そろそろ梅雨も上がったようだが事務所中では先週雨の名残か湿気でジメジメし、関電の節電呼び掛けでエアコンを付けない室内は蒸し風呂のようであり、カビが生えそうな気がして不愉快でならない。気象庁は一昨日漸く近畿地方が“梅雨明けしたと見られる”と発表したが、“した”と断言しない処が怪しく、未だ降るのかも知れないな(;;)。
関西電力の社長は節電のお願いにあちこちと行脚して居るが大口顧客に頭を下げる暇があったら、一昨年6月に着工した淡路北部風力発電所の進捗状況の視察にでも行ったらどうだ。昨年12月に運転を開始するとHPでデカデカと謳いあげたのは嘘だったのか?さては風力発電の工事がアメリカの横槍で頓挫しているのではあるまいな:-)。風力発電が原発よりコストが廉いことはもう誰もが知る公然の事実だぞ。
今日駅前のグルメ杵屋で昼食のうどんを食べて居たらBGMが“鐘の鳴る丘”、“カモメの水兵さん”と懐かしい心和む童謡だった(^^)。店内の客層を見れば結構年配の方が多く子連れは全て孫のようだったから来客の年齢層を意識してのBGMかと感じた。いっそ復古調にするなら我々戦前の世代まで遡って“旅愁”や“故郷(ふるさと)”ならもっと良かったなあと思ったが、流石に戦前の小学唱歌では少し古すぎグルメ杵屋の接客担当者も来客に後期高齢者まで居ることは考慮の外だったのだろうな(;;)。
昼食の話序でだが先日駅前の和食店“宮本むなし”で玉子丼を頼んだら“半熟で宜しいですか?”と聞かれた(;;)“え?半熟でない玉子丼なんてあるの?”と逆に問い返すと“いえ、若いお客様で堅めの…と仰る方が多くて…”と返って来た。“えー?茹で卵でも載ってる訳?”“いいえそんなに堅くなくて少しだけ堅めです。半熟は気持ち悪いとか仰います”半熟が気持ち悪いなんて聞き始めだが最近の若者は家で食べて居る目玉焼きしか記憶になく玉丼の卵が気持ち悪いのはきっと自分達が普段食べている目玉焼きと玉丼では玉丼の方が卵の茹で方が浅いせいかと思った。同じ半熟でも目玉焼きと比べれば玉子丼の卵は確かに軟らか過ぎるかも知れぬが食べ物の形状で“気持ち悪い”など幼い頃から飢餓に耐えた食生活を送った我々には想像もつかぬ感触でありこんな若者こそメチャ気持ち悪いと思う。
今の若者は飽食時代を育った愚かな親たちに育てられ幼い頃から食べ物の有り難さなど露知らず食事を半分食べて後は残して平気な連中ばかり、我々は飯粒を一粒落としても拾って食べないと目が潰れると親から言われたものだ。此はお米の価値や有り難さばかりでなく苗代から草取りを経て刈取り、脱穀と半年に亘るお百姓の労苦を労(ねぎら)っての感謝の意味が籠められて居るが、今の若者にはまるで理解されないから情けない。文科省も偏差値ばかりに拘って居ないで小学校低学年の間に子供達を社会勉強として1週間単位で春秋数回に分けて農家に住み込ませて田植えに草取りに収穫に脱穀作業を機械でなく手作業でさせたら少しは物を育てる労苦が分かるのではないか、昆虫や蛙などにも接して自然との触れ合いは子供の世界観もきっと変わって、自分達が住んでいる都会が如何に虚しいものであるかに気付き、自然との共存を考えるのではないだろうか。我が国に食べる物を“気持ち悪い”など言う若者が居るなんて情けなくて涙が出るぞ(;;)。今では食前と食後に必ず手を合わせる風習など何処かへ消し飛んでしまい、食堂で食前食後に手を合わせると周囲から奇異な目で見られるのも情けない(;;)。
やっと辞めたが世の中には馬鹿な大臣も居たものだな(;;)。民意によって先週罷免された松本龍は代々福岡のゼネコン上がりで部落解放同盟の大物だとか、同和なら柄が悪いのも肯けるが、此の大臣一寸程度が酷すぎた。岩手県では知事に対し“俺は九州の人間だから東北の何市が何処の県か分からんのよ”と己が無学を自慢げに披露し(震災後100日以上を経過し日本地図も見て居なかったのか!)“知恵を出さんとこは助けないぞ”とは自分の持金を出す訳でもあるまいに、余りに上目線で傲慢な態度に知事は困惑しきったろう。又宮城県では自分より遅れて入室した知事に対し、握手も拒否した上で“客が来るときは自分が入ってから呼べ”など訳の分からぬ暴言を吐き(客室には客を招き入れ、招いた方が後から入るのが我が国の常識だ)挙げ句はマスメディアに対し、今日の話はオフレコだ、流したらその社は終わりだ、と恫喝したが東北放送は怯まずにその儘オンエアし、宮城県庁に日本中から“あの大臣は何様だ”と抗議のメールや電話が殺到した。余りに高圧的な物言いには大臣としての資質を疑う声が多く、被災者の一人は“県知事への発言は私たちへの発言と一緒であり心が痛い”と嘆く。
松本龍には大臣は知事より偉いとの思い込みがあったのだろうか。いや、決してそんなことはなく彼は小賢しく相手を見て物を言ったと思う。仮に相手が石原慎太郎であったなら口が裂けても“客が来るときは自分が入ってから呼べ”などと言わず、上目使いに揉み手の一つもして頭をペコペコ下げたに違いないから、宮城県知事相手に“此の若造如きが…”との思いから“長幼の序”などの発言となったのだろうが、精神年齢を数えるのなら“長幼の序”は松本龍より村井知事がずっと年長だ“お控えなすって…”と言うべきは松本龍だったろうな:-)。
震災勃発後はパニックになって何もできなかった防災担当相だったから、今回震災担当相に任命され名誉挽回と失地回復を試みたのだろうが、身の丈知らずとはよく謂ったものだ。それでも自分は正しいと懸命に頑張ったが遂にお詫び会見の羽目に陥り、それでも輿論は覆らず僅か9日で震災復興担当相クビの挿げ替えとなったのは彼の無教養と不徳の致す処であったが、こんな詰まらぬ男が我が国の大臣だったとは情けない(;;)。それにしても会社の存亡と自分達のクビを賭け敢えて映像を流した東北放送の上層部は偉かったな!若しボツになって居たら我々民衆は何も知らされず、今後東北の復興は大きく後退しただろう。戦時中“父よ、あなたは強かった”と謂う軍歌があったが、“東北放送よ、あなたは強かった”と拍手を送りたい(^^)。
それにしても最近選ばれて直ぐに失言禍いで失脚する大臣の如何に多いことか(;;)、大臣は国会議員の憧れの目標でもあるから有頂天になって舞い上がるのだろうが、偉くなることと上目線で人を見下すことは全く相反する。立派な人ほど腰が低くなるものだ。
“実るほど頭(こうべ)の垂れる稲穂かな”と謂うではないか:-)。
先週の常用漢字表外読みの答え
人を(排けて)出世した。(おしのけて)でした
今週の常用漢字表外読みの問題
蓮華を(累って)輪を作る