先週確定申告の資料集めをお願いしていたお得意先がどうしても書類が足りないと言われるので伺って見たら、ないのは税務署から送られてくる筈の申告書類だった(;;)。電子申告になって税務署から何も届かないことになったのは一昨年からだったが、あの大きな冊子で永年届いていたものはそうそう忘れられずに憶えて居られたものだろう。「税金払とんのに何でこやへんのやろ」と言われ、「いや、うちのコンピュータに届いているんや」と言っても年配者にはまるで理解されず難儀した(;;)。先々週も本欄で触れたが税務署は確定申告慫慂の葉書位出しても良さそうに思うが、全て税理士に負んぶに抱っこはどうなのかと訝しい(;;)。
18日に国民誰もが気遣った天皇陛下の心臓手術であったが、その後順調に恢復されて居られるようで手術が無事成功されたことは何より喜ばしいことだった(^^)。陛下は東日本大震災の一周年追悼記念式典に出席される意欲に燃えて居られたから、その気持ちがきっと術後の恢復に役だったに違いないと思う。然し陛下も老齢になられたことでもあり、昔江戸時代には慣例であった隠居制度を宮中でも採用し、皇太子に公務を禅譲され美智子妃と共にゆっくりと時間の過ぎる安寧の日々を送られたいと切に願う。
天皇陛下の心臓手術に於ける執刀チームの中心となったのは、冠動脈バイパス手術では国内だけでなく世界的にも第一人者である順天堂大の天野篤教授だった。彼は医者を目指して我が国三流である日本大学の医学部に合格するまで三浪されたとか…(;;)、謂わば公道に芽吹いても枯れぬ雑草のような逞しさが現在の彼を作り出したのだろう。
今回は東大の医師団から請われる形で天皇陛下の手術に参加されたが、東大病院の医者達も手柄を立てる絶好のチャンスだったのに腰が引けて余りにも不甲斐なかったな:-)、尤も東大病院の医者だから東大医学部卒だと早合点するのは早計で、東大病院は予算の関係か設備や何やら不十分なことでは有名であり、東大医学部を卒業した医者は先ず穢いこの病院を敬遠して京都大学や東北大学など他校の医局へ行くからこの病院の殆どの医者は地方の医大卒だ。私も昔お得意先の社長が入院され見舞いに行ったことがあるが、病室や通路など狭くて薄暗く穢い病院だったことに呆れたな(;;)。
先週20日夜のニュースを見て私は10年以上も蟠(わだかま)って居た心の痞(つか)えが下りた思いだった(^^)。 それは13年前山口県光市で起きた本村さん母子強盗強姦殺人事件の犯人福田孝行に対する最高裁の死刑判決だった:-)。
此奴は平成6年に一度最高裁の判決で「死刑を選択する他ない」と審理を高裁に差し戻され、平成8年高裁にて改めて死刑を言い渡され被告側が上告しての先週20日の判決となったものだが、13年は如何ようにも長かったなあ(;;)
『終始笑うは悪なのが今の世だ。ヤクザはツラで逃げ、馬鹿は精神病で逃げ、私は環境のせいにして逃げるのだよ、アケチ君、無期はほぼキマリ、7年そこそこに地上に芽を出す。犬がある日かわいい犬と出会った。・・・そのまま「やっちゃった」・・・これは罪でしょうか』
此は昨年11月6日号のうちのブログの一部だからご記憶の方も多いと思うが、彼が友人に出したこの手紙の文面から彼が己(おの)が罪を悔いることのない狡知に長けた犯罪者であることが手に取るように分かる:-)。仄聞では何故か彼は拘置所で毎日筋トレを欠かさず今ではムキムキマンになっているそうな…(;;)、一体からこの男はこの12年余り罪を悔いもせずに、徒(いたずら)に己が健康にばかりに留意しているとは何て奴なんだ!
彼が在日朝鮮人であることは普(あまね)く知られて居ることだが、我々日本人の感覚では理解できないことでも彼等には普通なんだろうか、我々は長く彼が在日であったことを知らされなかった(今回の死刑判決までマスメディアは名前すら秘匿していた)が、元兇は「赤」の朝日新聞だろう:-)、人権人権と錦の御旗を振りかざし、韓国や北朝鮮そして中国に対し必要以上に卑屈になって彼等を刺激しないように、マスメディア全体が防波堤となって彼等の人権を護っているのだ。凶悪犯は日本人にも居るが、確率から言えば彼等が圧倒的に多いのは事実であり倫理観の欠如した人種だと言えば言い過ぎだろうか。又、我が国の法曹界は未成年者は人間的に未熟であり将来充分に更正の余地があるとして死刑判決を躊躇する傾向が強いが、生まれついた邪悪な性癖に加え、長い収監期間に社会への憎悪を増幅させ更生どころか出所後の再犯率は圧倒的に高く、人間の欲望には限りがない処から、孟子の説く「惻隠の心は仁の端(たん)なり」性善説など彼等には通用せず、人間性悪説は正しいと謂うべきだろう。
事件の勃発から4695日という長い戦いが終わったが本村洋さんに勝者の思いはない、「犯罪が起こった時点で皆敗者です。自分の人生を絶たれてしまうような被害者が居なくなることを願います」。犯人の死刑を確定しても、妻と娘との幸せな暮らしは戻らないと本村さんの心が閉ざした言葉には私は慨嘆に堪えず此奴の犯した罪の深さへの憎しみで心潰れる思いだった:-)。
翌日小川敏夫法務大臣は閣議後の記者会見で、この元少年の死刑が確定したことについて「判決に対して法相としての意見論評は控えたい」とした上で、個人的感想として「最近は厳罰化になっている。凶悪犯罪が増えたというよりも、判決が厳しくなっている」と述べたが、判決に不服であることが手に取るように分かる。こんな悪(ワル)を死刑にしないで誰を死刑にするか!意見論評を差し控えるなら何も言うな!
先週23日突如として総資産の殆どである2000億円もの運用預り金が消失していることを監視委員会の検査で発覚した「AIJ投資顧問」なる会社に対し金融庁は登録を取り消す方針を決めたが、昨日今日になくなったものではなく長期間掛けて失われたものに違いなく、損を取り返すために逆張りを繰り返して居たものだろう(;;)。その間、何もせずに傍観していた関東財務局や金融庁の責任は決して軽くない。又、公認会計士は何をしていたのか!このファンドに対し企業年金預り金の運用を委ねていた基金は大小123もあり小規模企業程依存割合が高いことが判明して居り、今後年金の支給ができなくなる基金が続出するとか…(;;)。然し一方で西日本の製造業数十社が加入する厚生年金基金担当者は「毎月プラスの運用報告だったが、今の市場環境では怪訝しいと考え、説明を求めたが明確な回答が得られず不安になり、昨年全額解約した」と胸を撫で下ろしているから、市井には数字を冷静に判断し迫り来る危機を切り抜けている人も居るもんやと甚(いた)く感心したが、それならプロ中のプロである金融庁が何故見抜けなかったか訝しいぞ。きっと運用報告を目で見て心で見ていなかったに違いない:-)。西日本の彼と金融庁のキャリアでは、きっと学歴に反比例した職務に対する熱意の違いだろうな。
お詫びと訂正
先週のブログにて帝国ホテル大阪の料金を2390円と書いたが此は見誤りでセミダブル8000円からだった(;;)、2390円なら近くのラブホテルが太刀打ちできず全滅するしかないよな、謹んで訂正致します。
先週の常用漢字の表外読みの答え
(いのちながければすなわちはじ)多し、 でした。
今週の常用漢字の表外読みの問題
あの二人は(同胞)なのに仲が悪い
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