明日で愈々10月ともお別れ、今年も暑い10月だったが最後に埋め合わせのように寒い朝夕が続いた(;;)。来月は霜月小生も10日には76歳を迎える仕儀と相なったが、矍鑠として働きたいが、気持ちだけで身体が思うように動いて呉れないのにはどうにも牴牾(もど)かしい(;;)。
郵便料金不正事件での大阪地検特捜部の証拠改竄隠蔽事件を巡り、無罪が確定した元厚生労働省局長村木厚子が国や取り調べを担当した検察官らに約3770万円の賠償を求めた裁判で、国側は先々週17日に東京地裁の口頭弁論で請求を認めた。村木厚子の弁護団によると、国側は詳細な説明をせず“重要な証拠の改竄という事件の特殊性から判断した”としていると謂うから控訴しないで確定するものと思われる。
私のような下賤な者にとってはこの3770万円に対してどのような課税関係が起こるのか気になる処であるが、現行の所得税法では非課税となり無税となる。所得税法第9条には『心身に加えられた損害又は突発的な事故により資産に加えられた損害に基因して取得するもの』とあり、彼女の場合は長期間身柄を拘束状態にあった冤罪に対する損害賠償金であり、将に「心身に加えられた損害」に該当し非課税となる。然し非課税となるのは所得税だけであって彼女が死亡すればこの3770万円は全額相続財産に取り込まれ相続税が課税される。何故なら彼女にとってはこのお金が耐えがたい屈辱の代償であっても相続人にとっては他の相続財産と何等変わりがないからだ。
因みに生命保険金は貰えば所得税か相続税の課税対象となるが、生前に事故を起因として保険金が支給された場合は所得税が非課税となる。大昔のことだがお得意先の方が事故で下半身麻痺となられ生命保険金1億円が災害割増付きで全額支給(下半身麻痺は死亡と同様と見なされる)されたが当人の命には別状がないため所得税法第9条により無税となったが、死んでいれば遺族に多額な相続税が徴されたものを命があったばかりに無税とは法律も粋な計らいだと思ったものだが、当人にとっては選べるものなら1億円より下半身の方を選択したに違いないから当然だったろうな。
東京大学が秋入学主流の世界に歩調を合わせて入学を9月に変更すべく検討に入ったそうな…(;;)、慌てたのは早稲田や慶応など東大との併願者が多い大学だ。優秀な学生は早稲田や慶応に籍を置きながら秋には東大へ逃げられるから此等の学校は折角確保した学生の質が低下しては…と頭が痛いだろうが其れは杞憂と謂うものだろう。
秋入学については高校卒業が3月でもあるし、就職試験などの障害もあるから何故(なにゆえ)との思いが強いが、考えて見るに東大の真意は秋に3月テストで点数の足りなかった学生を採る意思など毛頭なく、現在東大の学力が世界でランキング30番目に落ちたことを意識して基礎学力の高い韓国や中国の学生を欧米の大学に取られず日本に留めるために秋入学させるべく決意したものだと思う。北京大学や上海大学学生の学力は今の東大生を遙かに上回っているし、韓国のソウル大学も東大と変わらぬ力を持っているから、この北京大学上海大学両校の合否ボーダーラインに居る学生とソウル大学入学予定の上位成績者が狙い目なのだろう。東大は偏差値に縛られ柔軟な思考を失い視野の狭くなったアホな日本人学生とはもう訣別したいのが本音ではないのかな?春に東大に入れず他校に縋った学生はどんなに頑張っても東大秋入学のテストには外国人に敵わないだろうな(;;)。その内東大学生の過半数が外国人になったりして…(;;)
因みに現在世界のトップはハーバード大学ではなくカルフォオニア工科大学だそうだ、世の中の動きは激しく日本は上位200位に入ったのが京都大学、東京工大、大阪大学、東北大学のたった4校だけだから寂しいな。この儘では学力が年々低下して行くことだろうが全ては日本の学生の視野が狭く、眼(まなこ)を国外に向けられて居ないからだろう(;;)。
大王製紙の元会長なるアホボンの遣い込み事件の真相究明が漸く明らかにされようとしているが公私の区別の付かぬ当の本人が自分の金を自分が遣って何処が悪いのかと嘯き、全く調査に協力しないため究極司直の手を煩わすことになりそうだ(;;)。遣い込みの総額は100億円を超し現在返済後の残額は60億円近くとか…(;;)我々には想像も付かぬ数字だが、いかに会長の申し出とは言え取締役会の決議もなく借用書も貰わないで数十億円の大金をアホボンの個人口座に振り込むなど、世間の常識を逸脱しているが此が所謂同族会社たる所以であろう。司直だけでなく何れ高松国税局資料調査部(ミニマルサ)の洗礼を受けることになり既に彼等は内定に入って居ると思われる。監査法人であるトーマツも3月決算監査時に貸金について質問はしたものの子会社側からの9月に返金されるとの返事を鵜呑みにしてそれ以上追求しなかった罪は軽くない。数十億円もの金額だから使途くらい確かめるのが常識ではなかったのか!先々週お知らせした先代の元社長が80億円全額の弁済を申し出たと書かれて居た日経ビジネスの記事は正しくなかった(;;)。そりゃそうだろう、幾ら此までに儲けたと謂っても此の会社は昭和37年には不渡りを出して倒産した会社だし元社長である顧問もそんなに沢山の金融財産を持っている道理がないよな。
“有価証券報告書が分厚くて読めなかった”とは此の事件で前会長への貸付金について問われた同社の役員が答えた言葉だが白々しいとはこのことであり、高々100頁程度のボリュームであり中身はグラフが殆どだから読む気になれば然程の時間は掛からない。要するに此の会社は本質的に同族会社だから井川家の身内以外の役員には自分の給与だけ貰えば自社の決算書など何の興味も湧かなかったに違いないが、監査役とて同様で監査報告書はメクラ判だったのだろう、貸付金が子会社や孫会社を経由したものであっても本社の監査役には監査義務があるから、今回の事件の見過ごしは株主に対する重大な冒涜行為と言われても仕方がないだろう(;;)。監査法人も金額と返済予定日だけ聞いて内容まで検討しなかったのでプロとは言えない、数字を眺めるだけで心の目で見て居ないとはこんなことを言うのだろう。高い給与や監査料を取っていた監査役を初め役員達や監査法人は当時からの給与や報酬などを全額返金せよ!それでも使い込み額の1割にも充たぬことだろうな(;;)
なでしこジャパンのおしゃれ番長と謂われるシンデレラガール川澄奈穂美選手が24日、日本サッカー協会が進める「こころのプロジェクト」の夢先生として兵庫県西脇市内の小学校を訪れ、夢を語る特別授業を行ったそうだ(^^)。彼女が夢先生を務めるのは08年以来11回目だとか…彼女が此まで各地で夢先生を務めていたなんて全く知らなかった。今回の特別授業は優勝したW杯後授業は初めてで、あのスウェーデン戦30mロングシュートのスーパースター川澄選手が来るとあっては全校100人足らずの学校は大騒ぎだったそうだ。処が川澄選手は此までの特別授業ではW杯以前彼女の存在が殆ど知られてなかったので“私はかくかくしかじかこういう人間です”と児童達に自分の身分を明かす処から話していたとか…(;;)、今回は子供達が全員自分のことを知ってくれていたと照れ笑いしたそうだ(^^)。彼女は日本体育大学の出身で教員免許も取得しているだろうが、未だ人前で講演などするのは決して得意とは思えないから、いっそ講堂から降りて、体育の免許を生かしてグラウンドで子供達とサッカーを楽しみ次代の選手達を育てるPR活動を是非率先して欲しかったな。そしたら児童のお母さん達も運動場でスーパースターと子供達の交流を目の当たりにして感激だったろうに…(^^)。それにしても西脇には数校の小学校があるだろうが1校だけの依怙贔屓は他の学校から文句が出なかったものか(;;)
先週の常用漢字表外読みの答
ともすれば賢しい(さかしい)口を利く、でした。
来週の常用漢字表外読みの問題
幼児の(科)がとても可愛い
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