今日はお盆の真っ直中です。先週の9日夜突然兵庫県佐用町を襲った颱風9号が齎した豪雨は収穫期の名産黒大豆等に致命的な被害を与え、おまけに颱風による避難途中に多数の方が濁流に呑み込まれ亡くなるなど、避難をせずに自宅に留まっていれば可惜(あたら)命を落とすこともなかったものを…と避難経路にまで心が配られなかったことは、役所の防災対策に大きな見落としがあったに違いないと無念遣る方なき思いが致しました(;;)。
それに加えて大規模な東海地方の地震の勃発で一部が無惨にも崩壊した東名高速道路のお陰で車での帰省予定客もその多くが電車や飛行機に振替えられることになりましたが、今回の地震による道路の崩壊はETC高速料金1000円のお陰で倒産寸前のフェリー会社の怨念が神に通じての大自然の為せる業ではなかったでしょうか(;;)。
毎年夏の風物詩であるキリギリスを購入しては鳴き声を楽しんでは幼い頃を回顧して居ますが、今年買ったキリギリスの内に雌も2匹居たために雌雄同じアクリルケースに入れて産卵させる予定だったのですが、庭の雑草が見事に繁り三角バッタの幼児が多数飛び交っているのを見て、キリギリスを自然に帰すことに決めケースから出して庭に放して遣りました。“やはり野に置け蓮華草”とは播磨の俳人瓢水の作であり、そのものに相応しい環境が望ましいとの意味ですが、全く手入れのされていない草茫々の庭は昆虫にとっては天国であり、キリギリスも庭に馴染んでから一段と鳴き声も大きく澄んで参りました(^^)。然し最近よく飛来している燕に捕まらないかと気掛かりですが、キリギリスにしてみれば草原?を自在に移動し三角バッタを好きなとき好きなだけ食べられる環境は悪くなく、燕に捕まっても死の恐怖を知らないため籠の鳥?で玉葱だけ与えられて居るよりずっと幸せでしょうね(^^)。
久し振りの庭の写真ですが、庭と言うより丸切り叢(くさむら)というか草原です(;;)から愕かないで下さい。ビオトープなど何処に隠れているのかまるで見えなくなりました(;;)然しカエルやトカゲ達の住環境には最適だと思いますよ(^^)ところどころで咲いているピンクのヒルガオが可愛いですね(^^)。10年前此の庭に根伏せしたのが少し宛縄張りを広げ、現在では庭全体に根を降ろして居ますが秋風が吹くと間もなくピンクのカタバミと入れ替わり休眠します。
自民党の向こうを張って、民主党がマニフェストで示した中学卒業まで子供一人当たり2万6千円の手当は定額給付金に輪を掛けた椀飯振舞ですが、全く以て狂気の沙汰である処は財源として所帯主の課税所得を算定する際の配偶者控除や扶養控除を全廃するとの暴論でありました(;;)。配偶者控除の廃止は幾ら歳を取っても専業主婦は許さんぞ!と働かない配偶者を否定する愚かな法案であり、5年前老年者控除を廃止され年金控除まで減額されてこの上の扶養控除等の全廃は老齢の両親を扶養し介護している年金生活者の退路を断つものです。日経の社説では“此の思い切った子育て手当を出せば我が国でも出生率向上が期待できよう”と結んでいますが、笑止千万と謂う他なく、子供が欲しい者は助成金の有無に関わらず産む努力を続けるでしょうし、そうでない者は、嬰児一人産んで1日1000円足らずで何ができるのか!とソッポを向くに相違ありません。要するに少子化の解決を金銭で済まそうとする処に根本的な誤りがあって、大切なことは心の問題であり、お金の問題など些末なことに過ぎず、真っ先に望まれることは虚栄か或いは生活苦から働き蜂と化した女性に対し遅蒔きながら母性本能の回帰を促す初等教育の徹底にあるのではないでしょうか。
少子化を憂える余りに高齢者へ増税の追い打ちを掛け早く死ねと謂わんばかりのマニフェストなど誰が考えたものかと訝しく思いますが、例え実現できても26000円の累積と高齢者の恨み辛みは何れこの子供達が将来背負わなければならぬ1000兆円にも膨れ上がっているであろう借金の一部になるだけかと思われます。民主党も自民党も一体から何を考えているのか。“儂等の死んだ先のことは知らん”とでも思ってのことか!
先日伊吹文部科学相が大津市内の講演で“衆議院選挙では借金の後始末をする政党と借金の後始末などせずに後は野となれ山となれと言っている政党の選択になる”と発言しましたが、一体からその借金は何処の政党が作って何に使ったのかその辺をはっきりと言って欲しかったですね(;;)。
東京大学の北岡伸一教授が日経新聞の“明日への話題”で次のような愕くべきことを述べて居られました。東大では学士入学と謂う制度があり、卒業生のための編入試験があるそうですが、此を利用して引退後に学ぶ勇者が最近は増えてきているそうです。簡単には受からない難関ですが数年前に学士入学されたY氏は海軍兵学校卒、旧制第二高等学校(現東北大学)卒、新制東京大学経済学部卒の1926年生まれ(現在83歳)の高齢でありながら、優秀な成績で法学部を卒業され、その後何度目かの挑戦で見事大学院入試を突破され今年は晴れて修士課程の1年生になられたそうです(^^)。北岡先生の言によれば海兵隊でのドイツ語教育旧制高校での英語教育は実にしっかりしたものだったそうであり、並みの学生は此処で挫折するする処を見事に突破されたことは、Y氏が企業戦士として現役を退かれるまで学生時代に培った語学に関わる仕事をきっちりとされてきた方に違いないと私は思いましたが、現在の学生など傍へも寄れぬ確固たる基礎学力を身に付けて居られ、当時の学生の学力が如何に秀でた(今の学生がダメ?)ものであったかを知って北岡伸一教授はほとほと感心されたそうです。
小生などこの歳を迎えて体力は疎か、知力に於いても最早限界かと観念して居ましたが此の先達に啓蒙され人間としての資質が月と鼈(スッポン)程違うにせよ未だ若輩73歳!と自らに檄を飛ばし、10年年長(としおさ)の先達が努力された爪の垢でも煎じて呑み、大学4年間碁を打ち続けて就職試験にも学内推薦されなかった劣等生ではありますが、勉強はダメでもコケの一念で後10年せめてネット囲碁(会員数7万人)の世界ランキング100位以内(現在65位)を維持して行きたいと決心したのでありました。将に幕末の儒学者佐藤一斎の名言“老いて学べば死して朽ちず”であります。
幸福実現党とか名前からして胡散臭い宗教団体ですが、総裁の大川隆法、奥さんである副総裁の大川きょう子共に東京大学出身とか…、特に奥さんの方は先月の初め頃よりあちこちの街角でポスターが張られ43歳の若さと美貌?を売り物に300の総選挙区と11の比例区に大挙して全員立候補者を立て衆議院選挙に雪崩れ込もうとしましたが、何故か12日急に方向転換して全面撤退を発表し、更に13日その撤回を撤回し迷走して居りましたが昨日15日漸くその方針が確定し東北比例代表一位と東京比例代表一位に予定されていた大川党首夫妻は何れも立候補を取り止めました。何があったのか良く分かりませんが、原因は山梨県以外での立候補者が意外にも全員信者さんでなかったそうで、恐らく全国100万人とか謂われる信者から総括されたものではないでしょうか。或いは自民党に票を渡して今後の貸しを作ったのかも…(^^)。
此の政党のマニュフェストは贈与税、相続税、消費税の全廃とか…(^^)幸福実現党と名前だけあって言うだけ只とは謂え美味しそうなことを言ってくれますねえ。地方区は全員泡沫候補ですが出馬が実現していれば日本人は珍しいもの好きですから比例区第一位の威力とあのポスターの力を借りて大川きょう子がひょっとして当選したかも知れません(;;)。此の党は選挙の準備費用で多額の資金を費消されたと思いますが、“幸福の科学”と謂う新興宗教の名前の売り込み代とすれば意外に安いものだったでしょうね。
お盆恒例の女子プロツアーNEC軽井沢72は先週同様橫峯さくら選手極度の不調から脱しきれず予選通過がやっとであり、終わって2オーバーは情けなく(;;)、愈々賞金女王の足許に火が付きました。今月はもう休んでのんびりし、春先の好調時のショットを思い出して頂きたいですね(;;)。