愈々今年も大晦日を迎え除夜の鐘まで後数時間となりましたが、皆様の本年1年間は良いお年でしたか?小生の06年は相も変わらず多忙な仕事の傍ら、毎夜楽しみにしているネットの囲碁対局を慎み、朝に夕に各1時間漢字の勉学に勤(いそ)しんだ一年でありました。お陰で6月に漢検2級に合格し、その余勢を駆って10月には準1級をとの意気込みで臨みましたが、8月に父が急逝したために多事に逐われて勉強のリズムが大きく狂い最早合格はダメかと思いましたが、神は我を見捨て給わず、辛うじて合格の榮に浴したことは万感の思いでありましたが、余りにも合格点数が低くて己が矜恃が許さず、180点台獲得を目指して次回来年2月に再度挑戦すべく願書を送り年末調整でてんてこ舞いの現在も此までと同じペースで日夜書き取りや四字熟語の習熟にと奮闘しております。
“今頃漢字の勉強などして何の役に立つのか”と人からよく言われます。特に漢字でなくて良かったのですが私にして見れば古希を迎え、後述幕末の儒学者佐藤一齋著“言志後録”に接する機会を得、何事か己が志の達成を目指し模索していたとき偶々巡り会ったのが学生時代から大の苦手(得意なものは何もなし)としていた漢字であり、昨年秋に孫の漢検受験お相伴をきっかけに漢字を学ぼうと思い立ったものでありました。学ぶことで、ともすれば安易な生活に溺れ易い生活習慣から逃れ、生あるうちは何かを目指して自分自身に負荷を掛け努力を重ねることで志を遂げる使命感を達成したいと願ってのものであります。
なーんて、大層な能書きですが、ま、分かり易く言えばボケ防止の一策でした。{%warai_a%}
佐藤一齋著“言志後録”243条
『血気に老少ありて、志気に老少なし。老人の学を講ずるには、まさに益々志気を励まして、少壮の人に譲るべからざるべし。少壮の人は春秋に富む。例え今日学ばずとも、尚来日の償うべきあるべし。老人には真に来日なし。尤もまさに今日学ばずして来日あると謂うことなかるべし。』
蓋し、含蓄ある名言と謂うべきでありましょう。
“明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは”と謂う詩(うた)がありますが、人生当(まさ)にその通りであり、私達は勿論若者も含めて常に今日限りの命と考えて揺るがぬ志と共に悔いない一日を送ろうではありませんか。
話はがらりと変わりますが、昨年年頭に世間を騒がせた奈良県平群町ラジカセ大音響の騒音おばさんに大阪高裁は年末の26日実刑1年8ケ月と地裁の懲役1年を上回る判決を言い渡しました。一般的には二審の判決は一審より軽くなるものですが、このおばさんに限って一審を上回ることになった理由について考えてみたのですが、高裁判事の正義感もさることながら、どうやら事件の特異性や釈放後のお礼参りなど今後のこともあって量刑の多少よりも審議が長引き、このおばさんの拘留期間が永すぎたことが一因かと思慮致しました。何故ならこのおばさん判決が確定しても懲役の年数から未決勾留期間が差し引かれるために三食昼寝付きの好条件だし保釈金も払わずに拘置所内で頑張っていましたから実質あと三月も服役すれば春には出所できるそうですが、もし二審も懲役一年であって検察弁護側双方控訴せずに確定すれば、このおばさん刑期より半年も余分に留め置かれたことになり、文句が出るのかも知れませんよね。それにしても未決期間が懲役年数から控除できるなど初耳です。労役の課せられぬ禁固刑ならいざ知らず懲役とは文字通り労役に服さねばなりませんから、何もせずに寝ていられる未決期間が同等の期間にカウントされることには奇異な感に打たれますが法律とは誰が作ったのか良い加減なものですよね。とあれ、このおばさん来春出所して果たして改悛の情が見られるでしょうか。いやいやこのおばさん此までの言動からしてしぶとく執念深い性癖の持主と見ましたから現在刑務所内でたっぷりある充電時間を存分に使って近くの住民に察知されぬ新しい苛め手段を熟慮の最中と見ました。高血圧で倒れた被害者のおばあさんも早いとこ何処か老人ホームへ転居された方が良いのではないでしょうか。そうすれば帰ってきたおばさんも苛めの対象が居なくなっては張り合いなく生き甲斐をなくし早く認知症になったりして…{%shiranai%}
日経新聞には先週火曜日まで経済観測が発表されていましたが、最終の火曜日に登場したのは『トヨタ ファイナンシャルサービス エクゼクティブ バイス プレジデント』の肩書きを持つ平野英治氏でした。ナント!舌を噛みそうな長い能書きには只々驚き、どうしてそこまでカタカナ英語を使わないとならんのかと考えること数時間、この肩書きは顧客や交渉相手と折衝するための示威行為ではないかと考えました。この言葉を直訳すれば“トヨタ財務担当執行副総裁”となりますが、それでは社長の次に偉いのかと誰も思いますよね、この人過去の経歴は日銀の国際局長や理事を歴任されたエリートであり今年6月にトヨタグループ入りをされた方ですから実際にはとても偉いのでしょうが、トヨタと謂う会社は特別で他社とは違った意味の肩書きが用いられるのかと思いました。一般的にバイスプレジデントは副総裁ではなく課長補佐として用いられる肩書きであり、この方経済界の会合でこの名刺を出すと決まって示威どころか相手から見下されることになりますからお気の毒ですよね。{%gakkari%}
トヨタに入社の条件に幾つかの肩書きを示されて、日銀という特殊な封鎖社会に育ったため一般経済界のネーミングの変動に気付かず、日銀時代の習慣からついこの肩書きを選んだのではないでしょうか。日銀の副総裁ならあのアホな福井総裁がクビになれば後釜だって望めますものね。{%tohoho_a%}
このことを愚息に話したら、愚息の同級生は皆バイスプレジデントをとっくに通過してシニアマネージャー(課長)になり、今ではオフイサー(部長)を目指しているそうな…。{%gakkari%}
CEOとかCOOとか易しそうで難しいカタカナが乱れ飛ぶ昨今ですが、英語にすれば自分の値打ちが上がるとでも思っているのでしょうか、矢張り日本人には序列が分かり易い社長、専務、常務なんて日本語がいいですよね。
お正月は5日から発出となりますが今年は成人の日が前倒しされて6~8日と三連休となるため10日を年末調整後の源泉所得税納付期限に控え、過酷な日程となりますがそこは若さ?で乗り切りましょうか。{%ureshii%}
皆様もどうか良いお正月をお過ごし下さい。
尚、来春のブログは7日更新予定です。
「漢字・漢検」カテゴリーアーカイブ
今年の漢字は何だろう?
悪いこと続きの今年とも後三週間でお別れとなります。来年は少しはマシな年であって欲しいと願っていますがどうなることでしょうか。現在の処神戸の不景気は止まるところを知らぬ状況下にあり我々税理士は中小零細企業がお得意先であるため数字を通じて景気の不透明さを実感しております。首都圏の大手同業者が偶々好成績のためそれに追い付くべく県内の大手企業が下請けや孫請けを締め付ける皺寄せが来ていることも大きな原因ではないでしょうか。
日銀の福井総裁が安倍総理を訪ね“景気は息長い恢復を続けている”と相変わらず能天気な発言をして個人消費の低迷に懸念を示す安倍総理を揺さぶったそうですが、本年来年と個人課税の増税を知らされている総理は容易に納得せず日銀の早期利上げの必要性に対して批判的な見方を示したようですが、村上ファンドで儲けた2000万円すらほんの小遣い程度である総裁には“民の暮らし”など分かる筈もなく息長い恢復を続けているのは己が懐のことではありませんか。世の年金生活者が増税による国民健康保険料の負担を前年の10倍も受けている重圧など少しも知らないでしょうから、“58ケ月といざなぎ景気を超えたそうだし、銀行がガッポリと儲けているから景気が回復しているのやろ”などと単細胞な発想からの短絡的な思考には全く呆れ果てますよね。
国民健康保険と謂えば巷では市民税の5倍も8倍もする国民保険料が高過ぎて払えなく保険証が貰えずに資格証明書なるものを市町村から発行して貰っても病院では全額支払をさせられるために、やむなく消費者金融で工面して支払い、その領収書を持って70%を返して貰いに市町村に行ったら、この70%は未納の保険料の内入りにしておきますと取り上げられて残ったのは消費者金融の借金だけであり、阿漕な取り立てに脅える毎日を過ごす家庭が増えてきたそうですが、市町村まで消費者金融の味方をするような世の中になって何処が“いざなぎ景気”超えじゃ!何処が景気の恢復じゃ!
“貧すりゃ貪す”なんて謂う言葉がありますが、石原真理子(忘れていた名前でしたね)の暴露本発行の記者会見はお金のためならプライド(あったのか?)などかなぐり捨ててと謂う自らを貶めたものでした。過去に13人の男との愛の遍歴を認(したた)めたものらしいのですが、相手の男性には迷惑な話ですよね。“姫君とその躯を通り過ぎて行った13人の男達”にしては姫君様役不足の感を強くしますが、ともあれ一寸した据え膳だと思っていたのが忘れていた今頃になって披露されてはそれこそ男達は周章狼狽でしょう。著作に出演させられることについて相方13人中10人からは返事が貰えなかったそうですが、“書くな”と言えばもっと酷く書かれるでしょうから無言を貫くもやむを得なかったことでしょう。それにしても承諾した3人はきっと現在人気凋落で世間から忘れられて虎視眈々と芸能界復帰を狙っている輩でしょうね。
然しお金のためとは言え42歳にもなって世間に恥を曝すなど石原真理子も愚かですね。小柳ルミ子の熟年ヌード顔負けであり、そこまでやるか!とマスメディアの反応は散散でしたよね。TBSの女子アナなど“トイレで30分で読み終わったわ”とか放送で言っていましたが“トイレで”と言った言葉には明らかに敵意が読み取れましたよ。石原真理子にはよもや文才があるとは到底思えませんから、それって13人の名前だけ斜め読みされただけでしょうね。気の毒に本も少しも売れないことでしょう。だって13人の名前や顔写真や梗概はTVや週刊誌で既に発表済みですから本など買わずとも読んだも同然ですものね。{%ureshii%}
本当に読者に買わせたかったら、男の名の暴露だけでなくマスメディアが放送や紙面で口にし難い、通り過ぎていった男共との“こと”に及んでいる際の上手下手など細部に亘ったリアルな描写に徹するべきだったでしょうね。
それにしても彼女の眉毛はトレードマークで眉毛の薄い私など羨ましく思ったものでしたが、あれってゲジゲジ眉毛って言いましたよね。剃ってもう少し細くすれば少しは見られた美人だのに…と昔思ったものでしたが、何か眉毛の御利益でもあったのか拘りがあるようで現在も同じでしたね。もう20年したら往年の村山元総理のようになったりして…{%naku_a%}
巨人をお払い箱になった桑田投手の大リーグ入りが意外なことからストップされました。何でも原因はお粗末なことで外国人の就労ビザが満杯であり次回は4月まで発給されないとか…。他の選手のようにアメリカの代理人を使わずに自分のコネを使って安く上げようとしていた処にもこんなチョンボが起こったもので自業自得でしょう。そうしている内にも刻々と歳は取って行くし彼も四面楚歌となりましたね。元はと言えばPL学園から人の倫(みち)を外れた姑息な手段を弄して突如巨人入りをし、推薦入学を決めていた早稲田を怒らせその後PLの推薦枠が取り消されたことは余りにも有名な事実ですが、その後も財テクの失敗で巨額な借財を背負ったりしましたから今回のビザ停止も併せて22年前の己が犯した罪への贖罪かも知れませんね。22年間の活躍度はいい勝負かも知れませんが人気では完全にPL同輩の清原に置いて行かれましたから、ファンはよく知っていますよね。清原は今年半分しか試合に出られず低打率に終わりましたが来年も2億円以上で再契約できましたから桑田とは大きな差が付きました。プロ選手たるものファンにダーティーなイメージを持たれたらお仕舞いだと言うことがよく分かりました。今年ブルーウエーブの開幕試合をさくらちゃん始球式に釣られて出掛けましたが、新入団した清原に対しスタンド各所のパファンから“清原お帰り!”の声が飛び交いましたから彼の人気の根強さには驚いたものです。{%uttori%}
愈々13日に漢字検定協会の今年の漢字一文字が発表されますが、皆様はどんな字をイメージされたでしょうか。昨年の言葉は“愛”でしたよね。今年は良くないいろんな事が多くあり特に親の子供虐待や先生や友達による虐めが主流でありましたから私の選んだ今年の言葉は“虐”ですが、揮毫されるのは清水寺の森清範貫首さんで、奥の院で150cm×130cmの巨大な半紙に揮毫されご本尊の先手観音に奉納されるとか…こんな縁起の悪い字が当選するとは思えませんが、嘗て98年の和歌山カレー事件の年の字が“毒”であり、最近では04年に中越地震や台風23号の被害から“災“が選ばれていますから或いは”虐“も脈があるかも知れませんよね。{%tohoho_a%}
安倍総理の言った美しい國の“美”あたりが当選すれば言うことなしですが、我が国って何処から見ても美しい國とは思えませんから先ず無理でしょうねえ。{%gakkari%}
我等がさくらちゃんはオフとなっても休めるどころか、芸能人とのゴルフレッスンに男子プロとの交流戦など忙しい毎日です。昨日まで2日間行われた男子プロと男子シニアとの三つ巴戦ではさくらちゃんの華々しい活躍(最後の池ポチャはご愛敬)で女子プロチームが優勝しました。{%cracker_a%}
お祭りのようなものだから仕方ないにしても大山志保や福島晃子が欠場し韓国や台湾の選手を入れたチームでしたから興冷めもいいとこでしたよ。
在野の巨星墜つ
先週日曜日の漢字検定試験2級の問題の一部が試験の前日2ちゃんねるにて公開されていたことが匿名メールにて2日判明したと新聞TVで大々的に報道されましたね。今や漢検は年間受験者240万人と他の資格試験中ダントツとなりました。オマケに今回焦点となった2級は他の級と性格を少し異にしており、就職試験から大学推薦入学の条件にもされることが多く、更に国語の取得単位に数える学校も少なくありませんから受験者は年間25万人にも達します。その後に位置する準2級との段差は大きくて問題の難易度だけでなく合格点も準2級の140点から2級以上は一挙に160点となり従って合格率も僅か20%と狭き門になっております。漏洩は2級の四字熟語10問であったそうですが、大学の入試問題すら事前に流出する昨今ですから多寡が資格試験ですし、問題出題者から検閲に印刷にと流れ作業中情報が漏れるのは巳むを得ぬとは思いますがネットでの公開は悪意以外の何物でもなく犯人は最近漢検をクビになったか関係者の誰かでありましょう。漢検は200点を180点にして配点を変えると言っていますがそれは可笑しく、四字熟語には全部で15問30点の配点があり後の5問に始めの10問の解釈が出題されますから、10問の正解が分かれば後の5問は容易に正解に到達するので、漢検は四字熟語30点を除いた170点を基準にすべきでありまししょう。
準2級の合格率50%から推測すれば140点と160点の硲(はざま)には約30%の受験者が犇(ひしめ)めきあう勘定になりますから四字熟語の回答書き込みで余得を得た回答者は少なくありません。漢検は希望者には次回での無料再受験を受けさせると発表しましたが、今回の獲得得点の下限を定めないと今回50点しか取れなかった受験者も只で受けられことになり、甚だ不公平だと考えますが漢検さんどうされますか?
因みに私が前回6月に受験した時四字熟語は30点全問正解でしたから、若し前回書き込みがあれば私は172点とされて190点以上取ると大言を吐いた手前、愚娘達に軽蔑の眼差しを受ける処でしたよ(;;)
岐阜瑞浪の中二の少女が先週自殺した事件で学校側の対応が二転三転どころか四転しましたね。校長自身“苛めがあった”と両親に頭を下げてVTR迄撮られ乍ら次回の発言毎に“苛めはなかった”“苛めの有無を調べている”“苛めの事実は認められない”などと揺れ動き31日遂に“苛めと認めざるを得ない”と往生際悪く頭を下げたことを受けて、遺書で名指された加害者4名の両親全員少女宅へ出向き謝罪したそうです。何の新事実も浮かばないのに学校側の態度がコロコロと変わったのには原因があり、これまでの例でもあるように背後で教育委員会の馬鹿共が我が身の安泰を図るべく右往左往し、学校側に発言の変更を求めたものに違いありません。校長は単なる腹話術の人形であり、苛めの有無を自分達の責任に関わることを怖れた教育委員会の周章狼狽振りが手に取るように分かりますね。校長も男の端くれなら“私は当初から明らかに苛めが存在したと信じていたが教育委員会の馬鹿どもが苛めはなかったと言え!と強要したから言えなかった”くらい教育委員の個人名を名指して本音が言えんのかいな!そこまで言えば委員会も最早校長を罷免できないと思いますが…(^^)
名指された教育委員が校長の苛めだと書き置き自殺したりして(;;)
教育委員会と謂う不思議なものの存在理由が何処にあるのか知りませんが少なくとも碌な仕事がないのでしょう、市の上司の覚えを良くするために校長など学校いびりに終始し、そのために校長達は生徒に目線を向ける暇も与えられずに教育委員会のご機嫌を窺う毎日が続くことが今回の色んな事件の伏線ではなかったかと考えます。
こんな委員会がなくても誰も困らないと思うのですが…?
生徒に先生にと先週までの十日間に何人が自殺したことでしょう。“又か”と誰も見向きもしなくなったでしょうからもう自殺ごっこは良い加減に止めましょうね。
先週も少し触れましたが5年間に8日しか勤務しなかった奈良市の豪傑吏員は懲戒免職の上2000万円もの給与を返還させられる(形式だけのもので、ないものは取れない)ことになったそうですが、同和を武器に勝手のし放題でしたよね。又同じ奈良市市営住宅の駐車場が5ケ所も何時の間にか部落解放同盟の支部の管理下に置かれて有料駐車場化していたことまで発覚しました。支部長は市の職員とか…、これらの事実は社会の底辺で差別と闘いながら懸命に生きている同和の方々にとっては衝撃的な出来事であったことでしょうが、市のこの職員達はきっと同和の名を借りて腰の弱い自治体を恫喝し、甘い汁を吸う似非同和でありましょう。奈良は京都や大阪と並んで同和地区の多い処ですが、奈良の在所の人達が心ない連中に“穢多”と蔑まれ虐げられながらも毅然として生きてゆく様を50年掛かって全8巻に著され9巻の草稿直前に95歳で帰天された“橋のない川”の著者住井すゑさんが草葉の陰で号泣して居られるのではないでしょうか(;;)
皆様も未だお読みでない方は秋の夜長に如何ですか。新潮文庫で現在も全巻が売り出されていますよ。
独立独歩の人白川静先生が96歳で黄泉の国へと旅立たれました。先生はそれまでの殆どの漢和辞典が後漢の時代に書かれ聖典と謂われた“説文解字”に基づいて書かれて居るために大半が誤りであり、文字成立当時の骨董文や金文研究を通して漢字の神髄に迫るべきだと主張され古代人の文字に全霊を捧げられた特異な文学者でありました。驚くべきは73歳にして自らの道標であった“字統”“字訓”“字通”の字書三部作に着手され86歳に完成されましたが、その執念たるや我々老年者が忘れようとしている生ある者の持つべき志を多く教えられたのでありました。将に”老いて学べば死して朽ちず“であります。
先生は戦後の漢字の使用制限など多くの文部省の国語政策を痛烈に批判されて、漢字がどうしてこんな酷い仕打ちを受けねば成らぬのかと慨嘆された一人です。常用漢字とか名付けて簡略化された字のお陰でその字の持つ本来の意味が失われたことは私如き浅学非才にもよく分かります。その結果本来なら体系的なもので容易に入れる世界であったものを文部省の馬鹿どもが漢字を弄ったお陰で体系が混乱し、日本人の漢字軽視の風潮が広まったと歎いて居られましたが、漢字の裾野のその又端っこに学ぶ私にはちょっぴり分かるような気が致します。先生に言わすれば常用漢字など下手糞な整形外科医の手術の跡だそうですよ。(^^)
夜間の学校に学び中学教師をしながら独学で学ばれたために、師匠や同僚が居ずに、野にあって常に貧困と闘われ質素な生活を送り乍らも、断固として主流派に迎合することなく権威に挑んでこられたため文化勲章受章が94歳と主流派の人達より20年以上も遅くなりましたが、ご本人は“私のような者にまで年金が頂けるのが有難い”としか仰らなかったそうであり、勲章など興のない世界の住民であったものでしょう。“学問は借り物ではできず何方でも独学になる筈”とその辺の学者には耳の痛いことをさらりと言われる辺り、国語審議会に蔓延(はびこ)る似非学者達が先生の逝去を何より喜んだのではないでしょうか。
余談になりますが本来文化勲章と謂うものは、その方の功績に対し無差別に交付されて居ましたが、旧内務省の予算取り名人と謂われ後の日本治水砂防協会を創設した赤木正夫が、71年に候補に挙がったとき時の昭和天皇はこれを決済はされたものの宇佐見宮内庁長官に対し“ときに、勲章と謂うものは家が貧しくて研究費も足りないにも関わらず生涯を文化や科学技術の発展に尽くした者を表彰するのが本来の在り方ではないのか”と言われて以後、所謂名士が選ばれなくなり、佐藤栄作や田中角栄まで抱き込んで文化勲章を強請(ねだ)った鹿島建設の鹿島守之助が落選したのは有名な話ですが、平成を迎えて昭和天皇のご意思が必ずしも護られていないやに見受けられ残念に思っていました。白川先生こそ昭和天皇のご意思に相応しい学者であったと思いますが、候補者に選ばれないことには受賞できませんから、庶民の声なき声が文部科学省を動かしたものではないでしょうか。(^^)
漢字を学ぶ底辺の一人として先生のご逝去を謹んでご冥福をお祈り致します。合掌
アメリカLPGAに組み込まれた富士通レディースは今年も例外ではなくアメリカ勢に優勝を攫われ、日本との力の差を見せつけられました。我等がさくらちゃんは2日目以後ショットパット共に安定せず最終日順位不明でTV画面にも登場することなく終わり私の期待は敢えなく裏切られ詰まらぬ一日でありました。(;;)
動かぬ相談所
今日は待ちに待った?漢字検定の試験日でした。理由になりませんが夏以来公私共に色んなことがあって予定の半分も勉強が出来ず、準一級配当漢字の書き読み共に未だ不十分でありましたから不合格は覚悟しておりましたが、点数が予想以上に悪く自己採点が161点でしたし、金釘流を咎められてのマイナス6点は覚悟せねば成りませんから無念の敗北は決定的となり次回に期待を繋ぐこととなりましたが次からは加齢と視力と謂う難敵も加わり更に苦戦を強いられそうです。(;;)
毎年種を採っては播種する空色の小さい朝顔が今年も永く咲いてくれて先週咲き終わったのですが、昨日瓢箪池の傍で咲いているのが見付かりました。恐らく早い時期に咲いた花の種が落ちて池を作るときに掘り起こした土に混じり芽を出したものと思われますが、一年に二度の開花は珍しく皆様にお見せすることにしました。この朝顔は数年前五色塚古墳に咲いているのを見付け種を採取したものですが、花が小さくて私好みです。採取場所から私は“昔朝顔”と名付けています。(^^)
又々やってくれましたね。京都府長岡京市の三歳の幼児虐待死亡事件の間接的な加害者は児童相談所でありました。躾か虐待かの判断は第三者からは難しい処ではありますが、プライバシーの問題もあるので、各都道府県(政令都市では市)では児童相談所を設けて“こと”あるに備えているのです。皆様はご存じでしょうか、世に児童虐待防止法なる法律があって、虐待の事実があると思われる場合発見者はすぐさま児童相談所に通告する義務が課せられており、これを受けて児童相談所は速やかに児童の安全の確認を行うよう努めるよう法制化されています。更には本年9月には厚労省から警察官同道の上立入検査まで出来るように配慮が為されたのに関わらずこの相談所に何の伝達もされなかったのか或いは、伝達されたのに回覧されなかったものか消え失せたものか不明ですが、要するに相談所の彼等にはまるで“やる気”がなかったのでしょう。何処(いずく)も同じですが所員は府の役人が偶々人事異動で相談所勤務を命じられたに過ぎず、以前の職場では動物園で河馬に餌をやっていたかも知れませんから、相談所の使命も充分に理解していたとは思えず、9時から5時まで机の前で座っていれば高い俸給と年金が約束されて居り、出来るだけ浮世の波風に身を晒さないで次の勤務地への異動を待っているのでしょう。然し仕事もしないで机に座っていれば良いと謂うものではなく、受け取りようによれば5年間で8日しか出勤しなかった奈良市の職員の方が役所に居ない分だけ役所内での経費が掛からず孝行息子だったなどと言えば彼等は怒るでしょうね。それなら身のある仕事をどれだけしたか是非発表して頂きたいものです。
長岡京市の府児童相談所は地元の自治会からの再三(6回も)通告を受けながら、事なかれ主義で親に二回電話しただけで一件落着を決め込んでいたのです。規則では通報された事件の処置に付いて所内会議を開くことになっていますがそれすら一回も開かれず、6回目の通報など明らかに幼児虐待を告げたものであり丁度その日に幼児が哀れにも餓死したのでした。所長は明日父親に連絡する予定だったと弁明していますが、後からなら何とでも言えますよね。前回岸和田で同様な事件がありましたが2年も前の他所のことであり誰もが忘れ去っていたこともこの幼児にとって不運でありましたが、児童相談所から親への電話に対して“ハイ私が虐待しておりました”と誰が言いますか!一体から昔と違って近隣が疎遠となり隣の住民と挨拶をしたこともない手合いが多い昨今自治会が5回も6回も児童相談所に通告したこと自体が“ことの異常”を示す何よりのアラームではありませんか。その辺(あたり)に何らの配慮も働かさずにノー天気にも親への電話で“こと”を済まそうとした所長の行為は、通達まで出したのにシカトされた柳沢厚生労働相が怒るのも当然であり、到底許せるものではありません。
所長の日誌には恐らく“本日児童が虐待されているのではないかとの電話1件あり、親に電話して入念に聞き取ったが虐待の事実はなかった。以上”と書かれ以下余白であったことでありましょう。メディアからの質問に対し、相談所長黒川洋一は“判断に甘さがあった”と述べたそうですが、判断以前の問題であり、所長以下全員職務に対する熱意がまるで欠如していたために起こったものと考えます。そうでなかったら所員の誰か一人くらい“児童の様子を見に行ったらどうですか?”くらい言いそうなものですよね。言ったら”お前行け!“と言われそうで誰もが黙秘権だったのかも…(;;)
児童虐待防止法 第八条 (通告又は送致を受けた場合の措置)
児童相談所が児童虐待を受けた児童について児童福祉法第二十五条の規定による通告又は同法第二十五条の二第一号の規定による送致を受けたときは、児童相談所長は、速やかに、当該児童の安全の確認を行うよう努めるとともに、必要に応じ同法第三十三条第一項の規定による一時保護を行うものとする。
この所長の取った行為は上記の法律違反が明白ですから、当然罪に問われるべきですが、せいぜい戒告と配置転換がくらいが関の山であり、児童相談所の体質は今後も旧態然でありましょう。(;;)然し3歳児を見殺しにしたこの所長は酒酔い運転を見逃した警察官より遙かに罪は深く、殺人幇助で懲戒免職にしてやれば他の相談所も少しはマジメに仕事をするのではないでしょうか。
先々週でしたか久し振りに毎日新聞の“白黒つけます!”を興味深く読ませて頂きました。深刻にして重いテーマ“セックスレス結婚はありか?なしか?”であり、答えは賛否両論でありましたが、相対的に受け身であるにも関わらず奥様の方に意外に“なし派”が多かったのには驚きでした。“あり派”の中には“セックスは子孫繁栄のためだけの行為であり、セックスレスは決して愛情レスではない”と謂うものから、40歳の女性“10年前からセックスレスですが何の不満もありません、夫は大切な家族です。皆様も父親や兄とセックスしたいとは思わないでしょう。楽しい毎日です”に至っては思わず絶句致しました。そして沢山の人が大きな勘違いをしていることに気付いたのです。例え奥さんに不満はなくてもこの方の夫が妻のセックスレスに不満を持って居られるとすれば他に好きな女性ができたりと将来破局を迎える可能性は少なくありません。夫は家庭に波風を立てたくないばかりに妻に求めることを憚っていることにも気付かずにノー天気に夫は家族だ!は勝手な言い分ではないでしょうか。ノンセックスが二人の間に少しずつ埋められない溝を作っていることに気付かぬこの奥さんは余りにも愚かです。気付いたときには既に遅いのですが、ある日奥さんが“何故なの!”と叫ぶ日がくるやも知れませんね。(;;)又世の中には家庭の長(おさ)は自分であり夫は働き蜂に過ぎぬと考えている妻が如何に多いかが分かります。セックスとはお互いの心を重ね労り合う場であり、決して性的欲求を満足させるためにだけ行うものであってはなりません。それなら不倫とか風俗とか幾らでも手段がある筈です。例え妻に欲求が乏しくても夫がそれを望んでいるのであれば、受け入れてあげることで夫の愛情に報いるのが妻の夫への愛情の表現ではないかと思います。長い人生をお互い助け合って苦楽を共にするに当たって、自分の好き勝手は相手への冒涜でありましょう。年金まで分割可能となり熟年離婚が流行ってきた昨今では有りますが、“人”という字の如く夫婦はお互いが支え合って行くためにはセックスは夫婦にとって不可欠だと考えます。私が現役男性をリタイアした70歳にもなってこんなことにムキになるのもおかしいですが、投書に余りに身勝手な発言が多く一言言わせて頂きました。それにしても男性側にも“あり派”が結構多かったのはどうしてでしょうか。以為(おもえらく)勤務先での熾烈にして過酷な勤労状況も原因の或る部分かも知れませんが、大きな原因は昨今の女性の父性化にあると考えます。男性は女王蜂の命ずる儘に働き蜂となり去勢されて、ことある毎に他人と比較されて“甲斐性なし!”と妻に罵られ更には小遣いまで削られては、他所の女性には目が向いても家ではその気にならぬのが当然です。“嬬”と謂う字は準一級の配当漢字であり音読みでは“じゅ”訓読みで“妻”と読み又“弱い”とも読むとありますが、国語審議会もそろそろ訓読みの“弱い”を“強い”に変えて頂かないとなりませんね。(^^)
今回の有効投票8621票の内男性の“あり派”が34.6%女性が47.8%でありましたが、年齢別で見ると60歳代で女性の“なし派”が“あり派”を逆転し54.2%と過半数を制して優勢になって居り、50歳代までの劣勢を一挙に覆しています。70歳代でも45.1%の高率には驚きでした。“灰になるまで”の女の性(さが)と謂うべきでしょうか、或いは無い物ねだりなのでしょうか、夫が加齢からEDとなり、或いは夫を亡くされて睦み合った遠い昔を懐かしんで居られるのかも知れませんね。使わない筋肉?は退化すると謂われますが、何時でもその気になれば与えられると思っていたものが与えられないと知った結果での数値だったとしたら何か心(うら)悲しいですね。
初日二日目とトップだった我等がさくらちゃんは、強敵藍ちゃんを振り切ったものの福島選手にプレーオフで敗れての二位は無念残念でした。(;;)
チクショー!今日は仏滅で三隣亡だ!
常用漢字は難しい
昼間の暖かい日に限っての朝晩の肌寒さは、身体に堪(こた)える中秋を予感します。
庭の叢のキリギリスも先週木曜日から声が聞こえなくなり、伴侶と巡り会ってのものやら寒さから体力を失って死んでしまったものやら分かりませんが、それでも毎朝刻んだタマネギを放って遣っています。(;;)
11日12日は垂水の秋祭りで漁師の青年団自慢の“だんじり”が年に一度の晴れ姿を現し、孫娘も放課後法被を着て“だんじり”牽きに微力を尽くしたようです。(^^)今年はいつもなら混雑で通れない中央商店街を“だんじり”が時間は掛かりましたが通れましたから、如何に街が寂れたかを象徴するようで寂しい思いに駆られたものでした。(;;)
孫娘の勇ましい晴れ姿をご覧下さい。
漢字検定試験も愈々後2週間と迫りました。勉強に集中せねばならぬ8-9月が公私共に多忙で碌に勉強もできず、今年の試験での合格はまず無理だと覚悟を決めましたが、毎年低下する視力と、脳味噌の劣化を考えると先になるほど合格の可能性が失われそうで焦ります。(;;)
漢検準1級出題の内容は漢字の“読み”が60問配点1点で漢字の“書き”が70問配点2点の構成であり、都合200点で160点以上が合格となります。受験者は高校の国語教師を目指す国文科の大学生が殆どで、それでも合格率は10%以下であるために老骨に鞭打ってチャレンジするには無謀と言われればそれまでですが、意固地にも私は山が高ければ高い程挑戦する価値があるものだと信じております。然し学んでいて悩むことは熟語の読みを憶えるためにその意味を認識する要がありますが、無学な私は万能と信じていた3000頁もある広辞苑が決して万能ではなく出題が予想される幾らの熟語も掲載されていないことに気付き愕然としました。そのために熟語を丸暗記せねばならず、と謂っても言葉の意味も理解できずに丸暗記では記憶に留めることがとても困難です。又更に常用漢字の表外読みと謂うものまであり、所謂当て字と称されるものが多く、それらは前後の文章から意味を類推して“読み”を推定することになりますが、意外と難しく多くは漱石、鴎外、鏡花などの名作に用いられた“読み”が出題されます。然し今更明治大正の古典を読み直すには時間が無く此れも難題の一つです。(;;)男は度胸の出たとこ勝負となりますが、皆様は次の表外読みが読めますか?漢字そのものは中学生までに憶えるものです。
“削る” “医” “一枚” “以為” ”縦“
答えはブログの最後に書いておきます。(^^)
先月のブログでご紹介した堺市議のタンス預金による4950万円住宅購入の件について、私のブログを見た訳では無いでしょうが、恐らく堺税務署から間接的に市に対して働きかけがあったものでしょうか “一部は父が出した”と倫理委員会に対し前言を翻し遂に贈与税の申告をする羽目になった模様です。こんなのを見逃していると同類項があちこちでワンサカと出てきますから、税務署はきっと一部でなく大部分だ!と日本で税率の一番高い贈与税をガッポリと取りお灸を据えることになるでしょうね(;;)
皆様は我が国で一番高齢化の進んだ業種は何だかご存じですか?
“決まっとるがな、農業やんか” いいえ現在一番高齢化している業種はタクシーの運転手だそうです。先日日経で特輯された“迷走なにわタクシー事情”によれば大阪のタクシー運転手の平均年齢は58歳であり、どうしてなら60歳以上の占める割合が45%にも達した結果が農業の全国平均年齢56.7歳を上回ることになったのです。
此の原因を探れば60歳で会社を放り出され、年金受給まで5年を要する間の生活費のためであり、又65歳を迎えても老年者控除の切り捨てや年金控除のカットなど受給年金の目減りにより家族が生活するには副収入が必要なためタクシー会社の門を叩く人が絶えぬそうです。何も好き好んでタクシーの運転手などしたくないでしょうが、高齢者を受け入れてくれる会社は若手が敬遠するタクシー会社位しか他にありません。現在はタクシー業界も自由化され昔は増資でもしないと認められなかった増車も2002年の道路運送法改正後の規制緩和で可能となり、各社は挙って増車をしましたが、走らぬことには一銭にもなりませんから、どんどん運転手を増やそうとしています。運転手さえ居れば売上折半の条件では充分に償却できますから来る者は拒まずでどんどん採用し、売上の少ない者は食えないために退めざるを得ず、代わりは幾らでもあるのでその新陳代謝の早さは他の業界の比でないと知人のタクシー運転手が言っていましたよ。その理由は雇用条件が厳しく社会保険の類は入れて貰えずペナルティーすらあり、タクシーは夜の商売と謂われていましたが、景気の後退で昔のように夜は殆ど商売にならず、稼ぎ刻(どき)は早朝の時間帯に集中するようになりましたから、朝寝坊は仕事にならず皮肉にも勤務時間だけは同じく老齢化を競っている農家と変わらぬようになったようです。年寄りは早く目覚めると謂いますが、タクシーの運転手とお百姓さんが偶然同じ時間帯で働いているなんて昔と様変わりで不思議ですね。(^^)
今後益々難しくなるそうですから、皆様も若い内に二種免許を取っておかれた方がいいですよ。50数年前なら自動車試験場でシボレーに乗ってコーナーを1周して帰って来るだけで四輪免許が貰えて、翌書き換え時に自動的に大型二種に格上げされていましたよ。昔は良かったなあ(^^)
私など小型二輪免許(本山試験場の350CCのメグロは非力な私にはメチャ重たかった!)しか持っていませんでしたが何時やら小型二輪、小型三輪、小型四輪の統合で普通免許がオマケされましたから、根が真面目なせいで未だに乗用車に乗るのは後ろめたい気持ちが抜けません。(誰も教えてくれなかったから縦列駐車が大の苦手(;;))
県下三木市の市民病院で小児科の医師が居なくなり、日額給15万円で各大学病院に大々的に呼び掛けましたが問い合わせ一つないそうです。原因は少子化を見越し小児科専攻を避けた功利的な医師の先見の明にあるようですが、市民病院は公的機関であり敢えて不採算を承知で小児科を継続したい意思ですから、数少ない患者を相手して1日15万円(月額にして330万円プラス賞与4月分)は経費も掛からず開業医を止めてでも就職したい小児科医も多いと思いますが、どうやら難点は勤務が夜の8時から朝の6時までの深夜勤務であるところにあるようです。深夜勤務とは謂え、ちっぽけな三木市が自治体病院の見栄から設ける小児救急体制ですから、救急患者も少なく最低5時間以上は仮眠できる環境ですからこんな好条件でなり手がないとは医師も馬鹿ですね。小児科医の奥さんにも一人位“あんた5000万円貰えば5年で2億円は充分貯まるわよ、立派な診療所を建てましょうよ”と亭主を折伏する賢(さか)しい女性は居らんのかいな!おまけに公的病院の医師はその病院の近くで開業すると“病院での患者がその儘移行してくるので安心だ”と昔バブル時に購入した物件の処理でお得意先だった高砂市民病院の先生が開業後うちの事務所で語っていましたよ。(^^)
北朝鮮の核実験に対し我が国は制裁措置の一環として恐る恐る半年間の入国入港禁止を発動させましたが、同じ制裁なら半年間でなく横田めぐみさん他拉致被害者の全員帰国を条件として頂きたかったですね。安倍総理殿、拉致問題の解決は此まで貴方が常に声高に主張されていたことであり、これは千載一遇のチャンスではなかったかと思いますが、あれは総理になりたい単なるジェスチャーだったのでしょうか。タカ派のようなことを言っていて実はハト派だったのが見え隠れしていますね。中国の諺“狐仮虎威”(こかこい)とまで謂うと言い過ぎかも知れませんが、安倍総理のタカ派振りは実は小泉さんの物真似だったのではありませんか。
制裁措置の一環として行われる北朝鮮よりの輸入禁止にも異論があります。ほくそ笑んでいるのは中国や韓国であり、北朝鮮産の商品が彼等を経由して高いマージンを掛けられて日本の市場に出てくることは火を見るより明らかです。日本政府は迂回貿易に対する各国の足並みを揃わす努力や根回しもせずに単細胞な輸入禁止は、反って他国(よそ)を喜ばし外貨を減らすことになるを知るべきでしょう。(;;)
常用漢字の表外読みの答え
“削る” “医” “一枚” “以為” ”縦“
“はつる” “くすし” “ひとひら” “おもえらく” “ほしいまま”
驚かれたでしょうね。常用漢字の表外読みって難しいですね。決して馬鹿になりませんよね。
貴方は何問できましたか?3問以上出来た方には無条件で尊敬してしまいます。(^^)
え?“おもえらく”って何のことや? これは言葉の始めに”私が思っているには“と言った場合に代わりに使う簡略化した枕詞ですが流石に終戦後は余り見掛けなくなった言葉ではありますね。
女子プロツアー富士通レディースは韓国の肥っちょが宮里選手を逆転して優勝し、我等がさくら選手は7位タイに終わりました。(;;)
にかほ市とは何処や!
先週の雨ですっかり秋らしくなりましたね。朝晩は肌寒い位になりましたが、日中は変わらぬ暑さが戻ってきました。この時分丁度夏の疲れが出てくる頃ですから皆様も健康管理に十分注意して下さい。
一昨日金曜日仕事で神戸に出てタクシーに乗ったら運転手さんが暑さで元気がなく絶えず汗を拭いて居るので、見ると長袖のシャツでしたから“半袖にしたら?”と言ったら“片焼けしまんねん”というではありませんか。“かたやけ?”一瞬考えましたが、よく分からず聞き返したら半袖でタクシーを運転していると右腕だけが真っ黒になるので乗務外で街が歩けず仕方なく暑くても長袖を着ているそうです。(^^)
長袖は乗客に対する礼儀かと思っていましたが、それはお客の思い上がりだったようです。そうですよね、ワンメーターの客には行き先を告げても返事もせずに無言で発車し、降りるときも一言もモノを言わぬ運転手が殆どですから客に対する礼儀を持っているのはMKさん位ですものね。
庭の瓢箪池に安物の濾過器が入り、微風だけに頼っていた酸素の溶存度が増加して魚達も生き生きしてきました。(^^)お陰で水もすっかり綺麗になり透明度も抜群です。魚達も“むぎつく”に“おいかわ”それに“かわむつ”“しまどじょう”と住民が多彩となり近所の悪ガキ共も見に来ています。
池の手前の浅いところを餌場と決めて1日2回ペレットと解凍赤虫を与えることにしたら魚達が絶えず浅場をうろついているので隣の悪猫が来ないかと心配です。(;;)
今朝5時に起床して降水確率を調べたら40%であり、困ったなあと6時発表を見たら60%に上がって居るではありませんか。此れはヤバイと予ての計画通り1年振りのエンマ蟋蟀採取に出掛けました。昨年より1月早いのですが、場所は同じ明石税務署前の休耕田であり、果たして居て呉れるやらと内心心細かったのですが小雨の中を運良く50匹程捉まり、意気揚々と帰って参りました。彼等は敏捷ですから眼の良くない私では田圃の中なら到底捉まらなかったと思いますが街中(まちなか)の田圃は畦道の土手がなくてコンクリートの護岸になっているのが幸いし、護岸際の枯れ草を毟ると下に隠れていた蟋蟀が飛び出してきてコンクリートに飛び付き這い上がって逃げようとするので案外容易に捉まりました。あれが雑草に覆われた土の土手だったらお手上げだったことでしょう。(^^)
帰宅してペレットとレタスを与えたら暫くして気持ちが落ち着いたらしく“コロコロコロ”とえも言えぬ鳴き声が聞こえ出し、久し振りに至福の一刻(ひととき)を過ごすことができ仕合わせな気分に酔いしいれましした。昨年は電車での捕獲行きだったのでアクリル水槽が小さく蟋蟀が雑居過密状態になって沢山死んでしまった教訓から今度は大きなアクリル水槽に草と土をたっぷり入れて車で参りました。数ヶ月振りの車の運転で少々不安でしたが今週火曜日には運転免許証の高齢者講習もあることだし、日曜日の早朝で車も少なく充分な予行演習になりましたよ(^^)
夫の死後凍結保存精子を使った体外受精で授かった子供の父子関係を巡ってこれを認めた高裁の判決を破棄し、無情にも最高裁は先週4日請求を棄却した事件がありましたね。(8日も同様な事件の結審があり最高裁で敗訴)最高裁の判決理由は『法律がないので父子関係は認められない』と素気ないものでありましたが、最高裁の判例は法律と同じ効果を持つのではありませんか!法律が医学の進歩に遅れを取っているからと卑屈になっての上告棄却は惨いですよね。法律のせいにする最高裁の態度は国民を愚弄するものであり職務からの逃避です。真面目に仕事をせずに法律に書いてないからと嘯いているこんな裁判官達は全員クビにすべきだと思います。精子卵子の採取の際は医師が立ち会っており、家の冷凍庫に保管されていた道理もなく病院が厳重に保管していたでしょうからお母さんの意思で他人の精子とすり替わる余地は全くありません。何より現在ではDNA鑑定と謂う伝家の宝刀があるではありませんか。それ以外にも今の医学では父子関係を科学的に証明する方法は幾らでもありますから、お父さんが亡くなったとき受胎してなかったとたったそれだけの理由で子供が嫡出子になれないのはどう考えても解せません。父親が酸素マスクに繋がれて瀕死の状態であっても体外受精が父親の死亡より1秒でも早ければ嫡出子で、1秒遅ければ父(てて)無し子なんてどう考えてもおかしいですよね。子供が生まれたのは父親の死後300日だったそうですから、出産が受胎から十月十日(とつきとうか)の社会通念からも違和感なく、夫の今暫しの存命を願ったお母さんの無念さが察せられます。このお母さんはきっと子なしだったから体外受精までされて子供を願ったのでしょう。無慈悲なこの判決の結果生まれた子供の戸籍には父親欄は空欄であり、亡くなった父親の相続人には成り得ませんから、遺産があれば両親若しくは夫の兄弟姉妹にも相続権が出現しますが、単細胞な最高裁の判事達はそんなことは露考えもしなかったでしょうね。(>_<)
嘗ては俳優の向井亜紀さんが子宮頸ガンによる子宮全摘のためアメリカで代理妻出産をされましたが、彼女の場合も司法は頑なに借り腹による子の認知を拒みました。法務省もそろそろ御役人に産科の医師を採用しないと時代に取り残され諸外国から嘲笑われますよ。(>_<)
もう嗤われているか!
連日都市対抗野球で新聞を賑わした“にかほ市”とは聞き慣れぬ名であり、何処にあるのかと訝しく思っていましたが全国優勝を遂げたお陰で秋田県にあることが判明しました。何でも秋田県の坤(ひつじさる)の方向にあり、山形県酒田市の隣接地で3つの町が合併して昨年秋にできたとか、合併された一つの町が仁賀保町だったところから付けられたものらしいのですが、世の中最近漢字離れが甚だしくて、さいたま市、いわき市、つくば市、ひたちなか市等々仮名の市がうじゃうじゃできました。我が県にも“たつの市”が龍野市から変身しましたが、これでは龍野が三木露風作詞山田耕筰作曲童謡“赤とんぼ”の発祥の地であることすら忘れ去られるでしょうし、そのうち龍野を流れる揖保川まで“いぼ川”にされて川に入るのを気味悪がられるのではないでしょうか。どの市も漢字で書けば中学高校で取得する易しい漢字ばかりなのにどうして仮名呼ばわりするのか真意が掴めませんが、こんな処にも子供の国語力を低下させる原因が潜んでいるのでしょう。読み易ければよいと謂うものではなく地名の漢字にはそれなりに古の歴史を秘めているのに仮名ではそれらが全て失われます。漢字なら先ず読み間違いはせぬものを私は始め“にほか市”と読んでいましたが最近になって“にかほ市”であることに気付きました。(;;)今の子供達の漢字離れはこんな行政の安易な姿勢にも一因があると思われます。仁賀保市の何処が読み難いのか!
子供達ばかりではありません、今の大人達もパソコン惚けして漢字を忘れ、檸檬や憂鬱を書ける者など1%にも満たず、蜜柑や林檎すら満足に書くことが覚束ないのではどうしようもありませんよね。(;;)
飲酒運転に纏わる二つのエピソードをご紹介しましょう。先々週福岡市で起きたお母さん必死の素潜り4回にも関わらず幼児3名が死亡した痛ましい追突事故を惹き起こした男が事件後携帯から友人に替え玉出頭を依頼して断られ(彼もその時お酒を飲んでいたそうな)仕方なく代わりに水を持ってくるように依頼し、その水をガブ飲みしてからその場にいた警察官に事故を打ち明けたそうです。何でも水を呑めばその水が酒を中和して酒酔い運転が酒気帯びに数値の格下げとなり罰金や保険に何かと有利になるとか、役人とは悪いことを考える奴ですね。もう1件は先週北九州市で若い男が追突事故を起こした直後、コンビニへ走ってカップ入り焼酎を購入してガブ飲みし、駆けつけた警官に“事故を起こしたので腹を立てて呑んだ”と話したそうですが、被害者は彼が事故当時既に酔っていて足許がふらついていたと証言したそうです。アルコール検知器も呑んだ時間まで分からんでしょうし、被害者の証言が裁判所で否定されたら一体どうなることでしょうか。世の中悪賢い奴が居るもんやなあ。(>_<)
8日9日と連続して6件もの飲酒運転を原因とする事故が日本各地で発生しその不届きな連中の殆どが公務員であったことから我が国公務員の質を問われることになりました。福岡県“海の中道大橋”での3人の幼児の死亡は何の教訓にもなり得なかったことになりますが、世の中何処か歪んでおかしいですね。(;;)
期待された日本女子プロ選手権でしたが、横峯さくら選手は気負いすぎて13オーバーは最悪であり渡米から帰国した宮里藍ちゃん優勝の添え花となって沈みました。(;;)
負け惜しみではありませんが、お陰で日曜日の夕刻TVに関心が行かず漢字の勉強に身が入りましたよ。
禍福は糾える縄の如し
愈々本格的な梅雨がやって参りました。今週一杯雨模様とか紫陽花も終わりを告げてうちの庭は憂鬱な初夏の佇まいを醸し出していますが、今年初めての“ひるがを”が雨の中花を付けました。根が何処から出ているのか分からず肥料の遣りようもなく、放置しているためか気難しい花であり一夏に数個咲くだけですがこの花が咲くと私は夏の到来を予感して何故かホッとします。
可愛い花ですが余り見掛けないのは、この花が根伏せでしか増やせず、種を付けないので播種できないためです。一度タキイ種苗に“ひるがを”の種は?”聞いてみましたが、“ありません!”と何の説明もなく、けんもホロロのつれない返事でした(;;)“このド素人めが!”と思われたことでしょうがド素人が沢山いるからタキイさん商売になって居るんと違うのですか!営業農家ばかりが得意先と考えているからサカタ種苗に世界を席巻されたのと違うのか!(>_<)
先週20日の火曜日は日銀福井総裁の村上ファンド巨額運用益の発表、奈良で起こった母子焼殺事件の発生、そして99年秋山口県光市で起きた惨たらしい母子殺害事件の最高裁判決と大きな事件が重なりましたが、今日は紙面の都合で光市の事件を来週に回し、日銀総裁の利殖問題と奈良の母子焼殺事件について考えてみたいと思います。
福井日銀総裁のゼロ金利政策、高利回り運用と内と外がバラバラであったことが運の尽きであり、利息の番人が利殖に走るなど軽挙妄動も甚だしく味方である自民党内部からもその儲けぶりをやつかんで造反者が出ることでしょうから我々庶民感覚からして総裁の辞任は当然すぎる結末だと考えました。
…となるものと思っていたら何のことはないこの総裁は我々庶民の怒りが一団となった土俵際の渾身の寄りを投資資金の全額寄付や給与の30%半年間カットなどの申し出で徳俵一本懸命に堪えしぶとくも生き残って居ます。自らの地位に恋々とするなんて彼の本性が知られ恥知らずで余りにも往生際が悪いと思いますが、彼には子供がありませんからお金を残す必要はなく、逆に人間この辺まで上がると、どんなことがあっても勲一等の勲章が欲しいのでしょう。(>_<)
虎は死して皮残し、総裁死して勲章残すとなるのでしょうが、何れ甥っこ姪っこ達が勲章をコイン屋さんで金に換えて無駄遣いするシナリオとなることでしょうから総裁も所詮浮かばれませんよね(;;)総裁の存命の可否はスイスへの会議から帰国した25日以降の攻防に掛かってきましたが、彼は物事に飽きやすい日本人の習性を見越して、時の経過で批判の嵐が取り過ぎるのをじっと我慢して待ち続けることでしょう。福井さん、日本人の日本人たる所以は恥を知って腹を切ることにあるのです。まさかお忘れになったのではないでしょうね?
関西では灘に次ぐエリート進学校東大寺学園で起こった所謂“良い子”だった16歳少年の家族焼殺事件は医師である父親の子供への過度の期待感が誘発したものであり、世間の多くの教育パパママ達を震撼させ警鐘を乱打しました。
昨年今頃にも東京で16歳少年が両親を殺害しその後部屋を爆破する惨劇が起こりその原因は前夜父親から叱責されたことにあり、その他これに類する犯行は数知れずであり、昨今これら余りにも短絡的な犯行がどうして頻発するのかその背景について少し考えてみたいと思います。
事件は勿論父子のどちらにも非があったからでありましょうが、何れにせよ親と子の心の距離が大きく隔たっていたことが、お互いが打ち解けて話し合う機会を持てなかったために、親は子供の心の闇に思いを馳せることができず、子供は親の真意が察することができなかった処から事件が生まれたものと考えました。つまり簡単に言ってしまえば親子の意思疎通が欠けていたのです。そしてその背景には親は自分が子供であったときの“親の言うことには子は絶対服従”の親子関係が現在も持続できているものと信じて疑って居らず、子供は親の子供時代のことなどまるで知らず、幼児時代より劣悪な社会環境のためにゲームや漫画など平気で人を殺す場面を見ても、自分自身で培った倫理と謂う篩(ふるい)を持たぬために見た儘をストレートに消化していたことが悲劇を招いたのではないかと考えました。
人間の家族には昔から子供の躾けとして父性と母性がありますが、父親の子に対する厳しい態度を一般に父性と呼び、反面母親の持つ母性が厳しく扱(しご)かれた子供を優しく労り、子の避難所の役割を果たして子の教育に上手くバランスが取れているものですが、今回の事件の場合、余り報道されていませんが、不幸にして避難所の対象であるべき母親が自分の母親ではなくて父親の後妻であり、弟妹も後妻の子供であって年端が行かぬために父親の後継者にとして不適であったことがこの少年に過重な負担を背負わせたことも大きな要因となっていると考えました。その上継母は人情として我が子を可愛がっても先妻の子は邪険に扱うのが浄瑠璃の世界ではありませんが世の倣いとしたものです。此の母子の関係もご多分に漏れず先妻の継子いびりが夫への告げ口と謂う最悪のシナリオを通して行われたため、その義理の母が父親同様医師であったことも併せ、医者への目標を失いかけた子のシェルターとしての役割を果たせなかったことでありました。昔から“窮鼠噛猫”(きゅうそごうびょう)と謂いますが、心の逃げ場を失った子供がパニックとなりこの悲惨な事件のプロローグとなったのではないだろうかと考え、亡くなったお義母さんに“医者になりたくない”と子に縋(すが)られたらどんな態度を取られたか聞いてみたいと思いますが、継子の行動や態度を夫に告げ口する位の母親ですから、“窮鳥入懐(きゅうちょうにゅうかい)”の際の人の倫(みち)など忘れ去り、きっと義母からは父性を以て報いられ、それ処か父親に通報されて父親からの酷い折檻が待っていると考えたのでしょうね。子供の勘は鋭いですから恐らく私の推理は当たっていると思います。後妻とその子供達の間で疎外視されながらも絶えず良い子を振る舞わねばならず、父親が帰宅すれば勉強の結果を糾され、好きなサッカーのTVも遥か京都の他人の家でしか見ることの出来なかったこの少年の心情が哀れでなりません。この事件はある日突然の出来事ではなく”ある日当然の出来事“ではなかったでしょうか。この家には物理的な空間は沢山あってもこの少年の住まいする心の空間が全く存しなかったのでしょう。実母の居ない家庭で独りぽっちで良い子を演じなければならなかった子供の心情を察し、それに対処してやるのが実の父親の役目ではありませんか、親権者として子を引き取りながら、愚かにも再婚し更には子供まで設ける二重の過ちを犯した父親は何処の誰よりも自らの家庭に注意をし、少年の生活を快適と行かぬまでも細心の注意を以て心を配って遣らねばならぬものを少年の勉強部屋にICUとか勝手な名前を付けて勉強を強要していたそうですから何をか況んや、この少年にとっては言葉通り正にICUは生死の牢獄であったことでしょう。無神経にも能天気で子の学業成績ばかりを叱責し、後妻に気を遣って弟妹ばかり可愛がったこの父親をこの少年はどんな目で見ていたでしょうね。我々は倫理が若し法律であるならば、この事件の主犯者は間違いなく父親であり共犯者が継母で、少年は被害者であったことを知らねばなりません。
警察での少年は出されてハリーポッターを貪るように読み、時には笑顔を見せ取り乱した様子など微塵もなかったそうですから少年の心には久し振りに宿痾(しゅくあ)から解き放たれ平安が宿ったに違いありません。
独りぼっちになった47歳の父親は自業自得とは謂え、これから十字架を背負っての永い人生となりますが、我が子の気持ちも察せられずに罪(とが)人に仕立てた罪は軽くありません。これからは己が非を真摯に受け止めて子供の釈放を暖かく迎えて手を携えて、家族の冥福を祷る静かな生活に入られることを祈りたいと願いますが、この父親は医者にあり勝ちな自分中心で弱者への思い遣りなど欠片もない大馬鹿者に違いなく、ほとぼりが冷めると背負った十字架などかなぐり捨ててケロリと再度若い女を新しい妻を迎えて長男のことなど不肖の子と疎んじるようになるように思えてなりませんね。こんな悪い奴を咎める法律がないのが悔しいなあ(>_<)
無謀と笑われるでしょうが、ボケ防止に漢字検定準一級への遙かなる挑戦を志し、再び漢字辞典と対峙することとなりましたが、此までは同じ意味でも“嘆く”(四級配当漢字)を“歎く”(常用漢字外準一級配当漢字)と書けば×だったのが準一級から晴れてどちらを使っても良くなったことが嬉しく、漸く常用漢字ともお別れして旧字体の世界に入れると思いきや、さにあらず、“禍福は糾(あざな)える縄の如し”(仕合わせと災いは撚り合わせた縄のように交互にやってくる)と謂いますが、正にこの諺(ことわざ)通りであり、準一級のテストにはあの少しも面白くない部首が出題から省かれた代わりに常用漢字の表外音訓がしっかりと加わっており、2級までで覚えて居なかった常用漢字の読みが772字、数にして2000以上入って居り、再度常用漢字表外の読みを記憶する羽目となりました(;;)。“糾(あざな)える”などはその最たるもので2級では糾(きゅう)の音読みしか覚えていませんから、”ただす“や”あざなう“の訓読みは準一級の世界の話となります。(;;)何せ常用漢字辞典にない読みは昔はいざ知らず今では日常殆ど使わない言葉が多く半分以上が、え?なんで?と謂ったものばかりであり、訓読みはまだしも過去の読書の記憶から脳細胞の隅に偏在していますからどうやら納得できますが、音読みは実に難解であり、例えば“医”が”くすし“汽”が“ゆげ”ですから、何だか頭がおかしくなってしまいそうですが、丸暗記式は年齢的に最早無理であり急がば回れと言いますから、もう一度鴎外や鏡花の作品を読み直す必要を予感しています。
然し出足からこんなことで弱音を吐いていてはなりません。病や齢(よわい)のために志し半ばで挫折する可能性はないではありませんが、身の程知らずではあっても、それまではめげずに160点を目指して死力を尽くし頑張って行きたいと思って居ります。(^0^)/
プロミスレディースは兵庫県ウオーターヒルズGCで行われましたが、さくらちゃんは先週の優勝で疲れが出たのか10位タイと沈みました。
優勝したのはさくらちゃんと同じ20歳の藤田幸希選手でした。古閑美保選手にリードされながら18番のバーディーでプレーオフに持ち込みそのプレーオフをバーディーで締めて劇的な逆転初優勝でしたが、この優勝を誰に伝えたいですか?とのアナの問い掛けに対し、彼女は“両親と家族ですと”答えた後で、“私はお父さんとお母さんの子供に生まれて良かったと思います”と涙声で語りましたが、親子と謂うものはこうでなくてはなりませんよね。親は子を信頼し子は親を尊敬するこのごく当たり前のことが最近の風潮では守られていないように感じられてなりません。身勝手から我が子に妻子を焼死させられた奈良の医師さん聴いていますか?
李下に冠を正さず
梅雨入り宣言した筈が晴天続きで気象庁の面目丸潰れでありましたが、愈々本格的に梅雨入りしたらしく昨日今朝と雨が続いています。何時も不思議に思うのですが、何処のTVの予報士さんも全員同じことを言って当たらない日まで決まって同じですがこれでは予報士さんの仕事は気象庁のスポークスマンであり免状など不要だと思います。一社くらい早朝空を見てはその日の天気を嗅ぎ当てて来られたその道60年の熟練漁師さんに依頼されたら如何でしょうか。漁師さんが空を見るのは払暁であり聞きに行かれるアナウンサーも大変ですが、漁師さんの勘は経験則に基づいたものであり生活が懸かっているのでまず間違いません。予報士が当たらない原因は気象図の雲の動きを来た方向の儘に進むものと短絡的に考え、教科書で覚えた学問でしかなく、そのときの気温や今後の風向きを予想しない(能力的にできない?)ためですが、自分だけ間違うと具合が悪いのでつい無難な予報でお茶を濁しているのでしょう。航空会社などが気象庁を信頼せず、高い委託料を払って民間気象会社からの情報に頼っているのでもよく分かりますよね。地震予知も出来ない気象庁なんかなくても誰も困らないし、ひょっとして予算ムダ使いの不要官庁ではないでしょうか(;;)
日銀の福井総裁が例の村上世彰に誘われて7年も前に同僚数人と共に1000万円宛村上ファンドに投資していたことが何処かから判明し、政府与党が早く村上問題と訣別しようとしていた矢先ですから野党や証券関係者から強い非難の声が沸き起こりました。当人は我が国金融界のドンとしていち早く地検特捜部の情報を入手したらしく、本年2月慌てて解約申し出でをしていたことが判明しましたが、与謝野経済担当大臣は総裁も困ったことをしてくれたなあと思いながらも身に掛かる火の粉は払わねばならず、投資の時期が日銀総裁就任前(とは謂え1年前まで副総裁であり何れ帰り咲きは予測されていた)であり問題はないと発言していますが、それなら総裁就任時にきっぱりと解約すべきがスジではなかったでしょうか。外資ファンドとて天下の日銀総裁が出資していると聞かされては誰も大船に乗った気で投資家が激増したことでしょうし、広告塔としての彼が齎(もた)らしたプロパガンダは絶大なものだったでしょう。それが証拠に村上ファンドへの投資単位は10億円と大きいのに、福井総裁の僅か千万円の投資を村上ファンドが受け入れたのは謂わば例外であり、ファンドのイメージアップを謀るための見返りであったものと思われます。大手市銀がこっそりと外資ファンドを経由して巨額の資金を村上ファンドに投資していたことは誰も周知の事実ですが、これとて福井総裁の参入を聞かされてのことでしょう。然し彼等市銀達は預金者に雀(蚊か?)の涙程しか利息を払ってなく彼等も疚しくなければ外資に美味しい処をピンハネされずに直接投資した筈ですよね。銀行はバブルを惹き起こした自己責任には頬被りしてそのツケを預金者に廻し、91年から04年の間に家計の利息収入が304兆円(全国4000万世帯として年間ナント!80万円超となります)失われたと発表が嘗てありましたが、本3月決算で各銀行がメチャメチャ利益を計上した裏にはこんな不透明な儲けも入っているようです。
先週15日の参議院予算委員会に参考人招致が行われましたが福井総裁の答弁は陳謝一辺倒で与党政府側の庇護の元にのらりくらりと時間稼ぎに終始し17年度の確定申告に於ける村上ファンド投資収益額については、遂に最期まで明かすことはありませんでしたが、翌16日の参議院金融委員会に引き続いて喚問され、遂に年間運用益が数百万円に達した年があることを白状しました。数百万円と謂うことは最低200万円から最高900万円の間であったことを意味しますが全容は20日までに国会に提出するとか、秘書に聞けば5分で分かることを引き延ばして得になるとは思えませんが、国民誰もが1000万円の定期利息年間僅か2400円に呻吟しているときですからとても言い出し難かったのでしょうね。市場では量的緩和の解除を行い、ゼロ金利を継続しながら一方では“儂は村上さんとこで数十%も儲けました”なんて一寸言えませんよね。然し税務署にも民主党員や共産党贔屓もいることだし到底隠しおおせるものでないと観念し国民のショックを和らげるために、情報を少し宛小出しすることに決めたようです。
然しどんなに小出しをしても正確な運用益が公開され若し500万円もある年があるとなると国民の怒りが爆発して手が付けられなくなり総裁の辞任は必至となりましょう。
野党は道義的責任だと追及する構えですが、総裁の行った行為は純然たるインサイダー取引です。その意味では村上世彰より遙かにタチが悪いと言わねばなりません。日本経済の中枢を担い、明日の金利の決定権を持つ中央銀行の総裁が一投資ファンドのイメージガールならぬイメージ爺さんを務め、おまけに高利の運用益を手に入れてどうしますか!
福井総裁は国会で“運用益は国民の皆様に納得頂ける使い道に振り向けたい”などと白々しいことを言っていますが、これはファンド運用が暴露されたから仕方なく吐いた台詞であり、“語るに落ちる”とはこのことです、疚しくなければ“運用益は老後の家計の足しにします、儂が儲けた金を儂が使って何処が悪いのか!”と言えば済むことではなかったのですか。
これは日本銀行の社是でありますが、中央銀行に限らず全ての金融マンが遵守すべき事項です。“李下に冠を正さず”(スモモの生っている木の下で帽子を触るとスモモを盗んでいるように思われるから止めておけ)とは有名な中国の諺(ことわざ)ですが、中央銀行の総裁ともあろう人がこの格言も知らないのでしょうか!この社是も読んだことがないのでしょうか!阪神ファンからどつかれない間に即刻日銀を辞職して隠遁生活に入りなさい!
その彼が熱狂的な阪神ファンだそうですから世の中皮肉なものですよね。彼は村上ファンドが阪神タイガースを手に入れたら球団社長に天下る夢でも見てたかも…(^^)
今日は先週漢字検定行きのハプニングについてお伝えする予定でしたね。詰まらない話ですが私にとっては重大な出来事であったので我慢して聞いて遣って下さい。
試験は10時からなので8時40分に事務所を出て、元町駅に着いたのが9時15分歩いても良かったのですが坂道だし体力の消耗を防ぐためタクシーに乗ったのが第一の不覚でありました。山手短大の3号館と運転手に言ったらハイハイと返事良く、寛いで居ると車は急に山手線を右折して行くので“真っ直ぐ行くのと違うか?”と言ったら“三号館は山側からしか入れまへんのや”と県庁の東端を越えて鯉川筋の信号を西に曲がって100m走り“はいここです”よく見ると“此処は県庁と違うんか!”へい県庁の3号館ですわ”途中話しかけても返事もなくおかしいなと思っていたのですがこの運転手耳が遠いのでした。“わしは山短の3号館言うたやろうが!”えっ!えらい済んまへんてっきり県庁やと思いこんでしもて…”と再び先ほど私が示した四宮神社の横を上がって行き“はい着きました”見るとキャンパスにはシャッターが降ろされ、入り口には柵まで引かれていて、入る余地もないしそれに受験生が人っ子一人見えないのがおかしく、”おいおい一寸待って!“とタクシーを引き止めて降りてからよく見ると建物の上部に2号館と大きなサインがあるではありませんか、”ここは3号館と違う!2号館やないか“と言ったら運転手は慌てて”それやったらずっと東ですわ“とバックして東へ行こうとするとその道は一方通行で西に出るしかなく大回りしてやっと受験生がぞろぞろ登ってくる3号館に到着したのが9時35分と僅か200米に20分も要してげんなりし、今日のテストの結果を案じてしまいました。(;;)
会場へ入って受験票を見せて教室を尋ねたら2階ですが20分前まで入れないので地下の食堂で休んでいて下さいと言われて、地下へ降りたのが第二の不覚であり、地下では沢山の受験生が参考書と格闘中であり、見渡した処漢検2級の資格は推薦入学に加点されるとか、大半が来春の大学受験生それも女子学生が多いように感じました。私も運転手との葛藤などイライラを思い出してこれではイカンと精神統一し気を鎮めてから10分前に2階へ上がったのですが、試験教室だらけで自分の番号の教室が皆目分からず、昨秋の明石では一教室しかありませんでしたからその思いこみが齎したミスであり、先に試験教室の場所を確認しておくべきだったと悔やみましたが後の祭り、近くの部屋から出てきた名札を付けた係員らしい女性に受験票を見せて教室を尋ねるとちょっと待って下さいと居なくなり、2分ほどして出てきて南の方の教室ですと言って呉れましたが南へ行っても鍵の掛かった教室ばかりで試験教室らしいものはなく時間は刻々と経って行くし、一室ずつ自分で捜すことにして小さい字で書いてある受験番号を薄い目で探ってやっとこの部屋らしいのを見付けましたが、部屋に入っても広くて自分の席の見当が付かず試験官の試験に対する注意など聞きながら端から受験生不在の机を捜して歩いたら“あった!”三つ目に“岡本良英”と解答用紙の印字が目に飛び込んできてホッとして、崩れるように椅子に座り込んだ途端、試験官の“只今から試験を開始します”の声にどっと汗が噴き出し安堵の一瞬でしたが汗を気にしている間とてなく、早速七つ道具を揃えて問題との格闘が始まりましたが一時はどうなることかと心臓の止まる思いでした。
然しじっくりと問題を読んで見て今年の問題は例年より易しくて何故か案ずるほどでもなく、難関の四字熟語が満点で通過できたことが大きく、誤字訂正も書かれた字に惑わされる(一度迷うと迷路行きとなります)ことなく無事平穏に全てを書き終えましたが、部首の一問で“骨”の一字が引っ掛かり身体の一部やから“にくづき”かなあと書いていたのですが、嘗てこれまでの問題集で骨とにくづきの接点の記憶がまるでなく、悩んだ挙げ句“ええいままよ”と終了時間間際に答えを出題と同じ“骨”に変えたらこれが正解で“バンザーイ”自己採点は完璧な200点(答案用紙と引換に解答が頂けます)でありました。(^^)
帰るとき500人近い受験者(昨秋前回の明石の10倍です)を見渡したら60歳辺りはちらほら見受けましたが70歳らしき方は見付からず或いは私が神戸での最高齢者であったのかも知れません。(^^)
気も早く帰り道ジュンク堂で準一級の参考書を求めましたが、これまで常用漢字に慣れるべく意識的に旧字体の世界から遠ざかって居ましたから、パラパラとめくって見て準一級の難易度の高さに魂消てしまいました。準二級と二級の差を六甲山とすれば二級と準一級の差は槍ヶ岳位あるのでしょうか、遙か山頂が遠く雲に聳えて見えぬ程であり、到底合格する自信などまるでありませんが、合否は別にして古希にして新たな志を抱き、信念を以って命ある限りチャレンジしたいと思っています。
『一燈を提げて闇夜を行く、暗夜を憂うこと勿(なか)れ、只だ一燈を頼め』
幕末の儒学者佐藤一齋著“言志四録”より、西郷南州翁座右の銘であります。
本当に久し振りでニチレイレディース初日自己ベストの65で首位スタートした横峯さくらちゃんは、二日目は我慢のゴルフでイーブンパーと粘り最終日久し振りの優勝を意識しすぎて堅くなって13番のOBで最早これまでかと観念しましたが、17番執念のバーディーで今期4勝目を狙う李知姫を突き放しての9ケ月振りの優勝は見事でした。さくらちゃんお目出度う。さては先週のブログで“さくらちゃんには優勝しかない!”と檄(げき)を飛ばしたのが利いたのかな?
シンドラーはまるで中国だ!
6月に入り紫陽花の開花を迎え早朝から随分気温も上がってきました。歳を取ると睡眠時間が浅くて短く夜明けと共に目が覚めますから直ぐに起きようとして、否々もう少し身体を休ませないと…などと迷ったりしながら結局起きてしまうことになりますが、就寝が大体11時くらいですから力仕事するわけでなし、この歳では5時間も睡めば充分ではないかと思ったりしています。
今日は我が家の桃色月見草をご紹介しましょう。ご承知のように私は豪華な花を好まずひっそりと咲く可憐な花が好みです。(^^)月見草は通常夕刻から咲く花ですがこの花は朝咲いて3日位咲き続けます。アカバナ科の植物で甲虫など虫の好む花ですから来月になると花も葉もボロボロにされてしまいます。この花も小さい蜂が蜜を吸っていますが、これなんか可愛い方で悪い奴は花びらも葉っぱも全部食べてしまうので始末が悪いのです。甲虫が蔓延(はびこ)ると卵が根切虫になって来春には大事な花の苗をダメにしますから二重に悪い奴です。何方か甲虫類の撃退法をご存じの方は是非教えて下さい。
“驕れる平家は久しからず”と謂いますが、少し遣りすぎた村上ファンドの村上世彰氏が遂に逮捕されました。弟子のホリエモンと違い、たった二日で調書にサインですから彼とっても引き際が潔かったのか諦めが良かったのか。彼曰くこの逮捕で証券業界から身を引くそうですが、彼ほどの実力者ですから必ず何処かの世界で復活することでしょう。敵に廻せば鬼より恐い村上世彰ですし“顧問料月額100万円で是非当社のコンサルタントに…”と願う会社が沢山あると思いますが、当分は2千億円の財産もあることだし幾ら無駄遣いをしても利息だけも使い切れませんから、存分な充電期間に新しいアイデアの創造を試みられるのではないでしょうか。
然し村上ファンドの登場は悪いことばかりでなく、彼はぬるま湯に浸かって株主軽視に胡座(あぐら)を掻いていた我が国上場企業の経営陣に警鐘を乱打しました。これからの上場企業の経営者たるもの利益は勿論配当と株価の双方に気を配らねば成らなくなりましたから本来あるべき株主中心の会社の姿に変貌させるために彼がして来たことはそれなりに意義があったと思います。
最近株が下がれば社長が一番損をする遣り方を決めた米ヤフーがその最たるものであり、テリー・セメル米ヤフーのCEOは向こう3年間の給与は年1ドルである代わりに600万ドルのストックオプションを附与され経営者としての報酬の株価連動が鮮明となりました。彼の場合5月31日の終値31.59ドルが基準とされますから3年経ってもこの株価が抜けなかったら彼の3年間報酬は僅か3ドルになり、この基準価額を割ることになれば彼は身銭を切って損をすることになるでしょう。又株価が2倍になれば彼は1億9000万ドルもの利益を得ることになりますが、株主も同じく儲けたでしょうから充分に納得することでしょう。三洋電機のように2500億円も赤字を垂れ流しても多額の役員報酬を取り、配当もしない会社の多い日本も何れ近い将来こんな風になるものと思われ、経営者は自社のバランスシートの数字より日経平均と自社の株価の比較に一喜一憂する日が近いことでしょう。(^^)
三洋電機と謂えば株を僅かに1.2%しか持たぬ癖にオーナー株主のような大きな面(つら)(敏、敏雅共にでかい馬面だ!)をして井植家の世襲に拘っていますが、今こそ株主総会で彼等の独裁を糾弾し経営の座から敏雅と敏が連れてきた野中ともよCEO共に解任すべきではありませんか。この親子は偉かった井植歳男の直系であり2代目3代目ですが、どちらも乳母日傘のぼんぼんであり、人に使われたことのない苦労知らずであることは、一昨年の新潟中越地震で子会社の新潟三洋電子が従業員の家屋は全壊、半導体製造設備に致命的な被害を受けたと謂うのに、血も涙もないのかこの井植親子は一度も見舞いにすら行かず、挙げ句は現地で大掛かりなリストラをしたことでよく分かります。人面獣心とは言い過ぎかもしれませんが、経営者の風上にもおけぬ不埒な連中です。彼等をのさばらせていた生保銀行など主要大株主の無能さにも呆れ果てますね。こんな会社こそ村上ファンドにしゃぶられたらよいのですが、不幸にして彼は優良企業しかターゲットにしないところが井植親子の幸運を呼びました。然し彼等も数々の無能が暴露されましたから、幾ら何でも来年の総会では首が飛ぶでしょうが、最後のチャンスを与えて井植敏雅と野中ともよにストックオプションを沢山附与して今期の給与を月額10円にしたらどうでしょうか。それでも未だ株が下がって二人とも損をしたりして…(;;)
スイスのシンドラー社のエレベーターがしょっちゅう誤作動をしていて遂に高校生が挟まれて圧死すると謂う痛ましい事件が起きたことは皆様ご承知の通りですが、腹が立つのは日本法人が家宅捜索されたのに、スイス本社は社長が慌てふためいて飛んでくるかと思ったら、何のことはない捜索も知らないと突っぱね捜査が終わるまでコメントしないとあらゆる情報開示をもシラッと拒否しています。日本法人のケント社長も本社に言い含められたようで記者団に一言も口を利かず、自社の設置エレベーターの数や所在すら個人情報を楯にとって国土交通大臣に怒られるまでノーコメントを貫いています。高校生の葬儀にも渋々来ただけで謝罪すれば非を認めたことになるためダンマリを決め込んで居り、同社のエレベーターを使用していてトラブル続きの都営住宅での住民説明会にすら出席を拒否していますから、一体この会社は何と謂う酷い会社でしょう、まるで支那みたいですね、日本人の命を何と考えているのでしょうか。スイスと聞くと我々はアメリカなどよりずっと高級感を覚えますが、実はこの会社各国の中小昇降機メーカーを次々と買収しては大きくなって今では全世界110カ国以上に販売網を持っているそうですから、買収された各社が有していたノーハウの内コストダウン(手抜きかな?)出来るところだけを繋ぎ合わせては廉価なエレベーターを製造していたものでしょうか。日本法人も20年ほど前に日本エレベーター工業と謂う中小企業を買収したものであり、現在では全国で23カ所の拠点を有しているそうですから日本は相当な収益を齋らす地域らしく現在のシェア1%を今後も廉価を武器に国内メーカーを脅かす存在になる予定であったのでしょう、然しそうは問屋が卸さず今度の事件でこれまでに起こった無数のトラブルが表面化しましたから、今やこの会社の運命は風前の灯火(ともしび)です。この会社は本部をスイスに置いて居ますが、どうやらその隠された実態はユダヤ資本ではないのでしょうか。
シンドラーとはオーチスなどと違って聞き慣れぬ名前ですが価格が廉いためにこれまで国内で20年間に9000基近くも販売しており、地方自治体や公共機関の利用者が多いそうできっと“廉かろう、悪かろう”のモデル製品のようです。今のところ制禦関係に問題があると報道されていますが、車でも電車でもアクセルよりブレーキの利きが最優先されるべきであり、そのブレーキが欠陥品ではどうしようもありませんよね。会社側は反撃に転じ事故の原因を利用者や保守点検に責任を転嫁しようとしていますが、牽強付会とはこのことであり早急に原因を究明して保守点検会社はシンドラーを誣告罪で告訴して下さい。高校生の何処に非があったと言いたいのですか!自慢じゃないけれど、うちの事務所玄関の安物電動シャッター(30万円)でも過って置き忘れたバケツに触っただけでも即座に止まります、自転車のような堅い物すら感知できないなんて完全な欠陥品ではないのですか!今回この事件に対するこの会社の心ない冷淡な対応を見ていて、私は彼等が早くも日本からの撤退を決断したものと思いました。然もこれだけ多くのトラブルが報告されて国土交通大臣や国家公安委員長まで顔を出してきましたから、これから汚名回復に要する費用と今後の見込営業収益を天秤に掛けて前者が遙かに多いと計算が立ったものでありましょうが、人の命の尊さを踏み躙(にじ)った営利中心の彼等の行動は到底赦すべからざるものだと思います。
これからは幾ら値段が安くても利用者の拒絶反応で何処の公共機関もマンション業者もイメージ悪くこの会社の昇降機は絶対に買わないと思いますから、この会社が日本撤退を決意しなくても“さらば日本列島”を余儀なくされることでしょう。然し“立つ鳥後を濁さず”と謂いますから事件の後始末と刑事罰だけはしっかりと受けて下さいね。あらゆる情報開示を拒否したスイス本社の幹部連中もお縄に出来ないのかなあ(;;)
メジャーであるサントリーレディース4日目は六甲国際GCで行われ、さくら選手は今週も調子が上がらず6位タイに終わりました。他の選手ならトップテンは大喜び(予選にも出られない選手が数百人居ます)ですが、彼女の場合沢山のスポンサーと私のようなファンがゴマンと付いていますから優勝は義務みたいなものです。彼女の技術が落ちたとは思いませんが、最近優勝に絡むことがなくなった原因はハングリー精神の欠如だと思います。さくらちゃんもう一度お父さんとキャラバン生活に戻りませんか?
今日は待ちに待った漢字検定の試験日でした。雨も降らずに幸運でしたが往路からハプニングの連続で、自分の席に座るのと試験開始がジャスト同時であり、どっと汗が噴き出しました。こう云うのを四字熟語で“冷汗三斗”と謂うのでしょう。今日は紙面が切れたのと試験で疲労困憊のため詳細は来週のご報告と致します。尚試験の結果は自己採点は満点の200点でありミミズ金釘流を採点機に撥ねられても190点は堅いと思いました。(^^)
何が文部科学大臣賞や
遅咲き牡丹が終わり、ふと気づけば紫陽花の蕾が白く大きくなり始めています。晴れていたと思ったら急に雨が降ったりと慌しい時期ですが、これも日本独特の季節感を感じる初夏の佇まいでしょうか。
最近の日本は四季がなくなり二季になった(;;)と造園業者からM新聞に投書があったそうです。ほんにそうですよね、我が国も地球温暖化の影響で亜熱帯地方の仲間入りをしたものか、冬が終わったら春が駆け足で通り過ぎて夏の到来となり、ずっと夏が居座り続けて、気付けば紅葉を愛でる間もなく冬の訪れとは悲しいですね。植物も芽を出す時や蕾を作る時期を間違って戸惑っているのではないでしょうか。全ては地球の力を無限と過信した人間共の冒した罪であり、何れ我々自身が報いを受ける日がそんなに遠くないことでしょう。
これは先月だったか日経新聞の記事の一部です。パソコンが主流になって影の薄くなった手書き文字を復活させ美しく見せようとの記事であり、見本とされたのが“林”なんですが、この字は小学1年生の配当漢字であり、皆様にも変なとこがお分かりですよね?2年生の孫に見せたら即座に“これ違う!”と指摘されました、そうですよね。林という字は縦棒が真っ直ぐに下りて居て跳ねては誤りとなります。漢字検定なら×で学校のテストでも部分点しか頂けないでしょう。幾ら美しく書こうなんて言っても間違った字は相手に失礼だしこちらの教養を疑われます。“電”だって最後は跳ねで終わりますが原稿は跳ねがありません。余り見苦しいので天下の日経だし葉書で散々文句を言ってやりましたが、謝りの葉書もなく梨の礫でした。(;;)
投書といえば先月文春文庫を読んでいて台風を指す“野分(のわき)”に“のわけ”とルビが入っていたので、矢張り葉書で文句を言ったら、『 “のわけ”と謂う読み方もあり、広辞苑に載っています。』と丁重な返書を頂き広辞苑を見ると”のわきに同じ“と書かれており私の不明を恥じ入りましたが、詰まらぬ投書に律儀な返事を頂戴し、流石は文藝春秋社だと感心しました。
こら!日経新聞聞いて居るのか!
文部科学大臣賞の受賞が決まった洋画家和田義彦氏の盗作疑惑についての投書が文化庁に入って既に10日を経ましたが、驚いたことに絵心のない私が知らなくて当然ですが、肝心の芸術選審査員達10数名の学者達は誰もイタリアで3本の指に数えられるアルベルト.スギ氏の作品は勿論名前すら知らず、絵画の世界ではオークションで素人コレクターでも数多く知っていたそうですから、如何に日本の画壇の重鎮達が権威だけを振り翳し世界を見ようとせず縦社会である特権階級に胡座(あぐら)をかき井の中の蛙であることを暴露しました。井戸から顔を覗かすことが恐いのでしょうね(^^)
そもそも事象を見る目は心の眼でなければなりませんから、作者を知らなくても模写なのか本物なのかはその道を究めた方なら一目で容易に分かるでしょうにそれが出来ないと謂うことは彼等が似非美術家であることが証明されました。自己の意思も持たずに指導教授の言うが儘に随い、力の伴わない儘現在の地位を得たもの(そもそも指導教授に力がなかった?)でしょうが、これが我が国独特の学閥、閨閥の悪しき因循でありましょうか、同じ日本人として恥ずかしい思いに駆られました。
和田氏はその辺を熟知していての確信犯であったものでしょうが、文化庁も美術界の似非権威達に媚び諂って美術雑誌の海外担当の一人でも審査員に選ぶ度量がないのが情けないですよね。明日5日盗作疑惑について文化庁の審査会が行われるそうですが作品をTVで見た処、10点近い比較作品の全ては、酷似しているなどと謂う生易しいものではなく、細部に至るまでまるでコピーであることは素人の私でも直ぐに分かりましたから、和田氏の盗作であることは審議会など開かずとも自明であったでしょう。和田氏に少しでも矜持があれば背景を少しずらすとか男性を女性に置き換えるなどカムフラージュの方法は幾らでもあったでしょうが、発覚するなんてハナから夢にも思っていなかったことでしょう。大恥を掻いたのは文化庁であり、コケにされたのは文部科学大臣でした。(;;)
永年の努力が無能な指導教授へのゴマスリだけであったことが暴露され表も歩けなくなる審査員達は一体どうなるのでしょうね?何故か文化庁は賄賂などが発生するからと審査員達の氏名を非公開にしていますが、今回ばかりは是非実名を公表して頂きたいですね。全員芸術大学の教授、助教授職を馘首されたりして…(^^)
セキュリティーのとても厳しいマンションで何処からも不審者が侵入した形跡もなければVTRにも猫の子一匹写って居ず、警察の必死の捜査にも関わらず不可解の儘未解決となったあの仙台市4年生の女の子が自宅マンションの8階から転落して死亡した不幸で痛ましい事件から早や10日が経ちましたが、事件現場のTV映像では女の子の部屋の前の柵の横に排水の樋が真下に下がっていましたよね。私は彼女の場合事件ではなく不幸な事故であり、彼女がお姉ちゃんのトイレに行って出て来るのが遅れていたことを知っていましたから、彼女を驚かそうと部屋の前の柵に上って樋に掴まって隠れようとして不幸にも手を滑らして墜落したものと推察しました。でなければ不審者に突き落とされたものなら仰向けに墜ちた筈ですが彼女はマンションの方を向いて足から墜ちていったことが1階のビデオに写っていましたから柵を乗り越えて樋に掴まった状態からの落下だと思いました。これ位の年頃の子供は未経験から恐いもの知らずであり、大人が想像もしない大胆なことをするものです。今の子供は木登りなども体験したことがなければ木から落ちた恐怖も味わったことがないことがこんな悲劇を招いたのではないでしょうか。ひょっとして樋に掴まった彼女は部屋から出てくるお姉ちゃんを見るつもりでふと下に視線が行ったことが彼女の運命を三途の川に変えてしまったのかも知れませんね。合掌
阪神ファンだけでなく日本一不人気な男として有名になった村上ファンドの村上世彰氏が東京地検特捜部事情聴取のニュースが飛び交ったため慌ててシンガポールから帰国し、名古屋空港でメディアに捉まった写真が新聞を賑わしていましたね。髭面にサングラスに野球帽と誰にも分からぬように変装した処は、嘗て鬘(かつら)で変装して東北新幹線に乗車しているのを乗客に携帯で密告されて、東京駅で沢山のメディアに待ち構えられたリクルートの江副社長を思い出しました。今回も同様同乗者からの携帯通報がメディアに齋らされたものでしょう、どうせ見付かるのですし堂々とスーツ姿で羽田か成田から帰国できなかったのでしょうか。この変装振りに村上氏の疚しさを垣間見た思いです。
一時はエリート官僚の変身成功組として持て囃された村上氏でしたが、阪神乗っ取りは少し遣り過ぎでしたね。今や国税当局からは狙われ、更には既に昨日3日休日なのに任意で東京地検特捜部が事情聴取されましたから、彼等は本気であり週明けにも強制捜査になり、側近共々逮捕されることでしょう。容疑はホリエモンと組んだニッポン放送株の買占めインサイダー取引ですが、情報源は洗いざらい白状したライブドア側近宮内あたりで、ホリエモンの証取法違反の師範は村上氏であったようです。既に特捜部は証券取引監視委員会と連携して村上ファンドの外堀は埋められた様子であり、他国へ本拠地を移した効果はまるでなく、今や一時の人気は影もなく地に墜ちて村上氏は暗転、四面楚歌に陥りました。
M&Aや株の買い占めを謀る連中は誰しも企業秘密として大なり小なりインサイダー情報に関わっていますから、地検もその気になれば何時でも伝家の宝刀を抜けるのですが、一々呼んでいては忙しくてきりがなく、村上氏の不運は地検内にも多くのファンを有する阪神タイガースに関わったことであったでしょう。
このインサイダー取引疑惑を知って一番悔しがっているのは大阪商人の見本である阪急でしょうね。村上さんも足許に火が付いては銀主であるユダヤ資本の引き揚げは必至であり、阪神株どころではなくなりましたから、TOB価格を800円にでもしておいても充分だったと臍(ほぞ)を噛んでいることでしょう(^^)それ処か経営陣は株主から“400円の株を930円とはどう謂うこっちゃ!530円返せ!”との株主代表訴訟が恐ろしいですよね。大丈夫ですか、阪急角社長さん?
それにしても村上氏は名古屋空港で報道陣に向かって“この国にはプライバシーはないのか!”と叫びながら車で逃走しましたが、ご自宅の六本木ヒルズは連日100人を超すメディアが取り囲んでいますから出るに出られずストレスが溜まって夫婦喧嘩の毎日であり、その内自宅から逃げ出してホテルでの隠遁暮らしとなることでしょうがそれも大変でしょうね。それより若しかして拘置所暮らしとなればもっと大変ですよね。拘置所では偶然ホリエモンの匂いの染みついた部屋だったりして…(^^)
リゾートトラストレディースは1週休んで満を持したさくら選手でしたがスコアがイマイチ安定せず、三日目も崩れて17位タイは不完全燃焼の3日間でした。来週はサントリーオープンが六甲国際GCで行われます。神有沿線なので家から1時間で行けますから応援に行きたいところですが、残念ながら11日は漢字検定のテスト日なので帰宅後TV放映を見て応援することにしましょうか。





