松の内明けから始まった確定申告も2ヶ月を経て愈々終盤胸突き八丁に差し掛かっています。昨日のお昼前仕事疲れの気分転換にと背伸びをしに庭に出たらレタスに大きな菜の花が咲いているので思わず近づいたら花がヒラヒラと飛んで行くではありませんか。慌てて目で逐うとそれはナント!花ではなくてトウの立ったレタスの花に誘われて飛んできた紋黄蝶だったのです。先週後半より風が冷たく少しは三月らしくなったかなと思っていた矢先でしたから驚きました。カメラを取りに行って帰ってくると蝶々は風に乗って彼方視界の遠くに去って行き、無念にもシャッターチャンスを逸してしまいましたが、あの紋黄蝶さんきっと何処かの木の葉の裏で越冬していたのが暖かい日差しと本能的に花の蜜の香りが察知できたのでしょうか、うちの蟋蟀用のレタスの花を慕ってやって来たに違いありません。確定申告の繁忙から刺々しくなっている私の心がホッと癒された一刻でした。{%uttori%}
紋黄蝶の写真をご紹介できなかったので、お馴染みのEさんから昨夜送られてきた本当の“春”をEさんのコメントと共にお届けしましょう。
『今日10日は神戸森林植物園(天律の森)の『しだれ梅』が満開と聞き、妻と二人お弁当持参で観梅に行って参りました。 海抜300m以上の場所だけに、見頃が難しく昨年はガッカリして帰りましたが、今年は大満足をしました。』{%ureshii%}{%heart1_a%}
検事が裁判官の判決の主文に抗議したら裁判官が素直に懲役1年6ケ月を1年に負けてくれたとか…何とも馬鹿馬鹿しい事件が先週奈良地裁で起こりました。新聞の報道に寄ればバカラ賭博で捉まった犯人に対し検事が懲役1年を求刑したのに対し、裁判官が上記の懲役1年6ケ月の判決を下したことが事件の発端ですが、通常裁判では検事の求刑に対し7掛け乃至は8掛け程度の量刑の判決が常識であり、その辺が検事と判事の持ちつ持たれつの馴れ合い慣行なのでしょう。この検事は自分の求刑を上回る判決が出されたのでそれでは彼自身の立場や面子の手前我慢できずに抗議に及んだものと思われますが、判事も判事であり判決主文の後、被告人に対し“二度としないで下さい”と説諭し被告人も“有難う御座います”と頭を下げての閉廷直前に検事が割り込んで文句を言ったら瓢箪から駒が出たらしく、判決の言い直しなどこれまで聞いたこともありませんから驚きました。被告人は刑が軽くなったので大喜びでしょうが、これでは日本中の裁判官が検察官に嘗められることになり兼ねません。どうやらこの手の詰まらぬ事件は判事さんに取っては煩わしい以外の何物でもなく、随って世に“肺肝を砕く”と言いますが、判決の量刑が心を尽くして懸命に思慮を重ねた結果などとは到底思えないですね。量刑に対する判事自身の考えなど何もなく、きっと検事の求刑を2年と勘違いして判決分に7掛け乃至8掛けして1年半と書き込んだものと相違ないと私は考えました。{%gakkari%}
然し例え勘違いでも判決主文として一度口から出た言葉は余りにも重く、覆水盆に返らずであり、決して覆すべきではなかったのです。検事の抗議にも“私は1年半が妥当だと信じている!”と突っぱねれば良いものをこの判事さん余程の正直者だったのでしょう。お陰で日本中の判事さん全体の品位を貶める結果を招きました。刑事法の井戸田立命館大学名誉教授曰く 『検察官の示唆で裁判官が判決を変えることは先ずない。判決を変えては裁判への信頼が失われる』
信頼などとっくの昔に失われているのではありませんか? 信頼を回復したければ99年に山口県光市で妻子を強殺された本村さん事件の人の倫に外れた極悪漢を最高裁は死刑にして下さい。どうしてもできなければ本村さんは裁判所で裁判官に述べた通り犯人を殺すと思いますから、そうすれば日本の法曹界は平和な家庭生活の全てを奪われた善良な人を罪人にし、己が過失から裁かねばならぬことになりますが、法の裁きが罪人を造ってどうしますか!
松岡農水大臣の年間507万円もの光熱水費に対する答弁はそれこそ語るに墜ちるものでしたね。一体から“なんとか環流水”とは何でしょうか。1本5000円もする高価なミネラルウオーターだとする説もありますが、そんなミネラルウオーターが実在するのか疑わしいし、毎日1本飲んでも年間180万円であり、月半分は選挙区に帰っていますから彼が使途の明かせない不純な資金を國が全額負担する光熱水費に迂闊にも入れたのが命取りでしたね。“国民の殆どは今水道水を飲んでいない”とは又国民を逆撫でする言葉でした。余程の僻地にでも行かないと井戸水は農薬などに汚染されて飲めませんから、国民の90%以上は水道水を飲み食いに使っている筈であり、さてはこの大臣夜毎高価なミネラルウオーターで入浴でもしているのでしょうか。{%komaru%}今週の国会で本当の言葉が聞かれるでしょうからどんな珍答が飛び出すか楽しみですね。{%akkanbe%}
名古屋から中央線に乗れば中津川と木曽福島の間に南木曽(なぎそ)と言う駅がありますよね。最近は特急も留まるため憶えて居られる方も多いと思います。私個人的には50年前“馬籠”と言う駅名ではなかったかと思っておりますが昔のことで定かではありません。日経の“春秋”欄にて紹介されていましたが、この辺り一帯は最近過疎化が進み3月一杯で小学校が統合されるそうです。小学校の統合など珍しくもありませんが、統合により失われる小学校の名が“読書(よみがき)小学校”であり、創立130年の歴史を閉じることになったそうですが、名前の由来が面白く明治初期に“与川”三留野“ 柿其”の三つの村が合併した際、それぞれその頭文字の“読み”を充てて“読書村が発足したため小学校にも同じ名が付けられたものだそうです。今だったら勢力争いをして人口や財産の多い村が村名を奪取したでしょうから昔の人って思慮深くて知恵者だったのですね。お陰でこの学校は朝の読書運動の象徴校として全国的な魁(さきがけ)的存在を果たしたそうですから、名は失われても朝の読書は続けて頂きたいと願っています。{%warai_a%}
今週の女子ゴルフ横峯さくら選手は初日4位で好スタートを切り乍ら2日目失速し3日目は更に乱れ今日のTV放映開始時には7オーバー34位タイで既にホールアウト後であり私の期待は大きく裏切られました。この儘では今期4勝処か1勝も危ういですね。恐らくシーズンオフにスポンサーからの強制的なCM出演が原因で練習不足が祟ったものと思われます。{%gomenne%}
来週から暫くゴルフがお休みなので再度故事格言コーナーを始めます。
最近の漢字テストからヒントを得て少し変わった問題をお出ししましょう。
『世論』と謂う言葉はどう読むのが正しいでしょうか?
よろん? せろん? どちらが正しいかお分かりでしょうか、それとも“よろん”と“せろん”は違う言葉でしょうか? 正解の方は無条件で雑学博士に推薦しましょう。{%applause_a%}