愈々10月に入り、早くも後三月で新しい年を迎えることとなりましたが、先週は久し振りに秋雨前線が通過したためめっきりと秋らしくなりました。10月のことを神無月と呼びますね、嘘か真(まこと)か10月には島根県の出雲大社に全国の神様が集まって1年のことを話し合う神事が行われるため、神無月と呼ばれるようになったのが語源だそうであり出雲の国だけは10月を神在月と呼ぶそうですよ(^^)。睦月、如月、弥生など陰暦の月の名は漢検準一級に良く出題されるためしっかりと憶えて居なければなりません。特に5月を意味する皐月(さつき)なんて結構書き難い字ですから要注意です。私は試験ではこの字を旧字体の“皋”の方が書き易く愛用して居ます。ついでに学をひけらかす訳ではありませんが、6月のことを水無月(みなづき)と謂いますよね、梅雨時季なのに水が無いのはおかしいなと思われますが、“無”は“の”を意味する連体助詞にあたるものだそうで“水の月”が正しい解釈ですから矢張り梅雨で正解なのでした(^^)。
107人の尊い命を失ったJR福知山線脱線事故の調査委員会が会社側とグルであったことが判明して、メディアは連日此の問題を追求したため、誰もが忘れかけた事件でしたが寝た子を起こすような事態となり諦めムードだった被害者達も俄然元気が出て参りました。我が身の保全を図るためにJR西日本の山崎前社長を筆頭に会社ぐるみで元の同僚であった調査委員会の連中に接近し情報を得ようとしたことは分からぬでもありませんが、調査委員会が調査結果を被害者でなく先に加害者側に洩らすなど、一体から調査委員会は何のために設けられたものか疑わしく、委員会の存在そのものが単なる世間への目眩ましと思われても致し方がありません。先週になって中間報告書までもが予め半年前に会社側に手渡されていた事実まで判明し、ATSの記述排除などまるで調査報告書がJR西日本の創作と思えるものに変貌して居たようです。所謂事故調査委員会なるものはどんな事件にも必ず登場しますが、その全てが真相の解明が目的ではなく、事実を隠蔽し加害者のごく僅かの過ちを指摘して事件を終熄させることが真の目的と思われます。ま、国民の目を欺く馴れ合いの猿芝居と言った処でしょうか(;;)。こんな連中に報酬を払うのは恐らく国交省であり我々の税金だと思いますが、国交省自身は当初から加害者JRの同類であって、被害者達は何時も聾桟敷に置かれて割を食っていたに違いありません。今回JR福知山線脱線事故の調査委員であった山口浩一や佐藤泰生は山崎前社長の国鉄時代の先輩であり、一緒に酒を酌んだ仲間が調査委員でどうしますか!今回の調査事項の漏洩については飲食接待だけでなく山口浩一は新幹線の模型までお土産に貰っていたことが判明しましたが、漏洩は禁じられていても漏洩そのことに対する罰則規定が設けられてなかったなどお粗末さが暴露され調査委員会の設置そのものが茶番であってメディアや被害者の会を欺く目的であったことが明らかになって居ます。山崎前社長がお土産として渡した新幹線の模型は会社ぐるみの事件ですからきっと交際費で処理されたであろうと思われますが、金額の多少は兎も角メディアや被害者の会はその辺りをしっかり調べ、新任の前原国交相に直訴して山崎前社長達を飲食費も併せ背任罪で告訴させたら如何ですか。前原国交相も八ツ場ダム中止問題で家を失った村民達から吊し上げに遭って、人気に翳りが出て居ますから名誉回復にきっと被害者の会の味方をしてくれることでしょう(^^)。
女子テニス伊達公子選手が39歳を翌日に控えての韓国オープンでの優勝は素晴らしかったですね。格の低い大会とは謂え優勝は優勝です。特に会場が韓国であったことが意義深く何時も負かされている女子プロゴルフの仇を取って呉れました(^^)。この人一見色黒の普通の小母さんですが、笑顔がとても美しくとても魅力的ですね。
伊達選手優勝の前日奇しくも同じくプロテニス杉山愛選手が引退表明をしましたが、彼女は伊達選手より4歳も若い34歳であり、日本の星でしたから残念です。身体も大きく外人並みだし暫し疲れた身体を充分に解(ほぐ)して伊達選手のように再度のカムバック捲土重来を期待したいと思います。
先日の新聞に大阪の心斎橋でバイクに乗った男が自営業の男性から100万円の入ったカバンをひったくって逃走し、警察では窃盗事件として調べている…、との記事にお目に掛かりました。ハテ?何処かおかしいな?ともう一度読み直して見て気付いたのですが、“ひったくりが窃盗とは何じゃ?”でありました。窃盗を辞書で引くと“他人の金品を窃かに盗むこと”とありますから、ひったくりは決して“窃かに盗む”ではありません。脅して奪い取った訳ではありませんから強盗とは言えないかも知れませんが、或る意味被害者の意思に反する行為であり“金を出せ!”と被害者を脅して取る強盗より、拒否する余地がない分ひったくりの方がより悪質と言えるかも知れません。恐らく法律の不備であって被害者から直接奪い取ったのに窃盗とは法律にひったくりに対する適当な罪がないからでしょう。然し被害者の恐怖心やショックを思うと本来こっそり盗む“置き引き”のような窃盗と同罪なのは不条理ですよね。巷では最近は老人をターゲットにしたゲンチャリなど二人乗りでのひったくりが横行していますが、数ヶ月前ひったくられまいと転倒して死亡された方もありましたから、ひったくりは強盗に昇格させこのような事件は強盗罪或いは強盗殺人罪として裁くのがスジと謂うものではないでしょうか。
29日の閣議で政府は10月1日付けの独立行政法人の理事長人事を凍結することに決定しました。人事自体は麻生政権時代に内定して居ても、政権が変わった今となっては民主党のマニフェストである“天下り全廃”の第一弾となりました。役員の新任人事は約140名に上るそうですが、事前に確定していた者は認められても急な駈け込み組47名が刎ねられるとか…(;;)、内定の取り消しなんて二流企業じゃあるまいし、車、秘書、高額報酬に高額退職金そして交際費無制限を条件付きに定年前に肩叩きに応じて第二の人生を優雅に過ごそうとした官僚達はどんな心境に陥ったことでしょうか。恐らく悪夢を見ているのではと頬っぺたを抓(つね)ったことでしょうが矢張り痛いのでパニック状態になり、今更役所に戻れる訳もありませんから政権交代の恐ろしさを誰よりも深く思い知ったことでしょう(^^)。
日本女子オープンは今日まで4日間千葉県の名門我孫子ゴルフクラブで行われましたが、橫峯さくら選手は3日目首位と7打差ありましたが、最終日65と猛然と追い上げて追い付きプレーオフにまで漕ぎ着け乍ら、小さい身体で力尽き又しても韓国ブタに優勝を攫われたのは真(まこと)に遣る方無き思いでありました(;;)。日本女子オープンのタイトルは重く7打差逆転の優勝なら日本記録でした。クラブハウスでは“あれほど泣くのは初めて”と関係者を愕かすほど号泣したそうですから、さくら選手の悔しさが私にも伝わって参ります(;;)。
さくらちゃん一杯泣いて来週の糧として下さい。
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