風薫る5月と謂われるがちょっとしか薫らない内に早6月を迎えることとなった(;;)、月日の過ぎ去る早さには目が回りそうだ。昔6月1日は衣替えの日であり修道院では黒衣から紫衣に変わり女学校では白いセーラー服になったが、昨今季節が早くなって5月半ばに衣替えをする学校が多くなった。その内には5月から制服が半袖になるのではなかろうか(;;)

薬の安売りダイコクドラッグで買い物してレジに行ったらあどけないパートの店員さんの胸の名札に「××いちご」と書かれて居た。悪い目を凝らして良く見たが(こ)には濁点がちゃんと付いていた。「いちごって名前なん?」と聞いたら「はい」と笑顔が返ってきた。丁度旬だし名前の通り食べてしまいたい位可愛い女の子だった^^。名は体を表すと謂うが本当だね、平仮名だったのがとっても良かった。「ミルク」なんて名の子も良いなと思うが此だとお祖母さんになってからが困るかもね(;;)
最近では「~子」なんて名は先ずお目に掛かれなくて、当て字読みの難しい名前が跋扈(ばっこ)して居るが、どう読んでも読めないのが結構多い、女子ゴルフの穴井詩なんて「らら」と読ませるがとても正気の沙汰とも思えない。最近多い名前のランキングを見ると女性では読み方は様々だが結菜(46人)、結衣、結愛と5位までに「結」が三つも占めているのは不思議な現象だ、昨今頓に薄くなった親子の繋がりを重視したものだろう。愕いたことに6位に「凜」(27人)7位に「凛」(21人)だ、もとは同じ字だからどちらかに統一すればトップになるから此の名は人気なんだね、「凜(りん)」の字の意味は凜々しいとか身が引き締まる意で「氷に触れたようにぴりっと身が引き締まる感じ」を謂うから、夫への操を守り舌を噛んで自害する山本周五郎著「日本婦道記」主人公の心映えだ^^。「凛冽」などに用いられるから汚れを知らぬ乙女の雰囲気全開だね^^とても良い名前だと思う。でも最近では軟弱な男が増えたからこの種の女性には近寄り難くなったのではないかしら、女性の方も冫(にすい)の意味は氷だから冷たいイメージで常にきりっとしていないと名前負けしそうだからちょっと大変だろうな?因みに「凛」の示は旧字体で「凜」の禾が新しい字体だが意味は同じだ、両方とも人名漢字に登録されているのは旧字体が先祖の名などに肖りたい人を慮ったものだろうね。

先週兵庫県女性の遺族年金不支給取消の訴訟で大阪地裁は社会保険庁の杜撰な対応を咎め、時効となった23年分2200万円全額の支払を国に命ずる劃期的な判決を下した。
彼女は33年前物故した夫の遺族年金を請求に年金手帳を持参して足繁く社保事務所を訪れ、帳簿記入の時代でもありその都度「記録がない」と断られて居たが、5年前同じ社保事務所を訪れたとき対応したのが偶々有能な職員で彼女は目出度く年金受領できることになったが5年時効の壁があるため22年間は支給されないことになったことの訴訟だった。年金記録が「社会保険業務センター」のマイクロフィルムに保存されていることを過去の社保職員が勉強不足で誰も気付かなかったお粗末さが原因だったのだ(;;)。
私が注目したのは此の事件が兵庫県のできごとなのに大阪地裁に提訴されたことだった、思うに神戸地裁に訴えると地元の役人はお互い顔見知りだし近隣の役所である神戸地裁では情に絆(ほだ)されて年金事務所に公正な姿勢で望めないのではないかと弁護士が判断したに違いない。過去の経験だが脱税事件でどうにも私の手に負えなくなったとき納税者が警察とか他の役所の上部に縋るとストップが掛かることがよくあり税理士の面子(めんつ)丸潰れだった(;;)。偉いお役人は赴任してくると先ず最初にすることが近隣官庁への挨拶回りが不文律だったもんね、知り合いになってしまえばそうそう敵にも回せないよね、持ちつ持たれつだったんだね。何処彼処に貸しを作っておくことが事あるときのお役人自らの保身策だったんだろう。

三笠宮殿下のお孫さんが出雲大社の禰宜である千家国麻呂さんと婚約された、神道一筋の家系である千家さんは天照大神の子孫だそうだ^^、三笠宮殿下は昭和天皇の弟だが歴代天皇は可成り妾腹が多いから天照大神のほうが血筋は格上じゃないの?
千家さん40歳にして未婚とはアラフォーの見本のようだが、本人の意思など全く無視され周囲が家格の釣り合い取れた相手を必死で探し回って居たんだろうね^^。当事者の意思なんて全く無視されたと思うからお二人とも結構可哀想だろうね(;;)。

先週の難読漢字の答え
① 飯盒炊爨 (はんごうすいさん) ② 吶喊 (とっかん)

①携帯用の炊飯具を使って食事を作ること、今はキャンプや登山で使用するがもとは軍隊で用いられた。小学校の時魚釣りなど良く河原へ大人の人に連れて行かれ子どもでも知っている言葉だった。炊も爨訓読みは炊(かし)ぐです。爨は「かまど」の意で29画の字です、「かまど」は通常竈を用いますから、滅多の使わない字で書けたら凄いですよ^^。
②大勢が大声で敵陣に突撃すること、「吶」は大声を上げて敵陣に進むこと、「喊」は叫ぶことです。 突貫と書くのは誤りです。

今週の仮名付けの問題
①芳ばしい ②芳しい