今年は曜日の関係で歳末年始の休日が9日も連続することになるが、そのため年末調整事務の時間が短縮され明日天皇誕生日の祭日はとても厳しい(;;)。何時もなら月末に支払われる給与が27日になる企業も少なくなく、そのためうちのお得意先でも年末調整の還付金を正月明けのお年玉代わりにする会社が少なくない。然し中には扶養の子どもが年の途中に就職したため税金が不足になることもあり、お年玉が逆に吐き出しになる人がないではないから悲喜交々だな。

日経新聞12月の「私の履歴書」は2年に一回程度登場する外人だった。経済学者であるMIT出身のフィリップコトラー氏だったが、私は外人には余り興がなく毎日斜に読んでいたが或る日彼の恋の始まりについての記述があり、日本とアメリカの会話での諧謔の違いに愕いたのでご紹介しよう。彼がMITの学生だった折ハーバード大学の女子部が開く合コンがあることを知り、出かけて行き生涯の伴侶と巡り会うことになったそうだ。温和しそうな相手を見付けてダンスを申し込み「君はクレオパトラみたいだな」と言ったら彼女は「本人よ」と機転の利く素晴らしい言葉で応じてくれたことが恋愛の始まりだったそうだが、笑顔を添えて「It’s me」とか言われたんだろうね、でも、若しこの言葉が初対面の日本人間で発せられたものなら周囲は白けきって一瞬凍り付き全員が固まってしまったに違いないから日米間のジョークと言うか諧謔には文化の高低差があるように思った。この言葉は日本人には先ず吐けない。日本人は決して諧謔が嫌いではないのだがジョークを言っても笑顔が伴わずに真顔で言うため本音と受け取られ兼ねないから生真面目な日本人にはハードルが高くて飛び越せない世界なんだろうな:-)。
ジョークの言えない日本人はきっとアメリカ人に「賢くない人種」と思われてバカにされ損をしていると思うが、表情が豊かでないのは日本人の個性だからそんなことに背伸びなどせず「IPS細胞」など知力で能力の差を見せつけてやれば良いのだ。と言ってもアメリカ人の妻に日本人は少なくないがその逆は少ないから癪だよな:-)。

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亡き父の故郷である姫路郊外(駅から10km足らず)の本家から毎年お米を送って頂くが今年は近況を記した写真入りの手紙が入って居た。読めば「仔鹿物語」ではないが此処数年近くの山から夜間出没して農作物を食い荒らして居た鹿が厚かましくも昼間まで現れるようになり鳥獣保護法の手前どうすることもできなかったのをお上に申請して漸くお墨付きを頂戴し、箱罠を仕掛けて生け捕り作戦を展開したが鹿も利口で1年間に僅か10匹しか捕まらず此では山の鹿は到底減らないそうだ:-)。捕まえた鹿の肉はドックフードになるそうで引き取り手には困らないのが救いだとか…^^、そのせいか写真上部に記載されているように罠に入った仔鹿に4-5日餌をやっていたら誰かに持って行かれたそうな(;;)飼ってくれるのなら兎も角殺して売り捌くのだから泥棒だ、遣りきれないよな!世知辛い世の中になったね、他の鳥獣には禁漁区などあるから捕まえてもいい期間があるのに鹿には特区申請をしなければ適用されないなんて、奈良の若草山でもないのに面妖だな。行政は農民のことなんか何も考えず生産者米価の値下げを反対する小うるさい蠅のような存在にしか思って居ないんだろうね。

先月足指を何かにぶつけて突き指した儘治らぬので整形外科に行った。帰りに治療費を支払う際、小銭入れから硬貨を取り出し5円玉を二つ10円玉に混ぜて渡したら、受付の小母さんに「5円玉は受け取れません」と宣われた(;;)、え?と訝ると保険の料金は全て10円単位なので5円はダメですと言い切った:-)。5円玉もお金じゃないの?と思ったが次の患者さんも待っているし渋々50円玉を渡してお釣りを貰ったが、幾ら考えても納得できず帰って調べたらちゃんと法律があって硬貨は20個以上の場合受取りを拒否できるそうだ。でも20個以上の受取り拒否ができるなら逆に2個の5円玉は受取り拒否できないことになるよね。きっと午後のパートへ釣り銭などを引き継ぐのに金種表の作成が面倒なんだろうと思ったがそれはそっちの勝手であり、腹が立ったので市の医師会に電話して文句を言ったら同情してくれたが、苦情相談所があるから其方に言ってくれと逃げられた、そこで苦情相談所に電話したらしっかりと事情や医者の住所氏名などを聞き取って呉れた上で此方は治療ミスなどの苦情の係りだから県庁の後期高齢者係に伝えておきますと又逃げられた:-)。次の日整形外科に行ったら私の顔を見ても受付の小母さんは目くじらも立てずに涼しい顔をして居り、県が握り潰したことを悟った:-)。どうやら医師も医師会も苦情相談所も県庁の保険係も全部一つ穴の狢(むじな)であり、患者の苦情は痩せ犬の遠吠えでしかないことを思い知らされた:-)。先生に直接言ってみようかと思ったが、とても次元の低い話なのでクレーマーと思われるのが厭だしヤメにしたが、此処の患者は殆どが私より高齢者であり5円玉を出して受取り拒否された被害者も結構多いだろうなと思った。然し此が若しスーパーなどでの出来事ならえらいことになっただろうから医者達が如何に患者を見下しているかよく分かるよね:-)。保険は4捨5入が規則で10円単位だが点数は5点が結構多いから、1割負担3割負担何れも5円が切り上げられて10円になる計算だ、ちょっとずっこいのと違うか!

先週の誤字訂正の答え
相手を奔弄し疲弊させる作戦にでた。(翻弄)でした

今週の誤字訂正の問題
軍部は政権を転幅させたが支持を獲得できず紛争となった。

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「目に入れても痛くない」→「目に入れても見たくない」 チョーブス