独り言」カテゴリーアーカイブ

被災児童と卑怯な教育者達

秋の日は釣瓶落とし」と言うが、四季のうちで一番少ない秋の日は夕暮れも早く、ひと雨ごとに気温が下がり、冬の到来を実感するこの頃です。

アメリカでのトランプの勝利で何故か円は110円とメチャ安くなり、大暴落する筈の日経平均が18000円にまで暴騰し、悪役の見本のように言われていた彼が安倍総理とにこやかに対談するなどと誰もが想定しない展開に日本中が仰天して居ます。

トランプ氏の放言暴言が余りに誇大で世界の誰もが顰蹙していたせいだと思いますが、彼は単なる選挙パフォーマンスで言ったことであり、実を言えば共和党も民主党もどちらもアメリカのエネルギー産業の代表に違いないし、何方が勝っても我が国にとって大した相違はなかったんだけど一時は驚いたね。週明け相場が注目されるが株は下がり円は上がりそうな予感がするのは私だけかな?

 

東北大震災で被災し横浜に疎開した児童が小学校中学校と苛めに遭っているのに学校も教育委員会も見て見ぬ振りをして全く対応して居なかった事実が明るみに出た。苛めも「放射能を撒き散らすな」などの揶揄(からか)いではなく、同級生が「震災の補償金を寄こせ」と言って150万円も脅し取ったまるで恐喝であって悪どいものだったが学校は見て見ぬ振りをし、被害者の親から報告を受けた市の教育委員会は、学校に伝えたのかどうかも定かでなく事態を放置していたのだ。14歳未満であったとしても此れは明らかに刑事事件じゃないか!「困っている者を助ける」此れが大和魂だが、困っている者を更に追い詰めるなどまるで暴力団だね。喝上げした生徒達と教育委員会教育長と関係中学校小学校の校長は被害者達家族に150万円を弁償して土下座して謝れ!そしてマスコミはその映像を流して横浜の教育者達の非人情振りを被災地に公表せよ!

「天皇のおこころ察すは庶民だけ」

何が有識者会議だ、何が皇室典範だ、前例と因習に囚われた老いぼれ共に何が分かるのか!

「土人とは差別でなくて何なんだ」

土人に対する鶴保沖縄北方大臣の発言は極めて不穏当だ!此奴は国語辞典を読んだことがないのと違うか!それに此奴は規則以上にパーティ券を買って補助金疑惑の張本人なんだ、早く辞任しろ!

退院後に毎日新聞に応募した万能川柳句です。ここ数年間ボツが続いて居ますがめげずに投稿しています^^。

 

三省堂国語辞典の看護師

医者を補助し病人やけが人を看護する資格を持った人

新解さんの看護師

看護婦 女性の看護師のの元の呼び名

明鏡国語辞典の婦長

看護婦達の一番上の人、今は看護師長と言う 女性の看護婦の元の呼び名

婦長、今は看護師長と言う、師長と言わないと丁寧な注釈まである。何方も看護婦の名に愛着があるようだ。白衣の天使のイメージは矢張り男ではダメだ。

私が手術を受けて集中治療室に連れ込まれたとき、担当夜勤看護師は43歳スキンヘッドの男性であり、リハビリの人かと訝った。水を呑めない状態のため一晩中一時間に一回「吸い口」で唇を濡らして呉れたのだが、そのとき矢張り看護師は若い女性が良いなと思ったね^^。

 

今週の読めそうで読めない漢字

彼の言葉に(論)うな

 

 

 

長い間お休みして申し訳ありません

術後ほぼ2ヶ月を経て私の躰の調子も少しは元に戻ってきたように思えます。其処で試しに来週からでも又以前のブログを復活させようかなと考えています。

ところが、此れまでの私のブログは長くて諄(くど)くて難解だと皆様から敬遠されていたことを知って居ましたので、此れからは短くして平易な文章で何時ものように日々のできごとに触れて行きたいと思って居ますので以前同様ご拝読をよろしくお願いしますm(_ _)m。

尚、「言葉」について新解さんと三省堂国語辞典の解釈の比較と漢字の仮名づけは好評らしいようですのでこれからも続けさせて頂き、週末に新装ブログを推敲したいと思います。それでは皆様余り多くを期待されずにリニューアルされたブログお楽しみに…(^^)。

刺々(とげとげ)しい世相に思う

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先週事務所の職員から連休に柳原の戎神社へお参りに行ったら大賑わいだったと聞かされて居たが、偶然中学時代からの友人M君からメールで西宮戎神社へお参りに行かれたときの写真や近況報告を頂戴した。西宮戎は一番乗りの短距離競走で福男が選ばれることで夙に有名だ。写真は福笹を売っている福娘達の弾けるような可愛い笑顔だ^^。彼M君は昔から写真が趣味だからシャッターチャンスは逃さない。無理をお願いして巻頭の写真に借用させて頂いた^^。
30年近くも前愚娘が学生時代に大阪の今宮戎の福娘に応募したが落っこちたことを思い出した(;;)、可成りの日給なので募集では倍率が凄いと聞いた。あれは写真選考だったから西宮戎もルックスと愛嬌で毎年福娘を選んでるんだろうね。

昨年末からBS12では渥美清の「泣いてたまるか」に続いて40年前TBSで大ヒットした「ありがとう」が流されて居た。看護婦の水前寺清子と医師の石坂浩二が愛を育んで結ばれてゆく年52週連続ホームドラマだったが3年半も続いた長寿番組であり、1年毎に中身が刷新し初めの年水前寺は女性警官で二年目が看護婦、三年目が魚屋と目紛るしいが内容は殆ど平坦で第一話とスタイルが変わらず全員が善意で悪役もいびり役も一人も出ない天下太平で平々凡々の日常生活を綴ったドラマであって将にホームドラマの典型だった、此の番組が当時視聴率57%を誇ったなど、殺伐とした刺激的な番組や不倫紛いしか支持されない昨今から考えれば到底信じられない。当時、向こう三軒両隣は疎か近隣に住む人も全て知り合いであるばかりか世の中は誰もが善意の人で溢れ誰も自分達の平穏な生活に満足していたんだろう。
当時「肝っ玉母さん」や「時間ですよ」など評判の作品は全てホームドラマであり、日常生活のちょっとした些細なできごとが視聴者の視点であり興味の的だったからあの頃は皆貧しかったが人々の心は暖かく常に平和な生活を求めていたことが察せられる、昔は良かったなあ。

BS放送の再放送で和んでいた私の心を無残に切り刻んだ事件が二件、1歳の我が子を自宅前で轢き殺した41歳のお父さんと、3歳の子どもを虐待して殺した若い母親達の事件が埼玉県で起こったと18日夕刊で報じられた(;;)。
前者は自宅ガレージで1歳の長女が前に居るのに気付かず車を発進させた父親の後悔だったが、全員一緒に出掛けるとき妻が忘れ物で玄関先に戻った一瞬のできごとだ。夫は長女を妻が連れて玄関に戻ったと信じきって車を車庫から発進させたら不幸にして幼児は車の前に居たのだ。偶に起こる心が潰れそうな事故だが此の不時のできごとにより動転した妻はきっと夫の不注意を詰り、夫は幼児を置き去りにして玄関に戻った妻に対し許せない怒りを覚えたに相違ない。ちょっとした思い違いによる悲惨なミスだが此の事件により妻と夫はお互いと自らの不注意を責め合って終わることがなく、訳も分からぬ儘に共犯者となった二人は愛するが故に最早長女の思い出を共有できず共に生活できなくなり悲しくも別の人生を歩むことになるのだろうと私は直感した。車がワンボックスだったら良かったのに…と思ったとて「覆水盆に返らず」だ。後からなら何とでも言えるが、此の夫婦の苦悩は誰にも癒やしてやれない。二人は三途の川まで罪を背負って行くことになるが、人生って実に儚いもんだね。
平家物語の冒頭「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらわすおごれる人も久しからずただ春の世の夢のごとしたけき者も遂には滅びぬ偏に風の前の塵に同じ」が脳裏を過(よ)ぎる。

更にもう一件も同じ埼玉県で3歳女児の首にロープを付けて殴る蹴るの虐待を繰り返し押し入れに拘束するなど食事も与えずに母親達が意図的に殺した残虐な犯行だ。「帰ったら虐待を遣ろう」と母親と同居の工員のラインに記録されていたそうだから親でなく彼等は鬼畜だ(><)、遣り切れないね。此の母親は余程子どもの頃に親に暴行された経験があって我が子に対する虐待に繫がったのだろうか。生まれた子に咎はなく、母親の資格のない女が何の覚悟もなしに享楽の末に子を儲けた悲劇の終焉だろう、幾年か塀の中に入れられても出てきたら同じ事を繰り返すのではないか。其れにしてもこの子の場合、昨年夏2回も近隣住民からの110番通報したにも拘らず自宅を訪問しただけで児相に相談一つしなかった警察は咎められないのか。事件を増やしたくない警察の姿勢が丸見えだね(><)。でも児相が相談されていてもやはり家庭の内情を心の目で見ることができずに同じ結果を招いたのではないかと思う。彼方を向いても此方を向いても世の中遣り切れないことばかりだな。

ココイチから廃棄依頼された冷凍カツなどを産廃業者「ダイコー」が岐阜県羽島市の「みのりフーズ」に横流しした事件だが、「ダイコー」はココイチから廃棄処分代を貰った上に転売するなど二重に儲けた商道徳に悖(もと)る不埒な会社だ。でももっと悪いのは産廃業者から廃棄物を買い取りスーパーなどに転売した羽島市のみのりフーズだ。「昔は腐ったものでも洗って食べた」とは私と同世代であるみのりフーズ社長の開き直りの発言には誰もが魂消たね。そして可哀想なのは名古屋を初め全国各地に多数存在する同名の会社「ミノリフーズ」だろう。各社のサイトがネット上で炎上している(;;)。平がなと片仮名の違いなんて誰も見てないモンね。
更にもう一人悪い奴は告発者のココイチを悪人呼ばわりした愛知県知事大村秀章だ。どうしてココイチが悪人呼ばわりされねばならぬのか?雪印食品のBSE牛肉偽装事件を告発した正義の使徒でありながら国交省に業務停止処分を受けて倒産した西宮冷蔵を思い出すね。いつでも役人って事勿れ主義なんだね(;;)。そして岐阜県はみのりフーズの開業以来一度も立ち入り検査をしていないそうだ(><)、ま、検査して居たにしても彼等の検査は予め検査の箇所まで指定するデキレースだから結果は何も期待できないけど、取り敢えず何もしない上に事件を興した廉(かど)で筋違いであるココイチを糾弾するなど盗人猛々しいよな(><)。

先週の読みたくても読めない字
咲いた花が萎(な)える

今週の読みたくても読めない字
咲いた花が(萎)む

立つのか座るのか

お彼岸も過ぎてやっと本当の春がやってきた^^。庭の雑草達も我が世の春が来たように新芽がキラキラ輝き、池の藻が息づき冬の間は藻の裏でじっと息を潜めて居た池のメダカやエビ達も漸く姿を現し、活発に藻の間を行き来して餌を啄んでいるから給餌の世話が楽しい。彼等を眺めていると俗世の柵(しがらみ)から逃れて心和み、つい時の経つのを忘れる至福のひとときだ^^。うちのメダカやカワエビを貰ってくれた美奈ちゃんもきっとメダカ達の生き生きした動きに目を輝かしていることだろうね^^。周囲の人間共は全く信用できんけど彼等は絶対に人を裏切らないモンね。

最近の家庭のトイレは大小兼用でスペースをとらないため洋式が圧倒的に多くなった。便座が暖かく温水まで出るようになって痔になり難いそうだし「おしりだって洗ってほしい」のキャッチコピーが一世を風靡して今では藁葺きの農家にまで洋式が進出して居り、生まれてから和式トイレを知らない世代が増えてきたよね。地方を旅し鄙びた駅で和式トイレに入って驚懼したりして…(゚ロ゚)。
70年前の戦時中私は神戸を離れ疎開して居た姫路の街から徒歩1時間余を掛けて郊外にある母方のお祖父さんの屋敷に遊びに行くのが唯一の愉しみだったのは読むものが何もなかった当時其処には日本文学全集があったからだが、トイレに行くのが一番怖かった。座敷の奥には竹の網格子など使った和式トイレがあり何時も掃除が行き届き風情のある手水鉢などあったが、お祖父さんと来客しか使えないしきたりで、他の者は誰もが玄関を出て門の傍にある下厠(かわや)を使用させられて居た。大の方は打って返し(便の跳ね返り)が届かないように高式にされて居て金隠しもなく床の板が30cm×50cm位に切られているだけで掴まる処もなく、未だ3年生の子どもだったし落ちるのが怖くて足が竦み隣の畑の畝の間にしゃがんで用を足すことが多かったものだ:-)。
仄聞する処に依れば洋式トイレになった最近の家庭では男女を問わず座って用を足す家庭が増えて居るとか…(;;)、男子小用の便器がなくなったのは土地が高くなったため家屋の面積に占めるトイレのスペースのせいが大きいのだろうが洋式の「立ち」では飛沫が飛んでトイレが汚れると謂うのがお母さんの表向きの主張でも本当の理由はお父さんがオシッコのあと便座を上げた儘にして居て朝起きて寝惚けた幼い女の子が便座なしの状態で座ろうとしてウッカリ便器に嵌まってしまって身動きできなくなり絶叫した実例があったからだそうだ:-)。最近高級なお店や医療機関では入室者をセンサーが識別して前に立つだけで便座の蓋が開いたり勝手に水が流れたりと我々年寄りには気味が悪い仕組みのものが多くなったが家庭用では便座まで自動式のものはなく全て手動だもんね。「何時か起きるわよ」「落ちてからでは遅いのよ」此は決してお祖父さんちの下厠の話ではない。お母さんの大きなお尻では便座の有無は無関係でも幼い子どもに取っては恐怖だからお父さんもオシッコを座ってするようにとの注文なんだ。昔は全ての判断が家長であるお祖父さんの意向に従っていたが、現代では家長がお母さんだから自然に小用のトイレなど間引かれてしまって男達は泣けるね。昔は夕飯時のお父さんのおかずは必ず一品多かったし、お父さんが手を合わせ箸に手を付けるまで誰も座って待っていた。何処の家にも父親の部屋があったものだが近年子どもの部屋は必ずあるが父親の部屋は見たことがない、あるとしたら小部屋の寝室があるだけだろうね:-)。それも単身赴任中に物置にされたりして…:-)。歔(な)けるね。
処でトイレのことを昔は「後架」と呼んでいたのをご存じだろうか、若い方は殆ど知らないだろうね。夏目漱石の「我が輩は猫である」には飼主である中学校の先生が後架の中で謡(うたい)をうたつて近所で後架先生と渾名をつけられる下りがあるから思いだした方も居るかも知れないね、「後架」がトイレであることなど本を読まない今の小学校の先生は知らないだろうからその辺を察した文科省が漱石文学を国語教科書から外したのかな:-)。

先週日経ビジネスを読んでいたら、コラムニストの第一人者小田嶋隆があの小保方さんは被害者だと書かれて居た:-)。そうだよね、犯人はマスメディアであって小保方さんは「ことの可能性」について述べただけだのに、「リケジョの星」だとか「割烹着の天使」などと勝手に持ち上げて置いて、挙げ句は論文に少しのコピペがあったことで掌を返したように彼女を徹底的に糾弾したよね。科学のペンを批判のペンに持ち替え、「パクリ」だとか下品な言葉を使って疑惑追求路線に転じた記者達はカメレオンだ:-)。彼小田嶋隆は小保方さんに何とか逃げ切って欲しいと願い、その儘そっと見護ってやっていたら5年くらい先に花開いただろうに…と書かれて居た。そうだよね、マスメディアって無節操で残酷だな:-)。でも天下一の辛口コラムニストが話題の人物の擁護論は珍しいね^^。小保方さんの人柄のせいだろう。小保方さんへこたれずに匍匐前進して何時か又あの笑顔を皆に見せて下さいね。

先週の仮名付けの答え
①  膝行る ② 膝行 
① ( いざる )、足萎えを言う躄る(いざる)とは異なる意味で、貴人の前に進むとき武士は膝と尻を畳に付けた儘、躰の上下左右の動きなく恰もアヒルのように前に進む古武道での所作であり、今では極一部の鍛錬された武道家でないと全くできない、「苦しゅうない、近う寄れ」など殿様に声を掛けられて頭を下げながら摺り足で歩み寄る大河ドラマのシーンなど昔なら「無礼者!」と間違いなくお手討ちだったんだぞ^^。膝行れないなら、せめて両手の拳を付いて膝で躙(にじ)れなかったのかな、お殿様を見下ろしてどうするか!
②  しっこう ①と同じ意味

今週の難読漢字の問題
①  女犯 ② 女衒

♪星の流れに…♪

今日は参議院議員選挙の日だ、何時もなら棄権するのだが今回は「みんなの党」が出馬しているので投票に行った。この党の主義主張は立派で大いに賛同するのだが、何故か世間受けしないで票が増えない。「増税の前にやるべきことがあるだろう」がキャッチコピーだが、我々が馴染める具体的な政策が見えないため、名前負けして「みんな」から敬遠されているのだろうな。地方ではダメだろうが何とか比例で当選させてやりたいと思う。
当日は込むだろうと先読みして昨日午前中図書館行きの序でに投票に行ったが誰もがそう考えたらしく区役所の入り口は黒山の人だかりで場内整理の方が声を嗄らして期日前投票のため投票出席表の裏面の氏名等の記入を呼び掛けて居られ、大半が何も書かずに来たみたいで書き込みのブースまで周到に幾つか設けられ大勢が並んで待って居たから個人名や生年月日は重大な個人情報として見られぬように秘匿せねばならぬのだろう。何やかやで投票所に入るのに5分くらい要し、入ったら入ったで長蛇の列、県知事選挙に県会議員補欠選挙までくっついて居るのに愕いた、その辺はよく分からないので白紙投票にしておいた。だって県知事選挙など選挙カーも誰も一度も来ないんだもんな:-)、現職知事は相手が泡沫候補と知って運動もせずに惰眠を貪って居たに違いないが此は明らかに県民をコケにしたものであり傲岸と言うべきだろう、白紙投票は庶民の唯一最大の抵抗だ:-)。出口に座っている係員の女性に「ややこしい投票ですね」と言ったら、ニッコリ微笑まれた。その微笑は私には「ホンマですね^^」と言われたように思えた。

7000億円もの巨額赤字を出したナショナルじゃなかったパナソニックが昨年99歳で逝去した松下正治名誉会長に15億円もの退職金を支給した:-)。5年前からこの会社は役員退職金規定を廃止しているが、それ以前に在職して居たからとの苦しい言い訳だ、彼は幸之助さんの娘婿で財産は腐るほどある筈だから、退職金は当然に辞退し、業績不振を理由に馘首された多くの従業員達の気持ちを慮るべきではなかったか、浅慮も甚だしいと思う。7000億円と15億円では桁が違って焼け石に水だからとの変な論理が罷り通ったものだろうが、金持ちには世の衆生の気持ちに思い至らない非常識な輩が多すぎるな:-)。幸之助さんが泉下で哭いて居られるのではなかろうか。それとも現在の役員達が自分達も前例に預かろうとムリに15億円を遺族に押しつけたのかも知れないな:-)。

援助交際なんて変な言葉が近年新聞を賑合わせて久しい。どうしてストレートに売春と言わないのか訝しいが、弱者を思い遣る言葉なら彼女達が弱者である証明が欲しいと思う。売春は食べるものもなく子供も育てられない女性が唯一太古から神に許された仕事だった。背に腹は替えられず弱い者が生きて行くためだったから躰と引き換えに得るものは生活だったのだ。処が今の少女達は食べるに不自由して居る訳でもないのに遊ぶためやブランド品を買うために躰を売る、そして金を払った相手の男だけが罪に問われるのはとても矛盾しているし理不尽だ、売春した少女の方も男以上に厳罰に処すことにすれば少しは非行も減ると思われるが、未成年者の場合罪に問うたとて幾許のものでもないから、刑罰よりも外国などで良く試みられる自宅の近くの駅前で1週間程度(再犯は1ケ月)ポイ捨てゴミの収集などボランティア活動に従事させることで殆どの少女がボランティアの理由を知人に知られる気恥ずかしさから援助交際から身を引くことになるに違いないし、それでも懲りない連中はエイズにでもなって廃人になればそれはそれで良い。でも刑罰やボランティアの付加などは対症療法であって倫理観の乏しい現在の彼女達の生活環境を作ったのはきっとその親達にも原因があるに違いないから親達も子供に見くびられる怠惰な生活を見直して子供を放任した責任を大いに反省すべきだろう。
先週は60年前だったが今週は70年近く前の話になる、戦後私が5年生で田舎での疎開から解放されて姫路市の西部にある花影町に住んでいた頃、長屋の隣に小母さんと幼い男の子と二人ひっそりと銃後の暮らしをされて居たが、ご主人が戦争から未帰還だったし、誰もが食べる物のない地獄のような時代だったし、飢え死を避けて生きんが為の一か八かの勝負だったろう、翌年うら悲しく巷を流れる歌謡曲になった「星の流れに…」の苦渋の選択は妊娠という最悪の事態を生んでしまい、ご主人が帰還されることが決まった直後に小母さんは身を羞じて入水された:-)。母と姉の会話からこの事実を知った私は子供心乍ら大きな衝撃を受けた:-)。毎夜夢見たであろうご主人との逢瀬も叶わず生きて行くために地獄に落ちた隣の小母さんと現代の少女達の価値観の落差は「人の操」と謂う倫理に関して余りにも大き過ぎる。当時と比べて現在は物は幾らか豊かになったと思うが、その分人の心がとても貧しくなったんだろうな:-)。悲しいよな:-)。合掌

先週の誤字訂正の答え
聴衆の熱気は最高調に達する、(最高潮)でした。

今週の誤字訂正の問題
自己本意で無軌道な青年が増加する

今週のご教訓カレンダー
「ヘンゼルとグレーテル」→「ヘンゼルがぐれてる」 援交して居る

白バイは横から狙う

梅雨入りしたと気象庁は言ったが今月に入ってロクに降らず毎日庭の水遣りに暮れている:-)。それでも律儀に街並みには何処彼処紫陽花の花が咲き零れて居るがこの花は雨が降らないと風情がない。最近は此の花とセットだったカタツムリを殆ど見掛けなくなった。躰の構造がよく似たナメクジは少しも減らないがどうしてなのかなあ:-)。

「人っ子一人通らない田舎道を制限時速50kmにして20km超過を取り締まるのは疑問だ、点数稼ぎのための取締まりではないのか」先週の閣議後に警察の親玉とも目される国務大臣古屋国家公安委員長記者会見での発言だったから天に唾すると思われるこの言葉は警察官僚には衝撃的だった、記者達もおっ魂消たな:-)。きっと発言の元は古屋さん地元岐阜からの陳情だったかと思ったが、子供達が通学する生活道路の制限時速30kmでの危険な10kmオーバー(1点)など放ったらかして、人気(ひとけ)のない道路で効率のよい2点(罰金15000円)を目指して居ることなど天下周知の事実だから警察が点数稼ぎに憂き身を窶していると言われても仕方がない。公安委員長は警察トップでも貴賓席での存在だから実質トップである米田警察庁長官にとっては目の上のタンコブだろうな、然し取締まり月間の成果は違反点数が全てだし長官も頭が痛いな、古屋国家公安委員長は成蹊大学出で安倍総理の先輩だから鼻息が荒いんだろう。だけど勇み足には気をつけてね。
巷では「ネズミ取り」と謂われる警察の取締まりの手法は姑息だと不評だ。流れに乗って平穏に走って居たら急に赤旗を振られて先頭から2台目まで止められ、3台目からが見逃される不条理は運不運が極端で不条理極まる。切符切りの作業での都合だろうが捉まえるなら流れ全部を違反にしないと不公平だろう。だから私は何時も流れの3台目を走り取締まりから逃れている。

取締まりの序での話だが、白バイの追尾を察知するコツを伝授しよう、私は若い頃から長く2輪に乗って居り何時も白バイの標的にされて居たが捕まったことはない。白バイは決してミラーで確認できるところには居ず、獲物を見付けると真横の僅かに後部の死角に付けているから私が4車線道路の左端車線に居るとすると首を横に振って右端車線を目視すると見付かる、そのターゲットは私なのだ。白バイは此方と目が合うとさっさと他所に行ってしまうからしっかり見てやるに限る^^。4輪も同じ理屈だから皆さん決して後方ばかり気にしないで真横に気を配って下さい。

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警察の話題序でだが、先週水曜日の夜半自宅真横に立っている交通標識に車がぶつかり大きな音と共に標識が薙ぎ倒されてうちの窓柵を直撃した(;;)。窓柵が鉄製だったため窓は無事だったが車は沢山の車体部品を残して逃げて居た:-)。早速お巡りさんを呼んだが人身事故でないためか余り力が入らず、落ちた部品も大きいのだけ持ち、防犯カメラに何か写っていたら電話して下さいと言い残して帰ってしまったので残りはその儘ゴミになって散らばっている:-)。翌朝うちの防犯ビデオを再生したら中型のセダンが南から来てぶつかり、少しバックしてから発進し逃走して居た。恐らく飲酒運転がバレると困るので逃げたんだろうな。翌朝警察に電話したら再度来てくれ、落ちていた部品から車はボルボと特定されたとかでビデオ録画を写真に撮ってボルボに行くと帰って行ったが、修理しなくても何とか走れる状態だから修理に来なければ見付からんだろうと気のない返事だった(;;)、倒れた交通標識は直ぐに業者が来て撤去して行ったが「窓柵については警察は弁償しませんよ」と撤去業者の若者は言った。犯人が見付からなければうちの自腹だそうだ:-)。早速保険屋さんに電話したら免責があって全額は払って貰えないそうな(;;)。

先日の新聞で怖い記事にお目に掛かった、それは三宅島のことであり、鼠が多くて困るから駆除策としてイタチを持ち込んだら今度はイタチが蕃殖し鼠だけでなく鶯の雛まで食べてしまうので名物の鶯が絶滅の危機に瀕して居るそうだ:-)。鶯もイタチの攻撃を察して巣を低い処から高い処に替えたら今度はカラスに狙われて四面楚歌だとか…(;;)人間が手間暇省く安易な発想で天敵を利用しようとした素人の小賢しい考えがとても浅薄だった:-)。今度はイタチの天敵を捜さねばならぬが、隼や大鷹ならイタチも烏も食べてくれるが稀少絶滅種でもあり、幾ら獲物が多くても住処が遠くてとても三宅島までは来れまい、熟々(つらつら)考えるにこんなことになったのは高度成長期から猫に美食の癖を付けてしまい彼等が鼠を捕まえる本能を忘れさせてしまった人間に対する神の怒りだったのではあるまいか:-)。

先週の誤字訂正の答え
趣好を凝らした歓待をする、(趣向)でした。

今週の誤字訂正の問題
最早秘密は万人の衆知の事実だ

今週のご教訓カレンダー
「一件落着」→「一見落着」 実は未解決

「もっと稼いでよ」


1月末に始まった確定申告も漸く峠を越し還付申告は殆ど終わった。後はややこしい事業所得ばかりだ。20人近い従業員を抱えながら経理の従業員はパートすら置かず、合計の合わない給与明細や通帳のコピーなどを丸投げされるお得意先も居る:-)。充分に儲かっているから経費が惜しい訳ではなく単に従業員に所帯の内懐を知られたくないからだ。家族の誰かに経理の分かる方が居て銀行帳簿などエクセルでメール送信して頂くと我々はとても助かるのだが、其れは其れで他の税理士に浮気される懼れもあるから、ま、いいか^^。

男尊女卑の時代はとっくの昔に去って行った:-)。夫婦が五分と五分の対等になって堪え合って暮らしているのか、騙(だま)し合って暮らしているのかよく分からない。最近東京都で20代後半から40代の胃痛の経験がある既婚の男女を対象に調査を実施した結果良い夫婦でいるためには「我慢と忍耐が必要」と考えている人が8割を超えることが分かった(;;)。調査で「周りに比べて自分達はいい夫婦であるか」と聞いた処「そう思う」と答えた者が87%に上った。いい夫婦を装うことが胃痛(ストレス)の原因だなんて涙が出そうだな(;;)。日本中の胃が痛くない夫婦10万人に聞いても同じ答が返ってくると私は思う(;;)。
夫婦間で言いたいことを我慢している割合は女性が67%に対し男性は81%なんだって…:-)、男の方が我慢強いが男が口を出すと治まりが付かなくなって破滅を招き易いから、歯を食いしばった男の辛抱が此の数字なんだろう、従前の男尊女卑が暗転して忍従が男の役目になったんだろうか、悲しいよな(;;)。
これだけは言わないように我慢している一言(ひとこと)は、男性の1位が「ちゃんと掃除してよ」(23%)、女性の1位は「もっと稼いでよ」(35%)だったそうだ:-)。何とも蘞(えぐ)い言葉やな:-)。男の気弱で控え目な言葉に対し、女の方は手厳しくて男のプライドを容赦なく抉(えぐ)って居るよな:-)。
夫婦間でストレスがあると答えた人に理由を尋ねた処、最も多かったのが男女ともに「喧嘩になるのが嫌で何も言えないから」だったが、彼等はきっといい夫婦ではなくいい夫婦を装って居るから胃痛になるに違いない。本当に仲が良ければ適度に喧嘩はするものだ、ストレスを溜めぬには言いたいことを全部言って心の澱(おり)を取り去ることだと思うが、喧嘩をしないと仲直りをする機会すら逸するから余計に夫婦の距離を空け、気付いたら夫婦間が修復不能になって居るのではないか。ま、考えて見れば異なった生活環境にあった者が結婚し、上下の差を付けずに同等の立場で上手く折り合って生活して行くなんて絶対にムリだろう。事業でも共同経営は先ず上手く行かぬことは誰も経験則で充分弁えているから男女どちらが上でも良いからちょっぴりでも差を付け主従を決めると肩肘の張りが取れてきっと上手く行くと思う。
「俺に付いてこい!」と男尊女卑時代に育ち、目交(めま)ぜで妻を扱(こ)き使ってきた私など、こんな胃痛の連中のことを考えると、結婚って何だろう?と思ってしまう:-)。今の時代に生まれて居たら私はプライドだけは人一倍高いからきっと結婚できなかったと思う。私は貧しい荒野の如き時代に生まれ育ったが、あの頃は女性も結構辛抱強かったから今思えば昔の男は仕合わせだったんだ。其れに引き換え現在では女性の高学歴化が進み、フルタイムで働く女性の給与が此の不景気にも拘わらず、23万3千円と過去最高になるなど女性の社会進出が著しくその分男の職場が食い込まれて居り少し宛生活の上で男性に依存する経済的な問題が解消されようとして居る、此の儘では女性には母性本能があるから軈(やが)てシングルマザーがどんどん増えるんだろうな。然し子供に対し、どんなに高学歴であっても女親にはできず男親にしかできない役割があると思うんだがその辺はどうなんだろう。ハーレーの後部座席に乗って高速道路を走りたいと願う子供の願望には男親しか叶えられぬと思うが…、肩車をして砂浜を走ることなんかだって女にはムリだろうよ:-)。

最近では男子が草食化して結婚を望まない者がとても多いが、子供は小さいときから両親を備(つぶさ)に見て育っているから原因は本能的に「結婚したら男は損や」と感じて居るのだろうな:-)。

永年続けてきた常用漢字の表外読み問題だったが、好評だと思って居たのは私の独り合点で、とても難かしいとの苦情が結構多くなり、日本人の国語力の低下を嘆きつつ今月から「誤字訂正」に変更することに決心した(;;)。
常用漢字の表外読みなんてものは本来全ての訓読みを子供達に教えるべき処を文部省がサボって音読みしか教えなかった字が無数にあることが発端であり、教えられないが故にその字の読みが子供達に理解されないことが漢字の理解の貧困を招いた:-)。表外読みは本来音読みの解として先に教えられねばならぬのが漢字の訓読みなのだ、例えば配慮の慮など慮(りょ)だけ教えて訓読みの「慮る(おもんぱかる)」を教えないから子供達には全く意味が解せない面妖だな、先生もどうやって教えるのかしら。

先週行われた安倍総理の施政方針演説の終わりに貝原益軒が登場した^^。此の総理嘗て蒲柳の質であったから養生訓の益軒が登場したものかと思ったが、「怒らずに、議員同士足の引っ張り合いは止めよう」など施政方針演説には相応しいものだとは思えず、引用するなら政治家に勉強をさせるために幕末の儒学者昌平黌佐藤一齋の「三学戒」を引用して欲しかったな。
「佐藤一齋「言志四録」人生訓より」
8年前毎日新聞に投書したものを「nozawa22」なる方がWEBに紹介されて居られるのを「言志四録」を検索中奇しくも今朝気付いたものです。ご笑覧下さい^^。

今週の誤字訂正の問題
二足三文 (にそくさんもん) 第一回先ずは初心者向けの問題です

先週の常用漢字表外読みの答
(応に)その通りだ、(まさに)でした。
永年に亘り常用漢字表外読みにご挑戦頂き誠に有難う御座いましたm(_ _)m

ご教訓カレンダー
「勝つと思うな、思えば負けよ」→ 「勝つと思うな、お前は負けよ」 相手がグーを出すことを知って居る男

有馬稲子の“天城越え”

長かったGWも漸く終り、気が付くと何時の間にか春が後ろ姿も見せずに立ち去り、代りに遽しく訪れた夏が我が物顔でのさばって居るではありませんか(;;)、誰を怨んでも詮ないことではありますが、5月初旬に冷房の厄介になるなんて思っても見ませんでしたが此の儘一直線に盛夏を迎えるのかと思うと憂鬱であり生きて行く気力が萎えて参ります(;;)。
連休の間漢字の勉強をする予定だったのが頓挫しました。原因は突然建売住宅でも建てるらしき法面(のりめん)のある隣地に何の前触れもなく掘削工事が起こり、あろうことか隣にあるうちの土地の補強を全く怠った儘地下10mも掘り下げ土を取り去ったため、うちの土地が隣地へ傾く事態が生じその対応に3日の月曜日弁護士の先生立会の下に施工業者側を呼んで“何故事前に周辺住民に対し工事説明会を行わなかったか”などと舌鋒鋭く斬りかかりましたが、先方も近隣対策専門の海千山千百戦錬磨のド狸プロであり、連休だからとラフな格好で名刺も持たずに来た無礼な奴で“言った”言わない”と水掛け論から危うく言い負かされるところを弁護士の先生に助けられ、挙げ句現状恢復をし、更に将来起こりうべき損害に対する補償などを文書で頂戴することになりましたが、これとて先で会社が倒産か偽装解散すれば斬りつける相手が居なくなる理窟であり、頼りになる筈の建設土木事務所に警察の真似をして民事不介入とソッポを向かれたために我々市井人が無事平穏な生活を突然脅かされることになったのは誠に理不尽な出来事でありました(;;)

画像

この掘削地はビニールシートで被われた個所が問題の傾いた私の土地で正面の家は愚娘達が済む家です。先週ご紹介した亀裂は愚娘宅の駐車場の塀であって写真では正面鉄筋仮枠の向う側にあります。此だけ掘り下げる工事を始めながら事前に相談一つないことは常識では先ず考えられないことであり、此こそ役所が造成許可を与える前に“周辺住民の同意書を付けること”を条件にすれば容易に解決したであろうと思われますから、如何に役人が市井の民の公僕である自覚が欠如した愚かな連中揃いなのかよく分かりますよね(;;)。
掘削工事の騒音が耳障りだったのか、夜中中ボコボコと排水の音が気になったのか借家の一軒が出て行かれることになり(;;)一人で仕事をして居られる近所の畳屋さんに畳の入替をお願いしたら連休やからと断られました。昔から職人さんの休みは1日と16日と決まっており何時からか日曜日に代わったようですが、祝祭日も休みになって居たのには愕きました。1000円高速道路で何処かに遊びに行かれたものか、將亦遠方よりお孫さん達が帰省され好好爺を演じられていたのでしょうか(^^)。それとも休日の増加は時代の流れでフローリングなどが増えて畳の注文がめっきり減ったせいかも知れませんね(;;)。
毎朝6時独り事務所での朝食時に愛読している日本経済新聞朝刊連載“私の履歴書”先月の著者は珍しや宝塚出身往年の美人女優№1有馬稲子さんでありました(^^)。此までの誰もが己が過去の良き部分だけをなぞって書かれる“私の履歴書”でありましたが、彼女の場合如何なる心境か人に見られたくない自身の暗い過去を全て曝け出しての自伝でありましたから愕きました(◎.◎)。“『妻とはうまくいっていなくて別居している。きちんとしたら君と結婚したい、春までには…』それが夏になり、秋を迎え、又春になり7年の年月が経つことになってしまった…”と一昨年亡くなられた17歳年上である市川崑監督(紙面では流石に某監督と伏せてあったが関係者には容易に判明する仕組みであり、その後週刊誌で実名が報道されました)との7年間に亘る不倫そしてその間監督が約した妻と離婚しての結婚約束の不履行、ついには妊娠そして堕胎、更には監督の背信等を赤裸々に記された下りは圧巻であり、主役を貰うためには何でもする昨今の尻軽女優ならいざ知らず、50年も前当時映画界を睥睨する天下の大女優も矢張り恋する一人の女であったことを知り、紙面から嗅ぎ取った出来事の生々しさに私は思わず固唾を呑んだのでありました(◎.◎)。
此の慟哭が石原真理子辺りからであれば“私生活の切り売り”との魂胆が空々しく容易に読み取れますが、老人ホームで枯れ木のように独り静かな余生を過ごす78歳の女性の手記とあっては関係先にとって大激震であったでしょう。世間に発表したからとて誰にも明かさず50年間胸に抱き続けた市川崑監督への愛憎の想いと裏切りへの怨念が容易に晴れるものではありませんが、暴露誌などでなく天下の日本経済新聞に1ケ月間存分に思いの丈を書き連ねることで積もる鬱憤の極一部を晴らされたことと思います。恐らく市川監督の遺族から名誉毀損で告訴されることも覚悟の上と見ましたが、私はそれだけに不退転の彼女の覚悟と生き様を強く思い知ったのでした。石川さゆり“天城越え”を思わす女の情念は実に恐ろしいものですね。尚、ネットのフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では現在この事件を重く受け止めて彼女の項目の一部又は全部の削除が進められていますから、ご覧になりたい方はお早めにどうぞ…
ある日の黄昏どきに庭で雑草たちに水を遣っていると、道端から“綺麗やったなあ、”と声が掛かりました。見ると買い物帰りらしい荷物満載見知らぬママチャリの小母さんが殆ど散った牡丹(2番目に咲いた)を指差して目が笑って居られます。“ほんまに綺麗やったなあ、うち、何時も此処通るとき眺めとってん”と屈託なく馴れ馴れしく笑顔で話し掛けられ、“短い命やったけど毎年よくプランターで咲いてくれるなと感心してたんです”と答え乍ら、ハテ?この人は見知らぬ私に話し掛けるのにタメ口に近い言葉を使って居るのに少しも気が付いていないな?と感じたのでした。“率爾ながら…”と言えとまでは言いませんが、見知らぬ人に敬語が使えない原因は、この人の教養のせいなのかとそのときは思いましたが、後でよく考えて見ると或いは私が作業着の老人なのがこの小母さんの目線を低くする原因だったのではなかったでしょうか。此の小母さん少しも悪気なく綺麗なものを綺麗だと誉めて下さっているのに、こちら側が自分の身形も考えず四角四面についネクタイとスーツ姿で、人から先生などと呼ばれている日常の自分をつい引き摺っていることに気付き、飾り気のない誉め言葉に対して、素直に喜べず詰まらぬプライドから心に蟠(わだかま)りを持った私自身をとても恥ずかしく思ったのでした(;;)。
だけど私には他所で見知らぬ人に対し相手が作業着の老人であってもとても“綺麗やったなあ”などとは言えず“とても綺麗な牡丹でしたね”としか言えないでしょうから、一体から此の違いは何処から来たのでしょうね?ママチャリの小母さんの態度は馴れ馴れしい言葉を除いてとても好感が持てて楽しい一瞬でしたから余計考えさせられてしまいました。敬語に拘るのは知らず知らずに相手との距離を置こうとする私の悪い性格の為せる業なのか、將亦貧弱な教養のひけらかしなのでしょうか?もう1週間もすれば自慢のアマリリスが更には芍薬が開花します(^^)。“綺麗やなあ”のママチャリの小母さんの声が聴かれるのを待ちたいと思いますが、果たして私が庭に居るときお目に掛かれるか知らん。“儂も奇麗や思うねん”なんて言葉が口から出るでしょうか、一寸ムリみたいです(;;)。“教養が邪魔をする”とよく言いますが私の場合分不相当に高いプライドが邪魔をしているのではないかと反省して居りますm(_ _)m。
TVを見て居なかったため先週お伝えできませんでしたが中日クラウンズ名古屋GC魔の和合コースで石川遼選手の58ストローク(6打差逆転優勝)には魂消ましたね。パーが70だから72なら60やないかと言わないで下さい。ロングホールはプロにとってバーディーは計算に織り込み済みですからロングが2ホールしかない和合はパーが72のコースより遙かに難易度が高いのです。
彼は此で若干18歳にして日本新記録、世界新記録の双方を樹立しましたが、此の儘順調に成長すれば陰湿な不倫でイメージを落としたウッズ選手より遙かに強い選手になれそうでうね(^^)。国民栄誉賞も射程圏内に入りました(^^)。
メジャー大会であるサロンパスワールドカップは世界の強豪を集めて本日まで茨城GCで行われ米メジャー制覇のモ-ガンプレッセルが優勝しました。我等がさくら選手は体調不良の中を四日間頑張り台湾韓国を押さえての2位フィシッシュは立派でしたよ(^^)。

調理師は何ができるのか?

御正月も終わりを告げ、少し宛増幅する寒さに耐える毎日ですが、ヒタヒタと確定申告の跫音が確実に近づいてくる気配です。今年の確定申告は政府税調で審議されている扶養控除等の廃止などが22年以降に廻るため、特に前年と変わる処はないのですが、唯一日本経済の活性化に資するために低迷する株式市場に個人投資家を呼び込むべく21年度の改正で上場株式の譲渡損と配当金の収入を差し違えて配当金に課せられた所得税の還付を受ける(又は本来納付すべき所得税額を減額する)制度が新設されましたが、よくよく考えてみると1万円の配当金と株の損を相殺することで還付を受けられる金額はたったの700円ですから実際にこの改正法の恩典に預かるのは数十万円、数百万円の配当金を貰う一部の大金持ちであって我々の様に小金を貯めてチマチマと株式投資をしている者になど何の恩恵もないことを思い知らされたのでした(;;)。ともあれ我々税理士には裕福な納税者からの対応に大童(おおわらわ)の年明けとなりました。
お正月三日間は仕事を一服してご気楽にネット碁など楽しんでいましたが、此処数年お節料理の習慣のなくなった我が家では、小生は独り外食かコープで売っているお寿司で済ます倣わしが続いています。今年も昨日牛丼の松屋でカレーを食べようと、お店に入ったら厨房は学生のバイトらしい女性が一人と後は食器洗いの雑用とウエトレスが各一人と都合三人の女性バイトで最たる省エネ経営でした(;;)。此処までしないと“すき家”の280円吉野家の300円に対抗して320円まで下げた牛丼の手前利益が難しいかと思いましたが、食券を取りに来たウエトレスに“あの賄いさんは調理師の免許持っているの?”と聞くと“そんなの持ってませんよ、エヘヘ…”と笑い飛ばされました(;;)。薬だって薬剤師と対面販売だのに、そんなのってあり?とネットで調べると調理師のみが可能な業務というのは実は存在しないと書かれており唖然と致しました。飲食店を開業するときに必要なのは食品衛生責任者であって調理師は不必要だそうです(;;)。そして此の食品衛生責任者ですら各都道府県や政令指定都市で講習を5時間程度と簡易なテストでなれるそうで高校生でもOKの市町村まであるそうなのには愕きました。つまり調理師と謂うものは小規模な給食施設や飲食店で『設置するよう努めなくてはならない』努力義務規定があるだけで、調理師にのみ許された特権は“調理師”と名乗ることのみだそうです(;;)一流料亭の花板さんも調理師である必要はなく、此では調理師さんもどだい嘗められたものであり、一体何のために設けられた資格なのか分かりませんね。飲食店に公認の調理師さんが求められていない理由としては、保健や衛生上の問題ばかりが優先されて作られたものが美味しいか不味いかカロリーがどうかなどはお役所にとってはどうでも良いことなんだなあと思ったものです(^^)。
ネットで調べたら日本調理師協会は社団法人でありどうやら無理矢理作られた国の税金に集(たか)る蠅の一つのようであり、会長さんが麻生太郎であり理事が34名も居ましたからきっと厚労省の天下り役人が殆どであろうと推察しましたよ(;;)。少なくない補助金を貰って天下りを養っているこんな役立たずの公益法人を、長妻さん次回の仕分け作業の中に是非入れて補助金を停止し、基金を国庫に戻して頂けませんか?
最近の女性は逞しいと謂われますが、昨年末に京都で起こった深夜自転車を押して帰宅途上の26歳の女性の前籠からバッグを引っ手繰って自転車で逃走した男に対し彼女は自転車に乗って追走し趨りながら携帯で110番(これって道路交通法違反じゃない?)し、400m先で男に追い付いて胸ぐらを掴んだところへお巡りさんが駆け付け逮捕されました。男はよぼよぼの老人と思いきや175cm24歳とか…警官は“ひったくりにあった女性が自転車で追い付くのは珍しい、明らかに犯人の体力不足だ”と愕いたそうですが、彼女は趣味がテニスで脚力には自信があったそうです。それにしても最近の若い男の軟弱なのにはほとほと呆れるばかりですね(;;)。
“破綻とはほころびのことです”とは昭和の初期当時の片岡大蔵大臣の国会答弁によって我が国金融恐慌の発端となった、と毎日新聞“余録”に書かれていました。閣僚の失言など日常茶飯事であり愕くに当たりませんが、私が気になったのは“余録”を書いた記者さんがどうして“破綻”とわざわざ常用漢字外の“綻”を用いながら“綻び”を“ほころび”と書いたのか訝しく思いました。新聞など公共の場では常用漢字以外の字は原則として用いないこととされていますが、一旦“破綻”と禁を犯した以上“ほころび”は“綻び”と書かねば筋が通りません。此の記者さんの文章では接続詞の“とは”と“ほころび”が連続して読み辛く、折角タブーを犯して破綻の綻を使った以上ほころびは“綻び”を用いるべきでしたね。“破綻”はカナが振ってありましたから、“綻び”にもカナを振れば済むことであり、読者を惑わす紛らわしい手法でありました。新聞は国民が求めている情報源の最も公共的な位置にありますから、紛らわしい読みになる平仮名を用いずに漢字で表記しカナで補正すれば、自ずから読者の漢字の勉強にもなるかと思うのですが、最近の記者さんは総じて少し質が低下し漢字に対する配慮が欠けてきた感が致します(;;)。デスク(編集長)の質も落ちたか!
藤井財務大臣が小沢代表の横暴に造反し高齢と病弱を理由として遂に財務大臣の座を投げ出しました。此の人は東大時代野球部の名捕手として鳴らした人であり、キャッチャーはチームの要です。民主党と謂うチームのために目配り気配りを念じて苦労されている処を心ない奴から足蹴にされては遣ってられませんよね(;;)。
代りが誰も居ないために後継者は菅国家戦略担当大臣となり国家戦略担当相には仙石行政刷新相が兼務することになりましたが、財務大臣たる者は国の骨幹を司る官僚を手足として使い熟せる人材であるべきが、菅さんは経済に疎く早速記者会見で円安容認の発言をして物議を醸し総理が不快感を顕すなど馬脚を現して居ます(;;)。この人以前厚生大臣だった頃から官僚の使い熟しが充分できず、今後財政支出が拡大し予算の配分などに齟齬を来すことになりそうです(;;)。普天間基地問題の解決が絶望的となった鳩山総理も敵の自民党ではなく味方の失策から少し宛外堀を埋められ窮地に追い詰められている感じですね(;;)。
“♪啼くな小鳩よ…♪”此の歌は今を去る60年前、岡晴夫のヒット曲ですが、”♪晴れた空、戦(そよ)ぐ風…♪“などあの頭の天辺から出る甲高い歌声がウクレレの音色と共に何処かから聞こえてきそうです。あれは確か“あこがれのハワイ航路”でしたね(^^)。あの当時は食べるものが無くて誰もひもじい生活が続きましたが、その代わり心に夢だけは一杯ありました。それが60年を経てだれも夢を持つことが叶わぬ暗い世の中となりました(;;)。“昭和枯れすすき”でも唄って憂さ晴らしをしましょうか(>_<) 先週の答え 流れを塞く(堰く) 風邪で咳く 気が急く 今週の問題 夢が(カナ)う 花嫁に(カナ)った花婿 君には(カナ)わない

下流の宴(うたげ)

明けましおめでとう御座います。
不束なブログですが今年も宜敷ご拝読の程をお願い申し上げますm(_ _)m
皆様お正月は如何お過ごしでしたか?元旦の朝の寒さときたら御正月に相応しいものでしたね。年末から良くないニュースの連続で日経平均も30日の大納会で前日より70円近く下げ此からの日本経済の前兆を見る思いでした(;;)。
昨年は我が国の企業が世界から取り残されないように挙って業績を立て直す懸命な努力に励みましたが、その成果の裏側には各社共に過酷な形(なり)振り構わぬリストラによる人件費の削減があり、“雇用なき恢復”の儘本年を迎えることとなりました(;;)。お陰で今年も不景気と迫りくるデフレの到来で我々一般市民には凍えるような冷たい世相となることでしょう。
昨年末にブログでお送りした“平成枯れすすき”について動画のyou tube “昭和枯れすすき”のコメント欄に“中小企業の倒産や廃業で我々庶民がどれほど困っているか極楽トンボの総理は少しも分かっていないだろう。総理の前で“♪貧しさに負けた、いいえ世間に負けた…♪”とさくらと一郎に此の歌を唄わせてやりたいね”と書き込んだら“同感だ!”とyou tube経由で沢山のメールを頂きましたから、世の中の多くの方が此の唄こそ昨今の世相を如実に物語って居るものではないかと思って居られるようです。今流行りのyou tubeだとしても、こんな大昔の歌にアクセスされる方が多いと謂うことは今の世の中が倒産に廃業そして雇用の喪失と異常な状態に陥っている何よりの証拠ではないでしょうか(;;)。
毎日新聞朝刊の林真理子さんの連載小説“下流の宴”は残念ながら昨年一杯で終了致しました(;;)。毎朝6時きっかり事務所で独り朝食を採りながら囲碁の欄にも株式市況の欄にも先駆けてこの小説を愛読し続けていた私は今年から失意の朝を迎えることになりました(;;)。私が此の小説の気に入った処は、主人公が、夫は平凡な会社員だが自分の父が医者であったことを唯一の誇りとして“私は貴女とは違うんです”と何処かで聴いたセリフを唱え乍ら生きている中流家庭の母親由美子であり、溺愛と大きすぎた期待から長男の翔が高校を中退してプーの生活に浸って満足していることを腹立たしく思っていた矢先、母子家庭で貧しい生活を送り、沖縄の高校を卒業し東京でアルバイトをしていた珠緒と翔が偶然知り合って好き同志になり結婚を認めて貰おうと、二人してお母さんを訪れる処がプロローグです。下品で不器量でデブで見るからに頭の悪そうな娘であった初対面の珠緒から”お母さん“と馴れ馴れしく呼ばれたことから由美子が激怒し“私は医者の娘なのよ、あんたは何なの!”と痛罵する処から小説が始まりますが(9月20日に宮崎大学医学部の題名で一度取り上げたことがありましたね)紆余曲折を重ねて、翔との結婚を決意した珠緒は由美子を見返すために2年間昼夜猛勉強して宮崎大学医学部を目指し、受験に臨むことになりましたが、国立大学医学部の入試ではテストの最終段階として自己推薦書を提出して複数の試験官の面接試験により合否が決まるそうであり、有りの儘を書いた自己推薦書を見た試験官から“無学であることをバカにされ、恋人のお母さんを見返したいと謂うことだが、若し合格したらお母さんに何て言うんですか”と聞かれて、珠緒は“わかりません、でも受験勉強中本当に辛いとき、あっちのお母さんにザマミロってアカンベーをしている自分を想像して自分を励ましました。”試験官の一人は思わず噴き出して椅子から転け落ち掛けたそうですが、“でも、もうそんなことはどうでも良いような気がしてきました。センター試験の直前には彼のお母さんのことなんかすっかり忘れて居ました。唯一所懸命頑張ったんだから絶対に医者になりたいと謂う気持ちだけです。”と話し、体力だけは自信があるから医者で一番しんどい仕事がしたいと試験官に懸命に心情を吐露する辺りがクライマックスであり、“此の試験に落ちたらどうしますか”と試験官の意地悪な質問に“来年又受けます。必ず医者になります”と断言するド根性が買われ珠緒は目出度く医学部に合格することができました(^0^)。息子の翔とは別世界の人間である筈の下品で不器量で本当に頭の悪そうな娘が翔に励まされて国立大学の医学部に合格したことを知った由美子の愕きと腹立ちは例えようもなくプライドをズタズタに引き千切られて悔しくて悔しくて睡れない日が続きますが、その心情は我々にも充分理解できますよね(;;)。
ストーリーには翔のお姉さんも登場し、此のお姉さんは生まれ付き美人で翔と違って要領が良く、合コンで上手く外資系の高給取りのエリートに射止めて結婚し子供まででき順風満帆でありましたが、マザコンの夫が鬱病になって会社をクビになり療養に三重の実家で独り暮らしの姑と同居を強いられることに耐えられず子連れで実家に帰ってきる生活となり、ラストは無気力な生活を変えようとしない翔が将来珠緒に愛想尽かしをされることを自ら予知し、泣いて縋る珠緒を振り切って実家に戻ってくることで終焉を迎えることになりますが、多くの修羅場を越えさせて手を変え品を変え林真理子さん独特の軽妙なタッチと翌朝への期待を持たせるテクは読者を魅了するものであり、現代の世相を反映した若者の在り方と親の在り方を存分に味合わせて頂きました。作者林真理子さんの言いたかったことは、蝶よ花よと甘やかされて育った中流家庭の今の子供達には堪え性がないから受験シーズンが到来したからと急に“ガンバレガンバレ!”と子供を追い詰めてもダメですよ、反って逆効果になるばかりではないかと言うことではなかったでしょうか?人生に一つの目標を掲げて真に頑張るためには珠緒のように下流であっても永い雑草生活が長期間の受験勉強のためには必要な土壌であったのかも知れませんね(^^)。“下流の宴”は人生の勝者になるには何が必要なのか、とても考えさせられる良い小説でありました(^^)。
60回を迎える昨年末の紅白歌合戦は番組表を観ると相も変わらず数十年間見飽きた顔ぶれの常連さんと私が聞いたこともない歌の下手なアイドル達ばかりであり、視聴者からソッポを向かれる時代となったようです。私は目が悪くなってから最近30年位紅白を見た記憶がありません。皆様の中でご存じの方は多くないと思いますが、今から48年前12回目の紅白歌合戦は、その頃チャンネル数が少なかったとは謂え視聴率がナント!81.4%と圧倒的な人気を博しました。その原因はその年17歳で初デビューして日本中で人気絶頂の純情可憐な吉永小百合さんの初登場でしたよ(^^)。
♪北風吹き抜く、寒い朝も♪と“寒い朝”はとても清々しい歌でしたね。あの頃の紅白は我々市井の徒にとって“年越しの宴”だったのでしょう(^^)。最近では紅白は視聴時間も延びて退屈に輪をかけ、顔も声も知らない歌手か化石のような連中ばかりではマンネリ化も良いとこです。NHKさんも視点を変えて視聴者投票でも募って得票数を発表し、その順位で登場させては如何でしょう。得票数ともなれば北島三郎や森進一に和田あき子達も仕方なく諦めるのではないでしょうか。でも、そんなことをしても、もう紅白は国民の心を繋ぎ止めることのできぬ程遠い向こうに行ってしまったのでしょうね(;;)。
お正月恒例の箱根駅伝は山登り5区柏原選手の区間新で一気にトップに躍り出て往路優勝から其の儘復路も制して東洋大学が昨年に続き連破を飾りました(^^)。
何時も言うことですが、お正月の花形番組が地方大会では興味が薄れます。如何して全国大会に昇格させて立命館や京都産業大学達を土俵に上げてやらないのでしょうか。惟うに関東陸連のボスが自らの利権を放そうとしないからに違いありません。読売TVからの放映料を独り占めして自分達だけの私腹を肥やしているのと違うか!
先週の答え
渾々(滾滾)と水が湧く 昏昏と眠る 懇懇と説諭する
初めの問題が少し難しかったでしょうか
今週の問題
流れを(セ)く 風邪で(セ)く 気が(セ)く