ベゴニア」タグアーカイブ

血税を貪る経産省役人達

 

内庭では日陰で誰も振り向かないのに此の時期になるとベゴニアが咲き出します。肉厚の葉が特徴的で日も当たらない庭の隅でホンに律儀な花です^^。

 

先週の夕刊に横浜のことが書いてあり「山下ふ頭」とありました。誰も??と思いますよね。「ふ」が常用漢字でないのが平仮名になった理由ですが、新聞社も少し頭を働かして「山下埠頭ふとう」とルビを打てば誰にも容易に理解できるし、子どもたちにも新しい漢字を憶える良い機会だと思います。安倍総理のモリカケ問題で「そん度」の使用頻度が多くなり新聞社もタブーを犯して常用漢字でない「忖度」を途中からルビもなしに頻用して居ましたよね。どうしてこんな簡単な漢字が常用漢字に選ばれなかったのか不思議ですが、きっと70数年前国語審議会のアホな委員たちは「忖」の字を知らなかったんだろうね(;;)。

 

コロナ禍による中小零細企業困窮の損失補填として経産省は200万円を限度とする持続型給付金を交付すべく取扱事務費(給付金ではありません!)として769億円の交付を決めましたが、取り扱いを全てあの東大苦学生高橋まつりさんを自死に追い込んだ悪名高い電通が特命で受注し、世間の目を晦ますため受注先を一旦「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」を通し20億円を渡し残額749億円を電通が再委託を受けたスタイルを取って居ますが、此の協議会は電通からの出向者で堅められたダミー法人で政治の利権絡みの後ろめたい受注であることが十分に読み取れます。そして此の20億円がどのように使われたのかは全く不透明で事務所所在地には社員も居らず(逃げた?)電話も通じない幽霊法人であることが判明し、マスメディアから糾明されて理事長が急遽辞任を発表するなど周章狼狽政界の闇を露(あらわ)に晒して居ます。持続型給付金だけでなくこんな不透明なお金まで政治家の一存で湯水の如く使われ、何れは我々末代の借金に成るのですから憤りを禁じ得ません💢。電通は広告代理店だから給付金交付のノウハウがあろう筈もなく、他社に再委託となりますが、きっと何十億円ものピンハネをしたに違いなく再委託先も再々委託先を募集するでしょうし実際に業務を行う会社は100億円も貰っていたら良いとこだと思いますが全ては血税ですから国民は蚊帳の外です。ピンハネ各社も当然に今後ずっと役人に集(たか)られて天下りの姥捨山にされる構図は悍(おぞ)ましい限りです。究極悪いのは役人やんか💢。

 

アメリカミネソタ州で黒人男性が白人警官に首を締められ死亡した事件は、動画の投稿を元に事件後の警察の対応が不適切だと更に波紋を広げ全米に波及し犯人である警官は三級殺人罪で起訴されましたが、騒ぎは収まらず暴徒化した抗議デモ参加者たちに対し、トランプ大統領は全ての州知事に州兵を動員して鎮圧するよう要請しました、然しウンと言わぬ民主党の州知事も居て「軍を動員する」と威嚇して泥沼のような状態が続いていますが、この事件には伏線があり南部ジョージア州で2月にジョギング中の黒人が白人親子に射殺される事件や、セントラルパークで白人女性がリードを外して犬を散歩させて居たので黒人が注意したら警察に通報されたとか動画が全国を巡って黒人が動揺していた直後の出来事であったことが暴徒化の原因であってアメリカの根深い人種差別の闇が原因で齎されたと思います。でも逆に黒人警官が白人男性を圧死させて居た場合を考えると黒人警官は直ちに公衆の面前で吊るし首を免れなかったと思いますから今回の加害者である検挙された警官がどのような罪に問われるのかが焦点になり、ミネソタ州司法当局は先週急遽此の警官達四名を第三級から第二級殺人罪(禁錮40年)にする新たな起訴内容を発表しましたが全ては遅きに失したため、最早黒人たちを宥めることはできなくなり、トランプ氏秋の大統領選再選には赤信号が灯りました(;;)。喜ぶのは中国やろね💢。

 

今日の投句     安倍総理 疚(やま)しいときには早口に…

先週の読めそうで読めない字    子供の幼気(いたいけ)な姿

今週の読めそうで読めない字    (辛夷)の花

野坂昭如と「四畳半襖の下張」裁判

ベコニア

今年も後4日となりました。一年の経過の早さには目が廻りそうだ。庭の花も枯れてしまって残っているのはカタバミ以外には露地植えのベゴニアだけとなっている。此奴は葉が肉厚で少々雨が降らなくても枯れないから根っからの不精者には最適の優れ物だ^^。私は赤より白い方がずっと好きです。今年もとうとう最後のブログ更新を迎えることとなったが、恙なく(でもなかったけれど…)一年を終えることができたことを神様に感謝したいと思う。

作家で歌手更に参議院議員として政治家でもあった正義の使徒野坂昭如が今月9日85歳で波乱万丈の人生を終えられた。
今から43年も以前のことだが、戯作家として戦前一世を風靡した永井荷風の著作であるあの文語体の名著「四畳半襖の下張」を彼が月刊誌の編集長として掲載したことが当局の目に触れ、此の作品が既に昭和23年最高裁で猥褻だと罰せられていること、過去のD.H.ロレンス著伊藤整訳の「チャタレー夫人の恋人」事件(1957年上告棄却)、マルキ・ド・サド著渋澤龍彦訳の「悪徳の栄え」事件(1969年上告棄却)を踏まえて裁判所が野坂昭如に有罪判決を出したことに対し、高裁での控訴審で文学作品の論評には欠かせないその道の専門家である五木寛之、石川淳、井上ひさし、有吉佐和子、吉行淳之介、開高健を始め国文学者の吉田精一、批評家の中村光夫など綺羅星の如き多くの著名人が証人として出廷し、「昭和50年代ともなれば時代の推移とともに猥褻の定義も変わるのだ、此の作品は優れた文学作品である」と様々な証言がなされ、野坂昭如の無罪を縷々と訴えられた事件があったことをお歳を召した方ならご記憶だろう。
女性の裸もとっくに解禁になった昭和50年代後半に文学にまるで門外漢である検事や判事達が、文壇の権威者達の意見にどうして従わないのか不思議でならず、此の名作が有罪になったのか当時訝しく思って居たのだが、此の事件の特別弁護人となった丸谷才一のエッセイ集「コロンブスの卵」から「四畳半襖の下張裁判」の弁論要旨を読ませて頂いた、そして私はその要旨から此の裁判に野坂昭如が何故敗訴したかの原因を理解したので皆様にお聞き頂きたいと思う。
この裁判で野坂昭如を擁護する何れの控訴人の証人も著名人であり語り口は理路整然として明快であり、中でも開高健の2時間半に亘る証言は絶賛もので裁判官が時間を過ぎても閉廷を言い渡すのを忘れた程だったそうだ。出廷しているどの検察官や判事から見ても証人は自分達より遠くて高い教養の持主であるため抗弁することができず忌々しくも同感せざるを得ず歯軋りして己が無知を悲しんだことと思う。然し控訴人の致命的な失敗であったのは、巷の声を判事達に聞かせたい一心であったろうが、唯一人市井人で家庭の主婦であった水沢和子証人を出廷させ証言させたことだったと私は考えた。
証人水沢和子の弁論は「此の作品に一般的な善悪はありません、私の子供が大きくなってから読んでも一向に差し支えありません。寧ろ、うちの子供が斯くも難しい文章を読める学力があれば嬉しいと思います」と胸を張ってのものだった^^。此を聞いて職業柄酒席でも猥談一つできない堅苦しい判事達は自分達の世俗への無知を思い知らされ屈辱の怒りで瘧(おこり)のように身体が震えたに違いない。著名人から語られるのなら許容できても一介の主婦の発言では到底聞く耳を持てなかったろう。斯くして「四畳半襖の下張」は最高裁に於いても上告棄却、野坂昭如は罰金10万円が確定したが、一寸の虫にも五分の魂というから、全ては判事達のプライドをズタズタにしたのは主婦の証言であったろうね。此の主婦さえ出廷しなければ判事達は証人の社会的な地位と高邁な思想に尻尾を巻き野坂昭如は無罪が勝ち取れて居たに違いないと思う。そう言えば古来「お前にだけは言われたくない」なんて言葉があったよな^^。水沢証人は性に淡泊な質(たち)であって文語体の流麗な文章の巧みさに魅せられ芸術作品としか考えなかったんだろう。だから書かれた内容については少しも拘る処がなかったのではないかと思った。そうでなければ「うちの子ども云々…」など到底母親として言葉に出せる訳がなく、是認すれば検事や裁判官が芸術作品に対し態と卑猥な解釈をして居るようになってしまうからどうしても無罪にできなかったのだろう。そして水沢証人が我が子を引き合いに出さなければあのとき野坂昭如は勝訴できたと思う。然うしたら彼は勲章の一つも貰えて居たのではないだろうか。証人丸谷才一は文化勲章を貰っているもんね。合掌

懲役刑

野坂昭如さんの裁判が巷の良識者から批判を受けるようになって、漸く法曹界も此れではいけないと古から踏襲して貪っていた眠りから目覚めたのか、その後最近になって殺人事件の時効廃止や刑罰の長短に刑法が変更されるなど劃期的な判断が行われているが先日の新聞で劃期的な判決が載せられていた
裁判は二つあり、新聞左には前方注視が困難な状態になる程酔って、車を運転し乍らスマホに夢中になり、道を歩いて居た通行人4名を跳ねて3名を死亡させ1名には重症を負わその場から逃走した悪辣な若者に対する判決であり、右には女子中学生を連れ出したと男が「猥褻目的略取」と謂う罪に問われた事件の判決であった。
判決結果は左が懲役22年で右が懲役16年だった。一瞬だが左は軽くて右は重いと感じたのだが、どうしてなんだろう?酩酊運転で3人もひき逃げして死亡させれば無期懲役が最低刑だと誰もが思うし、女の子を連れ出しただけで何も悪さをしていないのだったらせいぜい懲役5年辺りが精一杯ではないかと思うが時代が変わってきたんだ。
30年も前だったらきっと左の事件は殺意がないとして恐らく懲役7年位だったろうし、右の事件は精々懲役3年で執行猶予が付いたと思う。世間の目が段々命の尊さや、被害者の少女の心の傷の深さに思い至るようになったからだと思われる、頭の固い裁判官も法律の条文への拘り(未成年を猥褻目的での誘拐略取は刑法で7年以下と定められて居る)を捨てて被害者やその家族の心情を思い遣る時代になったようだ。
5両盗んで打ち首獄門になった江戸時代から比べて、終戦後は法律が軟化し犯罪人の罪が驚くばかりに軽くなって居たが、ここに来て法より重い刑が増えていることはとても喜ばしいことだと思う。裁判員裁判で死刑も出されたしね…^^。

従軍慰安婦の噓

50年前にキッパリと決着した筈の従軍慰安婦問題が又もや再燃し韓国が我が国から更に賠償金をふんだくろうと居ている(>_<)。何処まで汚い連中だ!
写真は戦時中我が国公務員の月給が45円であったとき月給300円で公募された広告だ。我々も我もと応募したが器量の悪い者は全て落とされたそうだから、戦後其奴等の僻みを朝日新聞が記事にしたのが発端だ。悪いのは朝日新聞とそれに便乗した韓国だ。何が強制連行や!朝日新聞は恥を知れ!それにしても韓国は底意地の悪い国だね。

先週の書けないけど読みたい漢字
風船が窄(つぼ)む

今週の書きたいけど読めない漢字
開いた花が(窄)む

皆様どうぞ良いお年を…