台風一過、18号は九州から北海道まで日本列島を縦断し各地に大きな爪痕を残して去って行きましたが、颱風は沖縄あたりで必ず進路を右にとって我が国に向かいどうして直進して韓国方面に行かないのか不思議でなりませんが、颱風だって北朝鮮が嫌いなんでしょう。好かれて困るのは颱風と醜女です。もうお彼岸です、彼岸花が咲き出しました。猛暑でも冷夏でも此の花には体内時計があるのでしょうか。

久し振りにムギワラとんぼが我が家を訪れました(^^)。シオカラとんぼは時折見かけますが、街でムギワラとんぼを見るのは何年振りか思い出せぬ位の懐かしさです。変色するシオカラとんぼの幼虫とメスをムギワラとんぼと呼ばれるそうですが、それならムギワラとんぼの方が圧倒的に目にする機会が多い筈ですよね、でも私は子供の頃から見るのはシオカラの方が遥かに多かったのは彼等ももギンヤンマのようにメスの数がオスよりずっと少ないのかもしれませんね。一緒に写っている粒の付いた変な草は「星月夜」と言います。来週にでもご紹介しましょう。

早いもので明後日で腎移植手術から1年が経過します。そして此の日は大学病院の検査予定日です。この前の検査(7月4日)で腎臓の数値が40まで下がり要注意を申し渡されていましたが、此の夏の暑さのせいやら何やらでメチャ体調が悪くきっと数値も悪化しているに違いないのでそろそろ身辺整理に取り掛からねばと思い、取り敢えず膨大なガラクタになった蔵書の一部を処分すべくダンボール2箱約100冊を古書店に送ったらナント!引き取り価格はたったの951円でした(;;)。60年前の囲碁の専門書が多く東京神田の古書店にでも出せば幾らか値がつくと思いましたがそんな店も知らないし送り先は何時も購入しているネット書店が相手でしたからまるで値が付かなかったのでしょう(;;)。未だ一杯ある残した本の中に「のらくろ」で有名な田河水泡の「漫画の罐詰」がありました。戦前一世を風靡し、うちの子ども達が生まれた50年位前に購入した復刻本数冊のうちの一冊ですが、題名の仮名付け「まんぐわのくわんづめ」の仮名遣いにとても懐かしい郷愁を覚えたのです。私の子供の頃は6年生まで全て舊仮名遣いでしたから此のルビに私は一向に抵抗がなく寧ろ幼い昔が思い出されて心が満たされました^^。蝶々も私たちは「てふてふ」と書いていましたが、発音だって昔は「ちょうちょう」ではなく舌を上唇に付けて離して発音しましたから、今の50音以外の発音でしたよ。戦前の人たちに外国語ペラペラの方が多いのは子音の多い舊仮名遣いの発音のおかげでしょうね。終戦後仮名遣いや舊字体の廃止に伴う悪しき常用漢字の誕生など忙しない大改革が行われましたが、小学校(当時は国民学校)高学年を終えた私達の世代は知識吸収の人生一番大切な時期でもあり、やっと覚えた仮名や漢字をリセットさせられた一番の被害者だったのではと思っています。此れまで漢検テストで「収入」を「收入」と書いて☓にされ、聖マリアは聖の下部にある王を壬と書いて☓にされてガックリしたことがありました(;;)。幼い頃に頭に刻んだ記憶って容易に剥がせないものなんですよね(;;)。成長期の真っ只中に折角我々が中学生に成るまでに一所懸命吸収した仮名遣いや漢字を勝手に引き毟(むし)った国語審議会の罪は限りなく深いと思います。どんなものにも既得権が認められていますが、漢字や仮名遣いだけは全くありません。我々を含めて年長の人達は全て被害者でしたが国はまるで知らぬ顔でしたね。

生活の知恵

整髪スプレーには有害環境ホルモンが配合されて居りとても危険です。ベストの整髪料は水なんですって。

先週の読めそうで読めない字   転んだ機(はずみ)に足を折った

今週の読めそうで読めない字   (彙)を観察する