五輪と高梨選手

確定申告開始を前に国税庁の広報では毎年恒例の記事を新聞各社に送りつけて掲載を依頼し申告納税者の脱税や無申告者に対して警鐘を乱打しようとしている。一昨日の日経夕刊では１４面１５面と税金に関わる４つの事件が報じられた。１４面では４段抜きで多重債務者の債務整理の手数料を申告しなかった１．５億円の脱税の告発事案であり弁護士法違反にも問われている蘞（えぐ）い事件だ、１５面にはベタ記事だが東京地検特捜部が天然水販売のの経営者を４４００万円の脱税で起訴した事件、そして無記名割引債２億４０００万円を申告せず相続税を免れようとした写真家が起訴され、更には税理士資格がないのに確定申告書を作成した記帳代行会社の社長が税理士法違反で逮捕された事件だった。何れも昨年度中の案件だが国税庁ではこの種の事件をその場で報道せずに温存しこの時期少し宛小出しにして納税者の脱税に注意を喚起し申告勧奨を行っている。ニセ税理士まで登場するのは税理士会が我々会員の納める会費から毎年責任政党に奉納する１０億円の寄附金によるものだろうな＾＾。此からも週２回程度脱税事件が次々に報道される筋書きとなっている。

羽生選手の快挙に対して我が国期待の高梨選手は実力の半分も出せずメダルにも届かなかったのは残念だったね:-)。日本人はプレッシャ－に弱いと昔から良く言われて居るが、日本選手も国際化した最近少しはマシになったと思って居たのに高梨選手を見ていると今も少しも変わらなかった、カメラに囲まれスタート台に向かう高梨選手の表情が硬く縮こまって居たのがよく分かり、彼女にしては僅か１００ｍが飛べなかったのは明らかに着地ミスを恐れて躰が萎縮しそれが着地ミスを誘ったようだ。肩の荷が重くて無心にスタート台に立てなかったのが敗因だろうな。８０％の力で勝たなければ第一人者と言えないが彼女にはそれすらもできなかった、幼い彼女を押し潰したのはマスメディアと周囲からの金メダルへの重圧だったろうね:-)。そして存分に滑り金メダル銀メダルを得た羽生選手平野選手との差は競技場に於いて無私の境地に浸ることができた者とできなかった者の差ではないか、「絶対に金メダル」と「ひょっとしたら金メダル」の差は選手にとって天と地ほど大きかったのだ:-)。五輪は明暗のドラマが胸に迫るね。
私も若い頃勝負の世界の端くれに身を置く一人だったが、勝って当たり前と思われる試合が一番怖かった、此処一番で何時も勝って居る相手に良く負けた、その原因は相手が勝てば僥倖と捨て身で向かって来るのに対して此方が安全な着手を選び震えたせいだろう。「勝つと思うな思えば負けよ」古来良く言われた言葉だが将に箴言だね。
五輪出場選手の中には３０位とか３５位なんてのも居るから高梨選手の４位入賞はメダルを逃したとは言え立派な成績であり称讃されるべきだと思う。メダルに届かなかった責めは彼女を孤独に追いやった周囲やマスメディアが負うべきではないのかな。
出場選手についてだが種目があるからと入賞が期待できないレベルの選手達は連れて行くべきではなかったのではないか、彼や彼女達を出場選手に選んだのは多くの競技種目関係者が公費でぞろぞろと金魚のウンコのようについて行くためであり明らかに税金の無駄遣いだ。２０位以下になった選手やその競技関係者からは旅費や諸経費を全額徴収することにしたらどうなんだろうね。
処で平野歩夢選手は４歳からスノーボードを初めたそうだがその頃は未だおむつをして居たとか…:-)、４歳でおむつが取れない子どもって未だ居るんだね＾＾。運動神経なんかとは別なんだね。

先週近畿税理士会の会報２月号に会員の訃報が掲載され２１名が亡くなられたとあった。知人が居ないかと何気なく見たのだが愕いたことに半数以上に当たる８０代が７名９０代が５名だったことだ。８０代９０代での死亡は此の長寿時代に決して愕くに当たらないが会報に掲載されるのは退役者でなく現役の会員に限られるから凄いなと思った。会員であるためには毎年１０万６千円の会費支払いと月１回程度の難解な税法講習会参加が義務付けられるから心身共に健康でなければ会員たり得ないことであり感服した＾＾、私など未だ未だヒヨッコだったんだね。
会報の横の欄には業務廃止の会員名が掲載され年齢は不詳だが３０名に上った、それを見て我々の業界も巷の不景気の煽りをモロに受けていることを実感し黯然とした気持ちに陥ったが現実は厳しいね:-)。

アッコちゃん今年も帝国ホテルのチョコ有難う（＾＾）／

先週の難読漢字の答え
① 遠江　②遠近(音読みではありません)
（とうとうみ）浜名湖の辺り　琵琶湖を近江の国と言ったので遠い浜名湖地方に此の名が付いた、　②（おちこち）　あちらこちらの意

今週の仮名付けの出題
① 為体　②為んがたない　③為人