新年明けまして御目出度う御座いますm(_ _)m。幸いにも数え歳91歳を迎えることができて新しい年の初めは雨も雨も雪も降らずお正月に相応しい穏やかで静かな訪れでした。今日を入れて5日間私は毎日自宅と隣の事務所の往還だけで何処へも行かず誰も来ず、毎春恒例の箱根駅伝を見たり、ネット碁を打ったりして過ごし、年末の喧騒を忘れてのんびりすることができましたが^^。そろそろ仕事始めの準備をしようかと思います。
昨年の末に三菱UFJ銀行の女性行員が勤務した3つの支店の顧客貸金庫から転勤の都度、現金ばかりトータル十数億円も盗んで居た事件が発覚し世間をあっと驚かせました。年間4万円を超える高額な貸金庫使用料を徴して居ながら顧客の貴重な財産が盗まれるなんて、その杜撰な管理のお粗末さは銀行に有るまじき行為であり不届き至極でありました(゜o゜;/。
借り主の中に貸金庫に多額の現金を入れる人が多いことを知ってとても驚きましたが、現金を手許に置くのは紛失や最近流行りの押し込み強盗が恐ろしく、又、預金化すれば相続税で申告を余儀なくされるための防御策だと考え、如何にも税務署を怖がるお金持ちが考えそうなことだな、と思いました。私も40年位前、神戸で事務所を構えて居た際、斜向かいにあった当時の神戸銀行神戸駅前支店にて火事に上場株式の株券(現金同様)や土地の権利書の保管などのために貸金庫を利用していました。貸金庫室のある2階の事務室へ階段を上がると女子行員が私の顔を覚えて居て、私が利用しているロッカーを気さくに開けてくれる極く極く分かり易いアナロク式でした。37年前のに事務所を朝霧に移した折、明舞支店の貸金庫を申し込んだら、もうアナログ式ではなく全て機械式でした。暗証番号などの入力が煩わしく料金も神戸駅前支店の2倍も高かったし、支店までの距離が1キロ以上も有り利用を諦めたのですが、今考えれば大正解でした^^。
三菱UFJ銀行“貸金庫窃盗”事件はなぜ起きたのか?各所から「捜査難航の可能性」を指摘されて居ますが、犯行が可能とされた原因は、顧客が保有している主鍵のスペアキーを支店側が持っていたことだったのです🤬。そしてそのスペアキーを貸金庫担当者が保管していたため、犯行は起こるべきして起こったものと考えられます。どうしてそんな杜撰な取り扱いが慣例化して居たのか?人間性善説を主張する人でも、誰も見ていない、誰にも知られないと分かれば、いずれ誰かが手を汚すと思います。最近までよくぞ被害者が出なかったものだ!と私達日本人の類まれな誠実さを褒め称えてやりたいと思いました^0^/。
お金の不足と言えば、去る50年位前のことですが今は無き三宮十合の隣にあったM信託銀行で1週間(5日間)の約束で所得税確定申告書の仕組みについて夜6時から若手の行員さんに説明指導をする仕事を頂きました。ある夜誰一人も来ないことがあり、理由を聞いたら窓口の現金が百円不合であり、その捜索が講習会を全員が欠席したこのでした。私なら100円や200円不合でもポケットマネーで補填して一見落着としますから、銀行員さんは大変だなあ(;;)と思ったものです。それ位お金に神経質な銀行マンが客の貸金庫のお金をくすねるのか!と愕然としました🤬。
貸金庫は、顧客側の主鍵と銀行が保管している副鍵を同時に使って開扉することは、ご利用された方ならご存じでしょう。写真のように、副鍵は専用の封筒に入れ、封を開けたら分かるように利用客の印鑑と銀行印で割印をし、専用の機械に入れて施錠される仕組みで取り出すと記録が残るという厳重な管理方法であったそうです。では今回三菱UFJ銀行の女性行員はどのようにして約60人の貸金庫から十数億円相当もの資産を取り出すことが出来たのでしょうか。調べた結果、使われたのは、支店に存在した主鍵のスペアキーでありました(;;)。利用客がカギをなくしてしまった時、直ぐに対応するため、もう一つのスペアキーが保管されて居たのでした(゜o゜; そりゃ悪用されるよね🤬。割印が有る封筒を開けて副鍵を取り出すことができたのは、きっと封筒のお尻の方を細工したものだと察しました。
事件を受けて早速スペアキーは本店管理とされたそうですが、今まで似た事件が起こらなかったことだと日本人の誠実性に感心しましたが、待てよ?沢山盗むからバレたので数千万円のうち一万円宛、月イチで抜いていたら永久に分からなかったのではないでしょうか?
先週の読めそうで読めない字 熟(つらつら)と花を眺める
今週の読めそうで読めない字 年長者を(礼う)