裏庭の西瓜畑も収穫が終わりそろそろ秋の畑に衣替えしようと何気なく庭を見渡したら家との境のフェンスの裏側にひっそりと細い百合の花が向こうを向いて隠れるように咲いているのを見付けた(^^)。何年か前にタキイ種苗で球根を買って咲かせたことがあったが、その後咲いた記憶もなくここ数年忘れて居たが今頃になって肥料も遣らぬのにフェンスの外側で咲くなんて球根が何処からどうして移動したものやら分からぬが咲いて居たことには違いなく早速切り花にして盆休み後の事務所を飾っているが、うちの狭い事務所はむせ返りそうな芳醇な香りに満たされて全員至福の一刻を過ごしている(^^)。

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私の目が悪いことは理由にならぬが、百合は毎日朝夕西瓜に水を遣る私に自分の存在を懸命に訴え掛けて居たのだろうが、私が一向に気付かぬため肥料も貰えず拗ねて後ろ向きに咲いたに違いない。百合さん、言葉が話せずきっと牴牾(もど)かしかったことだろうね、本当にゴメンm(_ _)m
サッカーW杯優勝でなでしこリーグの入場者が急増し選手たちもイベントに引っ張りだこだが、なでしこ効果は思わぬ処にまで及んでいた。
先月末から始まったなでしこリーグでは、澤穂希選手ら日本代表をぞろりと揃えたINAC神戸が大人気だ、さらに注目はその澤選手達のユニフォームは胸に大きく“黒糖ドーナツ棒”とある。よく見ると「fujibambi,co.jp」と書かれているが聞いたことがない会社だ。“ドーナツ棒”は黒糖と小麦粉を使った銘菓だそうだが、知名度は余り知られて居なかったのにユニフォーム登場以来、問い合わせが急に増えてきたそうな…(^^)。
INAC神戸チーム内で“おしゃれ番長”と呼ばれる天真爛漫シンデレラガールさつまいも大好きの川澄選手が帰国第一戦の神戸で試合後18000人の観客に対し“皆さーん黒糖ドーナツ棒ご存じですか?お取り寄せランキングに入ってしまう位だから美味しいんですよー”と凱旋の挨拶と共に訴えて、スタンドは全員笑いに包まれた (^^)。川澄選手のPRのお陰で黒糖ドーナツ棒は一挙に以前の2倍の売り上げになったと云う。彼女の言葉から察するに以前名もないチームINAC神戸に対し財政的にとても苦しいときスポンサーになって援助してくれたお菓子屋さんの力添えは彼女達にとってW杯優勝後キリンビールから頂戴した一人100万円の賞金よりずっと嬉しかったに違いない。その感謝の念が川澄選手の言葉になって顕れたのだと思う(^^)。
“なでしこ”全員は裏方も含めて先週18日菅総理から国民栄誉賞を授賞し、副賞として桐箱入りの熊野筆7本セットが贈られた。普段化粧をする余裕とて見つからぬアスリート達に大和撫子の心得をそれとなく伝えたもので発案者は無粋な内閣府の事務方とは先ず考えられず或いは菅伸子夫人だったろうか(^^)。
副賞は100万円相当の物品を受け取る慣例になっているが、今回は初の団体となる総勢35人での受賞のため100万円を分け合って1人あたり約3万円相当となった。枝野官房長官は“世界一に輝いたチームに相応しいものとして、世界に誇れる日本の伝統工芸品の中から選んだ”と理由を説明し、川澄選手は“説明書を見ながら使ってみようかな”と興味津々の様子だったが此は他所行きの言葉で実際に使用することはないと思う、何故なら筆軸に国民栄誉賞授賞と本人の氏名の印字がはっきりとあるからまるで使い難く宝物であり、きっとお嫁入り道具の主役となることだろう(^^)。処で群雄渦巻く化粧品メーカーの中で劣勢の伝統工芸熊野筆も今回の副賞に使われた広島竹田ブラシ製作所が2月に横浜高島屋店を閉めるなど苦境が続く中まさかの副賞採用は熊野筆業界にとって旱天の慈雨だったな、今後女性アスリート達は挙って熊野筆を愛用するだろうし、巷の女性達も熊野筆を愛用する者がどんどん増え此から売上を伸ばして復活するのではないだろうか。次の日に垂水駅前レバンテの化粧品店の前を通っていたら店員と熊野筆の会話をしている女性客が居たぞ(^^)。
処で今回図らずも“なでしこ”裏方13名が国民栄誉賞に選ばれたが、裏方はもっともっと多い筈であり、サッカー協会の意図で裏方の中に協会の役員を紛れ込ますための作為的な選抜ではなかったかと思う、選ばれなかった裏方はどんな思いだったろうな(;;)、きっと自分の方が貢献度が高いと思った裏方が少なくなかったことだろう。とても後味が悪く感じた(;;)授賞は矢張り監督と選手に限定するのが公正で正しい区切りであったと思う(;;)。
 東京電力福島第1原発事故への一連の対応や国主催の原発シンポジウムでの“やらせ問題”などの責任を問われ、更迭される経済産業省の松永和夫事務次官、寺坂信昭原子力安全保安院長、細野哲弘資源エネルギー庁長官の3人に対して、自己都合退職よりも高額の退職金が支給されることが決まったそうな(;;)。上積みは国家公務員の退職金に関して定める退職手当法で規定する“定年前早期退職”が適用され、退職金は自己都合退職よりも2割前後(1000万円超)高くなり、松永が18%細野、寺坂が23%で額にして1000万円以上で総額は6000万円から8000万円とか:-)。
 経産省は3首脳の退任は勧奨によるもので処分によるものではないため、通常の早期退職と同等の扱いになると苦しい説明に終始したが、彼等は1~2年ほとぼりを冷まし、経産省お抱えの公社などへ高給で天下りするに違いなく:-)、此は到底国民の納得できる処ではない。更迭と謂う言葉は重い言葉であり、本来島流し同様の処分であるから、退めたいからと言っても退職金は汚点部分を控除して50%程度カットされ更に天下り凍結が国民の考える常識ではないのか!此等は全て総理側と経産省の手柄争いが結果的に老獪な役人にしてやられたことになった訳だが、みんなの党の渡辺喜美代表からは記者団に“既定路線の人事を更迭と称してやっているだけ”と皮肉られ、自民党の谷垣禎一総裁からも “首相あるいは大臣の政治責任を棚上げする形で人事を行う点に疑問を感じざるを得ない”と批判された。やらせを主導したのは役人だが、その行動を咎めもできずに逆に巨額退職金とは官邸と経産相もコケにされたものだな(;;)
50数年昔中村錦之介の映画♪ヒャラーリヒャラリーコ♪“笛吹童子”などで稀代の悪役を演じた吉田義夫は、街を歩くと四方から石礫が飛んでくるので京都の町を歩けなかったそうだ(;;)石を投げたのは笛吹童子ファンの子供達だった(^^)。又、彼がタクシーに乗ろうとすると運転手から“お前のような悪党を乗せられるか!”と罵られて乗車拒否された話は有名だ。
経産省の三悪人も写真を大々的に公開して遣れば彼等も石礫が怖くて街が歩けなくなり、タクシーも乗れなくなり退職金を辞退するのではなかろうか。いやいや!総理や経産相を手玉に取る海千山千鉄面皮の彼等には車は経産省回しの黒塗りハイヤーだろうし石礫など蛙の面に小便であってまるで通じぬ話であろうな(;;)それにしても老獪な官僚に上手くしてやられた総理と経産相は75円の円高にも何ら対処できずに間もなくその職を失うことになる、二人共己が器量不足であったことを歯軋りして悔しがっていることだろうが自業自得とはこのことだろう(;;)。
先週の常用漢字表外読みの答え
敵の情勢を(斥う) (うかがう)でした
今週の常用漢字表外読みの問題
祖母の長命を(寿ぐ)