梅雨明けも当分望めそうもなく、蒸し暑い日が続き雨の日とカンカン照りの日と交互に続くので体調不十分な毎日です。先週は気象情報で降る降ると言われ乍ら少しも降らなかったのですが、昨日今日と久し振りの雨模様のようでいて実は晴れ間の方が多かったりと変な天気でしたが皆様は如何お過ごしでしたか。
愈々我が家の額紫陽花も終わりが近づきました。この花は晩生(おくて)なので普通の紫陽花より花期が遅く6月半端より7月初旬までが最盛期です。
処で皆様は紫陽花の漢字について疑問を持たれたことはありませんか。この言葉は中国から渡来した言葉ですが、当て字にしては相似する箇所がまるでなく、先日新聞の中国古典学者の書かれた“漢字ことば散策”を読んでいてどうやら中国で紫陽花と呼ばれた花と日本のアジサイとは別の花であることが分かりました。
紫陽花を詠った中国の詩人は白居易だそうですが彼の詩(うた)には“色は紫にして気香る”と記されているそうで我々は薫り高い紫陽花にはお目に掛かったことがありませんからきっと別の花でありアジサイに紫陽花を宛てた平安時代の学者源順はきっと香り音痴の蓄膿症だったのでしょう(^^)

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私の一日は5時の起床に始まります。簡素な食事の後メールチェック(迷惑メール50通の削除が大半です)と事務所の掃除などを済ませ6時半から1時間くらい道路に面している庭の手入れや水遣りなどが日課となっていますが、日中と違って朝は道行く人達の流れにリズムがあり、神戸女学院の生徒らしいお嬢さんの6時半通学を皮切りに、7時半コンビニの袋から直接パンをむしゃむしゃ食べながら運動靴で気忙しく通勤される20歳代の職人さんと思える青年まで数十人の方が時計代わりとなります。7時5分になると決まって長渕剛の“とんぼ”(ご存知ない方の方が多いでしょうね)の歌詞ではありませんが、カツカツと早足の高い靴音を響かせて我が家の前の坂を下りて来られる30歳前後のご夫婦が居られます。どうやらうちから徒歩5分の処にお住まいで7時ジャストに家を出られるのかなあと思っています。どちらもTVドラマに出てくる私が嘗て50年前に憧れていた大手商社総合職と謂った雰囲気でとても格好良く、仲が良くてお二人共黒のビジネススーツをピシッと決めて腕を組まれて歩まれる姿は絵になっており微笑ましい光景でしたが、流石に最近は暑くて腕を組まれることが少なくなり、奥様はジーンズ姿に変身されたりしてギャラリーとして些か寂しい思いをして居ます。この時間には小生は大抵玄関先で座り込んで5箱のアクリル水槽のコオロギ飼育箱の掃除と餌換えとレタスの襞(ひだ)に入り込んだコオロギ赤ちゃんの篩い落とし(蝕ると潰れるので…)や水槽の外に逃げ出した奴を金魚掬いの小網に誘導してお家に戻す作業などのため汗だくの奮戦中ですから、“とんぼ”のご夫婦はこのお年寄り一体何をしているのかしら?ときっと不思議に思って居られることでしょう。(^^)
対照的に7時15分になると今度は上下ともベージュ系が好みの慎ましい40代の小母さんがうつむき加減にひっそりと通って行かれます。跫音がしないので見落としてしまいそうですが、悪くない右目が道路側なので毎日しっかりと認識しています。この方は土曜日も日曜日も休むことなく必ず出勤されていますから、平日が休日かと思いましたが私が見ている限り、通られない日がなく、労働基準法なんて大手企業や官庁など上辺(うわべ)だけのものであることがよく分かりました。こんな人って世の中には沢山居られ、日本政府も国民の労働時間週40時間とか白々しく決めて置いて自分達お役人だけがちゃっかりと享受し、余力のある大企業が上手く便乗し、その跳ねっ返りによる不足時間の埋め合わせを日本の裾野を占めるこんな方達がきっと支えて居られるに違いありません。政府は一度でも土日に両親と遊ぶことも出来ぬ子供達のことを考えたことがあるのでしょうか!(>_<)
“月月火水木金金”とは戦時中兵隊さんを唄った国民歌謡ですが、我々自営業者とて例外ではなく、私などこの歳になっても退職金も定年もなしに未だ“月月火水木金金”の現役生活を送っていますが、することとてなく家族からは粗大ゴミ扱いされ、毎日が日曜日のお年寄りを思うと私などずっと仕合わせな部類だと思っています(^^)
そうそう今週は7年前のあの忌まわしい事件について私の“思い”を聞いて頂く御約束でしたね。先々週の20日7年前に山口県光市で起きた残虐極まりない母子惨殺事件で当時18歳だった被告に対し最高裁は当然とは言え無期懲役を宣した二審の判決を破棄し審理を広島高裁に差し戻しました。被告はこいつが死刑にならなかったら死刑になる奴は居ないと思える程極悪非道なワルであり、犯行後も何時ものように友人宅を訪れ何事もなかったようにスナック菓子を食べてTVを見て笑っていたそうですから人間ではありません、鬼畜生でもかくやと思える程であり悪魔のような奴です。
広島高裁は不十分ながら反省の情が芽生えていると判断して被告が当時未成年だった(18歳)と言う理由だけで死刑を回避して無期懲役を言い渡しましたが、反省の情があれば死刑にしないなど高裁判事は何を戯(たわ)けたことを言っているのですか!精神科医でもなく加害者の心の中を覗いた訳でもないのにええ加減な事を言ったらいけません!犯人は誰でも助かり一心から反省の素振りなど平気でしますよね。反省の振りをして死刑が免れるなら死刑は不要です。無期懲役の裁決は1審2審共に夫の本村洋さんが“犯人が死刑にならなかったら私が殺します”と明言したことが判事の心証を悪くし、地裁、高裁双方の判事の鼻にぶら下がったプライドを痛く傷つけたからに相違ありませんが、その点最高裁も同じく自身で死刑判決をする勇気に欠けていて、差し戻しと謂う不十分な裁決であって良い子振ったために本村さんの満足すべき結果ではありませんでした、然し最高裁の上告棄却は10年後に不幸な殺人者を又一人生み出すことに憂慮して時間差での死刑判決同様でなかったかと思われます。差し戻された広島高裁は世論を畏れて前言を翻し厭々ながらも死刑の判決を下すことになるでしょう。無期懲役と死刑の差は文字以上に大きいものであり、無期懲役と言う言葉などは日本語の間違いであり実際には懲役30年です。それが証拠に刑法第12条には次のように記されています。
【懲役】 第12条 《 懲役ハ無期及ヒ有期トシ有期懲役ハ一月以上十五年以下トス》
【仮出獄の要件】 第28条 《 懲役又ハ禁固ニ処セラレタル者改悛ノ状アルトキハ有期刑ニ付テハ其刑期三分ノ一無期刑ニ付テハ十年ヲ経過シタル後行政官庁ノ処分ヲ以テ仮ニ出獄ヲ許スコトヲ得》ナント!有期刑の最高がタッタ15年なのには驚きですが、法務省は無期懲役とか上手いこと言って我々を騙しておきながら、その実、無期懲役は懲役30年であることが私達だけでなく“分数のできない大学生”にも簡単に分かります。以上は私が00年7月29日のWEBにてご紹介したものであり、事件の詳細をお知りになりたい方は上記のWEBをご覧下さい。きっと流石の鬼畜もアッと驚きそうな被告の極悪非道振りに皆様も仰天されることと思います。
旧聞に属しますが国民年金保険料の不正免除や猶予事件が新たに10万件も発覚し、都合20万件に達したと先月各新聞が報じました。これはあくまで身内の内部調査ですから、真黒なのは仕方ないにしても灰色なのは白(正式合法免除)にカウントされているに違いありませんから第三者の外部監査に委ねたら益々不正件数が拡幅して行くものと思われます。
どうしてこんな杜撰なことが申し合わせたように各事務局で頻発するのか不審でなりませんが、本庁の事務局長会議などの席上で誰かから分母を減らす裏技の披露があり殆どの事務局が同調したものと思われます。然しそれが発覚すれば本庁からもお縄付きが出ますからあくまで本庁は聞いていない、知らぬ存ぜぬで押し通すことでしょう。
どうしてこんな不祥事が続発するのか、国民年金推進員の手当が年金免除に対してポイント制の歩合給が支給されていた事実まで明るみに出ましたから不正件数の調査や摘発だけでは対症療法であり、社会保険庁の役人の基本的な意識改革が必要かと思われます。彼等は世間では公僕などと呼ばれていても決して自分達はそんな風に思ってなく天下のエリートだと信じて居り国民年金の掛金者など賤民としか考えていないようです。その上本来年金支給を国庫負担の加算をして自分達が支給してやっていると謂う驕り意識が抜けていませんから、免除すれば国の負担が軽減されるなどと手前勝手な理屈を付けてせっせと免除していたものでしょう。通常なら5年乃至は10年の消滅時効も国民年金に限って2年とされていることからも、役人が国民年金の支給を減らそうとの懸命の努力が窺えますよね。
反面自分達はと謂うと、国民年金より圧倒的に手厚い国庫補助による高額な共済年金を当然のように受給する権利を得ていますから、国民は国民としての権利を平等に享受する憲法の定めから逸脱しており一寸おかしいですね。
自分勝手なお役人に正論を吐いていても埒が開きません。少し荒療治ですが、国民年金加入者の掛金と社保庁お役人の共済年金の掛金を合算して、支給額を比例配分する方法の採用は如何でしょうか。そうすれば国民年金の納付額(率ではなく)が減少すれば自分達の老後の受給年金が減ることになりますから彼等は免除要件を今よりより厳しくし、と言って自分達が集金に回るのは矜持が赦さず、固定給高給取りの外務委託員を大幅に増やして必死に集金に励むことでしょうが、これだけ撒き散らした悪評がおいそれと払拭されるわけもなく、NHK以下の低徴収率に終始するに違いありません。
又この方法を採用すれば劇的な副産物の効果が齎されると思います。それは社保庁に入庁すれば他の省庁より共済年金の受給額が薄くなると分かれば誰も社会保険庁に入らなくなり、この役所は自然消滅しますから、やむを得ず所得税と年金の両方の所管を国税庁が引き受けることになり徴収費用の莫大な軽減が期待出来ますよね、税金の徴収は国税庁のお手のものであり、国民年金は所得税部門で、厚生年金は法人税部門で扱えば現在のコンピュータの容量を少し増やすだけで十分対応できますし、納税者の資産状況も熟知していますから、社会保険庁のように滞納者の内ベンツに乗っている人や大邸宅に住んでいる人達だけ追い掛けても中身は借金地獄やも知れずそんな非能率なことをしているとベンツのヤーさんにどつかれるのが関の山でしょう。(^^)
庁の統合こそ本当の行政改革と言うのですよ。聞いていますか?小泉さんじゃなかった、麻垣康三さん!
先週28日の万能川柳には6句並んで腐りきった社保庁が取り上げられました。 “社保庁は日本全土で代書屋に” “社保庁よ謝罪だけでは済まんでしょ” “分数をこねくり回す保険庁” “定番のわびでは済まぬ保険庁” “保険庁行政書士の仕事する” 仲畑選者もよくよく腹に据え兼ねたものでしょう。(^^)
私も一句 “書士会さん 社保事務局を 訴えろ!”
ベルーナレディースは群馬県で行われ2日目64のコースレコードを出し18位から一挙にトップに躍り出た横峯さくら選手が勢いに乗って最終日も土砂降りの雨の中を67の好スコアで15アンダー2位とぶっちぎりの5打差は見ていて胃が痛くなることもなく快適な昼下がりの一刻(ひととき)でした。(^0^)/
楽しみにしていた8チャンネル5時半からのニュースでは日本も出ないのに他国のサッカーに映像を奪われて、さくらちゃんの勇姿を見ることが出来なかったのが残念でした。ブラジルが勝とうがフランスが勝とうが日本人にはどうでも良いことなのでは…?フジTVさん