申し合わせたように隣近所揃って石蕗(つわぶき)の花が先週咲き始めました。各地では紅葉が見られるシーズンになりましたが未だ日中は暖かくて汗ばむ日があったりして外出時着るものに気を遣います。皆様も風邪など引かれませぬようにお気を付け下さい。

春に通販で注文して忘れていた梅花からまつ草の球根が6個先月半端に届けられました。この花は春咲きであり6月末には姿を消し、夏から冬は土の中で球根が育っているのですが通例ですが、今年に限ってまだ葉が残っているのが1鉢あり、あれよあれよという間に蕾ができ一昨日開花しました。(^^)是非観てやって下さい。</P

200511131

先月の漢字検定試験の二日後に試験の体験談などを毎日新聞"みんなの広場"に何気なくメール投稿したのですが、投稿は確か2回目で3年前の1回目はボツでしたから殆ど期待などして居なかったのですが、月末に毎日新聞社から私に電話があり投稿を採用したいとのこと、勿論二つ返事で応諾したのですが、他紙への二重投稿の有無を確かめられ、更に佐藤一斎では読者に分かり難いので江戸後期の儒学者と追加させて欲しいとの申し出であり、"ああいいですよ"と軽く答えたのですが8日付けで登載された駄文からは私が文末に記載した("老いて学べば死して朽ちず"と謂うではありませんか)の最後が飛ばされ尻切れトンボになって居ました(;;)

字数制限が400字のため記者さんに追加された分だけ文末が犠牲にされたものでしょうが、上段の段落を改行しなければクリアできたものを…と思いましたが、よくよく考えれば私の文章は無意識ではありますが結構読まれる方に対し押し付けがましい処があるように自分でも感じて居ますので、その辺をプロの厳しい目で手直しが入ったのかも知れません。以後自戒することに致しましよう。

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200511132

先月末に明治生命(安田は被害者です)の処分が決まり、金融庁は今春の処分に加えて今月から2週間の業務停止と新規の新商品の開発販売の未期限停止を命じました。丁度12月から銀行窓口での保険取り扱いが解禁になる画期的な時期であるのに明治は他社商品の新発売に指を銜えて見ていなければならぬ羽目に陥りました。全ては日頃慣れ親しんだ金融庁がそこまではすまいとの甘えがあり自業自得でありますが、役人に貸しを作っても決して返ってこないことを失念したものでありました。(;;)

この会社のえぐいところは日経ビジネスの報道によれば、金融庁の発表では04年度だけで生保業界全体で2兆8千億円もの死差益(生保業界だけの言葉で辞書にもありません)を得ましたから、明治の規模なら少なくとも5000億円以上の死差益が得られたそうです。それはそれでしっかりと取り込んでおいて、更に"死差益39億円増益アクションプラン" なる詐欺無効の実行など正に神をも恐れぬ行為と謂うべきであり、既に発覚した52億円の他に今回ガン保険金の不払い1450件3億5千万円まで見付かりしましたから叩けば埃が出るどころか叩けば埃だらけだった如くです。死差益が異常に高いのは生保業界が意識的に80年代後半の死亡率データを用いて一度も変えることをせず、その後日本人の平均寿命はどんどん高くなりましたから、生保は少なくとも最低5年に一度は見直さねばならぬ保険料率に手を付けず当然にボロ儲けとなったものですがこの辺にも金融庁(前大蔵省)と生保業界の隠然とした癒着振りが窺えますね。天下りなどがお目零しの代りに秘かに行われたものと想像されますが、今回は余りの酷さと内部告発に金融庁も仕方なく重い腰を上げざるを得なかったものでしょう。明治のある職員は上司から五月蝿そうな客だけにお詫び状を持って行けと言われたそうですが私共の関与先にも何社か明治の保険加入者が居られますが、お詫び状を持って挨拶に来た形跡が全くありませんから、どうでもよい客だと思われているのでしょう(;;)

今回明治生命が現場の勇み足だと営業部門に責任転嫁し社長達3名だけの辞任で済まそうとした態度に憤った金融庁に対し、慌てた会社は急遽松尾憲二(本年4月に常務になったばかり)を社長にして専務以上社長会長を含めて11人(4月に辞めさせられた2人を含め)が辞任することに決めて金融庁の顔色を窺うこととなりましたが、彼等11人が居なくなっても会社がやっていけるのなら、こいつ等11人はこれまで一体会社で何をしていたのでしょうか"私達jは恥ずかし乍ら死差益で無駄飯を食って居りました。お詫びのしるしにこれまで頂戴した役員報酬を全額会社に返却します"などと頭を下げれば殊勝なのですが先ずそのようなことは一切しないでしょうね。(;;)おまけに退職金まで盗ってゆく気か!



明治生命と充分にいい勝負できる酷い会社がありました。東証大証1部上場年商1000億円の一流化学メーカー石原産業です。産業廃棄物をこっそり捨てたり、海に流したりは何処の会社でも内緒でしていることですが、実はこの石原産業40年前に四日市工業地帯の大気汚染と海洋汚染の元凶として、市民司法双方から告発されて厳しく断罪された謂わば前科者であり(日経新聞"春秋"より)今回は前者の徹は踏まぬと最新版大作戦でことに臨んだ如くであります。そのえげつない手口たるや環境基準を遥かに超える有害物質である六価クロムやフッ素の産廃物を土壌埋め戻し材"フエロシルト"に混ぜて販売していたことでありました。この土は近畿地方や岐阜名古屋地区の造成地などで約72万トンも使われており、石原産業が"フエロシルト"に工場廃液14万トンを混入させていたことが判明したものです。法的に処理(これも何処でどうされることやら…)すれば必要な14億円を浮かせ、更に土代としてトン当たり150円を稼いでいたとか、全く弁明の余地もない悪質極まりない事件でありますが、もっと酷いことはこの"フエロシルト"自身が製造過程で六価クロムが生成されることを三重県の検討委員会で座長の和歌山大学の平田教授が指摘し"フエロシルト"自身が製品としての価値がなく産廃そのものであると厳しく会社を糾弾して居られます。つまり産廃を商品と偽り更にその中に産廃を混ぜていたと謂う二重にあくどい行為でありました。然も当時は事件を起こした四日市工場長であり現社長の田村藤夫は『私は報告を全く聞いていない、副工場長が独断でやったものと思う』と三重県の聴聞会で部下に罪を転嫁した経営者とは思えぬ情けない発言に終始しましたが、これを聞いた明治生命の金子前社長すらずっこけるであろうこの発言には誰もが開いた口が塞がりませんね。一体工場長は工場で何をするのが仕事なのでしょうか?この会社は刑事告発されましたから何れは社長〔当時の工場長〕の嘘が発覚するのは時間の問題ですが、家宅捜索に備えて議事録の書き直しやシュレッダーをフル活動させ先週の休日は48時間体制で忙しかったことでしょうね(^^)作業隠蔽のため休日出勤手当てがなかったりして…(;;)

この社長会社の長(おさ)として部下に責任を擦り付けるとは経営者の風上にも置けぬ卑劣な男であり、私がいつも申し上げていることですが百歩譲って社長が知らなかったとしても、知らなかった己が無能を恥じて自らの責任であると認めるのが上に立つ者の心得ではありませんか。(押し付けがましい表現ですね、この歳ですから直すのは来世になりそうです)(..)_

この会社は"フエロシルト"の販売価額の20倍もの金額を中間業者に"用途開発費"なる名目で支払い、更に事件が発覚して"フエロシルト"を引き取るために25億円もの費用を経営陣が役員会で決済しており、年所得50億円の会社の社長が25億円の引き取り料も"用途開発費も社長が知らなかったとは言わせませんよね。当初60億円の黒字予定が今度の事件の事後処理で最終赤字100億円予想にまでなりましたから株価も年初の250円が180円台と下がりまだ下がり続けることでしょう。こんな社会のゴミのような社長はクビにして企業社会から抹殺せねばなりません。判事さん彼を産廃物売却の件で5年、経営者の面汚しで5年合計実刑10年はお願いしますよ。



今週の女子ゴルフ伊藤園レディースで横峯さくらちゃんは土曜日の2日目13番で悪夢の9を叩き予選落ちしたためゴルフコーナーはお休みと致します。(;;)

がっかりしているのは私だけでなく、決勝戦のギャラリーと視聴者が激減して落胆したスポンサーの伊藤園でしょう。さくらちゃん久し振りの休日となった日曜日をのんびりと過ごし体力気力共に回復させて後3試合を頑張りましょうね。

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