本格的な梅雨のシーズンを迎えて居るが、梅雨と謂えば「紫陽花」だ。変わり映えしないけど猫の額程の事務所庭に咲く白い紫陽花をご覧下さい。数年前まではこの花の葉っぱにはカタツムリが留まって風情を醸していたものだが何時とはなく見掛けなくなって寂しいよ。ナメクジは厭になるほど沢山居るのにカタツムリだけどうして淘汰されたのかな?

画像

今日は日頃の心懸けが良かったせいか天気予報の雨マークも外れ傘も差さずに念願の漢検二階級受験を無事終了し安堵した。テストの時間より自宅から学園都市まで徒歩とバスでの2回往復(片道1時間)がきつい体力勝負であって帰宅後疲労困憊の体であり自己採点をする気力もないが、両方共に何とか合格点だけは確保できたようだ。
二級のテスト受験は6年振りのことであり、大学推薦入学を目指す多くのヤングギャル高校生に混じっての受験であったが、試験問題を見て此までの6年間準一級配当漢字主力の問題で複数あった解答の文字が二級は常用漢字に限られて居ることの縛りがきつくて解答に迷う問題に気遣った。小生の漢字環境があの頃とは随分と色合いを異にして居り、果たして正答できたかどうか疑わしい?
例えば「覆う 蔽う」(おおう) 「恨む 怨む」(うらむ)など、つい無意識に右側の字を書いてしまう。7年前なら常用漢字しか学んでなかったから何も考えずに左の正答を躊躇なく選べたものだが、歳月の経過は私の記憶脳を常用漢字外だった右の字にも移行させて居るのだった(;;)。右の字の「蔽」と「怨」は今回揃って常用漢字に指定されたから使用しても構わんと一見思い勝ちだが、常用漢字になったと言っても実はその字の読みが「蔽」は「へい」「怨」は「えん」の音読みに制限され、「蔽う」 「怨む」の訓読みは所謂常用漢字の表外読みとされ、準一級以上でしか用いられず二級の解答に使用すると×になるのだった(;;)。
午後準一級のテストで初めて私と同年配の方にお目に掛かった。前席だったのでお顔は見えなかったが項(うなじ)の気配でそう察した。帰路漢検四級に挑戦した中二の孫娘(テストが同じ時間だった)とバスを待っていたら、小さいお祖母さんがヒョコヒョコ来られて矢張りバスを待たれるご様子に、上着の模様からどうも準一級検定会場の前席の方と雰囲気が似ているので厚かましくも「アノー漢字検定に行かれて居ました?」と聞くと「ハイ」「準一級?」「ハイ」嬉しくなって四方山話をしながら「失礼ですがお幾つですか?」流石に返答を口籠もられたので「わたしはイノシシで10年生まれです」と言うと「5年ですねん」恥ずかしそうに答が返ってきたのにアット驚くタメゴローだった!この方81歳なのだ。一人暮らしで惚け防止に4級からスタートしてストレートに合格を果たされ、今日の準一級を迎えられたそうだが「参考書全部憶えてきたけど今日はあきませんでした」とがっかりされて居たので「私など今回が13回目ですよ。合否なんか別にして受験することを目標にされたら良いと思いますよ」とかお慰めしたが、計算したら78歳位からのスタートだから私など未だ未だ若輩者の若造だったのだ(;;)。「又10月にお会いしましょうね、お元気で」と途中の駅でお別れしたが、5年生まれのこの方から私は大きな希望と曙光を与えられた。10月再びこの方とお目もじするのを楽しみに頑張ろうと思ったものだ。
何時だったか夕刊に載っていた。今年度から京都府が介護サービスを受けずに元気に暮らして居られる90歳以上の方に地元商店街などで使える商品券を3万3千円プレゼントすると発表したそうだ。商店街も活性化するしとても良いことだと思う。但し、過去10年間に介護サービスを受けて居ず、且つ介護保険料の滞納がないと謂うセコい条件が付いて居るが、商品券の一部を商店街に負担させることで予算額の軽減を図るとか…(^^)、滞納不可の条件は若い世代に介護保険料の納付を奨励しているのであろうが此は大きな間違いで、納付記録の残る過去10年となれば80歳になって健康であればそれから滞納を止めれば済むことであり、アラフォーの世代への滞納解消へ期待はできない浅薄で単細胞な発想だ。ともあれ全国で初めての試みとか…(^^)、是非今後全国各府県に於いても自力で頑張ろうとする人達に対する希望が広がることを希(こいねが)った。
こんな話題に触れたのも一昨日神戸市から介護保険料の通知が来たからだ。年額10万円もの金額にビックリ!生まれてから一度もこの保険の恩恵に浴したことがないことを喜ぶべきだが、介護保険の受給者も健常者も同額の保険料は少し高すぎると思う。自動車保険にも無事故割引があるように、京都府の今回の試みを叩き台として私は今後介護保険料の割引制度の法制化を検討し、90歳と謂わず75歳の後期高齢者から介護対象者とならない人の保険料を5歳位の年齢で刻んで割り引くことで老人の自立心を促すことに資すれば良いと思う。現在90歳以上の方なら79歳から10年以上も介護保険料の負担をされてきたことでもあるし思い切って介護保険料を無料にし、85歳以上であれば75%割引し、以下50%、25%とすれば、愕く程要介護者が減少するのではなかろうか。この年齢層の方々は我々戦前派であって粗食に耐えて足腰は鍛えてあって身体は元来頑健だから、介護保険料を不当に搾取されることに抗議して、要介護者に身を窶(やつ)して居られる方が結構多いと思われる。依って保険料の割引制度が実施されればお年寄りは自立心に芽生え80歳代の要介護人口は急激に減少し、介護保険会計は黒字化するのではないかと考えるが如何であろうか。
一方、現在コーディネーターやケアマネの前だけ立ち上がれないお芝居などして介護の点数を上げて貰おうとする不埒な奴らが結構巷には多いが、コーディネーターやケアマネの一時の判断に任すことなく、介護の現場はヘルパーしか分からないから要介護者の日常の動作をヘルパーに監視させ、彼女達からデータを吸い上げて、こんな不埒な奴らは介護の点数を0点(全額負担)に下げれば似非介護対象者は自ずと自立せざるを得ないのではないかと思うがどうなんだろうか。介護保険料の通知書を受け取っていろいろと考えさせられたものだ。
東京電力が、平成25年度の社員一人当たりの平均年収を571万円と今年度より46万円引き上げることが先日分かったそうな(;;)。リストラ処か昇給とは魂消るな!申請中の家庭向け電気料金値上げのコストに織り込んであるそうだから盗っ人猛々しいと言わねばなるまいぞ。今年度見送った夏の賞与を来年度は復活させる計算で原価を見積もって居るから、この会社の偉い人達には自分達が公的資金の導入を受けて居る謂わば破産会社だと謂う認識にまるで欠けているのではないか(;;)。株価が161円(50円株に換算すれば16円)と潰れた会社同然だからこんな会社が社員に賞与を出すなど嘗て聞いたこともないが、親方日の丸とは役人上がりの経営者感覚を麻痺させる恐ろしいもんやな。
財政が赤字だからと給与をカットされる大阪市の現業職員と東電社員との大きな落差を我々はどう受け止めたらいいのか、東京電力へ橋下さんから厭言の一つでも言って貰わないと市長が吏員達から突き上げを喰って困るのではなかろうか(;;)。
常用漢字の表外読みの答え
水仕事で(亀)ができた。(あかぎれ)でした。
常用漢字の表外読みの問題
 破れた個所を布で(接ぐ) 「つぐ」は常用漢字の読みです。