7月の声を聞いて梅雨開けが待たれますが、連日の雨で喜んでいるのは庭のカエル位であり、雨音に負けぬ鳴き声はご近所の顰蹙(ひんしゅく)を買っているようです(;;)。天気の良い日カエル達は何時かの写真のように全員?ビオトープで寛いでいますが、雨が降るときと夜は池から這いだして其所此所で鳴きだしますから、カエルには身体の表面に水分が必要なのではないかと思われます。池のメダカが一向に減る様子がないので食事は夜間庭を散策してカメ虫などを食べているのではないでしょうか(^^)。
今日は兵庫県の知事選ですが、告示前から井戸知事の勝利は決定的であるため県民の関心は全く向けられず投票率は恐らく過去最低となることと思います。共産党が何時ものように支持者の数読みだけの理由で出馬したため、選挙管理委員会が告示から投票そして開票に至る間に費消する金額は莫大なものであり、此等を全て我々の血税で賄うことになりますから愚かしい話です、全く以て人の褌で相撲を取る共産党は税金泥棒と言わねばなりません。泡沫候補の出馬が予想される場合は知事選の供託金を1千万円位に上げて没収し、生活保護家庭の給付金にでも充当したらどうでしょうか?共産党は志位委員長初め歴代委員長は誰も凄くお金持ちですが普段彼等が言っていることとしていることが全く矛盾していますがおかしいですよね?
自民党の大物である古賀誠選挙対策委員長が形振り構わず宮崎県の東国原知事への衆議院選挙立候補の要請に対して、彼が投じた“私を次の自民党総裁候補として衆議院選挙を戦うお覚悟はおありかな?”との爆弾宣言には自民党内だけでなく日本中に大きな波紋を投げかけました。彼には本気で総理になる気などさらさらなく、彼の言っていることは自民党を嘗めた訳でも馬鹿にした訳でもなくて、自民党が選挙に勝つためには党が180度転換し身体中の膿を搾り取り血を入れ替えて選挙に臨まねば絶対に勝てぬと言いたかったと思います。
一昔前曾て大平内閣の時代の出来事ですが、大平総理が急病で入院した際に総理の代理を務め乍ら一度も総理の部屋に入らず官房長官室で仕事をし、閣議の際にもついぞ総理の席に座らなかった改革派の実力者である文字通り正義の人伊東正義が竹下内閣の末期に再三総理に懇望され乍ら『本の表紙を変えても、中身を変えなければだめだ!』と党総裁イコール総理のイスを蹴ったのは余りにも有名な話です。会津藩の出身で私利私欲のない頑固者でしたが、この人が総理にならなかったことで自民党の膿が如何に酷いものだったか分かるような気が致します。15年前80歳で黄泉の住民となられましたが、その後この人を超える政治家が出ないのは悲しいことであり、歴代総理が誰も彼も膿の塊のような奴ばかりなのに呆れ果てますが、“そのまんま東”変じて東国原知事の発言は遂に自民党の命運が断たれようとしていることを示唆しているのではないでしょうか。
最近の新聞記事『明日への話題』を読んでいたら “最悪のことが起こる公算が思いの外高い”と謂う経験則のことを“マーフィーの法則”と言うのだそうです。米連邦準備委員会の元副議長であったP教授が発見した経済政策に於けるマーフィーの法則は“経済学者の知見が最も不足しており、意見のばらつきが大きいとき経済学者の影響力は最大となる。そして複数個の競合する政策提言が与えられたとき、採択されるのは最悪のものである…”だそうですが、この分かったような分からない小難しい法則の中からは、経済学そのものが未だマルクス派、ケインズ派と正反対に別れてそれぞれ衰微もせずに生き残っていることが我々衆生には理解し難いことであり、突き詰めれば現在の経済学が考古学のように太古の理論をその儘踏襲して少しの進歩も見られず、経済学者は我々が現実に直面している経済情勢への対応に対し例えば2年前にアメリカ発で勃発した所謂21世紀型恐慌サブプライムローンに対しても、彼等は何らの解決策をも持ち合わせなかったと謂うことは、現在のエコノミストの知識がヘッジファンド資金の流入や流出、更には債券化された金融派生商品に対する対策などに対し基礎的な認識が欠落しているのではないかと思いました。我が国に当て填めれば嘗て小泉ブレーンとして怪しげな経済政策を実践し、挙げ句は失脚した竹中平蔵の持論の如きものが、“採択されるのは最悪のものである”ではなかったかと思ったものです(;;)。我が国の経済学者がアメリカの学者の言葉を受け売りすることで過去に犯した罪は少なくありません。倒産も当然であったGMの如く資本と労働の論理を逸脱し、労働者が筆頭株主である(社長より労働者の方が偉い!)ような会社が乱立するアメリカと我が国では同列に論ずることなど到底できず、我が国は似非経済学者の意見などに惑わされないで我が国自身の実体経済に即した政策は政治家達が庶民や中小零細企業の人々の生(なま)の提言を真面目に受け止める処から再スタートすべきではないでしょうか。実体社会の現実は経済学者の知識を遙かに超える次元に到達して居ると思われ“採択されるのは最悪のものである”この言葉は不勉強な世のエコノミストに対する痛烈な皮肉でありましたね。
竹中平蔵と謂えば20世紀の後半、年末に渡米しては年初に帰国し1月1日現在の住所地に課税する我が国住民税課税制度の盲点を突いて住民税を遁れていたことで一時国会喚問を受けるなどその姑息な手段が学者にあるまじき行為だと糺弾された胡散臭い男であることは皆様ご承知の通りです。
話は変わりますが、先週新聞の片隅に、我が国一流のエコノミストである東京都迷惑条例(ハレンチ罪)違反で起訴された植草一秀元早大大学院教授に対し、最高裁は一審二審の判決を支持し植草被告の上告を棄却して彼は懲役4ケ月の実刑が確定し間もなく収監される見通しとなりました(;;)。彼の事件は5年前に都内の駅構内で女子学生のスカートの中を手鏡で盗み見た罪で逮捕されてから、06年9月京浜電車内で女子学生のスカート内に手を入れて下腹部を触った罪に問われるまで都合3回ハレンチ罪で捕まりながら一貫して罪を認めず、彼自身のみならず家族までも彼の無罪を信じていたものですが、如何してこのような経緯になったのかとくと考えてみました。
世に一番に登場したのは冤罪捏造説でありました。初めて逮捕されたとき上草教授は民間TVの番組に出演され、竹中平蔵氏と反対の立場で経済分析をされていました。そして2回目の逮捕のときは矢張り民放の朝の番組にレギュラー出演されており、自民党が次の選挙で竹中平蔵氏を候補に選出しようとしていた最中でした。その頃小泉改革の成果によって日経平均が12000円に景気回復したとマスコミで宣伝していた際に、植草教授は”小泉首相が誕生したときに日経平均は14000円台だった。彼の政策の失敗で金融恐慌に突入しそうになった03年春に、公的資金を銀行に注入して救済した。これは小泉政権の失敗であるので政権交代すべきだ”と何度も繰り返し主張されて居り、景気回復というならば最低でも日経平均が14000円を超えていなければいけないと謂う持論を展開されて居ました。確かに竹中平蔵の唱えた理論はアメリカならいざ知らず日本では机上の空論に過ぎず植草教授の説は如何にも正鵠を得たものでありましたが、折りが折でもあり此等のことから植草教授(当時)に対する自民党の謀略によるものだとする植草冤罪説が芽生えてきたものです。然し国の経済政策に容喙するのは、多くの学者やメディアもすることで不思議でも何でもなく上記の事実を以て竹中隠謀説も的を射たものとは考え難いと思われますが竹中平蔵も日頃の出鱈目経済政策のお陰でとんだ濡れ衣となったようです(;;)
私が熟(つらつら)考える処、手鏡事件などで数回逮捕されたのは恐らく彼が生まれ付き完全なジキル氏とハイド型の二重人格者であって、犯行時の記憶が捕まったときには完全に消え去っており、目撃者の有無に関わらず完全否認の態度を貫いたものでありましょう。そうでないと迷惑条例違反で最高裁上告など聞いたこともなく、又本人に犯意があれば被害者に頭を下げて僅かな和解金で幾らでも告訴を取り下げて貰う機会があったでしょうが、本人に犯行の意識がないのでは行き着く処まで行くしかなかったようです。性の問題は個人差が大きくその無間地獄の恐ろしさは我々衆生には諮り知れぬ処ですが、或いは夢遊病者のようなものではなかったかと思われます。我が国有数のエコノミストがハレンチ罪如きで高い社会的地位を失うのは耐えられないことではありますが病とあらば仕方が無く我が国もあたら有為の人材を一人失うことになりましたから裁判所もその辺を何とか斟酌してやれなかったものでしょうか(;;)。
愈々東京都議選が始まりましたが、直前になって民主党鳩山氏に献金疑惑が勃発し清廉潔白なイメージを損ねて居ますから、自民党は負けは負けでも大敗を免れそうな雰囲気となって参りました(^^)。それにしても他人(ひと)から寄付を貰えば小沢さんのようにあらぬ疑惑を抱かれるのは当然でしょうが、自らが自分の政治資金団体に寄付をして何処がおかしいのでしょうか。その理由はある程度の寄付がないと民主党の重鎮として格好がつかぬ処からと察せられますが、政治資金規正法なんて我々国民には理解し難い怪しげな法律ですね?
今週は女子プロゴルフツアー初めてのお休みです。さくらちゃんも大いに鋭気を養って来週の札幌で優勝を狙って下さい。さもないと先週優勝した諸見里選手が好調で虎視眈々と賞金女王を狙っていますからご用心ご用心…