年中行事である確定申告も漸く峠を越えた。後はうちの事務処理時間を考えずに3月15日までにうちに資料を持ち込んだら終わりと単細胞にも頑(かたくな)に信じて居る一部のお得意先の申告処理とe-TAXで送れない特殊な添付書類を各税務署に持参し提出を済ませば税理士になって51回目の確定申告を終えることになるが、想えば確定申告も算盤による手計算からスタートし、遂にはパソコンでのe-TAXにまで進化したから感無量だな。52回目の確定申告まで元気で頑張れるかしら?

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孫の帰省記念に昨日事務所玄関で写真を撮った。妻と一緒に写したのは何十年振りかまるで記憶にない、妻はこの歳になっても昔の美人の面影が残っているのが嬉しいね^^。流石にEカップの方は萎れたようだが…(;;)

昨今世間では何故か医療と介護は似て非なるものとの認識が罷り通って居り、介護の費用が医療費でないことについては誰もが周知している。最近頓に高齢の扶養親族を抱えてヘルパーさん達の厄介になって居る家庭も多くなったが、介護費用でも医師の所見による身体介護の負担金を訪問看護や居宅療養管理指導の対象者に限り国税庁が医療費と見なして控除を認めて居ることをご存じの方は多くない。入浴させてはいけないとか排泄物の介助はしなくてよろしいと医者が言う筈がないから医師に関わってさえ居れば家事介護でない部分は暗黙の了解として医療費控除が認められることになるのだが、厚生省の医療と介護の谷間(たにあい)が深くて、ケアマネージャーに聞いても医療費と介護費の区別については蚊帳の外であってまるで答えられない。「介護費用は全て医療費控除の対象にはならない」と高言して憚らないケアマネも後を絶たないが、彼等の資格取得に医療費控除等税法に対する知識は全く必要がないことが原因だろうし、厚労省の中の医療と介護のお役所の間に目に見えない大きな障壁があり横の繋がりが全く断たれているのが原因だ、だから介護の計算書に「医療費控除対象額」なんて欄を設けている介護ステーションは決して多くない。先日もお得意先の奥様が認知症絡みでヘルパーさんのお世話になったが、計算書に医療費対象金額欄がないので指摘したら「身体介護の額は極く僅かですから…」と逃げられた(::)。僅かなら書かなくて良いのか!少ないから欄がないのは全く理由にならない、ケアマネの試験に介護負担金の医療費控除についても加えるべきではないかと思うがお役所の縦割りと横への無関心って随分怖いね:-)
処が先日或るお得意先の確定申告で意外なことが分かった。それは有料老人ホームの入居者に対するヘルパー達の身体介護が医療費控除の対象とされていないことが判明したのだ:-)。国税局からは身体介護が医療費控除適用とされる条件に施設サービスと居宅サービス全てが上げられているが、何故か有料老人ホームでの身体介護については適用除外とされて居る。有料老人ホームはまるっきり居宅であり、変形ではあるが高い家賃を払って自分のマンションに住んでいるのも同然だから、同じ介護保険の適用を受けて居ながらマンションの自宅で身体介護を受けることと有料老人ホームの自分の部屋で受けるのと何処が違うのかまるで分からない、考えられることは有料老人ホームの入居者にお金持ちが多いから適用しないのではないかと謂うことだがマンションの住民だって億ションに住んで居る人もあり、億ションならダメだなんて規定はないから不思議だな?有料老人ホームの自分の住んでいる部屋は居宅でなくて何だろうね、厚労省は平成12年介護保険導入時にボタン一つで係員が駆けつけてくれる有料老人ホームのサービスのことを介護と勘違いして対象から外したのではないかと思うが、駆けつけて呉れる係員はヘルパーでも何でもなくホームの只の使用人に過ぎないし、億ションであっても呼んだら来てくれるガードマンの方が充分心強いだろう。法律なんてものは常識から発展して作られるものだが常識で考えられないこんな理不尽な法律があることを厚労省介護担当のお役人自身が老後有料老人ホームに入居して初めて知ることになるのではなかろうか。その時始めて我が身のために早速身体介護の医療費控除を認めるよう法制化することになろうが見返りに役所の後輩を抜け目なく有料老人ホーム協会に天下りさせ今後多額の報酬や退職金を約束させることになるだろうね:-)。お役人って狡(こす)くって嫌いだね(>_<)

ソチ五輪も終わった、そして多くの日本人が金メダルの羽生選手のお陰で苗字の読み方について考えさせられた。将棋の羽生(はぶ)19世名人と謂えは現在タイトルを81個も取り将棋を知らない人でもその名を知って居るが、今回ソチ五輪でスケートの羽生(はにゅう)選手が金メダルを取ったことにより羽生の読み方が違っていることを知って愕く人が多い筈だ。きっと羽生選手は此まで顔を合わす相手から(はぶ)さんと呼ばれ19世名人の存在を苦々しく思ったことが多いと思うし、同じ(はにゅう)姓の方も同じ経験をされたに違いない。でも此からは(はにゅう)と呼ばれることが多くなるだろう、却って羽生(はぶ)さんの方が(はにゅう)さんと呼ばれるようになって厭な思いをされるのではないだろうか、此でアイコだね^^。処で10年後は羽生19世名人53歳、羽生選手29歳だがメンタルとフィジカルと体力持久力の中身が全く異なるからその頃は(はにゅうか)(はぶ)どっちが優勢なんだろうね、興味深いね^^。真央ちゃんも今回の23歳で引退しそうだし、きっと羽生名人が優勢だと思うよ。
先週木曜日毎日新聞朝刊万能川柳に登載された二つの句をご紹介しよう^^。
「王と金どっちを採るかで羽生羽生」
「羽生くん将棋強いの?妻尋ね」

先週の仮名付けの答え
① 眼鏡の縁(ふち)が太い ②畳の縁(へり)を踏む ③ 先祖の縁(ゆかり)の土地
これ以外にも「えにし」「よすが」などの読みもありますがどんな場合に使われるかお考え下さい。

今週の難読漢字の問題
① 末子 ② 末成