今日は8か月振りの漢字検定だった。神戸市の会場である学園都市は遠いし、試験場が若し外大でなく流通大学だとバス停から徒歩の距離が長くて疲れるので今年は思い切って試験会場を明石市に移した。明康殿は始めて10年前に検定を受けに行った処だが、本業が結婚式場で会場内が暗くて問題が読み辛くそれきり行かなかった。然し最近腰の調子が悪く学園都市の教室では椅子は机と一体化して私の躰の自由にならず腰の位置の融通を考えて敢えて会場を変更したがこっちの方も結構座り難くて困った(;;)、従って当然検定の感触も余り良くなく先ず先ずだったろうか。
漢字検定に因んで今日の話題は不思議な漢字の話だ、先日懲りずに清張さんを読んで居たら、文中「(ハナ)を(カ)む」と書いた個所があった。勿論漢字で書いてあったが普通に考えれば(ハナ)は鼻だし「カム」は何故か書けない字だよね。漢字博士の孫に訊ねても流石に「はな」しか書けなかった(;;)
実は清張さんは「洟を擤む」と書いて居たんだ^^。字面が面白いナと思って辞典で調べたら、「鼻」とは顔の真ん中に聳えて匂いを嗅ぐものであり、其処から流れ出るものは鼻水で鼻でなく洟(ハナ)だったんだ。つまり「洟」は「はなみず」を意味する「ハナ」だ、尚「擤む」は偏も旁(つくり)も分かり易い字だが漢検辞典1級配当漢字6000字以外の字で2万字登載の漢和字典でないと見付からない、此の字の旁(つくり)は旧字体の鼻であり廾(にじゅうあし)の頭が上に出て居ない処に注意してね。語源を察するに昔は紙がとても貴重品だったから使えずに洟は手で擤んでいたんだろう。今でもお百姓さんは野良で片手でピッとやっているよね、その動作をその儘字にしたのが「擤む」なんだ、面白いね^^、鼻は匂いを嗅ぐ躰の一部の名称であって、洟は「はなみず」のことだなんて目からウロコだ^^。折角だからどちらも常用漢字にして小学生に教えたらどうだろうな、「鼻」は小学3年生の配当漢字だから同時に教えたらこの年頃の子ども達は好奇心のかたまりだから三つとも確実に憶えると思うよ。文科省も英語英語と国語教育に怠けていないで少しは賢く頭を使ったらどうなんだろうね!正しい英語を覚えるにはちゃんとした日本語ができなければダメだと言われるモンね。
グラビアアイドル出身で放送作家であるみんなの党の塩村あやか議員(35歳独身)が東京都議会で女性の晩婚化や晩産化について都の福祉行政の遅れを発言したことに対し、自民党議員数名の発した「結婚しろ」「子どもが産めんのか」のヤジをマスメディアが取り上げて問題化し、遂に石破幹事長が先週発言者が陳謝に名乗らなければ声紋鑑定までして犯人を特定すべきだと息巻いた。世論は全員が塩村議員の味方のようだが私は彼女の質問が自分自身のことを言っている訳ではなく正鵠を得たものだと思わない。自民党議員のヤジは至極当然で尤もであり、彼女の言い分を言い換えると謂わば自分の意思で大学に学ぶ努力を怠った者が現行の大学教育の制度にイチャモンを付けているが如きではないか、女性の晩婚化や晩産化への問題点は自がら経験し体験した苦しみから発せられるべき質問であって、安全地帯に居て生活が保証され外野に居る者に発言できる権利はない。何れ野次った議員は出頭すると思うが、国民の前で子ども達の福祉については「自らが結婚と出産を経験してから言って下さい、「又聞き」は語った人の偏見が混じるから都民に語るべき正確な情報とは思えません」と言い返してやったらどうなのかな?
先週の日経夕刊のコラム「こころの玉手箱」は演歌の水前寺清子(68歳)だった、1960年代「365歩のマーチ」や「いっぽんどっこの歌」など一世を風靡し演歌で明け暮れた時代で彼女は日本クラウンの所属だったが、1973年に同社から出たかぐや姫の「神田川」が大ヒットしたことで世間の風潮ががらりと変わり演歌が廃れフォークやニューミュージックが席捲し、レコード会社も軸足をそちらに移したため、彼女は一座を率いて日本中をどさ回りをする運命となり現在も続いて居るそうだ(;;)。その時代をとって代わった「かぐや姫」の南こうせつが矢張り同じ日経夕刊のコラム「こころの玉手箱」に登場されたことを昨年12月ブログ「神田川」でご紹介したのは皮肉な回り合わせだったが、お二方共に現在立派に現役を張って居られることは日経のコラムに登場されることで充分証明されるから偉いね^^。ファン層はまるで違うが芸能人として40年も50年も舞台で歌えるなんてどんな体力の持主なんだろうと呆れてしまう。半年先の公演まで切符が発売されて居るそうだが、風邪なんか引いたらどうするんだろうね、先日切符を完売しながら腸捻転で公演中止離日したポールマッカートニーだったが会場のキャンセル料と入場料の払戻でプロモーターは倒産したのと違うのかな?
先週17日斂葬の儀が行われた桂宮殿下の葬儀費用に政府は2億円を支出した。若い頃桂宮殿下は「皇位継承権のないお前なんか何で税金で食わせてやらんとあかんのか!」と、友人から嘲られたことで己が身分を甚く羞じて深く傷つき皇室を離脱されようとしたが果たせず、又費用の点を考慮して結婚もされなかったとか…(;;)、政府並びに宮内庁はせめて生前殿下を掩った深い心の傷を慮(おもんぱか)って簡易葬で済ませることができなかったものか…、
27年前に従軍慰安婦の存在を認めた河野洋平の談話は韓国のシナリオに基づいたものだったことが暴露された!この軽薄な亡国政治家にはとことん腹が立つ(>_<)、彼は嘗て息子の肝臓を移植されたが、そうまでして生き恥を末代まで晒したいのか!
先週の漢字挿入の答え
①川の流れを(塞)く ②風邪を引いて(咳)く ③二人の仲を(堰)く ④彼との時間に(急)く
今週の漢字挿入の問題
①梅雨が(ア)けた ②暫く家を(ア)けて居た ③この戸を(ア)けて下さい