事務所の前の小さな庭には今年も小さな白梅が咲きました。10年前に両手に入る程の小さな盆栽鉢から露地に移したもので、毎年一番寒い時に咲く変わり者です。肥料なんか与えないのに律義に咲くのには感心しています。「梅一輪一輪ほどの暖かさ」有名な芭蕉の句が浮かんで来ますね、外は寒いけどこの花を見ていると心が暖かくなりますから芭蕉は梅の花を見て春の暖かさではなく心の暖かさを詠ったのではないでしょうか。
先週19日月曜日の朝刊は小平奈緒選手一色で凄かったですね^^。スピードスケート500m小平選手がオリンピック新記録で金メダルを獲得し、スキージャンプ高梨選手まさかの銅で鬱屈していた我々日本人を歓喜の坩堝に誘(いざな)いました。メダル期待への重圧から勝てない試合が多い中を見事小さい躰と小さいコンパスのハンディキャップを乗り越えて日本人の意地を見せましたね^^。此れは偏に彼女が「明日死ぬかのように生きよ、永遠に生きるかのように学べ」聖者ガンジーの言葉を胸に刻んでの雌伏四年間の賜物でありました。
日本電産に吸収された諏訪の三協精機に入れて貰って厚遇され昨日平昌金メダル2個目を獲った高木菜那選手と違って小平選手は運悪くリーマンショックの最中に大学を卒業し不景気のため支援企業がなく、自らが就職した相澤病院の当時院長であった相澤先生にその素直さが気に入られ職員としてスケートができる環境に身を置くことができ、用具費に遠征費更にはオランダ留学二年間を含めて年間1000万円を超える費用を負担して頂いたのでした。相澤さんが松本の中規模病院で特に広告塔など必要ない事業にも関わらず10年間彼女を支援し続けたのは偉いなと思いましたよ。彼は小平選手の金メダルを契機に「勝て」と言わないスポンサーとして今や話題の人となりマスメディアの寵児となって居ますが、「勝て」と言われていたら萎縮して勝てなかったに違いありません。小さい彼女が金メダルを穫れたのはリーマンショックの不景気が幸いして素晴らしい支援者と巡り会えたことでしょう。彼女は相澤先生の大恩に報いるべく故郷に凱旋したら真っ先に相澤病院に帰ることでしょう。そして病院では職員180人全員が出迎え病室の窓から入院患者達が祝福の笑顔と拍手で迎えることでしょう^^。
税理士として一考すれば特に広告の必要がない個人病院が長期間小平選手に多額な無償援助を行った行為は寄附金だとか現物給与だとか果ては相沢理事長が負担すべきものを法人に転嫁したもので法人の所得計算上損金でなく役員賞与の個人所得だとか贈与だとか税法上の柵(しがらみ)に到達します。社長が愛人を従業員にしてお手当を会社の経費で落とし脱税扱いされることは侭(まま)あることなんです。然し彼女の金メダル獲得に至る相澤病院の貢献については国を上げて賞賛すべきことであるし相沢理事長に私心なきことは明らかであり、関東信越国税局もきっと見て見ぬ振りをしてくれるに違いありませんよね。
それにしても韓国人のレフリーがスタート時に故意に4.3秒とドンを1秒以上遅らせて小平選手のフライングを誘った行為は全く許せないものでした!ドンまで約3秒と決まっていますから小平選手がドンを予想してお尻が持ち上げてしまいましたね、フライングを我慢できたのは予めそんなこともあろうかと躰の準備ができていたからでしょう。因みに次組のスタートであった韓李相花世界記録保持者のドンが2.9秒だったからフライングは不可能でしたよね。小平選手も2.9秒なら世界新は間違いなかったのにな…(T_T)。賤民の劣等感に苛まれて、日本を目の敵とする韓国はほんまに卑怯な連中や!
願わくば宮原選手の顔(かんばせ)にカーリング藤沢五月選手の「華」があれば確実にメダルに届いたものを、「天は人に二物を与えず」
無念だ!
知っておきたい生活の知恵
塩ビ系ラップは有毒可塑剤フタル酸エステルを含みます。此れは発がん性物質です。ポリ系のラップに変えましょうね。
先週の読めそうで読めない字 浮世の相(さが)
今週の読めそうで読めない字 (花車)な身体