春爛漫、巷の風景がひと雨ごとに変化して日に日に新しい花が芽吹き、家の近くを散策する私の目を楽しませてくれます。

民間からの提言には何かと文句を付けないと気が済まないのがお役人の倣いですが、小学校1年生向け道徳教科書に掲載される「にちようびのさんぽみち」に出てくるパン屋さんを文科省が不適切だと主張して和菓子を扱う「お菓子屋さん」にしろと出版社の東京書籍に迫って変更させたことが先週の毎日新聞トップ記事を飾りました(;;)。文科省曰くパン屋さんは「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度を学ぶ」に不適切だそうです。和を洋より上に見ているようですが、此れは明らかに時代を意識しない偏見であり、団子理屈ですね(此れは洒落です^^)、パン屋さんもケーキ屋さんも小学生女子の将来成りたい職業の19年連続ナンバーワンですから、パン屋さんが怒るよね、ケーキ屋さんも怒るよね、このお役人だって朝食は和菓子でなくパンだろうしパンと和菓子は比較するものでも同列に論じるものでもない。パン屋なら異国情緒で和菓子屋なら郷土文化の発露だなんてこじつけも甚だしい!異国情緒だって良いじゃないか!究極文科省は検定にメクラ判を押したと思われたくないからなにげに原稿にイチャモンを付けただけだろうけど、各方面から「教育の右傾化」とか反響が大きくきっと今頃頭を抱えていることだろう^^。トランプさんから我が国の小麦輸入について文句が付いたら誰が責任を取るんだろう?文科省事務次官は又もクビだろう(;;)。不運にも東京書籍の本を選んだ小学校の一年生は此れから団子と栗饅頭の教科書を学ぶことになるのだが、民の暮らしに疎い文科省の役人は昨今和菓子が百貨店とスーパーの扱いとなって、街の和菓子屋さんが激減していることを知らないのではないか?まして散歩道に和菓子屋さんなんてあるの?そんな不勉強なことだから森友学園に付け入る隙を与えたんだろうね(;;)。垂水の街にも2軒和菓子屋さんがあるが散歩道ではない、だけど日曜は皆車で遊びに出掛けて閑古鳥になるので商店街は申し合わせて和菓子屋さんも定休日になって居ます、散歩は買い物ではないから「にちようびのさんぽみち」と「和菓子屋さん」ってメチャ違和感がある。ま、普段の生活は公務員住宅であるタワーマンション、通勤路は地下鉄、執務は霞ヶ関の高層ビルのお役人さんには「さんぽみち」なんてまるで絵空事でしかなく、幼き頃の昭和の幻想なんだろうが全くその風景が想像できないのに閉口するね(;;)。処でさんぽみちと和菓子屋さんは道徳教育とどんな関係があるんですか?

先週静岡県警で刑事部長である警視正が外出後行方不明になったので60人体制で大がかりな捜索が行われた結果山中で自殺していたことが判明したとか…、民間人が行方不明になっても警察は届け出の受理だけで何もしてくれないからこの落差は一体何だろう?

中国無錫でのピンポンの平野みう選手17才アジア選手権優勝お目出度う、中国で勝ったのは小山ちれ選手の優勝以来20年ぶりだが小山選手は元はと言えば帰化中国人だから純粋の日本人として初快挙だ。チャンコなんかに負けてなるものか!

なにげに 

三省堂国語辞典 なにげに ①なにげなく ②さりげなく ③意外に、結構。バブル時代の少し前から始まった言葉であり、③は21世紀になって広まった。今では「褒められるとなにげに嬉しい」と普通に使うから「なにげなく」とは少し違う。

新解さん なにげに なし

明鏡国語辞典 なにげに なし

新潮国語辞典 なにげに なし

他の辞書は「なにげに」を俗語と決めつけて載せていないが、今ではこの言葉は俗語とは言い難いから載せない辞書は改版時の不勉強を露呈して居る、三省堂の英断を讃えたいね。

先週の読めそうで読めない字   お刑(しおき)を受ける

今週の読めそうで読めない字 (黙)し難い問題だ、「もく」とは読まないでね、