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今年も寒さが募る先週寒肥(かんごえ)の固形肥料を庭一面に撒いた。通りかかった知り合いの方が「雑草に肥料ですか?」と言って笑って行かれたが、その通り、うちの庭は酢漿草(かたばみ)や蛇苺など、厭地することもなく幾ら抜いてもへこたれずに出てくる雑草が主役だ^^。この「白かたばみ」はこんなに寒くてもしっかりと咲いている^^。もう1週間もしたら近くのだるま屋さんで土ごと分けて貰った「黄かたばみ」が咲き始めるよ。
狷介固陋な性格のせいで浮き沈みが激しかった私の人生は抜かれても抜かれても生えてくる雑草のようだったから「かたばみ」は我が身のようで結構愛おしい^^。だけど此の雑草軍団のお陰で功徳もあり、近年嫌なナメクジが居なくなった、真夏の早朝白く光った歩行跡が全くないから居なくなったのが分かる。きっと酢漿草や蛇苺など少しも美味しくないので美食家の彼等はうちに愛想を尽かしてどっかへ引っ越しして行ったんだな^^。

先日仕事の合間にママチャリで銀行に行く途中、頬笑ましい光景にお目に掛かった^^。私の他に人通りはなかったが、何かのお店の前で二十歳(はたち)位の若い男性が両手をジャンバーのポケットに入れて横向きに立って居た、其処へお店から小柄な若い女の子が出てきて彼を見詰め、恋人の雰囲気を降り撒きながらその儘彼に走り寄り、横を通る私を何も意識することなく両手を下ろした儘爪先だって伸び上がり彼の唇に「チュッ」とキスをした^^。私はチャリンコのスピードを緩めなかったのでアレアレ?と思いながら通り過ぎ、その後の状況を把握して居ないが、考えるにあれは待たせたことから「遅くなってゴメン」の言葉に替えたサインだったんだろうなと思った。日本人は外人と違って未だ公衆の面前でキスをする習慣は余りないようだが、抱擁を伴わない彼等の瞬時のキスは少しも嫌らしくなく、仲の良いカップルだなと唯々頬笑ましく、TVドラマなどで俳優達が唇の合わさっていると思えないぎこちなく義務的で下手くそなキスシーンに比べて数段優れていると思ったものだ^^。恋人同士のこんな健康的なキスはとても微笑ましいな。
彼と待ち合わせて、後から来た彼女が「待った?」と言い乍らお詫びに背伸びして相手に「チュッ」とキスをし、彼が照れるシーンなんて考えただけでもロマンチックでいいなあ^^。
何故なら、私の過ごした60年前は恋人とは手を握るどころか人目を気にして少し離れて歩いたりして居たから、恋人が彼のポケットに手を入れて暖め合って歩いている光景なんて堪らなく羨ましい、昔は公園のベンチで座って話をして居てもついうっかり手が相手の手に触れたりすると双方真っ赤になって俯いたりしたから随分晩生(おくて)だったな、その癖考えることは結構おませだったからむっつり助平だった昔の方が、「寝ようか」とか「しようか」なんてアッケラカンと言える現代よりずっと不健康だったんだろうな:-)。

先月来夜が更けた頃軽トラでの灯油販売♫雪やコンコ♬が喧(かまびす)しい、昨年まで確か1缶1390円だったが、今年は1850円だと言っている:-)。3年ほど前は890円だったから倍近くなった勘定だ。此は灯油屋の小父さんがボロ儲けしている訳ではなく、卸元が先を見越して円安を理由にした値上げに違いないが、1ドル90円台になったのはつい最近のことだ。原油を買い付けてタンカーで四日市まで運び精製するまで半年以上はかかるだろうし、原油の購入価格もリスクを予想して為替予約しているのが常識だから、当分は1ドル80円迄で購入した原油の筈なのだが円高のときは素知らぬ顔をして円安と聞いての此の便乗値上げは阿漕だな、灯油1缶当たりの原油価格は限りなく1円に近く殆どがタンカー運賃と商社の利益と石油の精製費だろう:-)。石油業者が実際に円安の影響を受けるのは為替予約が切れる半年後だから、そのときの損の穴埋めを見越して利益を出そうとする便乗値上げに違いない:-)。とても腹立たしいが、此を「田作(ごまめ)の歯軋り」と言うんだろうな(;;)

元横綱大鵬が没後国民栄誉賞を受けることとなった。何時にか死なないと貰えない風習が蔓延り死後受賞の数の方が多くなったが、生きている間に渡してやりたかったよな。死んだから急に功績が増すものでもないよね:-)。 亡くなってから渡すのは生前人前に姿を表さなかった長谷川町子さん位で良かったと思うよ。

中央教育審議会の会員にジャーナリストの櫻井よしこさんの就任が決定したと昨日報じられた。彼女が任命されたことにより日教組は周章狼狽の態だろう、右翼の旗頭の登場に快哉を叫びたいな^^。櫻井さん2年間の任期中に是非左傾の上韓国や中国に阿った日本の教科書共を一刀両断し過った道を歩まされている日本の子供達を、どうか救って下さい。

金曜日ロシアの湖に隕石が墜ちた:-)。1万トンもあり放射エネルギーも広島原爆の30倍以上の5000キロトンとか…、此って隕石でなく小惑星じゃないの?
墜ちるのがロシアでなく中国だったら良かったのになんて考える人も中には居るのかな?

先週の常用漢字の表外読みの答
病気に(被けて)欠席する (かずけて)でした

今週の常用漢字の表外読みの問題
谷間には(雰)が出てきた、

ご教訓カレンダー
「ようし、やったるで」  「養子、やったるで」 嫁に来てのない男
先週の宿題、仮名付けの答
「人妻」は「ひとづま」、「稲妻」は「いなずま」が正解です。
左は人の妻だから当然に「ひとづま」だが、後者のように二語に分解し難いものは「ずま」と書くと定められているので「いなずま」が正解となる。「吾嬬「或いは「吾妻」と言う言葉がある、昔は「私の妻」であったが、現在ではそのようには使われず「東(あずま)」の意で用いられるので「あずま」が正解だ。「稲妻」だって本来の意味は「稲の夫(つま)」であって、稲は古来雷鳴によって受粉し結実すると信じられて居たから太古は「いなづま」と書いて居たのだろう。仮名付けって簡単なようで意外に難しいもんだな。因みにこれで「杯」や「頷く」はそれぞれ「さかずき」 「うなずく」と仮名を振る理由がお分かりになったかしら。

アッコちゃん今年も忘れずにチョコを贈って頂いて有難うm(_ _)m。新橋芸者で大和撫子の鑑(かがみ)であった中村喜春の自叙伝はとても面白いので是非読んで下さい^^。