9月も半ばを迎えて居るが猛暑は一向に衰えず寧ろその勢いを増しているこの頃だが明後日は愈々彼岸の入りだ、祝祭日の連休化で敬老の日が明日19日に変えられたお陰で15日に祝って貰えなくて今日までの3日間に亡くなるお年寄りも少なくないだろうな(;;)。お役所は口先ばかり敬老々々と謳いながら一番敬老の心を忘れて居るのがこの祝日ずらしではなかったのかな?お年寄りは連休など何のメリットもなく精々お留守番を仰せつかって寂しい思いをするだけだろう。
そろそろ彼岸花の咲き出す日がやってきた。彼女達は暦を見て咲く訳ではなく地熱の変化で球根が彼岸を察知するものだと私は思っていた。処がこう年々夏が長くなり秋の訪れが先となって来ると地熱も冷めず彼岸花も咲く日が先にずれ込むのかと思っていたら今朝見るともうちゃんと蕾が出ている:から彼女達は体内時計を持っているに違いない。暑くてもちゃんとお彼岸は近づいていたのだ(^^)。

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先週ホームドラマについて触れたが、ホームドラマの家庭的な雰囲気は家族団欒の食事での会話から醸し出されることが多い。昔の映画やTVと比較して最近のTVでは心和む家族の食事のシーンが随分減って居ることに気付かされるのは我々の生活環境がそうさせたのだろうか。センチメンタルな郷愁だと言われてしまえばそれまでだが、お母さんの割烹着姿や畳の間、丸い卓袱台での食事風景などTVの場面でも実生活でも全く見なくなって淋しいなあ(;;)昔の女優さんは食事のシーンが多かったためご飯の食べ方など誰もとても上品で上手だった。“箸の上げ下ろし”などとはよく謂うが最近のタレントは此すら満足にできぬ人が多いのにも困ったものだ(;;)。左ギッチョでカレーライスを食べて居るなど見ていて恥ずかしい:-)。こんな奴は俳優などになって欲しくない!私は完全ギッチョだが親の躾のせいだろう食事と筆だけちゃんと右だぞ。
昔山田五十鈴と並び称された花井蘭子と謂う美人女優が居て片岡知恵蔵の相方などを務めて居たがご年配の方ならご存じだろうか、昭和36年に42歳で亡くなられるまで数年間脇役のお母さん役で映画のホームドラマにも登場された、背も高く品があり着物が似合う華のある女優さんだった。彼女の特徴はご飯の食べ方がめちゃ上手であり私はすっかり惚れ込んでしまった。彼女は上品な箸使いであり乍ら一度に口に入れるご飯の量がたっぷりで、お茶碗1膳を大口開ける訳でもなく5口位でさりげなく平らげられたが実に美味しそうに食べられるのには唯々感心した(^^)。食事のシーンはリハーサルなど数回ある筈だがその都度あのように沢山美味しそうに食べて居られたのかなあ?私が美人女優花井蘭子を懐かしく思い出したのは何時だったかTVドラマ“ハケンの品格”の再放送を見ていたら主役の篠原涼子が昼食を会社近くの飯屋で500円の定食を独りで食べるシーンが毎回出てきたが、見ると彼女が箸に挟んで(置いて?)如何にも不味そうに食べるご飯は何時も一粒か二粒であり、此は此で可成り難しい技であり苦労して嫌々食べて居ることが誰にも分かったが、花井蘭子のお茶の間シーンとは違って彼女の食事が映るシーンは昼休みを示す理由だけだったため高々数秒の二口位だから彼女が観客の視線を無視してまでダイエットに励む理由は何だったのか篠原涼子が出演料バカデカの如何に今をときめく大女優だとは謂え監督が“もっと沢山食べろ”と命令できなかったのかと訝しく思ったものだ。一体何様だろう!篠原涼子も金で演技を売る俳優なら飯を食うとき位、あの花井蘭子を見習って旨そうに食べろよな!
先日能登半島沖にて小さな木造船で北朝鮮からの脱北者幼児3名を含む夫婦と見られる9名が漂着する事件があったが、韓国に逃れたくても沿岸地域は警戒が厳重なため北に迂回しようとして流されての我が国領海侵入となったものか、比較的脱北が容易と思える陸地も幼児の足では不可能だと考えての海路となったのだろうが、沿岸警備の目を掠めることができたのはカンマ以下の可能性であり幸運だったな(^^)。韓国入りする脱北者は2000年代に急増し、06年以降は毎年2千人以上累計では2万1千人を突破しているそうだから北も私腹を肥やすのに懸命な政府関係者のお陰で一般農民はおろか今回のように下っ端の軍人に到るまで愈々食糧難が厳しく住み難く生きて行けない国になったのではないだろうか。餓死する位ならと海で遭難する覚悟を決めて水杯(さかづき)をしての千に一つの可能性に賭けたものだろう(;;)。悪政を敷く北の施政者など神が赦さないと思うが、世の中何事も上手く行かぬのは世の倣いだろうか!”神が死んだ“とはニーチェの言葉だが、都合の良いときだけ神に縋ろうとするのは人間のエゴと謂うものだろう(;;)。
脱線事故や社内での複数の不祥事を受けて心痛からかJR北海道の中島尚俊社長が自殺をほのめかす遺書を残して12日朝から失踪し、家出事件など普段は歯牙にも掛けぬ警察も相手が大物のため40名体制で捜索に乗り出しているが、どうやら入水(じゅすい)の可能性が高まってきた。社員達にとって社長は東大出1種キャリア官僚上がりの雲の上の人であり、顔も見たことのない運転手達の不始末を苦に何も死ぬことはなかったと誰もが思ったと思うが、私が不審に感じたのは社長の自家用車のあった石狩市の海岸近くの砂浜から男性用の革靴1足が見つかり道警が家族に確認した処、中島社長の靴であるかどうかは確認できなかったとのことだが、この辺(あたり)にきっと事件の鍵が隠されているものと考えた。通常の家庭であれば家人は家の主(あるじ)の靴の靴磨きなどしなくても他人の靴との識別位できる筈であり、此ができなかったと謂うことは長く中島社長の家庭内の不和で家族関係が普通でなくお互いの無関心から誰も主(あるじ)の靴まで認識できなかったに違いなく家庭内のトラブルも入水の引き金ではなかったかと思ったものだ。人間少しのことではなかなか死ぬ気にならなくてもトラブルが会社に家庭と複数となればきっと厭世的になるのではなかろうか(;;)。
日本人に大きな勇気と感動を与えた “なでしこジャパン”の経済効果に肖(あやか)るため、大手コンビニであるファミリーマートは13日沢、川澄選手ら「INAC」に所属する主力5人をテレビコマーシャルに起用すると発表した。20日から始まるコマーシャルは練習着姿の選手たちがファミリーマートの総菜を食べるシーンだそうだが、何でもその内 “なでしこ川澄弁当”や “川澄マーボー豆腐弁当”などが企画されるとか…(^^)此から冬にかけて “川澄焼き芋”なんてどうだろうか。
サツマイモのお姉ちゃん川澄選手達の訪れを首を長くして待っている葺合の大安亭市場の皆さんには大きなショックだろうな(;;)
先週の常用漢字表外読みの答え
お志は誠に(辱い) (かたじけない)
来週の常用漢字表外読みの問題
彼は沼の(ほとり)に佇んだ。