確定申告事務も漸く終熄期を迎え今週一杯で完了予定であり一息吐いた処ですが、そろそろ桜戦線の北上も観測されるようになり愈々春本番を迎えようとしています。(^^)
巷では毎年恒例であるイカナゴの佃煮を炊く香りが一向に漂って来ないのも当然で、今年はイカナゴが極端な不漁で初日の28日にキロ1080円でスタートした価格が1500円1800円2300円と鰻登りに高騰し其の儘高値止まりしてしまいましたから買う人とて少なく、勢い込んで沢山の佃煮容器を積み上げて日曜日まで出店した郵便局もエクスパックが売れないでしょんぼりしています。(;;)不漁の原因は乱獲に加えて昨年3月明石海峡海難事故の影響ばかりでなく瀬戸内海に真冬の寒さが訪れなかったことにもあるのかも知れませんね。その内イカナゴも幻の魚となるのでしょうか。(;;)
裏の畑では先週より早くも苺が色づいて収穫期を迎えて居ますが、気温が高いために早くも蛞蝓(なめくじ)が暗躍し始め無傷の苺は僅かであり、殆どが苺の裏半分弱を食べられて上げ底にされてしまったのは不覚でした。(;;)毒がある筈もないのですが誰も気味悪がって食べないので、上げ底苺は私一人が食後のデザートに戴いて居ります。(;;)

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気温の上昇で空豆の花が満開となり、更にはレタスなどの野菜が一斉に薹(とう)立ちを始めました。小生は先月の終わり頃より毎年恒例の杉花粉に悩まされ目はチカチカ鼻はズルズルの状態が続いています。(;;)レタスが薹立ちする位ですから杉花粉が飛んできても当然でしょうが、一体から全て輸入材に頼り今時タンスや下駄に使いもしない杉を第二次世界大戦後大量に植えて其の儘放ったらかしは当時から何時も変わらぬ日本政府のお家芸でありました。(;;)林野庁の役人は一体から普段何をしているのか!自分達でやる気がないなら、派遣切れの若者達を大量に雇用して杉林間伐の仕事を与え里山を復活させる努力でも尽くしたらどうじゃ!
例年なら4月下旬まで収穫できる冬野菜がお彼岸を待たずに菜の花盛りになるなんて一昔前まで想像も出来ぬことでありました。(;;)幸いコオロギは歯が強くて薹立ちした葉っぱでも一向に苦にしないから良いのですが、固くて苦い葉っぱは孫のお弁当のサラダには気が引けます、でも味より健康が第一ですからその辺は無農薬を強調して押し付けることにしましょう。(^^)
先日から冬の存在が儚くなったようなニュースばかりお届けして居ますが、我々戦前派の人間には何故か暑い夏より寒い冬の方により感慨が深く郷愁を憶えます。夏はなくても水遊びの若者以外誰も困りませんが(稲作に困るかな?)、冬は来るべき薔薇色に萌えた春に備えて雌伏の一刻(とき)であってその存在はなくてはならぬものでありました。叙景歌にしても“早春賦” “冬景色” “冬の夜“など幼い頃から忘れられない珠玉の名曲が沢山ありますが、何れも凍て付く寒さがより春への期待を増幅させるものであって戦前派の日本人にとって幼い頃の冷たくて寒い冬の体験は胸の膨らむ春への期待以外何物でもなかったのです。妙高高原のスキー場で骨折し近くの病院へ入院した荒木とよひさが病床より冬の野山を眺めて作詞作曲された“四季の歌”など母を冬に擬し“♪根雪のような大地を融かす僕の母親♪”と芹洋子が歌い単調なメロディーと簡潔な歌詞が日本人の共感を呼び一世を風靡したのは40年近く前のことでしたね。
然し最近の暖冬の到来は温暖化の恐怖と共に日本人から四季を奪い、その内否応なく一年を通して暑い気候が到来することでしょう。(;;)先日の新聞で何処かの市町村が“温暖化”の表現は不適切であり”高温化“と変えるべきだとの提言がありましたが将にその通りです。
更に我々は失われつつある四季などと他人事(ひとごと)のように語ることなく、北極の氷が溶けての日本列島海没を視野に入れて真剣に子孫の行く末などを考えねばならぬ時期が到来していると思いました。(;;)
四季と謂えば以前何かで読んだのですが、サウジアラビアで日本人の技術者が現地で知り合ったサウジの紳士に耐えられぬ暑さに関して文句タラタラ言って“日本には四季があってその移り変わりが実に素晴らしい”と自慢したらその紳士が“サウジにも三つの季節があるよ”と言ったそうです。技術者は愕いてその季節について問うたら彼は徐(おもむろ)に次のように答えたそうです。(^^)
“hot season、 hotter season、the hottest season”ユーモアたっぷりな皮肉なジョークであり、日本人技術者は見事一本取られましたね。ジョークを解さずその座のムードを白けさす詰まらぬ駄洒落などしか言えない日本人は恥ずかしいですよね。(;;)
日本人が会話下手で世界中から除け者にされている原因は案外こんな処にあるのかも知れないと思いました。その内日本もサウジのように3シーズンとなって“hot season、 hotter season、the hottest season”がブラックユーモアでなく現実になったりして…(;;)
住民票も持たない底辺の哀れな人々には決して恩恵を与えることのない驕れる定額給付金支給が先週遂に可決されました。法案上程当時から辞退を表明していた麻生総理が豹変して、さもしい筈のお金の受取を表明せざるを得なくなった悲しき給付金でありましたが、閣僚懇談会で給付金の受領確認について全員の足並みを揃えさせるものものしさには唯々嗤ってしまう他ありません。閣僚の感想の中の二階経済産業相の『想い出に残るものを購入したい』には吹き出しましたね(;;)せめて『家族で食事でも…』くらい言えなかったのでしょうか。官僚事務方からの原稿丸読みだったりして…(^^)きっと西松建設の献金問題で小沢さんに続いて今週地検に呼ばれる日程調整で心其処に在らずの心境だったことでしょう(;;)
『危ないは地球でなくて人類だ』
毎日新聞08年度万能川柳大賞に先週瀧田真砂子さん64歳(財団法人昭和経済研究所勤務)投稿の句が選ばれました。選者仲畑さんの意図は地球環境などと誰もが大層聲高に叫んでいるが、本当のところは地球の問題ではなく住んでいる人間に関わることだったのではないか、人類は滅びるだろうけれど地球は残るから地球のことまで気に掛けようとするのは人間の傲慢ではないか?そんな思いが此の句を年間48万句の頂点として選ばれたようです。
この年間大賞受賞の方は04年から投句を始められ、毎月約100句投稿され毎年20句余りが入選(小生など08年度は1句だけ(;;))されているとか…、職場では毎日5種類の新聞に目を通してはTVを見て感じたことをその場でメモされるそうですが、地球環境は兎も角としてこの方の職場環境が定年後の家庭での寛ぎのようでメチャ良いですね。勤務先が財団法人だし年齢からしてきっと五時まで席に座ってさえいれば良い通産省辺りキャリア官僚の天下りと見ました。負け惜しみではありませんが小生など朝6時から仕事に追われ新聞に目を通すのは就寝時の一時間と決めていますから川柳のネタ探しなどとても余裕がなく、投稿もせいぜい3月に一句であり、入選が2年に一句程度ですからでは到底敵う相手でありませんが、小生の入選率はこの方の10倍ですから才能はこっちが上と威張りたい処ですが、この句からして当方の基礎体力不足は明らかであり、所詮田作(ごまめ)の歯ぎしりでしたね(;;)
この方投句も結構ですが、職場が経済研究所であれば机に座ってばかり居ないでCO2削減など具体的な地球環境の改善を目指して直接全国の工場などに出向いて実態を把握して頂きたいですね。机上の空論とか謂いますから、実地に体験されればもっともっと素晴らしい句ができると思いますよ。(^^)え?天下りは出張などしないんですって?恐れ入りました。(;;)
お待たせ本年の女子プロゴルフ開幕戦ダイキンオーキッドは沖縄で行われ我等が橫峯さくら選手は4アンダー首位タイと好調の発進でありましたが、二日目に75と崩れて4位タイは不本意でありました。今年は初の賞金女王を目指すことになりますが、何せ昨年から二十歳前後の大型新人がウヨウヨ群雄闊歩してきましたから、身体の小さいさくら選手も勝つのは容易ではないと思いますよ。でも韓国ブスに優勝されなくて良かったと思ったのは私だけでなくダイキンさんも同様だったでしょうね。(^^)
先週の漢字の問題の解答は女子ゴルフ開幕のため来週に順延させて下さい。<(_ _)>