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学校も共犯者でないのか!


冬眠から目覚めた雨蛙が庭でケロケロと鳴き始め、風薫る五月のゴールデンウイークを目前に控えて居ます。今年は不景気のためとは謂え4月25日から5月10日まで16連休の会社まで出現しましたが、給与面で正社員とアルバイト社員では天国と地獄程の違いとなり、こうまで較差が付くと“こんなことで良いのか!”との想いを強く抱いてしまいます(;;)。
然し、聞けば最近では世の中には一つ処に縛られるのが厭でアルバイトが気楽だから一生その儘で良いなどと考えている極楽蜻蛉の若者が男子にも少なくないそうですから呆れ果てますね。
現在毎日新聞に連載中の林真理子著『下流の宴(うたげ)』では、サラリーマン家庭に育ち、ぐれた訳でもないのに学校を中退した二十歳の息子がオンラインゲームで知り合ったバイトの女の子(高校に入って直ぐ初体験を済まし、彼が4人目とか…(;;))と2週間で同棲し、二人して結婚したいと両親に承諾を迫って来て親を愕かせ、更には職に就かなくても一生バイトで良いと主張するなど、赤ちゃんができて成長して行く過程での経済的なことなど先のことを何も考えない短絡的な価値観の違いと、連れてきた女の子が敬語も使えずお世辞にも美人とは言えない顔や、言葉の端々から窺える教養のなさに両親が仰天して言葉も出ずに混乱し絶望に取り乱す修羅場が林真理子さん特有の冴えた筆とユーモラスなタッチで描かれ進行中ですが、平成も20年を経てこんな若者達が何時の間にか少し宛蔓延(はびこ)って来ていたとは全く情けない世の中となりました。(;;)
親が悪かったのか世間が悪かったのか或いは両方共悪かったのか、変てこりんな世の中に我々世代人間は到底付いて行けない思いです。(;;)
何時もの悪い癖で話は飛び火したので戻しましょう。GWはうちの事務所は何時もの様にカレンダー通りの勤務となりますが、私は例年なら漢字の勉強に集中する絶好の機会なのに今年はテストの実施すら定かではなく、イマイチ勉強に力が入りそうもなく如何したものかと思案投げ首です。(;;)それにしても漢検とファミリー会社の資産が併せて100億円とは魂消ましたね(;;)
清水寺の貫主さんが漢検の理事を辞任されましたので“今年の漢字”の揮毫が危ぶまれていますが、私は漢検今年の漢字に“慾”を採用したいと思います(^^)

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庭の牡丹が満開となりました。小さい樽プランターに昨年に続いて植え放しですが、肥料も遣らないのに健気に大輪の花を三つも付けてくれました。(^^)流石は花の王者と謂われるだけの貫禄があり、道行く人に“アラ大きいわねえ…(^^)”と声を掛けられ自然に目尻が下がります(^^)。花が終わったらタップリとお礼肥を差し上げましょう。
大阪市西淀川区の小学校4年生松本聖香ちゃん失踪事件は、意外にも肉親達による倫理的には完璧な殺人事件と謂える死体遺棄事件に展開し、世の親達や子供達を震撼させることとなりましたが、事件の経緯を検証すると児童に対する学校の態度が3年前岸和田で起こった中学生虐待事件と良く類似しており、あの事件の発生が今回何の教訓にもならなかったことが判明しました。(;;)然も3年前の事件は学校側が何度も児童相談所に実情を訴えていたにも関わらず相談所側は、“相談を受けただけや”と動こうとせず、相談所の対応や在り方に世間の非難が集中しましたが、今回は学校も担任も聖香ちゃんの顔に痣があることに気付き、本人から“お父さんに叩かれた”と聞きながら、母親の“あの子はあちこちぶつける癖があるからや”との馬鹿馬鹿しい返答を鵜呑みにして無理矢理一件落着させ、更には3月から学校へ不登校になった時も、“田舎のお祖母さん宅に居る”と言われて追求もせずに其の儘放置するなど学校は家庭訪問は疎か、一度も児童相談所を訪れることなく(児童相談所はさぞホットしていることでしょう(;;))、聖香ちゃん失踪事件の発表されるまで学校側が何の手も打たずに傍観していた事実が明るみに出ました。此は偏(ひとえ)に学校と謂うものが児童を主人公として存在して居る筈であるにも関わらず、実情は児童達は脇役であって主役であるのは校長副校長らの先生であり、児童のことより優先する自らの勤務評定に影響することを懼れて市教育委員会や児童相談所への報告を怠ったに違いありません。
これは由々しき問題であって本末転倒も甚だしく、現在の教育制度の縦割りを根幹から見直さないと第二第三の聖香ちゃんが現れるものと考えられます。
児童と毎日接する先生は子供の目を見れば真実が読める道理ですが、それが読めないと謂うことは先生が子供達を見乍ら、自らの心の目で児童達を見て居ないのではないでしょうか。聖香ちゃんは学校の先生に対して小さい身体から必死に救いを求めるシグナルを出していたに違いありません。如何して誰もそのサインに気付かなかったのか!学校の在り方と自己中先生の事勿れ主義が産んだ悲しい事件でありました。学校も共犯者ではないのか!
世間では最近“地デジ(地上デジタル)”なる言葉が良く出てくるようになり、何でも2年後には全てのテレビがデジタル化して今のテレビでは見られなくなるそうです(;;)現在TVの右肩に小さく出ているアナログの文字の上からデジタルと紙に書いて貼ればよいなどと、馬鹿馬鹿しい冗談を言う手合いまで居て我々アナログ人間を悩まして居りますが、少しばかり映像がシャープになるからと如何してちゃんと写っているテレビを有料粗大ゴミにまでして地球環境を乱し、新しいテレビを買わねばならぬのか我々年寄りには到底理解仕兼ねるところでありますが、聴けば総務省に吸収され存在感のなくなった旧郵政官僚達が電波を独占する公益法人を設立して彼等の天下り先を確保したいための復権を目指す隠謀であるそうです。
霞ヶ関の中でどんな勢力争いをしようと我々の関知する処ではありませんが、そのための迸(とばっち)りで国民に大きな犠牲を強いることは論外であり、我国でデジタル化したテレビは現在50%にも達せず、更なる上に100年に一度の不況の到来とテレビ処ではない世相であるのに一体からお役人は何を考えているのでしょうか。
ま、世界の流れからして何れはテレビのデジタル化は避けられないでしょうが、アメリカだってオバマ大統領の一声でアナログ放送停止とデジタル放送への完全移行が延期されましたから、我が国もアナログ放送の停止を暫時見送り国民所得や経済情勢の安定そして高齢者の理解が十二分に得られるまで“痩せ馬の先走り”は避けて頂きたいと考えます。
我が家も先日地デジ対応のアンテナ設置で10万円近く電器屋さんに支払いましたが何故にこんな費用を負担せねばならぬのか腹立たしい思いです。“地デジ”は誰のためでもない旧郵政官僚のためにだけあることを是非国民全員に知って頂きたいと思います。
時は奇しくも地デジのCM出演を12万8000回も熟し、更には地上デジタル放送普及推進キャスターを務めていたSMAPの草彅剛が先日都心の公園で深夜全裸の儘奇声を発して走っている処を住民の通報により警察官に公然猥褻罪の容疑で逮捕される不祥事が起こり、慌てたNHKではCMの取り止めを決めたそうですが、同じ決めるなら験(げん)の悪い地デジの方も取り止めて頂きたかったですね。日本国民は全員地デジ化に反対せよ!旧郵政官僚共全員くたばれ!
それにしてもタレントの中では好感度も高く草食系男子の見本と思われ、日常生活に於いて先ず食み出し運転の危険度の少ない良識ある若者と思われてCMに起用されて居ただけに関係方面のショックは大きく現在NHKを初め6社以上のスポンサーが右往左往して居ります。中止されてもスポンサー料の支払い義務が残りますが契約したジャニーズ事務所に損害賠償の請求が行くことになり、最後は草彅剛が負担することになるでしょう。(;;)
惟うに、彼が何時も何処に居ても常に草食系男性であって良い子を演じていなければならないことは彼自身にとって大変な心の負担となりストレスとなったでしょうから偶には羽目を外して爆発したくなる心境は分からなくはないですよね。事件は此等諸般の事情を考慮して起訴猶予となり一件落着することと思いますが、彼には女性ファンが多く、事件が事件だけにそちらの後遺症が大変でしょう。(;;)
それはそうと削られたCMタイムは空白にもできず何処かがディスカウント料金で買い取るのでしょうか?
女子プロゴルフツアー富士サンケイレディースは恒例の静岡県で行われましたが、我等が橫峯さくら選手は、2日目の豪雨3日目の風にスコアを乱し2アンダー3位タイに留まりました。小さくて細い選手は風の日は損ですね。(;;)

疑わしきは罰せず


桜も漸く終わって戸外では半袖姿の方を見掛けるようになり、町並みの緑も初夏の佇まいを見せているこの頃ですが、もう既にGWの陽気を思わせますから初夏が一ヶ月程早く到来した感じです。
うちの庭も苧環(おだまき)に一輪草に梅花からまつ草と沢山の初夏の花が満開となり、牡丹や姫林檎も負けじと蕾が萌み始めています。瓢箪池の周囲ではトカゲも冬眠から醒めて餌を求めてチョロチョロと走り回って居ますよ(^^)
今日はお得意先のYさんがお花見に行かれて送って頂いた平安神宮の枝垂れ桜の写真をご覧頂きましょう。
貴賓館と栖鳳池を配した枝垂れ桜が一幅の絵になっています。此のように荘厳な情景は日本庭園の粋とも謂うべきであり京都ならではで他所では先ず味わえませんね。(^^)
先週は丁度枝垂れ桜が満開であり平安神宮もラッシュアワー並みの大変な人出だったとこととお察し致します。

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近年日本語も段々粗雑に扱われるようになり、次回新設の常用漢字には邂逅(この2字は1級の配当漢字であり2点之繞(しんにゅう)の見本として記載しました)などに見られる2点之繞が“3字も登場するなど教育界に新たな混乱を招こうとして居ります。之繞は元々全ての字が2点之繞であったのが、当用漢字更には常用漢字の登場により1点之繞に簡素化されたものでありますから、常用漢字=1点之繞に統一すれば問題は簡単に解決するのですが、『漢字表記の豊かさと複雑さは表裏一体であり、両者のバランスを取らねばならない』と謂うのが文化庁の説明であり、何か良く意味が分からないけど国語の教科書や出版社の回し者のようなこんな話は聞きたくありません。準1級のテストでも現在2点之繞を1点之繞で許容されますから、1級の配当漢字のみ2点之繞に限定すれば非常に分かりやすく明解なのですがどうしてこんな簡単な結論が得られないのでしょうね。文化審議会の役人や委員の先生方は漢字が複雑になればなる程裏でソフト屋さんや何処かから収入が得られるようになっていることでしょうか(;;)ええ加減にせい!
先週痴漢とされた男性が勇気を奮い最高裁まで駆け上って無罪を勝ち取り、冤罪(私個人的には痴漢で捕まった男性の内50%以上は女性の作為或いは勘違いで冤罪ではないかと考える者です。)に泣く世の多くの男性の溜飲を下げることとなりました。(^^)憲法違反の疑いのある事件の他は量刑が死刑に値する事件以外原則門前払いの最高裁が何故に痴漢事件如きに門戸を開いたのか訝しく思ったものでありましたが、私は被害者の意見だけに耳を傾けた1審2審が予断に充ちたものであり、且、被告が防衛医大の教授であったことが“学校の先生と坊主は助平や”などの偏見を持つ警察や検察の心証を悪くしたものであり、警察官が自分達の劣等感を裏返して事件に臨んだものと思いました。
被害者とされた高校生の少女も一度降りた車輌に再度乗り込み教授のネクタイを掴んで痴漢呼ばわりしたことや教授の手から少女の下着の繊維が発見されなかったことから、この少女は示談金の小遣い稼ぎでも目的にしたヤンキーな不良ではなかったでしょうか。この辺も最高裁の判断に大きな影響が与えたと思いますが、掴むならネクタイではなく腕にしておけば裁判官の心証を大きく左右して居たでしょうね。
真の犯人が実在したかどうかはこの少女の良心に訊ねるよりありませんが、若し嘘だと言ってしまえば今度は誣告罪に問われることとなり、今少女が真実を述べるとは思えませんから、この事件の真相は神のみぞ知ることとなりましたが、私が感じたことは若し加害者とされた男性が防衛医大の教授などでなく、一介のサラリーマンであったらどんな結末が訪れていたかとの思いです。先ず最高裁が取り上げずに2審で実刑が確定して居たのではなかったかと思いました。最高裁の判事は警察官とは逆の考えであって彼等と知的な水準では引けを取らない教授の犯行が如何にも腑に落ちず彼を罪に落とせば判事さん明日は我が身の予感があったのではないでしょうか。
又、この事件から嘗ての早稲田大学大学院の植草教授盗撮事件が思い起こされますが、彼には数回同じような前科があり、又犯行の目撃者が警察官でありましたから逃げられず、人間の業の恐ろしさを思い知らされましたが、今回の事件は少女の証言以外に物証も何もなく、“疑わしきは罰せず”の刑法の基本理念がものを謂いました。
幾度も申し上げますが、真実は五里霧中であり“神のみぞ知る”でありました。
メディアでは連日漢検事件が紙面を賑わせ国民の関心を煽って居ますが、文科省の調査団に対し何とか理事長と副理事長の座を死守したい大久保親子は復権を果たさんものと懸命に凌ぎを謀りましたがその願いも空しく、事態は急展開して彼等が自ら創設した漢検から放逐されようとして居ります。文科相としては事務方からの強い要望でこの際大久保色を払拭して漢検を完璧な天下り先公益法人化する千載一遇のチャンス到来でありましたから、文科省の役人の野望に対し大久保派がどの程度反発できるのかその辺の鬩(せめ)ぎ合いが見物だったのですが泣く子と地頭には勝てぬの喩え通り強力な調査団を配した文科省の完勝となりそうです。大久保前理事長としては40年前に独力で漢検を築き上げ20年前に財団法人として当時の文部省のお墨付きまで頂いたものであり、平成4年には年間たったの12万人だった受験者を昨年は3歳から97歳までの年齢層から総勢290万人にまで増加させた自負心がありますから、無念遣る方無く容易に理事長の座を手放せない処でありその心情は十分理解できますが、財団を私物化し利益隠しにピンハネ会社の多数介在には私憤に駆られます。財団法人には税務署の力が及ばないことを十分承知しての荒技でしたから結果的には脱税も同様であり世間巷間の風当たりは一段と強く今回の合戦は理事長の身から出た錆であって文科省の寄り切り勝ちとなって結末を迎えることになることでしょう。
思えば漢検の事業が軌道に乗りかけたとき多額の税金に愕き、税金対策に財団法人化(財団になれば原則法人税住民税等が非課税)し、更にはペーパー会社を経由して一族の私腹を肥やしたことが浅慮であり、免税の見返りに文部科学省の干渉に従わねならぬこととなりましたから、策士策に溺れるでありました。(;;)
死んだ子の歳を数えたとて詮ないことですが、大久保理事長が財団法人になどせずに同族会社の儘で居て税金を払っていたら文科省から何一つ干渉されることがなかったでしょうから、人間欲を搔けば碌なことがないことの見本でしたね。(;;)
昨日のニュースでは京都地検が遂に背任容疑で捜査に乗り出したことが報道され、更には文科相の意向で6月の試験すら実施が危ぶまれて参りました。何しろ92年以降漢検と大久保ファミリー企業との取引は250億円にも上るそうですから、背任罪が成立すれば大久保家は全財産を失っても償いきれない追徴金を背負い込むことになりますが自業自得とは謂え大変な事態に追い込まれて参りました。今後事件はどのように展開して行くことに成るのでしょうか。250億円からすれば僅かではありますが私の支払った4500円の受験料は一体どうなるのか!
女子プロゴルフ第4戦ライフカードレディースは熊本で行われ、我等がさくら選手は2日目2位タイと好位置に付けましたが、渡米疲れと先週の優勝疲れが出たのかで最終日73と精彩なく惜しくも2週連続優勝を逸し1打差の2位に留まりました。(;;)

さくら咲く!


あちこちで桜の開花が終了し、それも予想より1週間も早い処が出てきました。各地でお花見の催しが企画されて居ましたが、香具師の出店が前年から予(あらかじ)め決められた日程であるために開花が早すぎて葉桜の下でのお花見となる処も少なくなかったようであり、地球温暖化も段々深刻な問題となって参りました。桜は10度以下の低温で2ケ月過ごさないと花芽が付かないそうですから、その内本州南部では桜も幻の花となるのではないかと思います。(;;)桜に限らず殆どの花は一定の低温期を過ごさなければ開花しない性質を持っていますからこれから一体どうなることでしょう。温室が冷室に替えられたりして…(;;)
2月初旬に咲き始めた我が家の空豆の花は、どうせ徒花かと諦めていた(;;)にも関わらずその後の寒さや霜害にも堪え忍んで今月初めに開花約50日で結実するに至り徐々に大きく育って居ますから愕いてしまいます。(^^)ハウスものならスーパーの店頭で見掛けますが露地栽培の空豆の収穫は5月下旬から6月と決まっていますから、一体うちのは何時一人前の大きさとなることでしょう(^^)
それにしても開花から結実まで50日も掛かるのなら一人前の空豆に成長するためには更に50日を要するのでしょうか。そうなれば収穫期は計算上5月下旬となり普通の露地物と変わらぬこととなりますが、どんなに大きい豆になることか毎日楽しみに見て行くことにしましょう。(^^)

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小さい乍ら一丁前に空を向いて居るとこが可愛いですね(^^)
誰が考えたのか原則1000円均一のETC搭載車高速道路料金の設定により不景気で閑古鳥の観光地は新緑の春を迎え笑いが止まりません。日本経済の低迷期に消費者を駆り出す一つの方法かも知れませんが、私は1000円均一は余りにもやりすぎであり、即刻廃止すべきものと考えます。デスカウントするにしても精々50%引きが限度であり1000円均一は非常識極まるものでありました。お陰でフェリー業界では客離れからパニックとなり、一昔前までは盆暮れの帰省時にフェリー待ちで大蔵谷まで並んでいたマイカーが殆ど明石海峡大橋に流れたため、明石の播但汽船など自転車と人間しか乗らなくなったため元々脆弱だった経営状態が今回の1000円騒ぎで急激に悪化し倒産寸前となって居ります。(;;)
先週の新聞記事にありましたが毎年売上を伸ばしてきたJR東日本までも今期の決算では減収となったそうです。日本経済の不況を受けてトヨタまでグリーン車禁止のお達しが出たそうですからさもあらんかと思いますが、この儘では価格的には到底太刀打ちできぬためにゴールデンウイークのドル箱客を原則1000円均一の高速道路に根刮ぎ盗られるは必定であり、JR東日本は東海、西日本と共に更に減益減収に悩むこととなりそうです。全ては我が国政府が浅知恵を絞って考えた朝令暮改一時凌ぎの愚案であり、赤字の道路公団達の赤字を更に増加させることになり、片やGWでの高速道路渋滞の倍増が懸念され、道路公団の調査では10km以上の渋滞は昨年より7割多い372回発生する見通しとか…(;;)渋滞は必然的に人身事故を伴う追突事故の多発を招きますから道路の補修費も併せ彼等は一体から何を考えているのか!60年昔笠置静子の歌った“買物ブギ”ではありませんが、“♪わてホンマによう言わんわ♪”であります。(;;)
高速道路料金を値下げするなら我々生活用品の価格に重く伸(の)し掛かっている物流費用を一義的に考えて、食料品等生活必需品関連の大型貨物自動車の料金を値下げすることからスタートすべきが本筋かと考えますが皆様は如何思われますか。
先月私宅へ神戸市より定額給付金のお知らせが参りましたが、記入方法が一読しただけでは分かり難く身分確認や振込指定通帳の表紙裏面のコピーなども難解であり、一人暮しのご老人などを配慮したものとは到底思えませんでした。(;;)おまけに返信封筒が入っているのですが給付金の申請書がA4サイズであるのに返信封筒がそれより短く三つ折りしても異様に少ない糊代を食み出してどうにもならず四つ折りでやっとであり、通常定形封筒はA4かB5とサイズが決まっていますから役所もどうしてこんな変な大きさの封筒を印刷したのか訝しく思ったものです。給付金の振り込みも個人単位でなく家族単位となっていますので離婚訴訟中の住民票を置いた儘別居中の奥さんなどの場合複雑でしょうね。
複雑と謂えばうちの事務所の職員Tさんのお父さんが先月亡くなられましたが子供さんが6名とか…(;;)給付金は2月1日付で確定しているので給付金の受給には一人前に相続の手続きが必要でしょうから、戸籍の所在地にも拠りますが、遺産分割協議書の作成やら除籍謄本や印鑑証明書などの入手費用も馬鹿にならず2万円貰うのに足代などを考えると足が出るかも…(;;)
定額給付金ではありませんが種々と公私混同があった漢字検定協会が受験料の取り過ぎの非を認め、大久保理事長が代表職を辞任(理事で残りますから今後も要注意です)し、更に6月のテストの料金を1級から2級までそれぞれ500円(準2級以下200円~100円)減額することに決定したとの昨日の新聞記事でした。(^^)未だ申し込んで居ない方については問題ありませんが、我々のように既に申込みも払込みも済ませている者にはどのようにして返却されるのでしょうか。現金封筒は高価だし、切手や図書券だと受験者に怒られるでしょうし、口座振り込みも個人情報の観点から問題が残りますから僅かな金額だけに返却方法に漢検も頭が痛いことでしょうね。試験当日本人に現金で返すことになったりして…(^^)
先々週北海道のゴルフ場でオープンして6日目に起こった傷ましい陥没事故は落差6mもの凄まじいものであり、知らぬ間に2階の屋根から落ちた程の衝撃であったものと思われます。亡くなられた女性はフェアウエイのど真ん中を歩いて居て突如起こった出来事であり、何が何だか分からぬ瞬時に冥府に辿り着かれたものと思われ、密室での恐怖を味わうことなく逝かれたのが未だしも救いであったとは謂え、余りにも理不尽なこのアクシデントではご自分が黄泉の国の住民になったことを気付かれる筈もないため到底成仏できるものではなく、未だ魂があの世と此の世の硲(はざま)を彷徨(さまよ)って居られることでしょう。(;;) “フェアウエイを歩いていた女性が急に居なくなった”とは同じホールでプレーしていた方の証言ですからこの方も我が目の異常を疑われたことでしょう。(;;)事件を知った誰もが到底信じられぬ思いでありました。
ゴルフ場の各ホールには必ず落とし穴があると謂われますが、この落とし穴とはバンカーや池や林などプレーヤーの技量を試すための技術上の設計を指しますが、今回の落とし穴は我々が子供の時そこらの空き地で友人達と遊びで作って居た正真正銘の落とし穴でありそれも我々が苦労して作った50cmなどではなくナント!6mもあって底に水が溜まっていたため転落した女性はショックで気を失い水が堪っていたためのために水死された傷ましいものでありました。
通常ゴルフ場の建設には予算などの関係で地価の廉い山林が用いられ、そのため山や谷を削ったり盛り土したりとアップダウンを少なくせねばなりませんが、造成業者が不幸にも水の通る道を見逃し安易に盛土を行った結果でありましょう。陥没事故と言えば数年前の明石大蔵海岸での女児の事件が思い出されますが、あれは海辺でのことでもあり、人工で砂浜を造った管理者の責任が強く問われる事件でありましたが、今回は造成時に水の道を見落とした業者の初歩的なミスだと思われます。以前我が家の崖工事で大林組の下請けでありうちのお得意先であったTさんが、“水に対しては絶対に逆らってはならぬ、水の流れるに任せなければ必ず災害が生ずる”と言われたことを思い出しました。
以為(おもえらく)今回の事故は神の摂理に反した造成工事であると共に自然破壊に対する神の警告と鉄槌が下されたものでありましょう。
女子プロゴルフスタジオアリスオープンは兵庫県三木市花屋敷GCで行われ、我等がさくら選手は渡米疲れの中を最終日68で廻りプレーオフの末昨日までトップだった韓国のデブッチョブスを下して大逆転での今期初優勝を飾りました。\(^0^)/
彼女は此で通算10勝目を挙げ今期の賞金女王目指して驀進することとなりました。
さくら選手と私の他に最も喜んだのはスポンサーであるスタジオアリスの社長さんだったでしょう。何しろ女子プロゴルフのスポンサーになって3年間何れも韓国勢にトロフィーと賞金を渡す役目が、今年初めて可愛い日本選手だったのですものね(^^)

くたばれ!日教組


桜が綻び始めたのに先週は前半朝晩寒い日が続き昼間も風の冷たい1週間でしたが、それまでが暖かかった分余計寒さが身体に堪えた感じです。そのせいか懸命に頑張って生きていたスイッチョの馬追いも先週力尽きて帰天致しました。(;;)
青春18切符で昨日北陸紀行をされたEさんから先刻頂戴した曹洞宗の総本山永平寺の梅を今日はご覧頂きましょう。私自身仏教徒として一度は釈迦如来や弥勒佛にお縋りし、身体に染みついた此の世の俗臭を払って頂きたいと願って居ります。万一実現できるならば古寺の凜として荘厳な佇まいは俗物の我々をきっと圧倒し一刻俗世界を忘れ雅(みやび)な雰囲気に誘(いざな)ってくれることでしょう(^^)所詮叶わぬ夢ではありますから和辻哲郎の“古寺巡礼”でも読んで欲求不満解消の糧としましょうか…(;;)

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北朝鮮の理不尽なミサイル発射に備えて、我が国も急拵えで日本海に迎撃ミサイルを配置し日本の領土や領海にミサイルが落下してきた場合に備えようとしていますが、どう飛んでくるか分からぬミサイルを実戦経験のない自衛隊が打ち落とせる可能性は先ず考えられません。当たる確率は限りなくゼロに近く、応射すれば全世界の物笑いのタネにされるに相違ありませんから、日本国土に北からのミサイルが飛来しないことを祈るばかりです。
それより“目には目を”と謂いますから、北のミサイルが日本本土に落下した場合は即座に日本もミサイルを発射させて北のピヨンヤン(平壌)に着弾させる方が遙かに確率が高いと思われます。それも外れて韓国に墜ちたりして…(;;)
今月の初め頃でしたか豊岡市の71歳の電気屋さんが04年から06年までの間に株の売買で11億5千万円も儲けながら全く申告もせずに脱税して居たとして神戸地検に逮捕されました。電気屋さんの商売はまるで赤字だったとか…(;;)
処がこの電気屋さんの告発された追徴金は巨額な所得に対して本税がたったの8000万円弱であり他に加算税や延滞税を併せても1億円程度です。商売して此だけ脱税すれば5億円位はしっかり取られる処がどうしてこう少ないのか不思議でなりませんが、その理由は皆様もご存じの通り株式市場の低迷を受けて政府が上場株式の売却益には時限立法で7%(非上場株式については15%と不公平)の一率課税とされている処にあります。然し同じ儲けであっても斯うまで税率が違うと我々株式市場に無縁の衆生には腹立たしい限りですが、私は税に携わる者として、7%とされる租税特別措置法37条適用を申告要件としなかった財務省主計局の怠慢によるものだと思います。税が軽減される場合には土地の交換や収用などのように期限内申告書に適用条文を記載することを条件に許容される場合が多く、上場株式の場合も源泉所得税選択の特定口座を利用しない場合は適用条文を期限内申告書に記載して申告させることで7%を容認すべきだったのを怠り、条文の末尾に申告要件“7%の適用を受けるには期限内申告書に適用条文を記載し所定の株式譲渡計算書を添付しなければならない”なる一文を追加することを忘れたことにあります(;;)株式売買の赤字の繰越(3年間)はちゃんと申告要件としながら肝腎の本家本元を忘れていたのではザル法と謂われても仕方ありませんよね。上場株式の譲渡益が無申告であった場合は所得税法本来の最高税率40%は酷としても、せめて一般株式に適用される15%(住民税込み20%)の追徴はすべきでありました。そうすればこの電気屋さんのような不心得者はでなかったと思いますよ。法律を作る者は必ず法は破られるためにあることを考慮して法案を上程すべきでありましたが、財務省(旧大蔵省)の事務方が如何に仕事に身が入らぬアホだっであったかがよく分かりましたね。(;;)
アホと謂えば先週自民党の笹川堯総務会長が大分県で講演し、『鬱病で休む教員は多いが、国会議員にはそんな者は一人も居ない』と胸を張ったそうですが、語るに落ちるとは此のことであり、鬱病とは精神科医に因れば“限度を超えて頑張った際にストレスが脳に影響を与えることで起こる”そうですから、国会議員が何時もノホホンと暮らし、如何に頑張ることなど普段から何もしていないかを暴露した如くでありました。“雉子も鳴かずば撃たれまい”との格言は笹川氏の発言などを謂うのでしょうね。(^^)我々も言葉には充分気をつけましょう。
芝高輪のプリンスホテルが190室の宿泊取消で警察庁に旅館業法違反で書類送検されることが先週明らかになりました。原因は08年2月に行われる予定であった日教組全国集会の申し込みを07年7月に受付けながら、ホテル側が11月になって一方的に契約を解除して予約を取り消したことにあります。ホテル側の言い分は日教組大会には必ず右翼の街宣車が大挙して現れ、その騒音で周辺の住民や他の宿泊客の大変な迷惑になるからと謂うものでありましたが、一度交わした契約をホテル側が破棄したには、背後にきっと隠された理由があると思いました。熟(つらつら)考えるに最初にミスを犯したのはホテル側であり、申込者である教育研究全国大会の意味を十分咀嚼できずに全室936室の20%にもあたる客など不景気な昨今滅多にないため何も考えずに喜んで申し込みを受付け、後になって日教組の大会であることを知って慌てて所轄署に相談したものと思いますが、大量の署員を動員せねばならぬ日教組の大会など快く思う筈のない警察から、此までの大会時の騒動の数々を大仰に聞かされ婉曲に断ることを示唆されたものでありましょう。又経済界を君臨する右翼の大物からも日教組の大会などに使うなら、お前の処は今後使わんぞ!などと恫喝されたりしたものではないでしょうか。
然し斯くも嫌われる日教組なるものは実の処、我が国の教育制度のみならず日本人の思想の根幹を破壊しようとする過激な分子であって、或る意味ヤクザより酷い存在ですが、横田めぐみさん拉致問題一つにしても“北朝鮮の国家犯罪は過去の日本の朝鮮統治で相殺される”などとほざいている売国奴であって、我が国を蝕む悪性の癌細胞であり、我々国民の心情には全く馴染まず、プリンスホテルならずとも宿泊を断るのは当然だったと思いますが、最初から断っておかなかったことが禍根を残し、プリンスホテルは日教組から3億円の慰藉料の支払いを求めて提訴され更には旅館業法違反(正当な理由なくして宿泊拒否)で刑事告発されるに至りました。今後この事件がどのように展開して行くのか興味津々でありますが、昔会社を潰すことを目的に組合活動をしていた総評(日本労働組合総評議会)よりタチの悪い日教組であっても事件の内容が内容ですからプリンスホテルも窮地に追い込まれました。(;;)斯くなる上は法律上如何様に不利な立場であっても、ホテルの公共性を聲高に叫んで、国民の治安維持の必要性を強調すれば裁判官にもきっと分かって頂けると思います。そしてこの事件が終結すると同時に日教組はその居場所を失い何れ解体される運命を辿ることでしょう。それが我が国の子供達の未来を明るくし、素晴らしい子供達が育って行くに違いありません。くたばれ日教組!
厚生労働省のヤミ専従事件(農水省から給与を貰い乍ら労働組合の仕事をしていた)で、先週秘書課の課長と調査官が気の毒にも偽った報告をした廉で窓際族へと更迭されました。何でも内部告発を受けての第一回の調査でヤミ専従員が142名居たことが確認され乍ら二回目の調査では42名に、三回目の調査でゼロ人になるなど訝しい文書が報道機関の取材に対して手渡されたとか…(;;)更迭された課長はこの調査の結果について予め井出事務次官と佐藤官房長に伝えた(当然ですね)そうですが、次官達は自らの責任を問われることを懼れてこの事実を隠蔽し、課長達二人に因果を含め、二人とも聴いていないとすっ惚け、事件の誤報があったことについてだけ陳謝しましたが全く国民をコケにした話です。(;;)
何れ鬼のような石破農水相が乗り出し彼等二人は厳しく叱責され何れは辞職に追い込まれることと思っていたらこの大臣あろうことか、改竄(かいざん)については“次官や官房長が承知していなかったと聞いている”と意外にも次官達の肩を持ち大臣としての点数稼ぎをしようとしています。防衛省の時もそうでしたが、怪しからん大臣が多いのには困ったものですね。
大体から部下が上司から命じられた仕事に対して偽りの調査結果など報告してもばれたら懲罰が待っているだけでメリットなど何もなく当然に課長達はありの儘を次官達に報告し、それを聴いた彼等が自らの監督不行届を咎められるのが恐ろしくて“此では拙いなあ”と課長達に過少申告をするように申し渡したものである位3年生の子供でも分かる道理です。事勿れ主義がモットーの霞ヶ関では部下に責を負わせて自らは素知らぬ振りをすることなど万人が承知する悪しき慣習でありましょう。こんな奴らは前例にならぬように国会に喚問して締め上げ挙げ句偽証罪に問い懲戒免職させたい処ですが、喚問する側にしても何れも臑(すね)に傷を持つ連中ばかりですから先ずムリなんでしょうね(;;)
処で調査結果を勝手に改竄したと濡れ衣を着せられ更迭された可哀想な秘書課長達二人の将来は果たしてどうなるのでしょうか。以為(おもえらく)この辺にもちゃんと手配りが怠りなく申し送りが為されており、熱(ほとぼり)が冷めた頃を見計らって口にチャックを条件に数多ある天下り法人の中でも薔薇色に輝いた選り抜きの処へ晴れて行けることになることでしょう(^^)
今週の女子プロゴルフはオーストラリアでのLPGA豪州選手権となり、日本での試合は来週4月3日から静岡でのヤマハレディースオープンとなります。お楽しみに…(^^)

潰れた会社から賞与を盗るな!


確定申告も受験シーズンも遠くへ去って、後は本物?の春の到来(とっくに来ているか?)を待つばかりとなりました。(^^)春は選抜からと謂いますが、新しく装った甲子園では昨日から熱戦が繰り広げられて居ますが、今日は折角の日曜日なのに雨で残念です(;;)再度の改装により両翼1mとバックスクリーン2mが短くなったとかホームランが出易くなったようですから、此って絶対に阪神タイガースに有利ですよね。(^^)
2月に庭で掴まえた“馬追い”も幾らか痩せて来ましたが、熱帯魚屋で買ってきた小さいヨーロッパ蟋蟀を食べてくれて何とか生き存えています。(^^)もう一ヶ月寿命があれば推定生誕満一年でしょうから人間にすれば150歳超となりそうです。天気の良い日は日光浴などさせて居ますが、果たして無事生き延びることができるでしょうか。(^^)
アメリカ政府に見捨てられ倒産したリーマンブラザースに比べ、1700億ドル(17兆円弱)もの気の遠くなりそうな公的資金を受けて経営再建を進めることとなった保険大手のAIGが08年分のボーナスの一部として幹部400人に160億円(内37名には一人当たり100万ドル以上)を支払ったと報じたのには魂消ました。このボーナスは幹部達に対し既に前年12月に5500万ドルが支払われて居り今回は追加支給となるそうですが、幾ら何でも公的資金が入ったからと幹部に賞与を支払うなど、世間一般の常識を覆す呆れ果てた出来事でありました。おまけにボーナスはリスクの高い金融商品に手を出して会社に巨額の損失を齎した資産運用部門の幹部向けが大半であったそうですから、盗人に追銭とはこのことであり、誰もが開いた口が塞がらぬ話です。ガイトナー財務長官が慌てて高額ボーナスの支給の3日前に会社側に再考を求めましたが、会社側は経営危機に至る以前の契約で決まったものであるため、支給しないと訴訟を起こされると説明されてそれ以上突っ込めなかったそうですが、此の頓馬な財務長官も或る意味で共犯者と言えるかも知れませんね。玄関先のプランターに蹴躓(けつまず)いただけで莫大な訴訟を起こされるなど訴訟王国のアメリカですから、訴訟を恐れていては生きていけません。こんな連中は普段からメチャ高い俸給を貪って居ることだし賞与の支給などもっての外であり、逆に先手を取って会社に損害を齎した廉(かど)により、遡って3年分の報酬の返還訴訟でも起こすべきではなかったでしょうか。オバマ大統領も公的資金の導入に際して資金の使途を厳しくチェックすべきであったのを怠った罪は少なくなく、今後の支持率にも大きく影響することでしょう。(;;)
幾ら契約社会のアメリカであっても裁判官や陪審員達は世論に背を向けることはできませんから、貰った賞与は返さぬとAIG幹部が訴訟で幾ら抗辯しても会社側の勝訴に終わるに決まっていますが、以為(おもえらく)訴訟を懼れた振りをしている会社側の連中も一つ穴の狢(むじな)であって4000人の幹部の中に入っているに違いありません。賞与の支給はAIG再建のための有能な人材を確保するためと会社は弁解したそうですが、有能と謂われた人材が如何して斯うまで巨額な損失を出すに至ったのか説明もなく、内11人は賞与を貰ってさっさと辞職したそうですから食い逃げも良いとこでありメチャ腹立たしいですよね。19日下院の公聴会に出席したAIGのリディーCEOは傍聴の多くの市民から“GIVE OUR $ BACK(私達の金を返せ!)”“AIG→JAIL(監獄へ行け!)”とプラカードを突き付けられてタジタジとなったその顔付きはどう見ても狢(むじな)顔でしたから、どうやらこの男もどうやら会社を食い物にした一人に違いありません。

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日本人の感覚からすれば公的資金の導入などとんでもないことであって企業の経営悪化は企業の経営者並びに幹部の責任であり国が介入すべきものではなく、経済界の法則により成績が恢復しなければ社会から淘汰さるべきが自明であるのに、それを血税で賄いおまけにその血税が赤字の張本人である企業幹部の懐を潤したなど神をも懼れぬ不届きな行為と言う他ありません。如何してアメリカ国民は写真の小母さんのようにもっともっと怒らないのか!
連邦議会では2500万円以上年収の社員に対してボーナスに90%の税金を課して回収する立法措置(年収2499万円の社員が全額貰えるのか!)が下院を通過し今後上院で審議されるそうですが、そんな生微温いことをしている内に彼等に他国へ逃げられて取り逸れてしまいます。斯くなれば個人情報など糞食らえであり、公的資金導入でAIGの筆頭株主となった連邦政府は職権で即刻賞与を返還しない奴の住所氏名と顔写真をメディアに公表すると言ってやれば夜道も昼間も歩けず最も効果的な回収方法になるのではないでしょうか。
彼等4000人は会社の大小の差のみの理由で倒産させられたリーマンブラザースの従業員の怨念を思うべきでありました。(;;)
あろうことか、今回の賞与課税を巡って米金融大手シティーグループのCEOは金融界では既に報酬は大幅にカットされているとして公的資金を受けた金融機関の賞与への高額課税に反対の意向を示しました。語るに落ちるとはこのことであり、それなら賞与を廃止して報酬の大幅なカットを解除すれば済むことですが、反対の根拠はどうやら賞与の額がカットされた大幅な額の比ではないことを暴露した如くでしたね。(;;)
不法滞在とは云え20年近く前に来日し、地域社会に融け込んで無事平穏に暮らしていたフィリッピン人親子に対する無情な強制国外退去命令により2万人の署名嘆願も空しく最高裁で国外退去が決定し、先週森法務大臣が在留特別許可を蹴飛ばし両親二人の国外退去処分を最終決断(実は法務官僚の判断)をして世界に悪名を轟かすことになりました。過去には中学生になった子供を持つ家族に在留を認めた例がありますが、判決当時長女がまだ6年生であったことがお役所の前例に固執した硬直的な扱いにより親子が国に帰国するか親子が別れて暮らすことの選択を迫られる暗い結末となったのですが、人を殺めても15年で時効になる我が国も不法滞在には事情の如何を問わずに時効が適用されないとは不可思議であり、家族三人市井の住民として平穏に暮らし子供は学校まで行けて居たのに法律と謂うものが如何に酷(むご)いものであるかを思い知らされました。(;;)森英介法務大臣は年一回両親との再会を約したり、子供の入学式まで両親の国外退去を日延べする配慮を示しましたがこれらは全て小手先のまやかしであって、其処まで譲歩できるのなら何故今の生活の儘ではいけないのかとの疑問が起こりますが、全ては我が身の疚(やま)しさを取り繕うための世間体とメディアに対する阿(おもね)りであったものでしょう。(;;)
不法入国しては如何わしい場所で如何わしい連中を相手に春を鬻ぐ連中を野放しにして置いて、平穏な生活を送っている善良な者を捕まえては規則々々と柔軟性を失った硬直な日本政府の遣り口は海外メディアも関心を示しているとか…(;;)人類は全て平等であるべきであり、日本国民だけが法の下に平等であると謳う日本国憲法は人道的な見地からあまりにも傲慢に過ぎると考えられ、是非国連の人権理事会辺りに動いて頂きたいと思います。
それにしても我が国はそんなに驕り高ぶれる程尊大で立派な国なのか!諸外国に対して少しでも恥ずかしく思わないのか!
世の中なんて皮肉なものであり、法務大臣は決して官僚の操(あやつり)人形であってはならず、常に自分の人気取りを優先して行動する前の法務大臣鳩山邦夫であったなら此の3人の家族の運命はひょっとしたら薔薇色に変わっていたのではないでしょうか。日本郵政も鳩山邦夫にかんぽの件で古傷を触れられることもなかったでしょうに…(;;)
3年前の2月に0.22mgの酒気帯び運転で捕まった60歳の男性が、拳(こぶし)大の奈良漬けを食べたと主張して無罪を主張しために譲らず裁判になった事件で、審議が紛糾したためか警察の署員が5名全員奈良漬けを食べて呼気検査を行い全員共にアルコールが検出されなかったとの実験結果を証拠として裁判所に提出し、先週目出度くこの男は裁判官から”被告の弁解は信用できない”と言い渡されて罰金25万円の有罪が確定したそうです。“悪名”の八尾の浅吉じゃあるまいし、今東光さんもあの世で笑って居られることでしょう。
道路交通法上酒気帯び運転の定義は定かでありませんが、危険運転の可能性さえあれば0.22mgの結果が全てであり、その原因が例え奈良漬けであっても酒饅頭であっても罪を遁れることはできないと考えますが、この署員達は捕まえた男性の嘘に我慢がならなかったものと思われます。それにしても5人揃って水も呑まずに拳より大きい奈良漬けを食したそうですから辛くて大変だったでしょうね。それともご飯も沢山召し上がったのでしょうか(^^)日本って平和な国ですね。(^^)
先週の漢字の問題の答
傅く=(かしづく)=世話をする
跼る=(せぐくまる)=屈(かが)む
找す=(さおさす)=棹さす
彳む=(たたずむ)=佇む
立ち徘徊る=(たちもとおる)=行ったり来たりする
皆様は幾問おできになりましたか?え?一問だけですって?一問でも解ければ立派なもので殆どの方がゼロ問解答であったと思いますよ(^^)日本語って難しいですね。(;;)
こんな難しい字でも漱石や鏡花辺りの文学者は、日常の言葉として頻繁に使っていますから、昔の人の漢字力は凄いなと思ったものです。
期待の女子プロゴルフツアー第二戦ヨコハマタイヤPRGRは南国土佐で行われましたが最終日の今日大雨で中止となり、二日目トップの上原彩子選手が2勝目を挙げ、横峯選手は初日調子が悪く無念にも6位タイに終わりました。優勝した上原選手は可愛い顔をしてるのにラウンド中は濃いサングラスを外さずヤクザの情婦志願者のようで不愉快です。女子プロの人気は実力より容姿に頼る処が大きいので協会もズボン非着用など規制強化に乗り出して下さい。大根足でもミニスカートなら結構男性ファンを呼ぶと思いますよ。(^^)

危ないは地球でなくて人類だ


確定申告事務も漸く終熄期を迎え今週一杯で完了予定であり一息吐いた処ですが、そろそろ桜戦線の北上も観測されるようになり愈々春本番を迎えようとしています。(^^)
巷では毎年恒例であるイカナゴの佃煮を炊く香りが一向に漂って来ないのも当然で、今年はイカナゴが極端な不漁で初日の28日にキロ1080円でスタートした価格が1500円1800円2300円と鰻登りに高騰し其の儘高値止まりしてしまいましたから買う人とて少なく、勢い込んで沢山の佃煮容器を積み上げて日曜日まで出店した郵便局もエクスパックが売れないでしょんぼりしています。(;;)不漁の原因は乱獲に加えて昨年3月明石海峡海難事故の影響ばかりでなく瀬戸内海に真冬の寒さが訪れなかったことにもあるのかも知れませんね。その内イカナゴも幻の魚となるのでしょうか。(;;)
裏の畑では先週より早くも苺が色づいて収穫期を迎えて居ますが、気温が高いために早くも蛞蝓(なめくじ)が暗躍し始め無傷の苺は僅かであり、殆どが苺の裏半分弱を食べられて上げ底にされてしまったのは不覚でした。(;;)毒がある筈もないのですが誰も気味悪がって食べないので、上げ底苺は私一人が食後のデザートに戴いて居ります。(;;)

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気温の上昇で空豆の花が満開となり、更にはレタスなどの野菜が一斉に薹(とう)立ちを始めました。小生は先月の終わり頃より毎年恒例の杉花粉に悩まされ目はチカチカ鼻はズルズルの状態が続いています。(;;)レタスが薹立ちする位ですから杉花粉が飛んできても当然でしょうが、一体から全て輸入材に頼り今時タンスや下駄に使いもしない杉を第二次世界大戦後大量に植えて其の儘放ったらかしは当時から何時も変わらぬ日本政府のお家芸でありました。(;;)林野庁の役人は一体から普段何をしているのか!自分達でやる気がないなら、派遣切れの若者達を大量に雇用して杉林間伐の仕事を与え里山を復活させる努力でも尽くしたらどうじゃ!
例年なら4月下旬まで収穫できる冬野菜がお彼岸を待たずに菜の花盛りになるなんて一昔前まで想像も出来ぬことでありました。(;;)幸いコオロギは歯が強くて薹立ちした葉っぱでも一向に苦にしないから良いのですが、固くて苦い葉っぱは孫のお弁当のサラダには気が引けます、でも味より健康が第一ですからその辺は無農薬を強調して押し付けることにしましょう。(^^)
先日から冬の存在が儚くなったようなニュースばかりお届けして居ますが、我々戦前派の人間には何故か暑い夏より寒い冬の方により感慨が深く郷愁を憶えます。夏はなくても水遊びの若者以外誰も困りませんが(稲作に困るかな?)、冬は来るべき薔薇色に萌えた春に備えて雌伏の一刻(とき)であってその存在はなくてはならぬものでありました。叙景歌にしても“早春賦” “冬景色” “冬の夜“など幼い頃から忘れられない珠玉の名曲が沢山ありますが、何れも凍て付く寒さがより春への期待を増幅させるものであって戦前派の日本人にとって幼い頃の冷たくて寒い冬の体験は胸の膨らむ春への期待以外何物でもなかったのです。妙高高原のスキー場で骨折し近くの病院へ入院した荒木とよひさが病床より冬の野山を眺めて作詞作曲された“四季の歌”など母を冬に擬し“♪根雪のような大地を融かす僕の母親♪”と芹洋子が歌い単調なメロディーと簡潔な歌詞が日本人の共感を呼び一世を風靡したのは40年近く前のことでしたね。
然し最近の暖冬の到来は温暖化の恐怖と共に日本人から四季を奪い、その内否応なく一年を通して暑い気候が到来することでしょう。(;;)先日の新聞で何処かの市町村が“温暖化”の表現は不適切であり”高温化“と変えるべきだとの提言がありましたが将にその通りです。
更に我々は失われつつある四季などと他人事(ひとごと)のように語ることなく、北極の氷が溶けての日本列島海没を視野に入れて真剣に子孫の行く末などを考えねばならぬ時期が到来していると思いました。(;;)
四季と謂えば以前何かで読んだのですが、サウジアラビアで日本人の技術者が現地で知り合ったサウジの紳士に耐えられぬ暑さに関して文句タラタラ言って“日本には四季があってその移り変わりが実に素晴らしい”と自慢したらその紳士が“サウジにも三つの季節があるよ”と言ったそうです。技術者は愕いてその季節について問うたら彼は徐(おもむろ)に次のように答えたそうです。(^^)
“hot season、 hotter season、the hottest season”ユーモアたっぷりな皮肉なジョークであり、日本人技術者は見事一本取られましたね。ジョークを解さずその座のムードを白けさす詰まらぬ駄洒落などしか言えない日本人は恥ずかしいですよね。(;;)
日本人が会話下手で世界中から除け者にされている原因は案外こんな処にあるのかも知れないと思いました。その内日本もサウジのように3シーズンとなって“hot season、 hotter season、the hottest season”がブラックユーモアでなく現実になったりして…(;;)
住民票も持たない底辺の哀れな人々には決して恩恵を与えることのない驕れる定額給付金支給が先週遂に可決されました。法案上程当時から辞退を表明していた麻生総理が豹変して、さもしい筈のお金の受取を表明せざるを得なくなった悲しき給付金でありましたが、閣僚懇談会で給付金の受領確認について全員の足並みを揃えさせるものものしさには唯々嗤ってしまう他ありません。閣僚の感想の中の二階経済産業相の『想い出に残るものを購入したい』には吹き出しましたね(;;)せめて『家族で食事でも…』くらい言えなかったのでしょうか。官僚事務方からの原稿丸読みだったりして…(^^)きっと西松建設の献金問題で小沢さんに続いて今週地検に呼ばれる日程調整で心其処に在らずの心境だったことでしょう(;;)
『危ないは地球でなくて人類だ』
毎日新聞08年度万能川柳大賞に先週瀧田真砂子さん64歳(財団法人昭和経済研究所勤務)投稿の句が選ばれました。選者仲畑さんの意図は地球環境などと誰もが大層聲高に叫んでいるが、本当のところは地球の問題ではなく住んでいる人間に関わることだったのではないか、人類は滅びるだろうけれど地球は残るから地球のことまで気に掛けようとするのは人間の傲慢ではないか?そんな思いが此の句を年間48万句の頂点として選ばれたようです。
この年間大賞受賞の方は04年から投句を始められ、毎月約100句投稿され毎年20句余りが入選(小生など08年度は1句だけ(;;))されているとか…、職場では毎日5種類の新聞に目を通してはTVを見て感じたことをその場でメモされるそうですが、地球環境は兎も角としてこの方の職場環境が定年後の家庭での寛ぎのようでメチャ良いですね。勤務先が財団法人だし年齢からしてきっと五時まで席に座ってさえいれば良い通産省辺りキャリア官僚の天下りと見ました。負け惜しみではありませんが小生など朝6時から仕事に追われ新聞に目を通すのは就寝時の一時間と決めていますから川柳のネタ探しなどとても余裕がなく、投稿もせいぜい3月に一句であり、入選が2年に一句程度ですからでは到底敵う相手でありませんが、小生の入選率はこの方の10倍ですから才能はこっちが上と威張りたい処ですが、この句からして当方の基礎体力不足は明らかであり、所詮田作(ごまめ)の歯ぎしりでしたね(;;)
この方投句も結構ですが、職場が経済研究所であれば机に座ってばかり居ないでCO2削減など具体的な地球環境の改善を目指して直接全国の工場などに出向いて実態を把握して頂きたいですね。机上の空論とか謂いますから、実地に体験されればもっともっと素晴らしい句ができると思いますよ。(^^)え?天下りは出張などしないんですって?恐れ入りました。(;;)
お待たせ本年の女子プロゴルフ開幕戦ダイキンオーキッドは沖縄で行われ我等が橫峯さくら選手は4アンダー首位タイと好調の発進でありましたが、二日目に75と崩れて4位タイは不本意でありました。今年は初の賞金女王を目指すことになりますが、何せ昨年から二十歳前後の大型新人がウヨウヨ群雄闊歩してきましたから、身体の小さいさくら選手も勝つのは容易ではないと思いますよ。でも韓国ブスに優勝されなくて良かったと思ったのは私だけでなくダイキンさんも同様だったでしょうね。(^^)
先週の漢字の問題の解答は女子ゴルフ開幕のため来週に順延させて下さい。<(_ _)>

e-TAXと暗証番号


一番の寒季である筈の昨日今日と小春日和のポカポカ陽気はどうしたことでしょうか。愈々確定申告も峠を越えて終盤戦に突入して居りますが、昨年度から本格採用された電子申告について必要な住基カードへの電子認証に関し、税務署側の強引な押し付けがあったことと、加えて受け皿である区役所係員の不適所不適材による無理解と非協力的な態度により折角の住基カードが正しく入力されず、申告入力時にカードリ-ダーで読み取り不能となるケースが目立って増えてきて我々税理士を困惑させて居ます。(;;)
街に出れば何処も税務署の確定申告e-TAX慫慂の看板が目立ちます。一昨年3%未満だった申告率が19年度は5000円税額控除の恩典創設により18%まで利用率が上がり、20年度は30%を超える利用率となるようです。国税庁では2010年度までに50%以上の申告に漕ぎ着けて申告書類整理の省力化に努めようとして居ますが、本年で5000円控除の恩典が打ち切られるため新規申告者の増加は来年以降最早望めないと思われます。(;;)19年実績から見れば電子申告を自身のネット経由で申告されている方は電子申告者全体の1%にも満たず、申告の半分以上が税務署のパソコン経由であり、40%強が税理士経由となっています。20年度は我々税理士が税務署からの強烈な人海作戦で関与先の電子申告を強要され“泣く子と地頭には勝てぬ”の諺通り已むなく関与先全員の電子申告開始届を提出しましたが、住基カードと電子認証の取得を巡っては上に述べた如く、税務署と自治体側の連携プレーに不備があり、絶えず“暗証番号を入力した”“入力されていない”のトラブルの渦中(“うずちゅう”ではありませんよ中川さん)に我々が引き込まれて貴重な時間を無為に過ごす愚を繰り返して居りますが、税務署も税理士による納税者確定申告の代理送信を認めている以上、住基カードと暗証番号の代理取得の権限も是非付与して頂きたかったと思いました。(;;)
住基カードの取得は本人自身が出向いて本人確認ができないと申請できない仕組みのために我々税理士が代理申請をすることができないことがもどかしく、税金や器械に無知なお得意先のお年寄りの方にはご苦労をお掛けしていますが、住基カードの窓口が電子認証と住民票などを取得するための暗証番号の申請場所が同じ処であって暗証番号入力器が二つもあることが紛らわしく、区役所の吏員達がお年寄りに対して何の心配りもなく何らの勧奨や指導をしないために極く手近な目の前にある住民票等入手の暗証番号の方を入力させられる方が後を絶ちません。先日もカードが読み取れずエラーになるケースが数回あり、私自らが垂水区役所へ出向きその原因を確かめようとしたのですが、“暗証番号が違う”の一点張りで相手にして貰えず、すったもんだの挙げ句入力されていたのが電子認証の暗証番号ではなく住民票交付の暗証番号であることが判明しました。(;;)然し、私の問い掛けに対して窓口の対応が余りに御座なりで杜撰であり、次々とバトンタッチで出てくる吏員の誰もが電子認証に疎い連中ばかりで、嘗ての社会保険事務所(今の社保事務所の方ご免なさい<(_ _)>)の対応宛(さなが)らであり、年寄りにはパソコンの操作はムリだから電子申告などできる筈もないとの予断があったものでしょうか、どうやら安易に住民票等取得の暗証番号入力に慫慂された如くです。然し一枚の住基カードに二つの暗証番号は訝しく、吏員に対し、“一言(ひとこと)位確定申告にお使いですか?”と言葉が掛けて上げられぬのか!と一喝すると、”うちは電子申告の係りではありません。あれは税務署が自分の処がラクをするために自治体に押しつけているもので、電子申告したら5000円貰える代りに申告に必要なカードリーダーと申請手数料の代金が5000円より高くて損になります“とヌケヌケ反撃され、”カードリーダーは税理士が代理送信するから不要や!“と言ったら”税理士には申告の手数料を取られるから損です“と見事な返し技を喰って私の完敗となりました。(;;)これらの遣り取りから口下手な私では所詮敵う相手でないことが分かったので、その場は一旦引き上げ翌朝8時半の始業時に須磨税務署の個人課税一部門統括官に電話を入れて昨日の経緯を縷々と説明し我々税理士に電子申告を慫慂しながら、税務署と市役所、区役所などの連係プレーは一体からどうなっているのか!と苦言を呈し、無礼で不遜な吏員をきつく叱責するように区長に言って欲しいと文句を言ったら、ひどく愕いた統括官は直ぐ垂水区役所へ電話して責任者を呼び叱ったらしく後でお詫びの電話が掛かりました。そして偶々その日の昼休みにうちの女子職員に自身の電子署名の申請に行かせたら区役所の吏員の態度は”確定申告にお使いですか?“とえらく低姿勢だったそうです。(^^)きっと前日の担当者は上司からきつくお叱りを受けたせいかと思われましたが、或いはお昼の訪問者が可愛い女の子であったことが原因だったことかも知れず、その後も同じようなトラブルが続いて居ります。(;;)
聞くところに拠れば、本年1月末現在での電子証明書の発行枚数は僅か90万枚だそうであり、確定申告者数は約300万人にも達しますから2010年50%の達成は先ず不可能であり、海老で鯛を釣る如くに20年度で廃止となった電子申告5000円控除に替えて、新たな控除を1万円程度創設せねばならぬと同時に病床に居る人でも税理士等を介して容易に電子認証が受けられる制度に是非変更して頂きたいと思ったものでありました。
このようなことでは此から実施されるであろう定額給付金の交付についても本人確認と預金口座の有無等についてもっと厳しい修羅場やバトルが窓口で繰り広げられるものと思われ案じられますが、税務署にしろ区役所にしろ弱者への思い遣りに欠けた強者の論理に終始して居ることは鬱陶しく何とも遣り切れない気持ちでありました。(;;)
先週ワシントンで誰も期待していない?日米首脳会議が開かれ、直接麻生総理とオバマ大統領の意見交換が行われましたが、大統領は初の議会演説を直後に迎えて心其処にあらずであり、共同記者会見や昼食会は抜きでありました(;;)。恒例とは謂え日本の存在感は歴代総理の交代毎に会談内容が薄れて只のセレモニー化して行っているように思えてならず情けないですよね。(;;)特に待遇に付いて言えば、小泉さん安倍さん共に最初はキャンプデービッドを訪れて歓迎され、福田さんはプレアハウス(迎賓館)だったのが、麻生総理はワシントン市内のホテルでの寂しい宿泊でありましたから時代時代に応じて日本の総理が少し宛差別されてるのが容易に分かりますね。
更には、麻生総理に対してCNNTVから“1時間の会談のために1万1千キロの長旅”と皮肉られるなど米メディアの反応は冷ややかでありTV電話で充分でなかったかと言いたかったのでしょう。共同会見の代りに会談の冒頭部分だけが公開されましたが、総理の英語が拙く“聴取できず”とされた部分が多かったとか…(;;)首脳会談閉会後にはカメラ記者に対して発言する時間が設けられていたにも関わらず両者共に一言も喋べらず、首脳会談の中身が時間の浪費に終り如何に空虚なものであったかを示していましたが、最後に仕方なく大統領はカメラの前で麻生総理と肩を組むと小声で何事か囁いただけで執務室を後にしたそうですが、彼は総理に一体何と言ったのでしょうね。囁いたと謂うことは他の者に聞かれてはならぬ言葉であったのでしょう。(;;)私は彼が何と言ったのか想像して見ました。
“君の話した言葉は日本語ではないように思うが何処の言葉かい?”此では余りに麻生さんをコケにした言葉ですから、“君も英語が喋りたいのなら、もう少し英文法を学ぶ必要があると思わないかい?”位言ったのではないでしょうか。
麻生総理の何時にも増しての渋面が浮かびますが、総理は大統領の言葉が理解できなくて“you are welcome(どう致しまして…)”などと言ってお世辞笑いしたりして…(;;)
TV電話なら内緒話も出来なかったでしょうから、渡米しての会談は麻生さんにとって幸運だったかも知れませんね(^^)とは言え麻生総理は政府専用機で国民の税金をムダ遣いして恥を曝しにワシントンを訪ずれた結果となったことには違いなく期待などまるでされていなかったこととは謂え、誠に恥ずかしい出来事でありました(;;)。
“冬来たりなば春遠からじ”とは昔のことで、今では冬も来ぬのに春だけやって参ります。昨日の28日から瀬戸内海のいかなご漁が解禁となり、垂水のお魚屋さんは昼網を待つ客が早朝より長蛇の列となりましたが、本年は昨年3月5日明石海峡の衝突事故により油が流出した報いなのでしょう、初日は例年の10%の水揚げとなり、いかなご漁に暗雲が漂って参りました。昨日は一人当たり2kgの販売制限となり、聴けば1kg辺り1080円とか…早い間に買わないと昨年のように1300円の声が掛かるのではと憂いています。(;;)郵便局も沢山の容器を無料サービスしてエクスパックの売り込みに余念がありませんが在庫の容器が昨年同様再度来年廻しとなることでしょう。(;;)
先週の答
匂 働 椛 の三つの字の共通点はこの字が何れも漢字ではなく我が国日本の国字だったのです。
国字は漢字に対して我が国で製作された字であることを示しますが、峠とか雫や凪などのように音読みがなく一見して外来ではなく国字と分かるものから、働など音読みのあるまるで漢字っぽいものまであり、働など現在では中国でも使われて活躍していますから拘らなくても良いように思いますが漢検の準一級以上では国字の問題が出されますからどうしても憶えておく必要があります。“毟(むし)る”と謂う字も国字ですが、誰が考えたのか将に言い得て妙ですね。(^^)
今週の問題
読売巨人軍の“巨”と謂う字は他の良く似た“はこがまえ(匚構え)”(匠や匡など)や“かくしがまえ(匸構え)”(区や匹)と部首が“異なっています。部首の名を答えてその所以を述べて下さい。

野中広務の無念


暖かい毎日が続きますが2月も早や最終週に突入しました、現在の処電子申告事務も順調に進んでいますがこれからが胸突き八丁であり、申告期限まで後一月足らずとなりましたから、うちから再三確定申告資料の催促をしている方も漸く重いお尻を上げて頂けて、そろそろ書類が出揃うことでしょうから愈々確定申告も終盤戦に突入することとなりそうです。
先週から露地苺の結実や空豆の花など暖冬異変の話題続きですが、今日はその中でも飛び切りの写真をお見せしましょう。(^^)

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先日裏の畑で雑木の剪定作業をしていたら、突然ピョンと虫が飛び出し愕いて掴まえるとナント!此の虫は最近殆ど見掛けなくなった“馬追い”であって、俗に鳴き声からスイッチョと呼ばれるキリギリス科の昆虫でありました。何でも鳴き声が昔馬子が馬にかける掛け声に似ている処から命名されたそうですが真偽は定かでありません。我々は子供の頃から“馬追い”とは呼ばずにスイッチョの名で通ってきました。昔歌人であり名著“土”で有名な小説家でもあった長塚節(たかし)が”馬追ひの髭のそよろに来る秋の眼(まなこ)を閉じて想い見るべし“なる名歌がありましたが、夏の虫が晩年の秋を過ごし寒さと空腹の中を如何して真冬まで生き存えていたものでしょうか。淡緑色とでも謂うのでしょうか草色の翅(はね)が色褪せて痛々しく、掴まえたものの春に生まれ夏に育つ昆虫にとっては此の寒さと食糧難では春までの凌ぎが到底難しいと思われ、連れて帰って蟋蟀の容器に放してやりましたが、この虫は何故かレタスなど食べない肉食のため、可哀想ではありますが先住者の蟋蟀を食べて頂こうと思って居りますが果たしてお口に合うことやら(;;)ジージーと羽を震わせている処から雄だと分かりましたが、老齢のため切れの良いスイッチョの鳴き声が聞かれないのは物悲しく何時まで生きてくれることかと毎朝アクリル容器の蓋を取るのが躊躇(ためら)われるこの頃です。(;;)
今日は少し変わった話題を日経新聞から借用してお伝えしましょう。フランスでは女性社員や労働者の出産に16週間もの休暇が保証されており、通常でも10週間は休むそうです。我が国でも産前産後最大14週間の休暇が労働基準法で定められていますから幾らかフランスの方が長いのですが、女性であるフランスのラシダ.ダチ司法大臣は先月2日に帝王切開で出産し、ナント!僅か5日後に勤務を再開し話題となっています。この大臣は43歳で初産、然も父親は不明であることについては動ずる処もなく湛然とされて居り、その意外性に富んだ処は倫理観の隔たりが大きくて我々日本人にはちょっと付いて行けない感じです。(;;)
私は高齢出産であり且つ初産であるにも関わらず、早くに元気で働けて結構だとは思うのですが、後で述べるように混血のアラブ系の移民は人種的にも世界的に優位であって強靱な肉体の持ち主なのでしょう。
このダチ大臣の行動に対してフランスの女性権利団体は“雇用者側として今回の例で女性労働者の出産休暇に圧力を掛けるつもりだ”と猛反発し、産婦人科医も産後数週間は休養すべきだと猛反対しています。
話題の主ラシダ.ダチ法務大臣は貴族的社会の粋とも謂われ人種差別の強いフランスでニコラ.サルコジ大統領に選ばれて07年司法大臣に選任されたものであり、おデコで魔法使い風のライス国務長官などと違いとてもチャーミングな女性ですが、お父さんがモロッコ、お母さんがアルジャリア出身のアラブ系移民であって12人兄弟の2番目であり、幼少時は貧しくて低家賃集合住宅で過ごし16歳では看護助手として働きながら夜学に通った苦労人だそうです。ご年配の方ならご記憶かと思いますが♪此処は地の果てアルジェリア、どうせカスバの夜に咲く…♪明日はチェニスかモロッコか、外人部隊の白い服…♪と貧民街で春を鬻(ひさ)ぐ女達をエト邦枝が哀愁を籠めて唄った退廃的なラブソング“カスバの女”がヒットしたのは今から35年位前でしたよね。此の歌に唄われたような蟻地獄の貧民街からエリートの最たる国フランスの女性大臣が這い上がってくるなんて日本流で言えば被差別部落住民と在日の混血が大臣に出世したどころでなく、被差別部落出身者であるばかりに総理大臣になれなかった野中広務元自民党幹事長との比較に於いてフランスは何と心の広い不思議な国だと思いました。
何時もの段で話が少し飛び火します。野中広務の逸話は可成り有名ですが、“現総理の麻生太郎が過去に野中に対する差別発言をしたとして、03年9月11日麻生も同席する自民党総務会において、野中広務は麻生太郎を激しく批判しました。「総務大臣に予定されておる麻生政調会長、あなたは大勇会の会合で『野中のような部落出身者を日本の総理にはできないわなあ』と仰った。そのことを、私は大勇会の三人のメンバーに確認しました。君のような人間がわが政党の政策をやり、これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんかできよう筈がないんだ。私は絶対に許さん!」
野中の激しい言葉に総務会の空気は凍りついた。麻生は何も答えず、顔を真っ赤にして俯いた儘だった。”参考文献 URL 魚住昭『野中広務 差別と権力』より
その後間もなく野中広務は無念の引退をしましたが、彼を引退に追い込んだ元凶が現総理であることは明らかであり、世評の通りに野中広務が総理になっていれば麻生の如きボンクラは今頃生き恥を晒さずに済んだでしょうから世の中って皮肉なものですね。(;;)
こんな愚かな偏見の持主が総理大臣をしているようでは我が国の前途が真っ暗闇なのも至極当然でしょう。古来“名将の下に勇卒あり”と謂いますが、親玉が暗愚では部下の大臣も大同小異、差し詰め“愚将の下に勇卒なしの酔卒あり”では洒落にもなりませんよね(;;)
話を元に戻しましょう。どんな育ちや環境からでも学歴や国籍に囚われず実力さえあれば立身出世ができるフランスに対し、財力や学歴とキャリア試験オンリーでその人の運命だけでなく国家の運命まで決まる我が国の官僚共や政治家達に挙ってダチ大臣の爪の垢でも頂戴して呑ませなければなりません。
ダチ大臣は昨年9月に妊娠が公表された際“マスコミに話すことができるのは、わたしの私生活は混み入っているということだけよ”とは恐れ入りました。(^^)日本でそんなことを口にしただけで“そんな不しだらな女は大臣をクビにしてしまえ!”と全国民から総理が突き上げられ内閣総辞職までも避けられそうもありませんが、フランスでは産休の短いことにはイチャモンが付いても父無し子の誕生や私生活の乱れなどに対し誰もが無関心なのには愕いてしまいます。プライバシーとオフィシャルを明確に区別にて間然しない国民性の違いと言ってしまえばそれまでですが、日本人のカルチャーが誤っているのではないかとふと考えてしまったものでした。(;;)
野中広務もフランスだったら間違いなく総理大臣になれたことでしょうに…と野中広務の無念に心を馳せた一刻(とき)でありました。(;;)
先週の問題と答え
“太”の字の点は何故付いているのでしょうか
昔この字は大の下に二が付いていたものであり、二は繰り返しを意味しており、とても大きいところから“太”になったそうです。
来週の問題
少し変わった問題です。
匂 働 椛 この三つの字に共通するものは何でしょうか?

“変“なのは”漢検“だった!


2月の半ばと謂えば何時もなら一番寒い時期なのに、暖冬と謂う言葉を通り越したポカポカと暖かい小春日和が続き、週末少し雨が降っても気温だけ高く寒がり屋の小生でもストーブの必要がない位でしたから気味が悪く将に異常気象と謂えるでしょうか。
異常気象と謂えばうちの事務所の畑では御正月前に花を付けた苺(いつだったかご紹介しましたね)がその後の寒さにも耐え忍んで結実し漸く色付いて参りました。現在10個近く実を結んで居ますがヒヨドリに見付からないか気掛かりでなりません(;;)又秋に播種した空豆が成長しナント!先週には花を付けるに至りました(^^)

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空豆の花はご覧のように紫色で豌豆の花を大きくした感じで将にお豆さんの王様の風格です。然しこれから激寒期を迎えることだし、今夜から寒の戻りとか…ラジオで言っていましたからまさか此の儘結実するとは到底思えず哀れ徒花となりそうですが、肝心の成熟期の4月には体力を消耗して花が咲かなくなるのではと憂いて居ります。地球温暖化も此処まで進むと植物の生態系が乱されるのが恐ろしく、蟋蟀の食用並びに孫のお弁当のサラダに使うレタスも早や薹立ちの気配ですからお百姓さん達の作られる露地物の野菜達の運命はこれから一体からどうなることでしょうか。(;;)
教育業界では善玉の筈だった財団法人漢字能力検定協会なる所謂“漢検”が内部告発から悪役となって世間を騒がせて居りますが、大久保理事長親子の経営する会社が下請けとなって公益法人の利益隠しに一役も二役も買っていたことが暴露されて彼等は四面楚歌に陥りました。文部科学省は管轄の財団法人であっても天下りの居ない法人には普段から関心がなく放置していましたから、出来るだけ立入り検査などしたくなかったでしょうが、“漢検”のテストは国のお墨付きでもあり、此処まで事件が大きくなりメディアまでが動き出したために已むなく重い腰を上げざるを得なくなったようです。(;;)
当初は670名しか受験しなかった“漢検”が年に300万人もの受験者を集めた理由は漢字ブームに乗って大学の推薦入学や就職活動に有利になるためであり、理事長の先見の明があったとでも謂えるでしょうが、公益法人は文字通り公益を目的にしている見返りに法人税、消費税、固定資産税とあらゆる税金を免除されている特権があり、そのため少しは窮屈な縛りがあっても至極当然でしょう。
“漢検”は受験者が100万人に達しない時でも充分過ぎる利益を上げていましたから、300万人では受験料は一人平均2500円(一級5000円から10級1500円で就活や大学の推薦入学の必要な大多数の受験者層の2級は4000円)としても年收は80億円近くに達しますから変動費が数%の用紙代と会場関係費だけでは儲かるのが当たり前であり、理事長達の報酬を獲るにも一応文科省の目はあるし又相場と謂うものがあり、然も無税と謂っても源泉所得税だけは一般企業並みに獲られますからこうまで規模が大きくなると大阪国税局から源泉所得税調査が必須となり、領収書や使途の判然としない支出は全て理事報酬とみなされて源泉税課税の対象とされ、法人税、消費税の調査がないため兎角丼勘定になりやすい学校法人や宗教法人など公益法人が国税局源泉所得税部門の良いお得意先なのです。そこで彼等が考え付いたのが、専門の業者を排除しての下請け会社の創設であり家族名義で株主や役員を構成したペーパーカンパニーを通して広告費や印刷費を専門業者に丸投げしてはピンハネして差益を稼いで大久保家の所得の分散を図り、理事長亡き後の相続税に備えたものであることは我々税理士から見れば一目瞭然です。
年に一回開かれる評議委員会(会社なら株主総会にあたるもの)では評議員の殆どが難しい漢字は分かっても数字は苦手の学者ばかりであったそうですから、どんな議案も“議長一任、異議なし”で可決されたことは想像に難くありません。今回の事件を受けて講談社の社長である野間佐和子氏が決然と評議員の座を辞したのは誠に潔く他に同調する評議員が続出することでしょう。(;;)
事件の行方に不安を憶えた大久保親子は13日何を血迷ったのか大阪府の橋下知事に“漢字調査事業”なる名目で府内の小中学校142校の生徒約3万人に対し来年2月までに2回無償で“漢検”を受験させると申し出たとか…(^^)大阪府の学力低下は全国的に著しく低く、知事をして“クソ教育委員!”と言わしめたのはつい先日のことでありましたが、その大阪府の児童達が只で“漢検”受験ができることについて、申し出を了承したものの橋下知事も学力低下の実情から“漢検”の申し出を素直に喜べない複雑な心境であったことでしょう。(;;)
問題として残るのは今後の措置について他の都道府県からテストの依頼があれば例え学力テスト最高点の秋田県であっても断る理由はなく、全国津々浦々まで小中学生の無償テストを行わないと公平を欠くことになりましょうから、その辺まで大久保親子の読みに入っていたのでしょうか?大阪府の児童だけで受験料は約1億2千万円となりますから、全国から申し出があれば金額は優に40億円にも達するでしょうから“漢検”の売上は一挙に半減することになりそうですね、それでも身内の下請けやペーパーカンパニーなどを整理させられたりして“漢検”が赤字になることはないと思いますが、何より恐ろしいのは文科省のお裁きでしょう。此の事件を奇貨とし千載一遇のチャンスとばかり天下り役人をゾロゾロ送り込んできて理事長より沢山の報酬を獲って赤字法人になったりして…(^^)
思えば昨年の世相を表し漢検が選んだ”変“の字はいみじくも日本漢字能力検定協会自らを当てた字そのものだったとは皮肉なことでしたね(^^)
先週日経新聞下欄の広告の中に“会社を潰すテキトー税理士”なる書物の広告が登載されていました。現職の税理士によって書かれた書物でありますが、更には顧問税理士がどれだけテキトー(悪意に充ちた表現ですね)なのかチェックをしてみようとの副題があり、テキトー税理士の特徴が列挙されていましたので、その内うちの事務所ではどれに当て填るのかトクと思案して見ました。
会社を潰すテキトー税理士には 1.記帳転記を専業にしているコピー税理士 2.年に数回しか訪れないご無沙汰税理士 3.“税務調査は不可避”と言うイイワケ税理士 4.“I T会計は面倒だ”と言う化石税理士 5.経営助言を一切しないダンマリ税理士 6.コンサルタントを紹介してくる紹介税理士 7.顧問料の安さを売りにしている激安税理士 ウーン此処まで書かれると税理士にも色々あるんだなあと感心させられたのでありましたが、此の税理士の言いたいことは“税理士を選ぶには関与先に対して税務や経営に対する助言を積極的に与える者を選ばねばならぬ”と言いたいのであろうかと察しましたが、さて自分がこの中の何処に入っているかと考えてみると結構難しく、うちでは税務申告書の作成は元より経営分析を中心に税務コンサルタントを行い昨年よりE-taxにも移行しているために1.4.5.6は問題外としても2と3については反論があります。関与先の訪問は年に数回でも電話やメールやFAXで頻繁に情報やデータ交換が出来ていれば40年昔のように月一回わざわざ訪問しなくても充分にコミュニケーションが取れて居ると思われますから2番については時代錯誤でありましょう。更に3番の“税務調査は不可避”でありますが、税理士が如何様に完璧な決算申告を仕上げてもその会社の業績の変化と調査省略期間が5年を経過すれば零細不動産賃貸会社などを除き、当然に税務調査は避けられません。反って税務調査によって税理士がより信頼を得られ、顧客との絆が強くなるケースが多いので私は税務調査を特に歓迎しないまでも税理士の有り難みと顧問先の帳簿類に対する緊張感を高める意味に於いても必要ではないかと考えて居ります。7番は税理士の資質と品格の高低が問われる箇所であり、安かろうは悪かろうであって、充分なサービスが受けられず死に金となることでしょう。数年前日経新聞に税理士の報酬が高すぎるとデカデカと書かれて、世の税理士達を震撼させましたが、此の記事が原因で安い料金の税理士に乗り換えた経営者は多かったと思いますがきっと後で後悔された方が多かったかも知れませんね。幸い私達の事務所では顧問料が高すぎると言われた関与先は皆無でした。(^^)
麻生総理が洩らした “あのとき郵政民営化には賛成ではなかった”のたった一言に逆ギレした前小泉総理の麻生総理への悪意に充ちた暴言は誰もが聞き苦しく余りと言えば余りでしたね。(;;)中曽根さんなどの超大物を除き、引退を表明した者には公式にコメントなどすべき権利などありません。メディアも記者会見を断固拒否すべきでした。自らが惹き起こした郵政民営化が渦中とあっては気が揉めるのは当然でしょうが、後のことは後任者に任せるべきであり、自らの言動が自分の株を下げ、国民の目が麻生総理を判官贔屓の立場に変えるのが読めなかったとしたらそれこそ此方が嗤ってしまいますよね。(^^)
前総理が師であり唯一の味方であるべき小泉チルドレン達も見捨てられた自分達の選挙への悪影響を恐れて、冷ややかな態度に終始していたのも宜(うべ)なるかなでありました。(;;)此の事件で麻生総理可哀想に…と少しでも人気が恢復出来れば良いのですが…(^^)ムリでしょうかねえ。
先日の問題と解答
犬の点は耳を表しているそうですが、“弱”の四つの点は何を表しているでしょうか?
昔は弓の中にサンズイが入っていたそうですが、此は弓の飾りを意味しており何時とはなくサンズイが点になりましたが此の弓は飾り弓なので実践的でない処から“弱い”と謂う意味になったそうです。
今週の問題
“太”の字の点は何故付いているのでしょうか

水上の格闘技


2月に入り立春を迎えて気温も安定し暖かい1週間でしたね。6日金曜日には恒例の確定申告応援で浜風の厳しい漁港の水産会館でしんどい1日を過ごしましたが、2月16日を待たぬこの時期に来所される納税者?は殆どが年金申告や医療費などの還付申告者でしたから昨年のように消費税の計算や事業所得の必要経費の区分などの苦労がなかった分少しは楽だったかも知れません。(^^)
唯この時期に申告に来られる方々が年々高齢者が多くなってきたことと、持参される医療費の領収書の量が毎年少し宛多くなってきたことに愕いたものでありました。此の水産会館の会場(2階)には昇降設備がなく36段の階段が腰や膝の悪いお年寄りを半ば拒絶していますが、税務署にはお年寄りへの配慮の欠片も感じられず“厭なら直接税務署へ行け”と謂う態度には情けなく、又私は9時5分前に到着しましたが既に沢山のお年寄りが寒空の中を階段に数珠繋ぎで開門を待って居られ、せめて10分位前には扉を開けて納税者を室内に誘導する思い遣りができなかったものかと弱者への労りの感じられない役人共通の心ない仕打ちに腹立たしく感じたものでありました。
多くの医療費控除申告の相談者の内医療費が税務署所定の袋に入りきらず二袋に入れてガムテープで繋ぐなど応急処置で凌ぐ方が2名も居られましたから、今後も此の状態は増えることはあっても減ることがないことを深く憂い、我が国が医療亡国であることをつくづく感じたのでしたが、そうかと思うと80代の矍鑠としたご主人と美しく老いられた上品な奥様が来られて、年金の税金還付だけでお二人共に医療費が全くないと仰られるのです。初めは聞いていて羨ましく思ったものでしたが、この方悲しいことには横に座ってニコニコされとても良い顔色のダンディーなご主人が数年前から認知症とかで此の病には薬がないそうなのです。(;;)事実私が今日は何日ですか?何曜日ですかと問うても唯ニコニコされるだけで何の反応も帰ってこず、私のような素人にもこの方の認知能力が充分でないことが認識できました。申告終了後奥様に促されるとその辺りは良く分かるようでニコニコと仲良く一緒に帰って行かれましたが、悪くなることはあっても良くなることのない認知症に薬がないなんてとても悲しいことだと思い、医療費の節減にあの手この手を繰り出している厚労省も、医療の術(すべ)がないために高い後期高齢者保険料だけ獲り上げて医療費のないこんなご夫婦にこそせめて金一封を贈り日常の労苦を労わって頂かねばならぬと思ったものでした。
舛添厚労大臣、あんたは官僚に媚びるだけが仕事ではありませんよ。聞いているのか!
年にたった一回のことではありますが確定申告応援は、将(まさ)に我が国の下流に住まいされる方々の生活の縮図を見る思いであり、又己が将来をまざまざと垣間見たのでありました。(;;)
皆様は女子のアスリートで一番ハードなものは先ずレスリング或いは柔道だと思われるでしょう。いいえ一番大変な競技はボートだそうです。ボートと謂っても並みのボートではなく男性に混じってハンディーキャップなしに闘う公営競技である競艇の世界です。
身体を使うものはどんな競技でも男子と女子の膂(りょ)力には大きな開きがありますから、男女別々に競技が行われ短距離からマラソンまで男女のタイムには相当な開きがありますが、こと競艇に関してはその世界が狭いために男女別の試合がなく共に同じ条件で勝負に臨むことになり体力膂力に劣る女性には過酷過ぎると思われます。それにも関わらず何故か現在公認の競艇選手1491名の選手の内161名と1割以上を女子選手が占め、年間平均獲得賞金は1134万円(男女全体で1680万円)とか…(;;)日の当たる女子プロゴルフなどに比べて遙かに人気が劣り、裏社会のイメージも強く、危険度の大きさと収入のバランスがとれない分(ぶ)の悪いスポーツだと思いますが、先月、日経紙の特輯“駆ける魂”に二日間に亘り掲載された『競艇選手.日高逸子』を拝読して厳しい競艇の社会の内情に触れて唯唯驚嘆致したのでありました。
先ず、最初に愕いたことは此の日高選手が現在47歳にもなって競艇選手の格付け最上級の“A1”に君臨していることでありました。そして通算勝率が女子歴代の1位を誇っていることも凄いなと思いましたよ。(^^)
競艇は或る意味でカーレースF1に等しい危険な競技であり、時折尼崎競艇場で開催されているのを阪神電車の車窓から見掛け、昔よく行われていたサイドカーレースのように身体半身でターンしている姿を“格好いいな”と思ってはいましたが、現実には水上の格闘技と謂われるだけに船首や舷をぶつけ合い、相手の進路を争奪しなければ勝利が得られない過酷なゲームであり、時速80kmで走りながら全身の力で水面を跳ね上がろうとするボートを押さえつける筋力がなければならず、将(まさ)にF1を超える世界です。
その男達の世界の中で2女を支える母として、生活のためとは謂え90年代に競艇の帝王と謳われた植木通彦の大レースを見て女性には危険だと謂われたモンキーターン(競馬のモンキー乗りのようにお尻を高く持ち上げる不安定な体勢を艇の上で保ちながら180度進路変換する方法)と呼ばれる高速旋回技術を独力で学び女性として初めてこのテクニックを使い熟(こな)したのは彼女が最初だったのは彼女が此をマスターしなければ男性に勝てないと心に決めて、他の選手に頼み込み、あちこちぶつけて身体中痣(あざ)だらけになり転覆を繰り返し、漸く取得されたものだったそうです。
競艇選手は公正確保のために試合前日から身柄を拘束される約束ごとがあり、彼女は子育てに母乳に拘ったため授乳の手段として試合開催中は宿舎で搾乳した母乳を冷凍保存し、パック一つ一つにメッセージを添えて自宅に送られたそうです。自宅では結婚してから14年間サラリーマンを止めて専業主夫に徹した同じ歳のご主人が母乳を解凍して赤ちゃんに与え子育てされたそうですから、お子さん二人にとってはお父さんがお母さんであり、全国24箇所にある競艇場に移動するため福岡の自宅に月の内10日も居れないお母さんは宛ら単身赴任のお父さん役だったことでしょう。(^^)
独身時代には自炊の経験すらなかったご主人が今では鰈(かれい)の5枚おろしができるそうですから人間やろうと思えば何でもやれるものなんですね。(^^)
彼女は現役生活を後10年続けられるつもりだそうですが、私は人生の荒波と競艇場の荒波の両方を乗り越えて行こうとするこの親子4人の絆と前途に幸多からんことを願いました。(^^)
5日の新聞紙上で掲載されましたが、4日千葉県船橋市での公営競馬第7レース(ダート1200m12頭立て)で競艇競輪を含む公営競技史上最高の大穴1911万円が出たそうです。勿論三連単ではありましたが、購入された全馬券1320通の中で的中馬券はたったの1通それも在宅投票で100円だったそうです。(^^)三連単はギャンブル性が強くて嵌ると罷められず、私は公営賭博に採用すべきではないと常々思っていますが、7年前愚息が入院した折、付き添いのヘルパーさんが競艇のファンで給与を全て三連単に投じて年中スッカラカンだったことで良く憶えていますが、一度でも大金を手に入れるとそれまでの投資(捨て金?)を全て忘れて更にのめり込ませる魔力があるようです。(;;)
此のラッキーな方は100円の馬券だったのが幸運であり、当たり券は1枚だけでしたから100円ではなく若し10万円でも投資されていたらテラ銭の25000円分儲けが減るところでしたよ。(;;)通常当たり券は沢山買った方が儲かるとしたものですが、1枚だけが当たり券であったところがミソであり、当たり券を多く買えば買うほど儲けが日本競馬会を潤わせるだけでこの方の儲けが減ることになるとは不思議なことでしたね。(^^)
競輪競馬の類は税法上は一時所得として課税されることになっていますが、馬券は非課税とされている宝籤と違って課税対象なのをご存じの方は寡いでしょうね。(;;)
当たり券の換金に本人確認を求められないため誰も申告する人は聞きませんが、今回は電話投票であることでもあり新聞にも載ったのできっと課税捕捉されることでしょう。所轄の税務署が職権で競馬場から投票者の電話番号を聞き出し来年の今頃お家に税務署への呼び出しの葉書が舞い込むものと思われます。(^^)処が控除して貰えるのは100円と精々電話代だけであり、その日に購入したハズレ馬券ではない処が辛いですよね(;;)
この方が無職であったとしても税金は約230万円(住民税込見)にもなり、来年の国民保険料が最高額になるのに再度魂消られることでしょう。(;;)
昨年末に神戸商大囲碁部で同期だったS君が帰天したことをお知らせしたばかりですが、今年になってお正月に同じ囲碁部の副将を勤め私の片腕となって活躍して呉れたK君が亡くなったことを先週確定申告の用件で事務所に来た元アマ名人の西村修君から聞かされ愕きました。彼とは何時しか賀状の遣り取りもなく自宅も知らず20年以上疎遠であり、数年前に兵庫県名人になったとか新聞で読む位でありましたから誰かから知らせて頂かないとその儘になる処でした。西村君の伝聞ではネット上で碁を打っていてマウスに手を添えた儘の大往生であったとか…彼が昔から心臓に疾病を抱えていましたから、ひょっとして勝ち碁を確信した直後に相手に思わぬ鬼手でも打たれてのショックが原因だったかも知れませんが、例えそうであっても私も是非肖(あやか)りたいものだと心秘かに思ったものです。彼が亡くなり京大、東大を相手にして五分に戦った50年前の神戸商大囲碁部全盛期の正選手5名の内4名までが帰天しましたから、今では“憎まれ者世に憚る”の喩え通り残るは私一人となりました。(;;)
K君のご冥福を心からお祈り致します。<(_ _)>
先々週の問題と答え
紙面の都合上来週に日延べさせて下さい<(_ _)>