8月も愈々終りが近づきましたが暑さだけは少しも変わらず、雨の少ないせいもあり庭の水遣りが欠かせず水道代の負担が気に掛かるこの頃です。池の蛙は全部で4匹居ますが未だ一向に卵を産んでくれる気配がなく約束した孫にオタマジャクシを見せてやれず残念でなりません。カップルかと思ったらそうではないらしく失望しています。 {%gakkari%}
先日のお盆直ぐ近くに住んでいるM君からの誘いがあったのを気紛れにも思いだし、自慢の家庭菜園を見せて頂きました。彼は中学生からの同窓生で私のように同窓会などまるで不案内な男と対照的な奴であり、中学高校と同窓会の幹事などまめまめしく世話役を務めて呉れており、出席もしないのに懲りずに毎月月例会などの案内メールを頂戴しますが、人との協調性に乏しく世の中を斜(はす)に見ながら生きている小生などには到底できぬことであり、生まれ変わってきても先ずムリだなと思っています。 {%gomenne%}
畑の方も彼の性格通りまめまめしく手入れが行き届いて、40年前私が家庭菜園に凝っていた頃を思いだしました。幾つもの作物の中に懐かしいオクラの花を見付けたので写真を送って欲しいとお願いしていて約束通り送って頂いたので皆様にご披露しましょう。これがオクラの花と気付く方は経験者か農家の方でないと居られないと思います。まるで竹久夢二の少女繪の世界を見る思いですね。 {%kirakira1_a%}

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暑いときなど体力回復にもってこいの野菜ですが、精力剤だけあって終わった後の土がボロボロで土を全部入れ替えないと雑草すら生えない土壌になるのでオクラを植える方はご注意下さい。
『証明弱者』最近こんな言葉が夙に有名になっています。つまり本人かどうか正式な代理人であるかどうかを第三者であるお役所や金融機関が認めないケースが続出し已むなくできた言葉だそうです。昔は本人確認が何処ともにルーズで金融機関にも無記名預金が存在したり、300万円の定額貯金(当時は限度額が300万円でした)を100枚も持っているお得意先が居たりとメチャ杜撰でありましたが、脱税の温床になったり預金の払い戻し被害などが続出したために急遽講じられた処置ではありました。それが最近は何処とも頓に小難しいことが言われだし、先日など何時も顔見知りである近所のT郵便局へ愚息の簡保入院保険を貰いに行ったら本人に来て頂かないと手続きができませんと宣うではありませんか。5年前に同じようなケースがありましたが、そのときは本人が自筆できる状態になく私が事情を説明し代筆して一件落着し愚息の口座に目出度く雀の涙程の保険金が振り込まれたのに、現金でよこせと言っている訳でもないのに今回は頑迷に本人の出頭に固執されました。郵政省の時より公社になった方が規則が緩められると思ったら何故か逆に厳しくなったようです。 {%komaru%} どうしても来れなかったらどうすればよいかと詰問すると“弁護士に代理人になって貰って下さい”との切り口上であり、多寡が数万円の医療保険金を貰うためにどれだけ弁護士さんに謝礼が居ることやら…これも保険金不払理由の一種かと思いましたが、仕方なく愚娘に頼んで身体の不自由な愚息を車に乗せて連れて行ったらナント!郵便局の駐車場は郵便局より坂道で100mも離れており {%gessori_a%} 、退院直後の愚息にはかなり過酷な目に遭わせたことを申し訳なく思っていますが、全ては郵政公社の職員の融通の利かない頭に由来し、まるで一面識もない人間に対する本人確認を長年顔見知りの顧客にも無神経に押しつける態度には閉口しました。
この郵便局では一昨年にも孫を被保険者として養老保険などに加入した際、契約者は私であり本人確認は私の免許証で足りたのですが、何故か孫を連れてこいと言われました。孫は未だ小学生であり未成年者ですから親権者で良いのではないかと頑張ったのですが“規則です、お顔だけ拝見させて下さい”と頑張られ、孫は時折お年玉など預けに母親に連れられて郵便局に来て居て顔見知りでありながらことが起こるとこうですから鶏冠(とさか)に来ましたがよい歳をして詰まらぬことで争うのも大人気なく已むなく学校帰りに愚娘同道で郵便局に行かせましたが、名前の確認すらされなかったそうですから一体何のための顔見世興行だったのでしょうか。恐らく保険の申込書の隅にでも被保険者何某何月何日何時何分確認とでもメモを入れるだけの規則ではないかと思慮致しました。万一被保険者が病気で来れないのに保険加入して後日保険事故が発生したなどに対する防禦策かと考えましたが簡保は原則として加入後2年内の疾病や死亡に対して給付しない約束となっておりますから変ですよね。規則は規則でも本人確認に幅のあるものにしておけば詰まらぬ悶着が防げて見知らぬ人が現金引き出しに来たときと何時も出入りしている人とでは対応が多少柔軟性があって当然ではないでしょうか。特にこの郵便局は客の少ないことではかなり有名であり、入口を開けて客が居ないので書類を出そうとしたら“番号札を引いて下さい”と言われ待ち人0人表示の札を引かされる糞真面目さには呆れて涙が零れそうでした。 {%naku_a%} 先日など午後4時なのに引かされた番号は10番でしたのでこの郵便局きっと民営化で間引かれる運命にあるのではないかと思っています。 {%shiranai%}
閑話休題(それはさておき)、金融機関でも各銀行によって本人確認が一定せず、遺産相続でご両親の預貯金や有価証券の残高証明書の申請や財産分割などを申請された方なら、殆どの金融機関で添付書類や除籍謄本の取り扱いが異なるので大いに戸惑われたことと思いますが、野村証券ならこれで良かったと言ってみても、三井住友には慇懃無礼に私共には私共の遣り方が御座いまして…など鼻の先であしらわれるのがオチです。金融庁にはその辺を全金融機関に対し同一様式で統一するように命令して頂きたいと思いますが、彼等は金融機関の損益には敏感でも末梢の事務手続きなど全く関知してくれませんから何百年経っても、その銀行はその銀行の遣り方に固執し、合併された銀行だけ合併先銀行の遣り方を押しつけられているようです。又窓口の係員も係員で子供の預金の満期預け替えを頼んだら未成年者の委任状を要求されたりと不勉強が目立ちます。せめて窓口は民法債権と謂わぬまでも民法総則程度の常識は持って頂きたいと思います。住基カードでも断られたケースまであるそうですから政府も嘗められたものですよね。
昨年お得意先身内の方が土地を売られた際、私が買主の指定する司法書士事務所へ本人である土地の譲渡人同道で参ったのですが、権利書をなくされ(戦前のもので戦災で焼失)ていた処から本人確認が大変であり、譲渡人は私よりお年を召した女性であり自動車免許証は疎かパスポートさえ持たれていないために、司法書士曰く“今年の4月から法務局が身分確認に五月蝿くて敵いません、”と顔写真が無い人は2つ以上身分確認できるものをと求められ、印鑑証明書と実印で充分だと思ったのですが、お上には逆らえず老人保険証やら健康保険証(家族欄に本人記載)更には介護保険証などをコピーして渡して漸く登記ができる始末でした。この方など老齢とは謂え、歩けるし名前も書けるので司法書士事務所に出向き、サインが必要な登記書類もクリアできましたが、これからは益々高齢者社会となるために本人確認処かサインのできぬ高齢者が多くなって来ると思います。金融機関始め公的機関では名前も書けない老人にどう対処すれば良いのか、認知症への警戒もあるし代理人を信用できないことだって起こり得ますし、現に老人ホームなどでヘルパーが起こす金銭トラブルが新聞を賑わせて居ますから、政府も積極的に“証明弱者”の救済や保護に乗りだすべきですが、私は成年後見人の制度(昔で謂う禁治産者)の利用をお奨めしたいと思います。腹黒い従兄弟や再従兄弟(はとこ)より法律でガードされた後見人の方が安全なのではないでしょうか。家庭裁判所での事件となりますが、弁護士に頼まなくても司法書士で十分対応できますからそれ程多額な費用は掛かりません。認知症になりそうな予感がされる方でも健常者である間から信頼のできる長男などを成年後見人にされておくとまさかの時に預金が下ろせなくて狼狽えないで済むのではないでしょうか。他人事ではなく小生自身次回の22年運転免許証更新はしない予定ですので又一人日本に証明弱者が誕生しそうです。 {%gomenne%}
特待生議論が沸騰する中を皮肉にも名もなき雑兵とも謂うべき公立の星県立佐賀北高校が、野球特待生で固められた優勝候補帝京など私学を次々と撃破し、遂には必勝を期した広陵高校まで倒して優勝旗を手に入れましたから “がばいばあちゃん”ばかりか我々一般庶民も挙って快哉を叫びました。グラウンドはラグビー部と共用、ナイター設備や屋内練習場もなし、勿論専用バスもなく極くありふれた公立高校で、毎年10%以上が国公立へ進む進学校ですからどちらか謂えば文武両道の“文”の学校が全国から金に飽かして集めた高校を次々と倒しての優勝ですから将に事実は小説より奇なりでありました。大会まで本塁打とは無縁の副島三塁手が3本のホームランを打ち、最後のホームランが逆転満塁弾とあってはまるで神懸かりのスポコンドラマを見ているようでありましたが、広陵の投手も優勝を意識し過ぎて無意識に腕が縮んだものでしょう。美空ひばりの“♪勝つと思うな、思えば負ける♪”で実践したものでありました。それにしてもネット裏から外野席まで球場5万人の観客の90%以上が判官贔屓であったことも健全な大和魂が垣間見られて爽やかな一刻でした。
然し試合終了後広陵中井監督の洩らした一言“押し出しに採られたボールはストライクだった!”は決して言ってはならない言葉であり、もうこの監督は甲子園で勝つことはできなくなりましたね。思いは自由ですが、万一判官贔屓90%の中に審判まで入っていたとしても、その言葉は口に封をして墓場まで持って行くべきだと思いました。 {%shiranai%}
女子プロゴルフヨネックスレディースは横峯さくら選手初日の出遅れが祟って2週連続優勝ならず4位とは無念でした。 {%orz_a%}