玄関前のプランターに近所からタネが飛んできてユキヤナギが昨年小さく開花した、プランターでは可哀想なので昨年の秋、庭に移したら今年に入ってどんどん大きくなって先月末より咲き出して今や満艦飾となった^^。昔は余り見掛けない花だったが今は何処にでも一杯咲いている。日本人好みの風情のある優しい花だ。何故か前に妙に貧弱なヒヤシンスが支え棒に縋って咲いている^^。こんなに花の少ないヒヤシンスも珍しいが、きっと何処かから土に紛れて勝手に咲いたようだ。明日花殻を落として立派な球根に育て来年はプランターで咲かしてみよう^^。

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先週国民栄誉賞から長嶋茂雄の話題をお伝えしたが、アメリカン大リーグには嘗て長嶋を遙かに超えるスラッガーでニューヨークジャイアンツのジョーディマジオが居たことはご存じの方も多いだろう。彼は現役最後の年となった1951年には日米親善野球で来日し、中日の杉下投手から本塁打を打った。そのホームランは三塁を守っていた服部受弘が、「三塁ライナーを捕ろうと手を伸ばしたら、グラブに触らずそのまま伸びてスタンドに入った」と言ったそうだから凄い打球だな(゚ロ゚)。ヘミングウエイの『老人と海』にはディマジオに関する記述があり、サイモン&ガーファンクルのヒット曲『ミセスロビンソン』、ビリージョエルのヒット曲『ハートにファイア』にもディマジオの名前が出てくるからアメリカでは桁外れに著名な人物だったことがよく分かるな^^。
彼が1954年にマリリンモンローと結婚したことをご存じだろうか。世界中がアッと驚いた二人の結婚だったが、あの二人が別れた理由が二人の新婚旅行での日本訪問だったと謂う根強い説がある。ディマジオ夫妻が何故日本に立ち寄ったのか分からないが、恐らく3年前の親善野球の郷愁だったのではなかろうか、何故ならあの当時日本という国を知って居たのはアメリカには1万人に一人しか居なかった。それもパールハーバーを攻め込んだ敵国位の認識だったのだ、ディマジオ夫妻は新婚旅行で世界中に行き尽くして、最後に羽田に降り立ったのだが、アメリカ大リーグの此の選手は地元では映画の脇役女優マリリンモンローの百倍以上も有名人だったが日本に来るとそれは逆転してモンローの方が百倍も有名だったのだ^^。その理由は彼女が其れまで高慢ちきな多くの洋画美人女優とはまるで違ってエロチックでセクシーで下町風なのが日本人に受けたのだろう。ロバートミッチャムと競演した「帰らざる河」などつまらぬ三流映画だったし、彼女が歌った此の歌は下手だったが物憂い気怠さとそのエロチックな姿態が受けて我が国では大ヒットした。彼女の映画を見て歌を聴いて日本人は高嶺の花であった洋画の女優を平面で感じ親しみを抱いたに違いない。然しディマジオのファンも居たけど日本人には圧倒的にモンローの方が有名であったことが、ディマジオのプライドを甚く傷つけたのが元で結局二人は離婚したと言う噂だ、プライドって恐ろしい魔物だな:-)。
然し本当の離婚理由など誰にも分からない。何故なら離婚後7年してモンローが死んだとき映画界からの参列を全て断り、独りで葬儀を取り仕切ったのがディマジオだった。ディマジオは自身が1999年亡くなるまで週3回、彼女の墓に赤いバラを送り続けたと謂う逸話がある。感動的ないい話だな^^。
余談になるが、新婚旅行で来日したモンローは長旅で疲労困憊、胃痙攣を起こし帝国ホテルに引き籠もって寝ていた。医者が呼ばれ痛み止めの注射をしようとしたがモンローはこれを拒否し、それではと治療のために呼ばれたのが「指圧の心は母心、押せば命の泉湧く」のキャッチコピーで有名になった指圧師浪越徳治郎だった。浪越は全裸のモンローに長時間指圧を施し、そのお陰で元気を取り戻したモンローは、ホテルの外で顔を一目みるまでは帰らないぞと待っている多くの群衆の期待に応え、バルコニーから手を振ったことは可成り有名だ^^。浪越徳治郎は此の治療で一躍名を挙げたが、彼は7歳の頃母のリューマチの痛みを和らげるため一心に母の躰を摩り、指で痛みが和らぐことを発見し、後で此の技術を指圧と名付け小石川に指圧学校を設立し有名になったから親孝行に対する神の報奨だったろう^^。

何を思ったのか政府はスーパーなどの消費税還元セールを禁止する法案を上程し、衆議院の本会議で審議入りすることとなったが、巷からは大いなる批判が続出している。甘利経済再生担当大臣曰く「消費税還元セールは止めて下さい。消費税は還元するものでなく納めるものです」冗談ではなかった、大臣が本気でそう思っているのなら、此の大臣きっと頭が怪訝しいのではないかと思われよう、消費者は誰もスーパーが消費税を猫糞して払わないなど誰も思いはしない、消費税に相当する額だけ値引きされて居ることは6歳の子供から80の老人まで知って居ることだ。まして税金のことなのに、どうして財務大臣が出てこないのか?
当然にスーパーなどはこの法案に対し「国民の生活を考えず小売りを信用していない」とか「理解できない。それで先進国か」などとまどろっこしい反論をして居るが、ストレートに「ちゃんと消費税を払っているのに何を言うか!」と言えないのは、彼等に実は疾(やま)しい処があって、其処をそっと政府に突かれているからだ、それはセール当日の消費税相当額を商品の仕入業者に値引きさせているからだろう。つまり経産省が本当に言いたいことは弱小納入業者を甚振(いたぶ)ってはいけないよ、と謂うことだが消費税分値引きさせていることも証拠が掴み難いし、五月蠅く言うと販促金だとか別の名目で消費税相当額を転嫁される可能性も充分あり、その辺の靄靄(もやもや)を「消費税還元セールは止めて下さい」法案で乗り切ろうとしている。だから財務大臣ではなく経産大臣の登場なのだ。何時の時代も弱者は納入業者であり、昔は百貨店が此の遣り方で「何とかセール」とか納入業者を甚振って居たのは誰もご存知だろう。経産省は通産省の頃から此の問題をずっと見て見ぬ振りをしてきたが、政府がずっと成立(法律はできたが万が一のため何時でも廃案にできる一項が入って居る)に気を揉んでいる消費税増税を利用されようとしたのを知り財務省が頭に来て経産省に文句を言いに行き今回の法案を作るまでに至ったのだと思う。
消費税還元セールをして売上増加で儲けるのはスーパーであり、損をするか儲けが減るのは全て納入業者であり更には其処へ商品を納める生産者なのだ。今回の法案は大企業の横暴に対する鉄槌なんだろうが、「〇〇周年記念セール」なら良くて「消費税還元セール」はダメなのも少なからず抵抗がある、どっちも弱いもん虐めだもんな!此の法案が通過しても根本的な解決にはならずスーパーは新たな方法を編み出してくるからまるでモグラ叩きなんだろう:-)。

昨日早朝の地震は丁度起きようとして居るときだったが、18年前を思い出してとても怖かった。幸い駆けつけた事務所では机の上のものが床に落ちた程度で被害もなくほっとしたが、淡路島の被害が大きく神戸にも被害者が出ているから、前と同じ野島断層なんだろう。以前に崩れ切れなかった個所が残っていたのか或いは新たに発生したものか分からないが地震学者の言っていることはコロコロ変わるので信じ難い、ニュースでは18年前の余震だとも言っているが、予震でないことを祈るばかりだ。

先日の毎日新聞万能川柳に『「アベノミクス」苦(ク)を取ったら「アベノミス」』なんてのがあって大いに笑ってしまった^^。日銀黒田総裁の登用は「アベノミス」ではなかったのかな?

先週の誤字訂正の答
父母の位拝に手を合わせ子孫の無病息災を祈った。(位牌)でした、

今週の誤字訂正の問題
今日はとても縁喜が良い

ご教訓カレンダー
「いけないわ私人妻なのよ」→「いけないわ私嫉妬妻なのよ」 えらい違いや!