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返らぬ還付金

二月になり早くも確定申告の時期が到来しました。年月の経過の速さを実感して居ます(;;)。年中行事とは言え60年もこの仕事をしている私は昨今歳とともに体力や視力の衰えが目に見えて顕著になり計算や判断能力が低下してきたのをつくづく実感し、例年と同じペースで仕事を熟して行ける自信がありませんが、ボケ老人にさせぬ配慮でしょうが「もう良いよ…」と誰も止めてくれないのでやれるところまでやってみようとの必死の覚悟です。

 

 

寒さが増して来て見て頂く花も少なくなり、今日は夏に道路際で月見草を咲かせたプランターに12月にコーナンで買った苗「忘れな草」を植えたので御覧ください。此の花は暑いのが嫌いな花で秋に蒔いて寒い時期に花を付けだんだん株が大きくなって精々5月でおしまいになります。他の花が咲かない時季に咲くのと水色なのが私の好みです^^。

 

先月後半から年金受給者に年金の源泉徴収票が届けられています。昨春東京国税局に採用され千葉税務署の窓口業務の苦役を務めている孫が愚娘に言ったそうですが、寒い中を沢山の医療費領収書を抱えてお年寄りが来られるが、源泉徴収税額がゼロの方が少なくないとか…(;;)。医療費控除は源泉徴収税額が還付されるものだが、厚労省と財務省とは縄張りが違うため横の連携を欠きこんな悲しいことが起こります。厚労省の年金通知に「医療費の還付が受けられるのは源泉徴収税額の記載がある人だけです」ときちんと書いてあれば多くのお年寄りを寒空の中税務署への徒労を防げるのです。税務署が駅前にあると周辺の商店街などが嫌がるのでJR駅から必ず大分離れた処に建っているのもお年寄りにはご負担でしょう。それにしても国民への思い遣りを欠いた厚労省には何時も困ったもんですね。いろんな不祥事が吹き出して居ますが、さもありなんという思いです。日本年金機構の仕事を国税局が取り上げて所得税と連動させたら厚労省のウソ吐き無駄役人やムダ飯食い役人が淘汰されて国の予算が100億円以上減ることになるに違いないと税理士である私は予予考えて居ます。

 

ロシアが北方領土変換を巡って「第二次世界大戦でロシアが手に入れた」とする歴史認識を呑む旨プーチンが安倍首相に迫っていますが、それって終戦時のドサクサに忍び寄ってきてこっそりと我が物にしたことをきっと内心忸怩たる思いに違いありません。北方領土を返す気もないくせに「盗人猛々しい」とは此のことだ…。昨日の毎日新聞の政治ギャグ「ふんすい塔」に掲載された「何度でも握手をしにいらっしゃい プーチン」には笑ったしまったね^^。

 

明石の泉市長は東大出で元代議士、弁護士で子育て支援などに力を入れる立派な市長と思っていたら部下への暴言がマスメディアに報道されその言葉がその経歴を信じさせない位の知性と教養のなさが暴露されて世間はアッと驚きましたね。人って見かけに依らぬと昔から謂いますが将にその典型でした。録音した部下も仕事をせぬ無能な税金泥棒だったと思いますが、聞くに堪えない此等の叱責は普段日常茶飯事だったことでしょう。でないと部下が録音機まで隠して市長と対峙する筈ありませんよね。然し此の市長は7年前に自民民主が推す候補を僅か69票差で躱して市長になった幸運児ですが幸運の女神も今度ばかりは見放すのではないでしょうか。それにしてもあの暴言はやくざも参考にしたい名セリフでしたね。

 

ほんに可哀想な心音ちゃん、そして人と思われないに非道いお父さん、そして子供のことを何も考えていない教師と教育委員会、四歳児は一日に300回笑うと謂われているが10歳児なら何回笑うのだろう?心音ちゃんは笑ったことがあるのかしら?こんなことで日本は良いのかしら?

 

先週の読めそうで読めない字 お話は予予(かねがね)伺っておりました

今週の読めそうで読めない字 彼はシャツを(寸寸)に引裂いた

久し振りの当て字読みは意外だったでしょう^^。今週も当て字にしました。

処で先々週お尋ねして居た「トシをとる」の「とる」が分かりました^^。当然ながら「取る」だったのです。漢検辞典では書いてなくて分からなかったのですがいろいろと漢和辞典を調べていたら三省堂漢和辞典に載っていました^^。「取る」の意味9番目に「重ねる(トシを取る)」とありました。漢検辞典は「書き」が主だから意味には弱いんやろね(;;)、でも「取る」は三年生8級の配当漢字です、三年生以降問題に「トシをとる」なんて書き取り問題が出たらどうしたら良いんだろう?

マイナンバーの功罪

彼岸花 彼岸花2

お彼岸が近づきうちの庭でも恒例の彼岸花が忘れないで蕾をつけた。植物は季節を絶対に忘れないから偉い、温暖化でも酷暑でも冷夏でもお彼岸を憶えているのは地中の温度ではなく体内時計のせいだろうね。毎年この時季同じ書き出しと同じ写真でゴメンm(_ _)m。お詫びにもう一つご近所の白い(クリーム色)の彼岸花もご紹介しましょう。「他所の花はキレイ…」だから、うちの花が貧弱で気が引けるけど花はさり気なく咲かすもので、「いっぱい咲かしてるう…」は私の性に合わぬとは負け惜しみだろうね。

カレンダーを眺めて驚いて居る。何時決まったのか今週は昨日を初日とする5連休だ(゚ロ゚)、休日の名称も種切れで国民の休日とか昔5月にあったのが今年から9月に鞍替えしたようだ(;;)、名前まで付いて居てシルバーウイークだなんて、寐たっきりや足腰弱くて外出も儘ならぬお年寄りを置き去りにして若者達が西から東に東から西にと大移動する敬老の日を小馬鹿にした名称だ!こんなに休みばかり作って政府は何が目的なんだろう、きっと国内の消費を活性化させるため観光地などに人を送り込みお金を沢山使って貰う算段だろうが、お金のない連中や遊びに行く人達の日常の生活用品を扱っている地元の商店街はどうなるのか政府は何も考えて居ない。我々貧乏人や地域に密着した小さなお店屋さんは税金を少ししか払って居ないから国民の数の内に入って居ないんだろう、お年寄りが医者に行きたくても全部休みだから緊急診療の病院名を新聞の片隅で捜すことになるし、たどり着けてもどこも超満員で余計躰の具合が悪くなりそうだ(;;)。うちのようなチッポケな事務所も就業規則には土日祝祭日は休みと書いてあるからモロにシルバーウイークの被害者となり愚息と親子二人だけで仕事を頑張ることになる。でも休みが多くなったからって今更60年前の日給月給(勤務日数×日給)にも戻れないよね。

57年も前のことになるが、加古川から通って来るMと言う女子職員が居た。彼女に1月の給料を渡したら「うち、家にお金入れなあかんし、小遣いあらへん」とぼやかれた(;;)、その頃高校卒業の女子の給与は20日〆の日額税込みの200円であり、1月は年末年始の休日があり勤務日数が20日しかなかったんだ。当時はエアコンもなかったし寒い冬も臭い石油ストーブが一つだけ、8時始まりで毎日9時10時の残業が常態だったから、お役所以外日本中の事業所がブラック企業だった。今の若い人達には考えられない就労環境だが何処もそうだったから誰も文句は言わず力を併せて懸命に働いた。だけどあの時労使が力を合わせて一所懸命頑張ったからこそその後我が国は高度成長期を迎えることができたのではないかと思う。

こうろぎ

二階の私の寝室と北側の崖との間に大根畑があり、その横に枯れ草が積み上げられている、どうやらその中で先月後半より夜な夜なエンマコオロギが良い声を聞かせてくれる。尾籠な話で恐縮だが夜小用に起きてもトイレの放水にコオロギが驚いて鳴くのを止めるので気を遣いトイレを流さないで一階からバケツに水を汲んできて音の出ないように流している(;;)。
先月のお盆頃50m位離れた近くの土手の上の叢(くさむら)でコオロギが沢山鳴いて居たのを知って居たが、近所から苦情が出て先月綺麗に草刈りが行われた。其処の残党だと思われるが遠路うちの畑の堆肥用の枯れ草を見付けて住処として夜な夜な鳴き続けているんだ。雨の中でも鳴いて居る、2週間以上棲みついているが鳴き続けているのは雌達が絶壁を下ってこの場所に辿り着くのを待って居るためだろうと思って居たら、先週ランタナの枝が延びて大根畑を浸蝕しているので少し刈り取って枯れ草の上に放ったらその音にビックリして枯れ草の下からエンマコオロギがカップルで飛び出した。夫婦が居ったんや。良かった^^、捉まえてバケツに入れスマホを取りに帰って撮影し元の枯れ草に帰してやった。それからも雄は毎日鳴き続けているが、ひょっとして相性が合わなかったか知らんと私は今日も少し不安に駆られている。

自然界では動物でも虫でも雄が雌に求愛するのが種族保存の本能だ、先日の日経夕刊「明日への話題」でホタルの求愛方法が書いてあった、雄は気に入った雌の傍に行ってピカピカと強い光を送り2分ほど繰り返すそうだ。雌はOKの場合は1回だけ光るが、気に入らない相手だと光を出さずにその儘歩いて他所へ行ってしまうとか…、飛んで行かないで歩いて行くところが面白い^^、ひょっとしたらもう一度来てくれたらピカしても良いよと焦らせて居るのかも…^^、振られたホタルの雄は仕方なく別の雌を捜すことになるようだが、雌は常に受動態であってもプロポーズの主役は間違いなく雌なんだ。

話は飛んで行くが、ホタルに限らず一度拒否するのは人間でも女性の良く取るポーズだが、最近の男達は一回断られると女が次を期待して待って居るのに気付かないで二度とノックしなくなったそうだ。女も安く見られたくないため一度位断った方が値打ちかあると思ったらそれきり男が言ってこなくなって失意し、もう一回アタックしてくれたらウンと言おうと思って居ても一回のノックで去って行くのではまるで宅配便だ。然も男は誰も歩かずに怯えたように走って逃げて行くばかりだそうだ。どうしてこんな変な世の中になったのだろう?
此まで女性がずっと主役で男が振られ続けてきた。此までは女は男が言い寄るのを待って居たのだがそのうち男が躊躇(ためら)って言わなくなったので今では仕方なく女から告白する時代になった。此は今の男が小さい時からTVゲームなど孤独と親しんだ結果人との触れ合いがなかったことが大きな原因で積極的に人に関わって来なかった結果微妙な女心が読めなくなったのだろう、♪イヤヨイヤヨは好きの内♪なんて都々逸があったが、今では野暮な草食男には微妙な女心は全く読めないんだな。少子化が進むのは人口減少ばかりかこんな処にまで原因が潜んで居たんだね(;;)。

食料品の増税を非課税にする消費税10%の導入は実務的に煩雑で経産省もそっぽを向いていたから先ず不可能だと思って居たが、政府は還付金なる奇策を持ち出して反撃に出た。実際還付を受けるには買い物時にマイナンバーカードを翳してポイントを取得し、インターネット等で税務署に申請して後日還付を受けることになるから実務的にお年寄りには可成りの難行苦行だろう。うちの近くにぼろっちい八百屋さんがあって時たま昔から知り合いのお年寄りが買い物に立ち寄っているのを見掛けるが、このお店だってカードを読み取る端末がないとお年寄りだって近づかなくなるだろうしこのお店に端末を買う余裕があるとも思えず還付金実現の前途はまだまだ厳しいと思う。
還付金と謂えば「振り込み詐欺」が連想されるから4000円返して貰おうと虎の子の年金を根刮ぎ騙し取られるお年寄りが続出するに違いないが政府は弁償しないよね(>_<)。

又、財務省の還付金には大きな策略が秘められていると謂われる。それは現在国税庁は小売店や料理店の正確な売上高が把握できずに数千億円の課税洩れが生じているため還付金を奇貨としてマイナンバーで正確な売上高を補足しようとして居るそうだ、財務省は税務署に届くのは軽減税額だけだと主張するが、端末には販売された全商品のデータが無差別に入力されるから小売店の帳簿は来客にマイナンバーを翳されることで全てが国税庁に知る処となろう。財務省って怖いよね、賢いよね、4000円の還付金を利用してもっと多額な脱税を摘発し元を取ろうとしているんだ(゚ロ゚)。

安保関連法案が無事?成立したが、この危険な法律に刃向かおうとしないこの頃の若者の不甲斐なさには心底泪が零れる。60年安保で迸った若者達のエネルギーは何処へ行ったのか?男性の草食化は女性に対してのみかと思って居たら、権力に対してもそうだった。60年安保の樺美智子さんが草場の蔭できっと啼いているぜ(>_<)。

先週の書けないけど読みたい漢字
疲れたので暫く息(やす)む

今週の書けないけど読みたい漢字
昔人足や馬は(駅)に居た