入学式のシーズンが到来した。下の孫が今春高校生になったが、中高一貫校であり何となく高校生に持ち上がったから全く感激がない。流石に次は受験になるのだが、高校と大学入学には必ず受験を体験することが竹で謂えば節を作る貴重な時間であり人間形成に不可欠だと私は考えて居る。難易度は別にして大学受験のための予行演習としての高校受験だろう。「始めて下さい」の声で問題と答案用紙を探るざわめきにはこの歳になっても高校受験と大学受験の緊張感が甦り、私の人生はあの試験でスタートしたんだと実感する。それはそうと私も6月は10年目の漢検テストになるが行けるかな?体調が余り良くないので気掛かりだ(;;)

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お花見に出かける元気もないので満開だし昨日早朝の散歩のついでに近くの愛垂児童公園のベンチで一休みし暫時桜を愛でることにした。愕いたことに雀が数羽やってきて枝に止まり桜の花片を啄んでいる、見ているとどうやら食べて居るようだ、この頃はご飯やパンを投げて呉れるお年寄りが居なくなったせいかも知れんが近頃の雀は風情がなくなったな:-)。
50坪位の小さい公園だが砂場もちゃんとあった。見ると砂が減って固くなり幼児が遊んだ形跡もなく雑草が所々生えているのには魂消た:-)。これでは散歩のワンちゃんもウンチをする気にも成れないね。この頃の子どもは砂場で砂を掘って遊ぶことを忘れたのかな。うん、きっと母親が犬も敬遠する砂場なのに「犬のウンチがあるから入ったらアカンよ」など言って子どもを砂場から遠ざけて居るに違いない。そんな過保護なことで子どもが育つのか!何のための砂場やろ?

マキノ出版の書籍「成功力」には笑顔のコツが書かれて居るとか…、誰かが先に笑えば自分の顔にも笑顔が宿るそうだ^^。宮崎中央新聞への投稿だったが、或る日スーパーでブスッとした店員に会ったので、「客商売だのに無愛想だな…」と思い、レジするときに此方からニコッと笑って「有難う御座いました」と言ってみたら店員さんの顔が忽ち変わり、弾けるような笑顔が返ってきたそうだ。その店員さん無愛想だった訳でなく普段からそんな顔であり、笑顔のきっかけがなかったのだろうね。日本人は無表情だとよく外国の方から評されるが、笑うと「ヘラヘラするな!」とか「不謹慎だ!」など幼い頃から教え込まれたせいで知らず知らずに仏頂面になるのかも知れないね:-)。自戒しようm(_ _)m。
先日クローズアップ現代で国谷裕子さんとキャロラインケネディー駐日大使が対談されて居られたが、キャロラインさんが絶えず笑顔と共に話されて居た。主役と謂うものは常に余裕を持ち斯くあるべきだと知ったが、日本人が主役だとこうは行かぬから矢張り民族性の違いなのだろう、でもケネディーさんあれだけ笑顔を作りながら喋って疲れないのかな?
国谷さんとケネディーさんは57年生まれで同じ年だが、私が瞥見した処キャロラインさんに顔の皺が多く一回り(12歳)位年長に見えたから国谷さんはトクをしたね。ずっと笑顔を作って居ると筋肉の緊張からどんなに手入れを怠らなくても顔の皺が増えるのと違うのかな?

先月から5週に渉って「私という運命について」がテレビドラマ化された。ある女性の揺れる10年間(30歳から40歳)を描いた白石一文の作品初めての放映だ。此の作家のものを読むのは昨年毎日新聞夕刊での連載「神秘」(今月単行本出版予定)が初めてだったが、毎夕読んでいて人間の運命の不思議さに魅了され此の作家の数多くない既刊本を全て購入して読了した。彼の作品の主人公やその周囲には必ずガンなどの病や不測の事故が登場する、一貫して彼の作品に流れているものは題名に見られる如く病などに直面したことで主人公の人生観が一変し「生きる意味」について「私とは何か」の命題を作者が読者に執拗に問い掛け運命の不可思議と人間存在の根源に迫る処にある。彼は現世が仮のもので我々の一生は全て幻想だと信じて疑わない観念論者であることがよく分かったが、私もこの世はイリュージョンだと信じて疑わずデカルトやケルケゴールに心酔して居た学生時代が懐かしかった^^。「心」って形がないもんね、形がないものは絶対になくならないよね^^。
ドラマの方はキャリアウーマンを演ずる主人公役が永作博美では明らかに力不足で不満だった。檀れいでも使えば視聴者の好感度も増し作品が引き締まったろうに残念だったな:-)。

昨日の毎日新聞夕刊の一面トップは大きな写真入りで5段抜きマー君のメジャー初勝利の記事で殆どが占められた^^。いい顔になったな、スポーツ記事がトップを飾るのは異例のことだ、日経はどうかなと見たらトップ記事ではなかったけど矢張り一面中段を飾っていた、マー君日米通算100勝だそうだが、6年間故障せず頑張って是非160億円の外貨を持ち帰り、我が国の対米貿易赤字を少しでも縮めてね。

袴田さんの再審決定に対して検察は即時抗告をした、「過ちを改めるに憚ること勿れ」の格言を知って居たろうに面子(メンツ)と謂うものは恐ろしいね、情けないね:-)。
単独犯だと小保方さん一人に罪を擦り付け安全圏に避難した連中は赦せない:-)、苦労を共にした仲間を裏切って恥ずかしくないのか!小保方さん、国民の中にも味方は沢山居ますよ、私も味方ですよ、2チャンネルの中傷などにめげずに闘ってね。

先週の仮名付けの答え
① 退る ② 退ける ③ 退く
① しさる或いはすさる ②のける ③しりぞく或いはのく、ひく でした

今週の難読漢字の問題
① 水底 ② 水面