馬齢を重ねると月日の経過が早く感じられるようで困っていますが今年早くもお盆を迎えてしまいました。この間までの日照不足が嘘のようにカンカン照りの毎日が続き庭の水遣りで水道代が嵩みます。(;;)
最近は殆ど見掛けることがなくなりましたが、先週の水曜日の早朝うちの庭でトンボの王様である銀ヤンマを捉まえましたが、60年も前の幼い頃の感動が甦り身体が震えました。年寄りに捉まる位ですから産卵も終えて居て弱っていたらしくて間もなく死んでしまいましたが、私の幼少時代はどんな宝物より大切だった雌の銀ヤンマだったのです。このトンボは雄に比べて個体数が少なく恐らく20匹に1匹も居ないと思われ昼間は雄の尻尾に頚を挟まれてアベックで飛んでいるときしか捉まえるチャンスがないのでした。そして捉まえると直ぐに糸で羽根の根元を十字に縛って竹の棒の先に1m位の糸を付けて飛ばしてやると今なら想像もつかぬことですが当時は田圃の上を舞って蚊を食べている雄が近づいてきて雌にしがみつくため子供にでも容易に雄の銀ヤンマが捉まえられるのでした。(^^)恐らく三木街道周辺の溜池で孵化し、数十キロを飛行してきたものと思われます。今年は是非おたまじゃくしが孵り、銀ヤンマが産卵できるような池を庭に作る予定ですが、肝心の施主である孫達が塾だ宿題だと忙しくやむなく私と愚娘とで仕上げることになりそうです。(;;)
トンボの止まっている葦簀は、先月の22日に孵化したコオロギ500匹(水槽4槽)と虫籠に入ったキリギリスの日除け覆いです。
先日孫達が自然学習体験とか神出あたりに行って幾つかの小さな魚やエビなどを持って帰ってきましたが、飼育方法も知らず仕方なくうちの事務所で飼っている豊年エビ(ミジンコのような子えび)やメダカの赤ちゃんなどと混棲させましたが、同居することになった3cm位のヨシノボリ(はぜ科の淡水魚)の成魚が生憎肉食のため、金魚の餌などは食べては呉れず豊年エビやメダカの赤ちゃんをすっかり食べ尽くしてしまいました。(;;)食べられたものは仕方なく諦めましたが、そうなると今度はこいつを餓死させる訳にもゆかず餌の調達に困り、最近の金魚屋さんではミジンコやイトミミズなど置いて居ないため、ない知恵を絞った挙げ句、畑にうじゃうじゃ居るヤブ蚊の子供である孑孑(ぼうふら)をそこいらの水溜まりから掬ってきて与えたら普段は石の下で寝ている横着者(栄養失調?)のヨシノボリが飛び出してきて踊り廻ってアッという間に食べ尽くしてしまいケロリとしています。然し孑孑(ぼうふら)もそうそうは居ず、現在やむなく孑孑を育てるためそこらここらの草の繁みに水を張った容器などで蚊の産卵を待っている状態ですが、生憎孑孑は綺麗な水には産卵してくれず泥混じりの水が好きで、おまけに孑孑を掬おうとすると泥の中に隠れるため泥ごと水槽に入れることになり、そうなると水槽をしょっちゅう清掃せねばならず何か良き方法はないのか?とネットで調べたらナント!冷凍赤虫なるものの通販があったので少し高かった(クール宅急便の運賃の方が)けど送ってもらって毎朝森永のキャラメル位の大きさのものを解凍して与えていますが、生きた赤虫のように水槽を舞い降りるのでヨシノボリだけでなく他の雑魚達もお相伴してご機嫌です。(;;)
日本製紙と並んで2強となっている王子製紙が更なる上位を目指して第3極の北越製紙に対し法外な高値で敵対的TOBを仕掛けて居ますが北越には三菱商事が援護に回り、更には日本製紙が味方について呉れて防戦買いに出ましたから王子製紙の野望は難関に突入しています。王子の目的は子会社化しておいて生産性の高い新潟工場のみを残し他の2つの工場は閉鎖して従業員はリストラ対象の予定だとか…(>_<)
ご存じの方は少ないと思いますが、王子製紙は戦後財閥解体で分割されましたが戦前はメチャメチャ大きな会社であり各地に沢山の山林を有し、今では考えられないことですが本社から社員が出張してくると村長さん宅で山海の珍味でもてなしを受け、夜には村一番の娘が夜伽に出されて居たことで有名であり、政府本省の御役人の地方出張と少しも代わらぬ待遇だったそうですから、さぞ本社の社員は出張の順番を待ち焦がれたでしょうね。
民俗学者柳田國男が農商務省の役人として全国津々浦々を巡り職権を利用して多くの民話を蒐集されたことは余りにも有名ですが、戦前は田舎の村落に政府の御役人が来ることは天皇陛下が来られたにも等しく、その余禄は計り知れませんが、柳田國男同様王子製紙の本社社員も同様の待遇を受けていたのが戦後の財閥解体でそんな特権も奪われてから60年虎視眈々と復権を狙ってこの会社の当時への怨念は今だ凄まじいものであり、最早時代が変わりましたから村娘の夜伽など夢物語になりましたが、日本製紙の合併で危機感を募らせた王子はシェアの接近に“多寡が下郎の分際で頭が高い”と腹癒せに北越が狙い撃ちしたものでありましょう。
然し西欧等狩猟民族と違い農耕民族の日本人には敵対的TOBは馴染みません。日本人ならあくまで話し合いによる対話を通じたM&Aであらねばならぬのを何を西欧気触れ(かぶれ)したのか王子の手法は昔の驕りを引き摺ってのものでありましたが、私はこの事件で最低180億円もの損失を蒙ることになった北越製紙に勝たしてやりたいと思いますがきっと皆様も私と同じ判官贔屓であろうと思います。
今回の事件で王子はイメージをメチャ悪くしましたからひょっとしたら、下剋上の昨今ですから業界1位の座もそのうち日本製紙グループに明け渡すことになるかも知れませんね。王子さん昔のお殿様も今は誰もが平民なのを忘れてはダメですよ。“驕れる平家は久しからず”の格言が思い出されますよね。(^^)
河合隼雄長官が明日香村で壁画をどうしてくれるのかと地元の人達に詰め寄られて、一言の返答すらできず謝罪されたそうですね。この方本職は哲学者であって心理学者ですから人の心を読むのは巧みであった筈が部下の心だけ読めなかったようですが、それもその筈文化庁長官など名誉職の最たるものであり、上がって来る書類はどれもチンプンカンプンですがめくら判でも押してしまえば責任逃れはできず、長官も“儂も幹部達も実は壁画のことは良く分からんのじゃ”と言いたかった処でしょうが、そこまでは矜恃が赦さず自らの給与返納などで事態の収拾を謀って居られますが、給与を返せば壁画が復元されるものでもなく、所詮文化庁が現場を見ずに机上の空論を振り翳した似非学者擬きの寄せ集めであったに過ぎなかったことが露呈されました。毒説の河合先生、いつもの河合節でそこの処を一切合切暴露して辞職されたら如何でしょうか。こんなつまらない魑魅魍魎の世界にいては天下の河合隼雄の名が泣きますよ。先生に文化庁長官の称号は凡そ不似合いであり、勲章に阿る先生とも思えませんから、この際、野に下って世の権力者に対しペンと言葉で刃向われるのが先生の真骨頂ではないのでしょうか。
瑛梨香ちゃん事件と謂い、この壁画事件と謂いお役所ってどうしてこんなに無責任なんでしょうね。嘗て中国が共産主義(今も?)の時代に、働いても働かなくても給与が同じのために、お店の店員が客が来ても全く働かず、やむなく現体制に進路変更した経緯がありましたが、日本の役所もひょっとしたら昔の中国と一緒なの?
今週は毎夏恒例のNEC軽井沢72レディースです。横峯さくら選手全英オープン疲れの処を主催者の強い要請に負けて仕方なく出場しましたが、体調不良で最下位と屈辱の結果となりました。私は怒っています!全英にも行かず国内で連勝しで賞金1億円も稼いだ大山志保はさくらちゃんの顔がまともに見られるのか!(>_<)