明日で今年も半分が経過することになる、歳を取ると月日の過ぎ去る早さに愕くね。
梅雨も未だ明けないと言うのに灼熱の太陽がやって来た。灼熱の太陽と謂えば先日「アグネスラムの居た時代」と謂う新書を見付けて読んだがとても面白かった^^。50歳以上の男性ならこの名前を憶えて居るだろう^^、仕事には毎日赤ちゃんを連れて行けとムチャクチャ言って、通勤の満員電車でどうしてそんなことができるかと反論した林真理子達と所謂「アグネス論争」を巻き起こしたあのアグネスチャンではないから宜しくね^^。丁度ロッキード事件の嵐の中だったかな、ハワイから遙々渡って来た此の女の子は次の年も来たが今より5度は低かった寒い日本は究極肌に合わずホームシックがきつくて居付かずに帰ってしまったが、金に目が眩まない処が潔かった。その健康的なヌードは10週続けて週刊読売の表紙を飾るなど爆発的な人気だったよね、我が国の巨乳ブームは彼女によって湧き上がったようなものでトップがアグネスラム、2位は由美かほる三四がなくてか…などと謂われていたが当時は巨乳なんて下品な言葉はなく「ボインちゃん」なんて可愛く言って居たから表現もソフトだった。現在とは栄養事情も違ったし、AVもない良き時代であり大きい乳房もロケット型でなく饅頭型で劣情を醸すことのない母親タイプだったが今と違って健康的な若者達はそれで充分満足していた^^。
あの時代は若者向け週刊誌が花盛りで、私が30歳の頃創刊された「平凡パンチ」など100万部を突破する勢いだったが目玉は若い女性、ファッション、車の3本立てでありグラビアは青空の下で若い女性の健康的なヌードのお色気が売り物だったからアグネスなど絶好の材料となり、「ビキニの天使」などと謳われて世の若者達を震撼させて居たのだ。此の雑誌は20年以上続いたがバブルの最中(さなか)に潰れた(;;)。潰れた原因はそれまでワイルドで明るかった若者がバブル崩壊に遭遇して希望を失い失速し、若い女性、ファッション、車が彼等の興味から遠のき警察の介入もあって暴走族も少なくなり、人との関わりを煩わしく思う無気力な若者の世代へと移って行ったためだろう、日本経済の一部を支えて居た彼等若者のエネルギー喪失がバブル後の不景気を助長したんだろうね。恋人を助手席に乗せることを目標に昼夜齷齪(あくせく)と働き「スカG」や「フェアレディーZ」を買おうとして居た若者達が少し宛居なくなり、多くが何故か無気力なプータローになり、明るい屋外型の若者から家に引き籠もって過ごす無気力なニート族に変貌したから生産と消費が逆転して、我が国の経済成長が沈滞化し暗澹とした世界が到来したんだよな。あの頃までは初対面の人と話すとき「貴方は今何に乗って居られますか?」なんて話の切っ掛けだったのを憶えている^^。愛車が「日産チェリー」でも「スターレット」でも結構話が盛り上がったもんだよね^^。今の若者はどんな話を切っ掛けにしてるのか興味深いね?あの当時の若者はお金を貯めることと恋人を持つためにエネルギッシュで誰も未来への希望に満ち溢れて居たからとても良き時代だったと思う^^。
当時は私自身も40歳で充分に若く、休日には大きなバイクで高速道路を翔っていたし、バイクのハンドルに装着した8トラックステレオから流れたヴァン.ヘーレン、ビリー.ジョエルそしてエルトン.ジョンなどが奏でたハードロックがとても懐かしい。現在NHKで放映されて居る中山美穂のドラマ「プラトニック」の主題歌に何故かビリー・ジョエルが使われているのを聴き愕いた、彼は既に過去の人だと思ったが今の若い人には何か共感させるものがあるとすれば嬉しいね。「ストレンジャー」や「オネスティ」なんてとても懐かしい^^。若者達よ、ビリー・ジョエルを聴いて古き良き時代のあの覇気を取り戻せ!
東京都議会を騒がしたヤジの当事者鈴木都議が否定から一転し、発言を認めて塩村議員に謝罪した。憮然とした塩村議員の前で悄然と頭を下げる都議の写真を日経の一面最上段にカラーで掲げられては無様(ぶざま)と言う他ない。男のプライドを持たぬ不甲斐ない議員だね、此の写真は公衆の面前に全裸で立たされるのと変わらぬ位恥ずかしいものだと認識せぬ品性のなさが情けないよね(;;)、「早く結婚しろ、がセクハラとは断じて思わない」と断固突っぱね、それで大義を失えば都議を辞職するのが男の矜持と謂うものだ。
一方ヤジの擁護論も少なくなく経済アナリストの小笠原誠二氏(元大蔵官僚)は「彼女はいろいろ問題の多い女性だから一方的にセクハラと決め付けるべきでなく、彼女をよく知る人なら同感できるヤジではなかったか」と述べて居られ、又先週発売の週刊新潮では昔グラビアアイドルだった彼女が元カレから慰謝料1500万円巻き上げたことなどを明石家さんまのトーク番組「恋のから騒ぎ」で披露したと数々の悪行が暴露されたから、彼女が此まで札付きの悪女であったことを図らずも露呈した。どうやら彼も早く頭を下げ過ぎたようだった(;;)。
「早く結婚しろ」とは一昔前(今でもそうだが…)なら娘の両親や親戚を始め誰もが口にする常套句だったが、誰もが口々に言っていた此の言葉がどうしてセクハラなんだろうね、「早く結婚しなさい」なら良かった訳でもなかろうが…、私は塩村議員を35歳と報道したマスメディアの方がずっとセクハラだと思ったよ、ひょっとして「早く結婚しろ」は25歳なら良くても35歳ではセクハラになるのかな(;;)。未だ充分子どもの産めるトシだよね、私は少子化に逆らうこの言葉がセクハラだとは全く思わないが世の中も随分変わったな、昔は学校の先生が女子生徒を叱るとき「コラ、そこの大根足」なんて平気で言って居たが、今は先生がそんなこと言ったらモロにセクハラだと思われ相当やばいんじゃないのかな?産めよ増やせよが国策だった当時は沢山子どもが産めるのは大きいお尻と太い足が必須条件だったからこの言葉も決してセクハラなんかじゃなかったんだ。何回も言うようだが世の中随分変わったね。その内ビジネスの相手に「美人ですね」なんて言ってもセクハラだと言われるんだろうか?「私はお人形ではありません、仕事を評価して下さい」なんて言われたりして…(;;)。
先週の漢字挿入の答え
①梅雨が(明)けた ②暫く家を(空)けて居ました ③この戸を(開)けて下さい
今週の漢字挿入の問題
①火の熱が(アタタ)かい ②心が(アタタ)かい ③(アタタ)かい一日だった