うちの庭では愈々冬本番一番寒いときに花を付ける黄色い酢漿草(かたばみ)が開花しました^^。日当たりが良ければ葉が全く見えぬ位ワッと咲くのですが、冬は太陽がが南に下がるため午前中から隣の家と南のマンションが日当たりを妨げこんな風にひょろひょろと首を延ばしてお日様を探しています。此の花が咲くと本当の冬を実感します。此の酢漿草は普段はどうしているかと謂うと土の中で球根を増やすことに懸命で地上の我々の知らぬ地下で黙々と増殖して居ます。10年近く前に近所の駐車場の隅にワッと盛り上がって咲いていたのを分けて頂いた移植ゴテ一杯分の株が此処まで増えました。幾ら毟ってもなくならない酢漿草は雑草だ!と嫌う方が少なくありませんが私は此の庭で夏から咲く赤に秋から咲く白そして冬の黄色と三種類の酢漿草が大好きで大切に育てて居ます。此の酢漿草が蔓延ってから夏場にはウンザリするほど出没したナメクジがすっかり居なくなりました^^。酢漿草は何故かナメクジの天敵のようですよ^^。ナメクジの嫌いな方は庭に酢漿草をどうぞ^^。

 

今日は久し振り(でもないか?)に漢字の話です…。私は昔から学校で教えられた「一所懸命」が好きで頑(かたくな)に決して「一生懸命」とは書きません。「一所懸命」とは武士が主君から貰った一箇所の領地を生活の基盤として其処に命を賭けることからできた言葉ですが、近年は誰もが「場所」ではなく「期間」を意味する「一生懸命」と書いて憚りません。然し私が心強いのは未だ頑なに「一所懸命」を護っている作家が少なくないことです。此の数年本を読んで居ては必ず「一所懸命」を用いられる作家を一所懸命探しました。没後の方も少なくありませんが同好の士は私の知る限りで現在の処16名です。作家でない方も含んでいますが本を書かれているので含ませて頂きました。丸谷才一 井上ひさし 今野敏 池井戸潤 浜田幸一 ビートたけし 遠野潤子 重松清 誉田哲也 矢口敦子 北川悦吏子 大沢在昌 山本周五郎 藤沢周平 宮下奈都 升田幸三です。此の方々は絶対に「一生懸命」は使われません。唯一回だけ人気作家池井戸潤の「下町ロケットガウディー計画」の登場人物に「一生懸命」と言わせたことがありましたが彼の真意は分かりません、あるいは校閲のミスかも…(;;)。「一生懸命」は本来「一所懸命」の誤用であると昔の辞書に書かれて居ます。芥川龍之介や夏目漱石が「一生懸命」派なのには驚きですが、さすれば彼等は誤字を使っていたことになりますね。然し現在では明鏡国語辞典に「一生懸命」の方が一般的であるなどと書かれて居ますからすっかり主客転倒しました。「一生懸命」の方が発音が仕易いせいでしょう。天下のNHKも何時の間にか「一生懸命」派になって居ます(;;)。言葉って時代と共に変わるんやなあと感慨深く思いました。

 

大坂選手全豪テニス大会優勝!やったね^^。NHKが特別番組で実況を報道してくれたから全国感激の坩堝だったね^^。相手の選手が大きくて182cmとか20cmくらい差があるのかと思ってたけど表彰式で並んだら殆ど変わらなかったから大坂選手も大きんだね、小さく見えたのにね。ハーフとは言え日本人が世界一だから素晴らしいね。賞金3億6千万円だってビックリや(_)。此の賞金は誰が出すのかしら?

 

あの極悪人カルロス・ゴーンは3月で65歳になり、年金が年に9千6百万円も貰えると新聞に書いてあった(;;)。日本は厚生年金に給与月額60万円の上限があるから幾ら沢山給与貰っている人でも大した額にはならないが、フランスでは上限がないんやね(_)。腹立つなあ。フランスは刑事被告人は年金が貰えない法律を作らないと年金機構が赤字で困るんじゃないの?彼奴は20年生きるとして20億円近く貰えるから、年金の掛け金払うのに悪いことをしたんと違うかな?

 

先週の読めそうで読めない字 耕耘機(こううんき)

今週の読めそうで読めない字 お話は(予予)伺っておりました

先週の問題は誰でも読めたと思いますが、でも本当に「耘」をご存じでしたか?此の字は「耘る(くさぎる)」という訓読みで草を刈る意です。我々が普段使っている「耕運機」は戦後常用漢字しか使ってはいけなくなったので止む無くの当て字でしたが、耕運機は決して作物や草を運ぶ道具ではありません「耕耘機」が正しいことを皆様ご理解下さったかしら?