一月も愈々終わりを迎えて冬が本格的に到来すると共に我々の年中行事である確定申告が其処まで迫って参りました。今年の申告から上場株式等の配当所得について天引きされた住民税の5%分離課税を選択する住民税申告が認められなくなったため税務署へ配当所得を申告して還付を受けた方は寝耳に水である5%(10%-5%)住民税の追い打ちが掛けられることとなり世の中とても世知辛くなりました(;;)。
住民税の申告分離が受けられなくなったので、申告不要となって少し手間が省けたように思いますが、実は配当金から控除された住民税は5%なので僅かにある住民税の配当控除を除いて住民税の税率10%との差額が納税者には6月からの負担となるところが国の狙いなのでありました🤬。皆様も今年の確定申告では配当金の申告に注意しましょうね。
史上嘗て有り得ないことが我が国きって大きな航空会社のJAL「日本航空」に起こりました。それは今回男社会の典型である此の会社に創業以来の女性社長が誕生することになったのです(゜o゜;/。その社長も国交省から天下ったお役人などではなくナント!昔はステュワーデス(スチュワデス)と言った客室乗務員からスタートした女性職員でありました(゜o゜;/。
話は戻りますが、私が高校生だった70年位前、市川右太衛門と並んで東映映画の花形であり、毎年定番とされていた正月映画(当時テレビはなく)を待ち侘びられた片岡知恵蔵の長男である植木善晴さん(現在会長として在任)が22年前58歳で日航の社長に就任した折世間はどよめきましたね^^、彼はお父さんと瓜二つの「そっくりさん」であったため、他社との交渉対談のときでも先方さんが彼に知恵蔵の昔の姿を垣間見ることとなっては仕事の話はそっちのけで片岡千恵蔵の現代劇である「7つの顔の男」多羅尾伴内シリーズなど他愛もないアクションものに童心に帰って血を滾らせてうち興じ、毎年お正月映画の花形を独占した多羅尾伴内シリーズに話題が集中し、映画の回顧録が終わったときにはお互い肝胆合い照らす仲となり商談はスムーズに終了ことと思います(^0^)。何時とはなく何となく有耶無耶のうちに両者間で片岡千恵蔵が暗黙のうちに承認されて居たのが通例であったとか…^0^/。親の七光りを最大限に利用し我々のような知恵蔵ファンに多くの夢を与えてくれたのが此の日航植木義晴社長の登場でありました^^。
片岡千恵蔵の息子さんは商談の相手に自らの父のイメージを植え付けるだけで己の懐に取り込むことができましたから、仕事はとてもし易くて順調であったことでしょう。「親の七光り」と言う言葉がありますが、彼くらい此の光を潤沢に利用した方は少ないのではないでしょうか?それも何の代償も与えずに…。話はもとに戻りますが今回の社長はナント!元CA(キャビアアッテンダント)わかりやすく言うと昔のスチュアデスさんでした(゜o゜;。謂わばバスガール(CAに怒られるかな?)がバス会社の社長になったようなものです。
彼女は合併前の東和航空入社で客室乗務員を勤めれて居た「鳥取三津子」現日航の専務取締役であり、59歳であって客室乗務員出身は今回初のトップ人事でした^^。日航の社長は此の会社の成績が急降下以後、長く監督官庁の天下りや営業や労務の部門からの登用されてきましたが2010年の経営破綻以後は整備部門や操縦士の「出身」が続いていました。ここに来て漸く運行や乗客サービスを重視する姿勢の現れを目指したと言うべきでしょうか?恰も日航ジャンボ機が墜落した1985年にスチュアデスとして入社した鳥取さんは「安全運行の大切さを次時代に継承する強い責任感を持っている」と述べましたが、年初に勃発した海上保安機との衝突事故の結末と原因究明が自身の長い機内乗務の経験を生かした判断により大きく期待される処だと考えました。奇しくも大手企業には23年3月期より女性管理職比率の開示が求められることになりましたが、女性の住み難い我が国では権限のない名前だけのポジションを増やして取り組みを装う所謂「ジェンダーウオッシュ」が大いに懸念されるところでしたから今回の人事は男社会の航空機世界に大きな波紋を惹き起こしたのではないかと考えます。
先日羽田空港で起こった海上保安庁と日航の航空機同士のあり得ない衝突炎上事故ですが日航の機体は欧州航空機大手エアバスの最新鋭機A350―900型でした。幸いにして保険が適用されると書かれてありましたから日航は保険金で新しい飛行機が買えますが、然し保険と謂うものは一度貰うと翌年からの保険料がメチャ高くなる仕組みですから外国保険会社に再保険していることもあり保険会社ってメチャ強か(したたか)です🤬。とあれ、日航社長の未来に栄光あらんことを…!
先週の読めそうで読めない字 道路を系(つな)ぐ
今週の読めそうで読めない字 (読本作家)