9月も半ばを迎え夕には恒例のオケラが啼く時期となり夏の終わりを音で実感して居ます。南の庭で生まれた雌の三角バッタが今年も何時の間にか随分大きくなりました。今朝は玄関の庭にやってきて朝顔の葉を食べています^^。今は周囲が青いから青い姿をしていますが晩秋になると周囲が枯れ草になるため三角バッタも体色を茶色に変えて鳥に見つからないよう変身しますが、此ればかりは人間の叶わぬ業です。

 

先週月曜、毎日新聞朝刊の一面広告では世界パラ走り幅跳びで惜しくも8位入賞の高桑早生選手の跳躍が登場しました^^。日経の広告費は約1千万円と謂われますから衰退著しい毎日では500万円位でしょうか?とまれパラ選手の一面広告登場はスポンサーである東京海上日動の大きな決断であり快挙でありました^^。成績なら同社所属マラソンの道下選手が金メダルでしたが彼女には「華」がなく、成績より高桑選手の義足を蹴ったその若さと躍動感溢れ華のある姿が採用されたものでしょう。それにしても高桑選手の跳躍の姿は義足とのバランスに渾身を込めた美しいものであり多くの身障者の夢と希望を繋ぐ効果は大きく、健常者にも日常突如起こりうる事故に備える東京海上日動火災保険の啓蒙であり素晴らしいパブリシティーでありました^^。

広告には採用されませんでしたが殆ど全盲に近い小さな道下美里選手の諸外国の強豪を相手に動ずることなくマイペースを忠実に守っての金メダルは素晴らしく、144cm44歳(体重はどう見ても44キロ以下)はまだまだ伸びしろがあると感じました。毎月60キロ以上走られ、腹筋運動は一日1500回とか…(@@)、頭が下がりますね。栄光の背後にはこうした人知れぬ努力が存在することを知りました。そしてもう一人はパラ出場最年長者弱視障害66歳西島美保子選手マラソン3時間29秒の8位完走も驚異的であり此れも又我が国が誇るべき記録でしたね^^。

 

解散までまだ一月あるので菅義偉総理には是非一度国会を開会して議員全員でコロナ対策を論じて頂きたいと願います。憲法では議員15%以上の要求があれば国会開催義務がありますが、総理は昨年来野党の要求を頑なに無視し一度も開きませんでした。憲法を守らない総理など要りません。処で菅総理が退陣を発表してからたった1週間で日経平均が随分上昇し3万円を超えてバブル時の高値に迫っています!。経済界も国民同様総理の無能さにきっと辟易して居たのでしょうね。

菅総理が此処まで長持ちした原因の多くは総理を持ち挙げてきたマスメディアの過大評価だと思います。何一つ能力がなく頭の切れない彼をこれまで「最強の官房長官」とか「喧嘩に強い」とか「勝負師」などのムチャクチャなムードを平気でプロパガンダしてきましたがそれら全ては彼等の幻想でした。官房長官は蔭の裏方で有能な総務省出身者の支えがあってのことを彼の実力だと言う幻想が彼等の過ちでありました。裏方があったから何とか凌げたけどオモテに出てきたら自論を持たず原稿を読むことしかできぬ只の人だったことに皆が気付いたときは時既に遅しであり、彼が裸の王様だと先に気付いたのは我々市井人だったのは皮肉でしたね。昨年はGoToトラベルに…、今年はコロナワクチンに…、意地になって賭け続けた姿は「負けの込んだギャンブラー」そのものでした。然し国民の不満は兎も角も漸く危機感を抱いた自民党内部からも引き摺り下ろされるとは総理も想定外だったでしょう。総理は内閣の支持率が僅か27%になった段階で自らの進退を決断すべきでしたがそれすら逸して堪りかねた内部からの圧力の結果でした。そして今になって各方面から菅総理への批判が世間を騒がせて居ますが、それは死人に鞭打つ恥ずべき行為です。私が思うに彼の決断は曾て一度も表に出なかった総理の奥さんが夕食後お茶の折にでも「もう辞めたら?」と囁いたのではありませんか?。老いた夫は妻には色々人に言えない負い目がありどうしても勝てないとしたのが世の倣いとしたものです(;;)

 

堺市は、コロナワクチン接種の予約を受け付けるコールセンターで着信後すぐ切れてオペレーターにつながらないシステム・エラーが6月から8月までの間約5万5千件起きたと発表しました。電話をかけた側に通話料金が発生し料金は計58万円に上るそうです(;;)。掛けた人を調べることは可能でも費用は莫大だし一人に10円返金するには凄い手間や費用が発生しますが、堺市はどう対処するのでしょうか?NTTがきっと北叟(ほくそ)笑んでるね😁。

 

先週の読めそうで読めない字     十回二十回 (じっかいにじっかい)

 今週の読めそうで読めない字    (右手左手)