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「さんちゃん」のニックネームでクラス全員から愛された70年来の友人である松尾博くんから便りがあって「姫路文学」と謂う同人誌の表紙が彼のフォトコラージュで飾られることになったと冊子を送って下さった^^。写真は神戸新聞播州版に特集された「姫路文学」です。そして正面やや左に写っている表紙のコラージュが松尾君の作品です。純文学に不案内な私には同人誌など不縁の世界だと思って居ましたが、未知の分野のことを知るのは楽しいし、同人誌はこのトシで生まれて初めて読むからとても興味深いです。同人は全て姫路の人だし姫路のことが一杯書いてあり、私は母も父も姫路生まれで、戦争時私の疎開先は国民学校3年生から6年生まで東呉服町、白国、花影町と戦中戦後姫路の中を転々として居ましたから姫路のことが沢山書いてある此の本は懐かしさから読んで居て泪が溢れそうになりました。終戦になった5年生の頃は花影町に暮らして居ました、忘れもせぬがあの頃電気不足で各家庭の停電が常態となり、父の命令で毎日放課後は兵隊さんの使っていた背嚢に蝋燭を一杯詰め込んで姫路の街中を暗くなるまで一軒一軒戸別訪問して蝋燭を売りに行かされたことから姫路の町の地名は殆ど覚えて居ました。当時は嫌でならなかったけれど、父に背くとご飯を食べさせて貰えなかったから仕方なくでしたが、出掛けるとき、近くの空き地で野球をしている友達が羨ましくてならなかったものです。帰宅しても売上の計算書を書いてお金と一緒に渡さないと食卓に座れませんでした。でもその父の教育のお陰で、私が大学卒業後身の不始末から父に勘当されて神戸を遠く離れた大阪の八尾でミシンのセールスをして糊口を凌がねばならなかったとき蝋燭売りで身についた苦労が実を結んだのでした。怖い怖い父親でしたが、決して子が憎くてしたことではなく、頼りない私の根性を叩き直す愛の鞭だったことを知ったのです。

今日は「姫路文学」についての感慨です。同誌に載せられたエッセイ「東姫路駅」には筆者が「姫路」の発音のアクセントについて私が40年間も不思議に思っていたことに触れられて居り、目からウロコの思いでした。「ひ↓めじ」とアクセントが「ひ」にあって尻下がりになる発音は50年来英語でも日本語でも新幹線内で聴き慣れた言葉でしたね。それまで我々は誰も「姫→路」と話していましたから新幹線の「ひ↓めじ」は名古屋以東の発音なんやと思っていましたが、よく考えると「姫路城」とか「姫路駅」と言う場合は関東人も「ひめ→じ」と「じ」にアクセントをつけて居ます。

筆者はJRの駅である東姫路を題材にされましたが、成る程「東姫路」と読むとき我々も何故か「東ひ↓めじ」と声が出ます。そうなんや、姫路の前に言葉があると無意識に「東ひ↓めじ」と下げて発音し、後ろに言葉があると「ひめ→じ駅」になるんや。筆者によれば東洋大姫路が昨夏甲子園に出た折アナウンサーが「東洋大ひ↓めじ」と発音して地元からのクレームが凄かったとか…^^、発音って面白いですね。皆様もよかったら一度「姫路文学」をどうぞ。

衆議院神戸市長補欠市議と3つの選挙戦真っ只中で姦しい毎日です。市長選には現役を含めて4名が立候補しています。、選挙妨害になるといけないので名前は出しませんが市長自らの給与3割カットを公約している候補者が一人居ます。月30万円余減って神戸市の財政がどう変わるのかしら?、こんな公約しか出せない候補者は入れたくないですよね^^。

神戸製鋼所どうした!亡くなった名ラガー平尾誠二さんがあの世で嘆かれているぞ。

生活の知恵

毛染めは難病である再生不良性貧血になる恐れがあると嘗て厚生省が警告しました。体内の造血性機能が破壊されるそうです。

先週の読めそうで読めない字   刃傷(にんじょう)沙汰

今週の読めそうで読めない字    食事を(羞)める