、人間性善説なんてのは嘘だったのかも知れません。(;;)
昨年を象徴する言葉は“愛”だと発表されましたが、これはあくまで建前でありダントツトップに選ばれたのは“偽”ではなかったかと思いますが“偽”では余りにもイメージが悪いので急遽“愛”に変更されたのではないかと思っています。(;;)
最近ベネッセ教育開発センターが東京都の公立中学生数千人を対象に実施した国語のテストで1学年前に覚えた漢字を対象に出題した処、2年生で覚える“弔う”と漸くの“漸”に推薦の“薦”の字が誰にも書けず正答率がゼロだったそうです。推薦の“薦”は少し難しい字ですが後の二つは小学生でも書ける易しい字の筈であり到底信じられません。ゼロには魂消ましたがもっと魂消たのは全体の正答率がわずか27%であったことと、”国語がとても得意だ“と答えた生徒でも正答率は50%に満たなかったことです。殆どのテストが60点を最低合格ラインとしていますから、これでは全員が不合格ではありませんか。どうしてこんな風に子供達の学力が低下したのか考えてみると、最近の子供たちにはゆとり教育のせいばかりではなく、促成栽培目的の塾通いやゲームやTVに忙しくて読書の風習が廃れたことが大きな要因だと考えます。回答者を成績順に三層に分けて意識調査をしたら“親から本を読むように勧められている”と答えた生徒が上位層に多く、“親が家でよく本を読んでいる”との回答も上位層から多く出たそうであり、教育環境に恵まれているのは明らかに親が読書の模範となっている家庭であることが窺えます。そうそう私が言いたかったことは、中学生の彼らに“偽計罪”や”耐震偽装“などの“偽”の字を書かせたらかなりの正答率が得られたのではなかろうかと言うことでありましたが、考えてみれば読書もせぬ中学生が新聞を読む筈もありませんから、“偽”とどんなに大きな字で新聞の表紙を飾ろうと見ないものは所詮無理だったでしょうね。(;;)
親の背を見て子は育つと昔から謂いますが、最近の親達は自分のことは棚に上げて子供に勉強せよと叱りながら自分達はTVのバカ番組などを観て“ガハハハ…”と笑いながらスナック菓子など食べている光景しか我々には想像できませんから子の模範となれる道理がありません。酷い母親など“勉強をしないとお父ちゃんのようになるよ”など、天に唾するようなことしか言えないのではお父ちゃんの子供でもある子が読書しようとする気になどなれぬことは自明でありましょう。
今の子供達の親達は団塊の世代の次の新世代となりますが、団塊の親達は企業戦士として子供たちの教育にまで手が廻らず、放任された挙句がこのような愚かな親達を作り上げ更には読書もせぬ子供たちが横行するようになったのではないでしょうか。
国語が如何に大切であるかについては藤原正彦氏(お茶の水大学教授で世界的な数学者)は学問の原点は数学だと仰らずに国語だと言って居られます。数学を解くにも理科を解くにも先ず国語の力が必要だと力説されています。そして国語の力を付けるには一にも二にも読書だと断言して居られるのです。読書からは答えを求めるのではなくて、読解力が高められ考える力が養われます。今の子供達は答えのみを求めてその過程を放棄していますから食事で謂えば噛めば噛むほど味の出る一番美味しいところを捨てて軟らかくなったところだけを食べている如くではないでしょうか。自分で考えることもせずに四段活用すら覚えられずして何が英文法ですか、英語を理解するためにも絶対に必要なものが日本語の読解力であることを知って下さい。
最近ある機会に灘中学の国語の04年度入試問題に遭遇しました。大正の中期に生まれ高等小学校を卒業後、当時としては考えも付かぬことであったでしょうが今の日本興業銀行に定年まで勤め女傑であった詩人”石垣りん“の詩集よりの出題でありましたが、内容は昭和初期の下町家族の生活が題材とされた”詩“であり母親に体(からだ)付きが似てきたことを夕まずめ己の影で知り、アルマイトの容器を持って豆腐を買いに行っていた亡き母親に妹と共に思いを馳せる幻想的な”詩”はその時代背景と共に、現代の子供達にはとても難解であり優れた読解力と豊かな感性の持ち主でなければ到底解答できないと思われるものでありましたが、5択やマークシートなど採点方法の容易な試験が罷り通る昨今解答者の読解力や感性を探るためにこのような問題に手間隙(ひま)掛ける学校があることをとても嬉しく思いました。流石は天下の灘中ですね。(^^)
私など幼い頃から芥川龍之介の”蜜柑“を読んでは奉公に出される少女がトンネルを出た列車の窓から田圃で待ち受ける弟達に蜜柑を投げるシーンに至る経緯が未だに不可解で60年間模索しつつ答えを得るに至っていませんが、大切なことは答えではなく考えることでしょうから私は答えが得られなくても良いと思っています。然し彼女はどうしてあの蜜柑を手にすることが出来たのでしょうか、ご存知の方は是非教えてください。数年前龍之介研究会にメールで質問しましたが、答えは返ってきませんでした。(;;)ひょっとしたら車中の傍観者であった筆者の龍之介には蜜柑の入手先などどうでも良いことだったのかも知れませんね。(^^)
またまた巨額脱税事件が発覚しましたね。相続財産82億円の内50億円をスイスの銀行に隠していたとか、斜陽産業の最たるタクシー会社大阪のトモエタクシーの創業者西井理一の財産だそうですから驚きますよね。事件は2002年に創業者が死亡する直前に相続税に配慮して長男良夫が財産隠しを謀ったものですが、元々国内にあったものは何処へ移そうと日本の国税局は金融資産に対しては世界一優秀な情報源(日本の銀行は財務省命令で国税局の奴隷です)を有していますから到底逃げることは出来ません。況して預金をスイスに移したのが相続の直前ですからバレない方が不思議ですよね。
おまけに日本の税務署では大口資産家については資産税所得税共に特別調査部門を設けて、長期に亘って一般の納税者とは別個に監理していますから、資金が移動すれば直ちに金融機関より税務署に通知が行くようになっています。そして過年度所得の脱税などが発覚して時効所得など出ることがあっても税務署では“何れ相続税で払って貰えるからいいんじゃないの?”などと笑っています。昔お得意先だった資産家のFさんは生前幾度も受けた税務調査から”わしの財産がどんだけあるかはわしより税務署の方がよう知っとるわい“とよく言っていられたことが印象深く心に残っております。そんな大口資産家の海外送金を税務署が見逃す訳もなくこの長男も世間知らずのアホボン(と謂っても61歳)でしたね。
ちゃんと申告すれば受けられた配偶者控除50%なども不正所得では受けられず、重加算税と延滞税に相続税法違反の裁判所の罰金をトータルすると40億円を超すと思われますから、このアホボン悪知恵を働かした結果が正しく申告していれば控除が受けられた配偶者控除20億円を加えて60億円ほど余分にお国に奉公したことになります因果応報と云った処でしょうか。皆様も金融資産の脱税は我が国では絶対に報われないものであることを知ってください。それが嫌なら全財産を持ってタックスヘイブンのケイマン諸島にでも移住されたら如何ですか。法人税や所得税は無税でも相続税だけ日本の2倍取られたりして…(;;)
日大苫小牧の暴力事件隠し得(どく)で返さずに済んだ夏の優勝旗には甲子園にまで行きながら試合の直前に無情にも四国に追い帰された明徳義塾の怨念が籠っていましたよね。今回の日大苫小牧高校卒業式終了後の二次会の居酒屋で3年生の野球部員達が繰り広げた飲酒喫煙騒ぎの発覚は騒ぎを見兼ねた来客の通報だと謂うことですが、私には昨年の事件に負い目を感じていた心ある人々が彼等の掌を反したような様変わりへの義憤から起こされた行動であったと考えています。高野連も昨年夏の結論には賛否両論であったでしょうし、世論も大きく揺れましたから、高野連も名誉挽回で今度こそ全会一致で同校に引導が渡されたものと思います。学校も高野連に変に楯突くと夏の大会まで出場停止の藪蛇となりますから、ここは大人しく高野連の言い成りに辞退届の提出となったものでしょう。全ては昨夏の事件が惹き起こしたものでありました。明徳義塾も怨念が僅かでも晴れたでしょうが、本当は自校が選ばれて決勝戦で日苫を遣っ付けたかったでしょうね。
少し早目でしたが卒業式が終わったら3年生でなくなるのでは?と不思議に思いましたがどうなんでしょうね。私達の時代では卒業式は3月25日頃で卒業証書を貰って学校とさようならしていたと思いましたが、今は“蛍の光”や“仰げば尊し”を歌ってもまだ次の日も学校へ行っているのでしょうか、それとも今では12月の早くから推薦の大学受験などあるし、ゆとり教育の影響で3月は勉強はお休みで先生は3年間に1回の安息月なのでしょうね。(^^)
日本女子プロ開幕戦ダイキンオーキッドは若手プロの台頭に発奮したプロ12年目34歳のベテラン西塚選手が初優勝し、さくらちゃんは無念にも1打及ばず2位タイに終わりましたが、ハワイから帰国して風邪を引いた中をキャディーのお父さんと喧嘩をしながらも7アンダーは見事なスコアで立派でしたね。(^^)