遅咲き牡丹が終わり、ふと気づけば紫陽花の蕾が白く大きくなり始めています。晴れていたと思ったら急に雨が降ったりと慌しい時期ですが、これも日本独特の季節感を感じる初夏の佇まいでしょうか。
最近の日本は四季がなくなり二季になった(;;)と造園業者からM新聞に投書があったそうです。ほんにそうですよね、我が国も地球温暖化の影響で亜熱帯地方の仲間入りをしたものか、冬が終わったら春が駆け足で通り過ぎて夏の到来となり、ずっと夏が居座り続けて、気付けば紅葉を愛でる間もなく冬の訪れとは悲しいですね。植物も芽を出す時や蕾を作る時期を間違って戸惑っているのではないでしょうか。全ては地球の力を無限と過信した人間共の冒した罪であり、何れ我々自身が報いを受ける日がそんなに遠くないことでしょう。
これは先月だったか日経新聞の記事の一部です。パソコンが主流になって影の薄くなった手書き文字を復活させ美しく見せようとの記事であり、見本とされたのが“林”なんですが、この字は小学1年生の配当漢字であり、皆様にも変なとこがお分かりですよね?2年生の孫に見せたら即座に“これ違う!”と指摘されました、そうですよね。林という字は縦棒が真っ直ぐに下りて居て跳ねては誤りとなります。漢字検定なら×で学校のテストでも部分点しか頂けないでしょう。幾ら美しく書こうなんて言っても間違った字は相手に失礼だしこちらの教養を疑われます。“電”だって最後は跳ねで終わりますが原稿は跳ねがありません。余り見苦しいので天下の日経だし葉書で散々文句を言ってやりましたが、謝りの葉書もなく梨の礫でした。(;;)
投書といえば先月文春文庫を読んでいて台風を指す“野分(のわき)”に“のわけ”とルビが入っていたので、矢張り葉書で文句を言ったら、『 “のわけ”と謂う読み方もあり、広辞苑に載っています。』と丁重な返書を頂き広辞苑を見ると”のわきに同じ“と書かれており私の不明を恥じ入りましたが、詰まらぬ投書に律儀な返事を頂戴し、流石は文藝春秋社だと感心しました。
こら!日経新聞聞いて居るのか!
文部科学大臣賞の受賞が決まった洋画家和田義彦氏の盗作疑惑についての投書が文化庁に入って既に10日を経ましたが、驚いたことに絵心のない私が知らなくて当然ですが、肝心の芸術選審査員達10数名の学者達は誰もイタリアで3本の指に数えられるアルベルト.スギ氏の作品は勿論名前すら知らず、絵画の世界ではオークションで素人コレクターでも数多く知っていたそうですから、如何に日本の画壇の重鎮達が権威だけを振り翳し世界を見ようとせず縦社会である特権階級に胡座(あぐら)をかき井の中の蛙であることを暴露しました。井戸から顔を覗かすことが恐いのでしょうね(^^)
そもそも事象を見る目は心の眼でなければなりませんから、作者を知らなくても模写なのか本物なのかはその道を究めた方なら一目で容易に分かるでしょうにそれが出来ないと謂うことは彼等が似非美術家であることが証明されました。自己の意思も持たずに指導教授の言うが儘に随い、力の伴わない儘現在の地位を得たもの(そもそも指導教授に力がなかった?)でしょうが、これが我が国独特の学閥、閨閥の悪しき因循でありましょうか、同じ日本人として恥ずかしい思いに駆られました。
和田氏はその辺を熟知していての確信犯であったものでしょうが、文化庁も美術界の似非権威達に媚び諂って美術雑誌の海外担当の一人でも審査員に選ぶ度量がないのが情けないですよね。明日5日盗作疑惑について文化庁の審査会が行われるそうですが作品をTVで見た処、10点近い比較作品の全ては、酷似しているなどと謂う生易しいものではなく、細部に至るまでまるでコピーであることは素人の私でも直ぐに分かりましたから、和田氏の盗作であることは審議会など開かずとも自明であったでしょう。和田氏に少しでも矜持があれば背景を少しずらすとか男性を女性に置き換えるなどカムフラージュの方法は幾らでもあったでしょうが、発覚するなんてハナから夢にも思っていなかったことでしょう。大恥を掻いたのは文化庁であり、コケにされたのは文部科学大臣でした。(;;)
永年の努力が無能な指導教授へのゴマスリだけであったことが暴露され表も歩けなくなる審査員達は一体どうなるのでしょうね?何故か文化庁は賄賂などが発生するからと審査員達の氏名を非公開にしていますが、今回ばかりは是非実名を公表して頂きたいですね。全員芸術大学の教授、助教授職を馘首されたりして…(^^)
セキュリティーのとても厳しいマンションで何処からも不審者が侵入した形跡もなければVTRにも猫の子一匹写って居ず、警察の必死の捜査にも関わらず不可解の儘未解決となったあの仙台市4年生の女の子が自宅マンションの8階から転落して死亡した不幸で痛ましい事件から早や10日が経ちましたが、事件現場のTV映像では女の子の部屋の前の柵の横に排水の樋が真下に下がっていましたよね。私は彼女の場合事件ではなく不幸な事故であり、彼女がお姉ちゃんのトイレに行って出て来るのが遅れていたことを知っていましたから、彼女を驚かそうと部屋の前の柵に上って樋に掴まって隠れようとして不幸にも手を滑らして墜落したものと推察しました。でなければ不審者に突き落とされたものなら仰向けに墜ちた筈ですが彼女はマンションの方を向いて足から墜ちていったことが1階のビデオに写っていましたから柵を乗り越えて樋に掴まった状態からの落下だと思いました。これ位の年頃の子供は未経験から恐いもの知らずであり、大人が想像もしない大胆なことをするものです。今の子供は木登りなども体験したことがなければ木から落ちた恐怖も味わったことがないことがこんな悲劇を招いたのではないでしょうか。ひょっとして樋に掴まった彼女は部屋から出てくるお姉ちゃんを見るつもりでふと下に視線が行ったことが彼女の運命を三途の川に変えてしまったのかも知れませんね。合掌
阪神ファンだけでなく日本一不人気な男として有名になった村上ファンドの村上世彰氏が東京地検特捜部事情聴取のニュースが飛び交ったため慌ててシンガポールから帰国し、名古屋空港でメディアに捉まった写真が新聞を賑わしていましたね。髭面にサングラスに野球帽と誰にも分からぬように変装した処は、嘗て鬘(かつら)で変装して東北新幹線に乗車しているのを乗客に携帯で密告されて、東京駅で沢山のメディアに待ち構えられたリクルートの江副社長を思い出しました。今回も同様同乗者からの携帯通報がメディアに齋らされたものでしょう、どうせ見付かるのですし堂々とスーツ姿で羽田か成田から帰国できなかったのでしょうか。この変装振りに村上氏の疚しさを垣間見た思いです。
一時はエリート官僚の変身成功組として持て囃された村上氏でしたが、阪神乗っ取りは少し遣り過ぎでしたね。今や国税当局からは狙われ、更には既に昨日3日休日なのに任意で東京地検特捜部が事情聴取されましたから、彼等は本気であり週明けにも強制捜査になり、側近共々逮捕されることでしょう。容疑はホリエモンと組んだニッポン放送株の買占めインサイダー取引ですが、情報源は洗いざらい白状したライブドア側近宮内あたりで、ホリエモンの証取法違反の師範は村上氏であったようです。既に特捜部は証券取引監視委員会と連携して村上ファンドの外堀は埋められた様子であり、他国へ本拠地を移した効果はまるでなく、今や一時の人気は影もなく地に墜ちて村上氏は暗転、四面楚歌に陥りました。
M&Aや株の買い占めを謀る連中は誰しも企業秘密として大なり小なりインサイダー情報に関わっていますから、地検もその気になれば何時でも伝家の宝刀を抜けるのですが、一々呼んでいては忙しくてきりがなく、村上氏の不運は地検内にも多くのファンを有する阪神タイガースに関わったことであったでしょう。
このインサイダー取引疑惑を知って一番悔しがっているのは大阪商人の見本である阪急でしょうね。村上さんも足許に火が付いては銀主であるユダヤ資本の引き揚げは必至であり、阪神株どころではなくなりましたから、TOB価格を800円にでもしておいても充分だったと臍(ほぞ)を噛んでいることでしょう(^^)それ処か経営陣は株主から“400円の株を930円とはどう謂うこっちゃ!530円返せ!”との株主代表訴訟が恐ろしいですよね。大丈夫ですか、阪急角社長さん?
それにしても村上氏は名古屋空港で報道陣に向かって“この国にはプライバシーはないのか!”と叫びながら車で逃走しましたが、ご自宅の六本木ヒルズは連日100人を超すメディアが取り囲んでいますから出るに出られずストレスが溜まって夫婦喧嘩の毎日であり、その内自宅から逃げ出してホテルでの隠遁暮らしとなることでしょうがそれも大変でしょうね。それより若しかして拘置所暮らしとなればもっと大変ですよね。拘置所では偶然ホリエモンの匂いの染みついた部屋だったりして…(^^)
リゾートトラストレディースは1週休んで満を持したさくら選手でしたがスコアがイマイチ安定せず、三日目も崩れて17位タイは不完全燃焼の3日間でした。来週はサントリーオープンが六甲国際GCで行われます。神有沿線なので家から1時間で行けますから応援に行きたいところですが、残念ながら11日は漢字検定のテスト日なので帰宅後TV放映を見て応援することにしましょうか。