1年で一番寒い時季となったが皆様風邪対策は大丈夫ですか、外出帰宅時の手洗いと嗽(うがい)は絶対に欠かさないようにしましょう、それから外出から帰宅時に玄関を入る前着ている衣服の上下ををパンパンと手で払うことで戸外にて付着したウイルス菌が家に進入することが妨げられるため、風邪に罹らない効果が大きいそうだから是非実行して下さいね。

先日の姫野カオルコさん直木賞受賞会見場でのジャージ姿について、うちのブログで少し触れさせて頂いたが、世間でも相当な反響を呼んだらしく先日の毎日新聞夕刊で本人の弁明が大きく5段抜きで掲載された^^。会見場へジャージ姿での登場について彼女の言い訳は直木賞の発表を待つ際は何時も多くの編集者に囲まれて皆でお酒を飲む習慣があり、毎回落選のショックからヘベレケになって翌朝地獄の二日酔いを味わっていたため、今回はそれを避けてスポーツジムでストレッチをして居たとのことであった。当人の本心は分からず此の言葉を信ずるほかないが、私は落選を重ねた経験からの苦肉の策であり、一種の験(げん)担ぎの類いもあったのではなかったかと思って居る。それにしても直木賞の会見場は天下の帝国ホテルであり、リューと着こなした編集者達に二重に囲まれての入館でなければきっとジャージ着用を咎められてガードマン達に摘み出されて居たのではなかろうか:-)。
彼女のジャージ姿は受賞作「昭和の犬」の新聞広告にもデカデカと載せられ全国版になったから、ジャージをフォーマルな服装として前例を作ってしまった帝国ホテルは今後ジャージ姿の若者の来場を拒否できなくなったのではないのかな、現在帝国ホテルはホテルランキングがフォレストイン昭和館に続いて二位だが、常連である外国人VIPの顰蹙を買ってホテルを変えられては最早5位くらいに転落する他ないかもね^^。

大卒の就職戦線も愈々終盤を迎えて居る。昔我々の若い頃は公務員になりたい人はとても少なく、その理由は給与が廉いことにあった。終戦後のことだが闇米を買えなくて餓死した判事さんが居た位だ。街に出たが失職し、生まれ故郷に帰って役場勤めなどよくあるパターンだったのだ。処がバブルが弾けた20年位前から景気後退のせいで民間の雇傭が不安定になり、会社の業績次第で僻地へ単身赴任ささせられたり、40歳で退職勧奨されたりで、定年60歳まで勤めるなど夢の又夢だし、一流企業にも肩書きだけ課長にして残業手当も出さずに過労死させるブラック企業が続出している:-)。それやこれやで近年は終身雇用が決まりで、リストラも肩叩きもなく給与が高い公務員の希望者が激増しているのは当然だろう。何せお役人は企業と違って正面からこっちを向いて睨んでいる人も居ないし、お金儲けはしなくて良いし、サボっていても目立たなければ誰から叱られることもなく安心だよね。痴漢しても飲酒運転がばれても給与減額10分の1一月限りでは痴漢も飲酒運転も減らないよね。民間企業ならこんな事件を起こすと企業イメージを損なうからクビになるか、運が良くても僻地の子会社に飛ばされるから役人はいいよな^^。だから当然に公務員試験の就活戦線は最難関となり、有名省庁に入るとなると100倍を超す競争率だそうだ。そのため最近では公務員試験向けの予備校があって有名大学の3回生4回生が懸命に通っているそうだが予備校では30科目にも上る学科試験は勿論面接や小論文対策まで教えてくれるが、予備校の必殺のウリは60分間1600字の論文試験に合格するための次なる5つの鉄則にあると何かの本に書いてあるのを読んで愕いた。
論文に合格するための五つの鉄則
① 国に対する批判はしない ②公務員に対する尊敬の念を表現する ③マスコミ風の文章は止める ④自分の考えは入れない ⑤国を立てる、
うーん唸るよね、1番3番5番はまあ我慢できるとしても2番はしらじらしくてまるで戦争中の軍部礼賛愛国行進曲だね:-)、それにしても4番には魂消るな(゚ロ゚)、自分の考えで論文を書かなくて何を書くのだろうか?こんなことでは我が国の進路を正しい方向に舵取りしようと青雲の志を抱いている若者は先ず此の論文試験で蹴落とされるシナリオだろうな:-)。どこの役所へ行っても個性のない金太郎飴のような連中ばかり居るのは此の論文試験が原因だろうな。予備校の模範答案を自分の考えと差し替えて生きて行ける人間なんて世の中には居るんだね、器用だな、私には想像を絶するものがあるが、こんなカメレオンのような受験生とこんな詰まらぬ試験だからストーカーに相手の住所を教えたり、人工授精の子どもの出生届けを受理しないようなバカな役人がボコボコできたんだろうね:-)。

先週のかな付けの答え
① 愛い ② 愛しむ ③ 愛でる
うい    おしむ    めでる でした、

今週の難読漢字の問題
① 許多 ②許嫁