“風薫る五月”も愈々明日でお仕舞いです。先週など異常気象で寒暖の差が酷く扇風機の傍に仕舞ったストーブが舞い戻る始末には遣り切れません(;;)。最近は風薫る五月など嘘っぽくて来年からは手紙の書き出しを違ったものに変えねばなりませんが、ともあれ此から梅雨時期が到来すると思えば憂鬱です。
憂鬱と謂えば先日漸く新しい常用漢字が発表されましたが、何故か“鬱”の字が選ばれました(;;)どうしてこんな29画もある難解な文字が常用漢字に選ばれたのかそれこそ憂鬱でなりませんが、此は現在の鳩山首相の心中を憶測してのことだなんて考えてはなりませんよ。あくまで国語分科会の国語学者の暇人達の遊びと思うことにしましょう(^^)。“謎”も常用漢字入りしましたが、此のパソコンですら一点之繞(しんにょう)で表現されているのに今回選ばれた“謎”は何故か“邂逅”のように旧字体特有の二点之繞とされています。広辞苑に拠れば“二点之繞の字も常用漢字化すれば一点之繞とされる”と書かれており、準一級配当漢字に於いても二点之繞の字でも一点之繞書きを許容していますから、常用漢字に唯一字二点之繞が存在することは将に謎と謂うべきでしょう(◎.◎)。

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今年も事務所玄関脇の花畑で昼咲き桃色月見草が満開となりました。百花繚乱とはこのような様をいうのでしょうね(^^)この花は種がなく宿根草であり、肥料さえ絶やさず冬場に根を大切に保護してやれば毎年機嫌良く咲いてくれます(^^)。傍で紫陽花が綻び掛けて居ますね。
日経新聞に登載されている“人間発見”欄は毎回特殊な分野のスペシャリストが登場されますが、先週は“されど女性は強し”と銘打って資生堂の副社長岩田喜美枝さんの登場でありました。官僚の天下りとは良く謂われる言葉ですが、入社5年目にして資生堂副社長になられた岩田喜美枝さんは東大卒国家公務員一種試験を合格されたキャリアウーマンでありました。東大卒業当時の40年前には女性を採用する官庁が限られていたため、不本意ながら労働省に入省され労働省から統合後の厚生労働省とキャリア畑を歩んで来られ、雇用均等児童家庭局長であった03年57歳のとき”後輩に道を譲って下さい“と退職勧奨と天下り再就職の斡旋を受けられたそうですが、給与だけ貰って判子を付くだけの仕事には全く魅力を感じないときっぱりと断り、自力で資生堂をノックして面接を受けられて、自分の此までの担当した業務や職歴をアピールして採用され、常勤顧問からスタートされた異色の経歴の持主でありました。退職を勧奨されたとき担当職員から“一度断られると後がありません、この先就職先が見付からなくても手助けできません”と引導を渡されての退職でしたから余程の勇気が要ったことと思いますが、自分の能力に自信のない殆どのキャリア役人はこの言葉に恐れをなして天下りの道を選ばれるに相違ありません(;;)。
新しい職場では旧態然とした前時代的な役所時代とはまるで異なった環境対策からお客様対応など公務員では彼女が到底経験できなかった未知の世界の連続で、人には知られぬ苦労をされたことと思いますが、現在副社長にまで昇格されたことは還暦前になっても柔軟な前頭葉の持主であったことと役人に似ぬ頭脳の柔らかい聡明な方であったかがよく分かります。それまで女性役員の居なかった資生堂が此の女性を役員に採用した意図は不明でありましたが、私が思うに、この会社にとっては副社長にまで伸し上がった彼女の活躍は全く以て嬉しい誤算ではなかったでしょうか。何故ならこの女性のご主人が経済企画庁を経て日本銀行の副総裁までなられた経歴を持つ岩田一政氏と聞けば、厳しい経済情勢の中を何処の企業も銀行との駆け引きに明け暮れる昨今ですから、資生堂が期待した彼女を通してご主人への思惑(魂胆?)が朧気ながらも私に伝わって参ります。天下の資生堂ではありますが此の会社が彼女を採用した理由が彼女のご主人の存在を意識しなかったと言えば先ず嘘になりましょう。これって下司(げす)の勘繰りとでも謂うのでしょうか。岩田副社長ご免なさいm(_ _)m
年間売上高1兆円を超す宝くじのうち当選金に充てられる僅か45.7%を除く利益のうち125の公益法人に助成金等の名目で360億円もの巨額のお金が流れていたことが公益法人の仕分け作業で分かったと先日報道されましたが、此等公益法人天下り役員の平均年収は1600万円から2000万円とか(;;)役人共が甘い蜜に群がる蟻の如き現状が暴露されました。何処の誰が1兆円も宝くじを買うのか購入経験のない私には想像もつかぬことですが54.3%も粗利益が出るなんて想像もつかず、まるで嘗ての武田製薬(今はダメ)の営業利益率ではありませんか!今回仕分け作業の対象とされることになりましたが、仕分け作業も結構ですが当選金の割合を競馬と同じくせめて75%に上げて頂きたいですね。確率の低さから1億円や3億円の1等の多くが換金されずに時効を迎えることを考え合わせれば、実際の利益は60%以上あることでしょう。ギャンブルは所詮ギャンブルであり、公営だから赦されると謂うのは明らかに詭弁です。
参考までに刑法で籤(くじ)について定められた罪状を下記に記します。
刑法187条 富くじ発売罪、富くじ発売取次罪、富くじ授受罪
富くじを発売した者は、二年以下の懲役又は百五十万円以下の罰金に処するとされ、 富くじ発売の取次ぎをした者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処するとされている。また、富くじを授受した者は、二十万円以下の罰金又は科料に処する。
以上の法規にも拘わらず特別法を設けたとは謂え役人の作ったことなら罪に問わないなんて以ての外だと思われるし、まして60%もテラ銭を巻き上げるなど言語道断、皆様の買った宝くじのお陰で天下り役人が運転手付き黒塗り高級車に踏ん反り返って2000万円の報酬などと聞かされたら貴方(女)も今度から宝くじなど買うのを止めようと思われませんか?宝くじに外れるのは仕方ないとしてもそのお金が天下り役人の懐を潤していることには到底我慢ができないですよね?せめて献血をされて不運にもC型肝炎になられた方々や石綿災害被害者の方々の補償金にでも使ったらどうじゃ!
日曜日のNHK囲碁の番組以外TVを殆ど見ない私ですが、先日夕食時久し振りに“平成教育学院”とかのクイズ番組を見ていると、東大VS京大と銘打って解答者は東大京大卒業のタレント達に混じって平成5年ミス東大で現在3年生と計算が合わぬ猛者(猛女か)や、京大医学部在学中の美人女性など12名と多士済々でありました。出題には今年の中学校入試問題である社会国語理科が出され、受験での正答率25%~45%の中を番組出演者全員できない問題まであり、最近の6年生の受験勉強の難易度には魂消たのでありました(;;)。勿論小生には解ける道理もなく、12文字の漢字から四字熟語を抽出する問題など“単純明解→単純明快”(後者が正答)など正解と思わせて於いて引っ掛ける紛らわしい漢字まで挿入されており、正答を得るには柔軟な脳が必要だとつくづく感じさせられ、此を6年生が解くの?と驚く問題ばかりであり、小生が解けたのは聖セシリア女子中学(神奈川県にある小さい学校で偏差値37と決して高くない)の入試問題である“平等院○○○”が書けた位でした(^^)。此の問題の入試の正答率は42%だったそうですが、出演者の正答者は1名だけでした(;;)。他の11人は正答に近くても鳳凰堂の“鳳凰”の字の何処か違っている処はご愛敬でしたが、偏差値37の6年生レベルでは“平等院鳳凰堂”は仮名付けが精一杯の問題かと思われ、それを仮名も伏せて漢字を書かすのですから恐れ入りましたm(_ _)m。漢検準一級+日本史の問題でしたね。小生の孫は来年中学受験を目指して居ますが、このTVの問題を見て私は孫の受験に全く希望を失ったのでありました(;;)。
ヨネックスオ-プンゴルフは新潟県長岡市で行われましたが、今週も橫峯選手ショットが安定せず8位タイに終わりました。あの細い小さい身体では此からの夏場を2週に1回位休んだ方が良い成績が出ると思いますが、石川遼君に次ぐ人気者が欠場とあればスポンサーや会場側が売上減を理由に難色を示すことでしょう(;;)