新緑の5月は野山や街路樹の緑が輝くように美しく、体調万全とはとても言えないのが少し牴牾(もどか)しいが、この歳まで生き存えたことを充分に感謝すべきであり、神様から与えられる自然の恵みを享受できる仕合わせを噛みしめている(^^)。

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庭では「勿忘草」が咲き乱れている。可憐な花で白色、橙色やブルーなどがあり毎年5月に顔を見せる宿根草だ。この花の名前の由来は、「Vergissmeinnicht」「Forget me not」(英語訳)であり、ドイツの悲話であって騎士ルドルフが恋人ベルタのためにドナウ河畔に咲くこの花を摘もうとしたが足を滑らせて水中に消え命を落とした。そのときルドルフが叫んだ「私を忘れないで…」の言葉を恋人ベルタが生涯忘れずこの花を髪に挿し飾り続けたと謂う伝説があるそうな…。

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今年もキリギリスの赤ちゃんが誕生した(^^)。ピョンピョンと飛び交っているから数匹居るようで、小さくて確認ができなかったが漸く1匹昨日の朝、池の側の万年青の葉に止まった処をシャッターチャンスに恵まれた。未だ1cmに満たないから鳥よりトカゲに食べられる可能性が高いがそうならぬように神に祈るばかりだ。
札幌市のマンションで男が女性からバッグをひったくろうとして指を噛み切られて逃走したと謂う異様な事件で、北海道警は先週現場の防犯カメラに写った男の映像を公開し情報提供を呼び掛けたから被害者と思われる犯人の逮捕は時間の問題だろう。
警察によると、事件は5月7日の夕刻に発生したもので、女性のバッグには現金約4000円などが入っており、女性が揉み合った末に遂に執念で取り戻したそうな(^^)。現場には無残にも男の小指と見られる指の第1関節から先の部分と、女性の前歯が1本残っていたそうであり、指先であっても骨があるから此の骨を噛み切るために前歯が力尽きたのだろう。バッグと4000円惜しさにとは謂え、その凄まじい執念には魂消るな!火事場の糞力と謂うが、女ドラキュラの出現に泥棒もさぞかし戸惑ったことだろう。警察は男が指の治療に行く可能性があるとみて、札幌市内の医療機関を重点的に捜査しているとか…(;;)。素人には指の止血も大変だし何より雑菌からの破傷風などが恐ろしいからきっと犯人は遠方の医者に行くに違いない、警察は縄張りなどに拘らないで他府県の警察に協力を要請した方が賢明だろうな。
浅慮乍ら、多寡が4000円それも未遂であって、指を噛みきられる結果を招き結果的にはヤクザ者同様小指を詰められたこの不運な男は噛みきり魔の女性に対し、過剰防衛で損害賠償を求めることができるのではないかと思うが、そのためには先ず傷害罪で告訴が必要だろうし、そうなれば自首せねばならぬし、警察の心証は悪いし、立件しても判事さんがウンと言わぬだろうから、女性の折れた前歯との過失相殺で一件落着かと思われ強盗未遂だけが残りとても割の合わぬ結末になろうかと思われる。前歯は入れ歯や差し歯など補正が効くが小指は数時間の経過で最早接着できなくなるから、この男のひったくり未遂の代償は余りにも大きかったな(;;)。一方女性も折れた歯の治療費は到底4000円では利かぬだろうが、犯人から取れるとも思えず、泥棒の小指を噛みきった口中の不快感は当分拭えそうもないだろうから、無我夢中とは謂え今になって噛みついたことを後悔されているに違いない(;;)。
論語に曰く、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」(孔子の言葉)だったな。
片や福岡県警は9日、交通反則切符を切ろうとした警察官に噛みついたとして公務執行妨害で30歳の中国人の女を逮捕したとか…(;;)、 警察によると、巡査長はシートベルトを着用せず車を運転していた女性に反則切符を切ろうとしたが「時間がない」と言って逃げようとしたため警官が女性の腕を掴むと警官の左手に噛みついて怪我を負わせたそうだ。上の事件とも併せ何れも女性の過剰防衛としか思えぬが、最近の女性が俄に噛みつき亀に変身し、凶暴になったのには愕きを通り越して呆れるぞ:-)。
我々男性なら非常時の対応は殴るか頭突き、更には体当たり位しか思い付かないが、女性には男には思いも付かぬ噛むという有効な手段が咄嗟に使えることはきっと本能なんだろうな。
昔、得意先のAさんがお酒の場で、奥さんが絶頂時にAさんの肩に噛みつく癖があり「裸でできひんのや」と謂って居られたことを思いだしたから女性の噛みつき癖は生来の得意技なのかも知れぬ(^^)。
女性は、男に襲われたとき「男性の急所を膝で蹴り上げろ」と女学校で実習したと作家の佐藤愛子さんは書いて居られたが、指を噛み切る抵抗には到底及ばないから此からこちらの方法が痴漢対策として主流となるのではなかろうか。
最近TVドラマを見ていたら懐かしや江波杏子さんが出て居られた。末期癌患者の役だったためかとても老けて見えたが、この方実は1942年生まれでもう70歳にもなられて居る計算だから愕いた。妖艶な美女であり乍ら濡れ場の少なかった不思議な女優さんで、女性任侠ものの魁(さきがけ)であって「昇り龍のお銀」の当たり役は当時大映のドル箱路線となり、勝新太郎の「悪名」に引き継がれていったが、鉄火場での花札捌きはこの人に敵う者はなく、コンビ役の天知茂が亡くなってもう四半世紀にもなるから年月の経過には唯々愕くばかりだ。
東映路線で女賭博師「被牡丹お竜」を名乗って藤純子がデビューしたのは江波杏子に肖(あやか)ってのものだが、あの頃は任侠映画の全盛期であり懐かしいな。暴対法施行に伴い任侠映画も自粛せざるを得なくなったのだろうが、菅原文太や高倉健など着流しが似合う鯔背(いなせ)な俳優さんが居なくなったことも原因の一つだろうか。
昔のことだが、江波杏子が新幹線に乗って居られたときプロの渡世人らしきが近寄って来て膝をつき、「今夜京都で盆が立ちやすので…」と仁義を切られたとは有名な話だったな(^^)。
先日米南部フロリダ州の空港で、「テロリスト」として搭乗禁止名簿に記載されていたため、乗客が航空機から降ろされて居たことが分かった(;;)。親子三人が親戚の家があるフロリダ州からニュージャージー州の自宅に帰るために、ジェットブルー航空便に乗ったところ「あなたの娘が搭乗禁止名簿に載っている」と告げられ、保安官等10人に拘束されて飛行機から降ろされたそうだ。この娘は僅か1歳半だったのだ!幾ら航空省の発したマニュアル通りと言っても1歳半の幼児を見ればテロリストかどうか即座に分かりそうなものだが、何とも仕事に身の入らぬアホな保安官達も居たもんだな、航空会社は抗議を受けて間違いを認めて再搭乗を許可したそうだが、謝罪をしなかったので激怒した両親は搭乗を拒否したとか…:-)。数分後に間違いが分かったそうだが、保安官達に拘束された乗客の恐怖の数分間に対して航空会社は当然に謝罪すべきだったろうな。然しアメリカでは謝罪すると裁判で不利になるので絶対に謝らないそうだ(;;)。良い歳をした紳士が数人並んで記者団の前で深々と謝罪しているのは日本人だけだろう:-)。
先週の常用漢字の表外読みの答え
我が娘を(愛おしむ)(いとおしむ) でした。
今週の常用漢字の表外読みの問題
勉強が(疎か)になる