やっと春が訪れましたね。と謂っても麗らかな小春日和とは程遠く、小雨混じりにほんに寒い先週でした。
仕事に少しの余裕ができました。気に掛かっていた6月の漢字検定もあと三月足らずとなったので2級合格を目指し、そろそろ書取りなどの勉強に取り掛からねばなりませんが、今回は上の孫が中学への受験勉強でパスするため競う相手がなく独学での挑戦となります。
問題集を紐解いて驚いたことには昨年秋の検定試験の解答すら忘却の彼方へ消え去り2級問題集の半分も出来ぬ有様には只呆れるばかりであり昨日など“鋭気を養う”の“気”を“氣”と書いてしまい、出題者の意図は“鋭”であったのでしょうが、気の字が旧字体になるなんて本当に情けなく、“気”は1年生10級の配当漢字80字の一つでありますから孫の若葉に見られていたら嗤われている処でした。(;;)歳は取れば取る程古(いにしえ)の記憶が甦って強くなり、その分新しい記憶の部屋が狭くなって行くのでしょうね。その内なくなってしまうのでは?と怯えております。(;;)
先日日経の片隅に“75歳の女性が関西大学で博士号”と小さい記事が載っていました。何でも毎週2回東京から通って本来は3年掛かる博士課程を成績優秀のため2年で履修を終えたそうです。博士論文など我々には想像もつかぬことでありますが論文の内容は英単語の意味を中国語で解説した英華辞典の分析であり、19世紀に欧米人が作ったものについて系譜を明らかにしたものだそうです。東京から通って学位を得た熱意には頭が下がると担当教授は洩らしたそうですが、彼より彼女の知識の方があらゆる面で上だったので教授が恐れをなした?のかも知れませんね。
英語と中国語にそこまで堪能ならば恐らく外国暮らしか何か相当な学歴教養の持ち主であったに相違ありませんが何と言っても75歳には頭が下がります。それにしても70歳にして日本語すら儘ならぬ私など汗顔の極みですが、考えてみると75歳まであと5年もありますし、税理士会連合会から高齢者は75歳とお墨付きも頂戴(;;)したことだし、私も一念発起して何かにチャレンジしてみようと思いますが、取り敢えず仕事が最優先しますので、まずは漢字検定2級だけはクリアした上で考えてみたいと思っています。
2級も駄目だったりして…(;;)
先週アメリカの悪口を言ったのを聞かれた訳でもないでしょうが、米国防総省は在日米軍基地再編に伴い沖縄からグアムへ海兵隊を移転するについて75万ドルじゃなかった75億ドル払えと日本政府に言ってきました。嘘か真か総額で100億ドル掛かるから75%を負担せよと謂うメチャ虫の良い話です。彼等には自分達が日本を北からの脅威に対して護ってやっているとの驕りから出た言葉でありましょうが、我が国には立派な自衛隊があり北の攻撃には十分に受けて立つ覚悟がありますが、自分達こそこそ北が怖いから日本に基地を置き自国に被害が及ばない策を採って居るではありませんか。我が国に巨額な負担を強いて自衛隊のイラク派兵をさせながらもアメリカは1円も払わずに勝手なことばかり言ってきますが、誰か“いい加減にさらせ!”とアメリカを怒鳴りつける豪傑は居ないのでしょうか。
75億ドルも払うのであれば国民投票に問うべきであり、政府の閣議決定もなく内密にことを済まされるのでは国民は堪ったものではありません。
余り知られて居ないことですが、日米間の密約で沖縄返還に巨額な資金がアメリカに渡されたことは米公文書に開示されており、外務官僚の証言もあるのに日本政府は未だに密約の存在を認めておりませんが、脱税事件で身を滅ぼした金丸信が防衛庁長官時代に“思い遣り予算”なる変な名目で沖縄駐屯基地に支払われることになった多額のお金も或いは密約に謳われていたのかも知れません。“思い遣り予算”なるものはこれまでにナント!総額5兆円にも上るそうですが、沖縄の婦女子が彼等に悪戯(わるさ)ばかりされながら政府がせっせと米軍にお金を払っているのではまるで合点が行きませんよね。813兆円にもなった日本の借金も役人の無駄遣いばかりかこんな詰まらぬことに使われていたなんて思いたくありませんが現実は斯くの如しであり情けない限りではありませんか。
彼等が日本に居るのは我々日本人のためでなく、海外拠点として安上がりだからであり、それが証拠にアメリカの議会で“何故何時までも日本に居るのか?”との議員の質問への国防省役人は“日本が一番安上がりだからです” と答えたそうです。(;;)“思い遣り予算”の経緯について興味のある方は下記のURLをお訪ね下さい。
【米軍「思いやり予算」/このムダ遣いに徹底したメスを】
名前が良いとトクをする見本のような人事が防衛庁で起こりました。先週のことですが陸海空3自衛隊の指揮や命令系統を一元化する統合運用体制に今月末から移行するに当たって政府は先日の閣議で初代統合幕僚長に先崎一(まっさき はじめ)61歳を充てる人事を了承したそうです。実にいい名前ですね。誰よりも真っ先に覚えられる名前のお陰で出世が早かったのでしょう、60歳定年にも関わらず庁内で生き残れたものと思われます。
万一北との戦争になれば安倍晋三を押し退けて“真っ先”に総理大臣にもなれる身分ですから、そうなればアメリカなど当てにせずに“真っ先”に北をやっつけて頂きたいですね。(^^)
裁判での解決金が何故か当事者間ではなく必ず弁護士経由とされていることからこの和解金などをネコババしては訴えられる弁護士が後を絶ちませんが、今度は勤務先への未払賃金の支払いを求める女性依頼者から10万円の着手金を頂戴しながら事件を放置していて依頼者からの問い合わせに対し、“忙しいのでもう少し待って”とか言えばよいのに、第一回目の期日が決まったとか、判決の日が決まったとかよい加減な一時凌ぎの繰り返しが運の尽きとなり、遂には“勝訴した”とまで言わねばならなくなってしまい、200万円を自腹で払って実在の裁判官名を使って判決文まで偽造していた事実が依頼者の裁判所に直接問い合わせた結果判明し、弁護士会から業務停止2年の懲戒処分を受けたと先日新聞の片隅に載っていました。
この石川勝利と名前だけ良い40歳の弁護士さんはどう思って190万円も損をしてまで偽の判決文を作ったのでしょうか。『提訴したと嘘をついた手前引っ込みが付かなくなった』と、この先生は弁護士会に説明したそうですが、『提訴したと思っていたが間違いだった』とお詫びして10万円返せばそれで済んだことでしょうから何だか怪しいですよね。懲戒の理由は勝訴したと嘘を報告したことではなく実在の判事さんを使った偽の判決文だったと思いますが、何故200万円も払ってまでこんなリスクまで負うことになったのか私流にずっと考えていましたら先週になってやっと次のような答えが得られました。
彼はきっとこの依頼者の女性(若い方だったのでしょう)に恋心を抱くようになり、と言っても内気な彼には胸の内を打ち明けることもできずに悶々と悩んだ挙句が、どうにかして彼女の関心を惹くことで彼女の気持ちが自分の方を向いてくれるのではと淡い期待と共に、事件のことなどを聞きたいとの理由で頻繁に逢う機会を作り、彼女の笑顔を見たかったでしょうからその都度美味しい話をしてしまった結果が、公判の日の決まったことや判決日の話になり、やがては勝訴となり解決金まで支払うことになったものであり200万円は彼の彼女への最大のプレゼントだったのでしょう。(^^)
然し女性と謂う生き物は男と違って本能的に異性の自分を見る目に対する鋭い触覚を有していますから、彼女は初めから彼に油断をせずに距離を置いており、やがて次第に彼の言葉に不信感を覚えるようになってきたのではないでしょうか。でなければ200万円に判決文まで貰って誰が裁判所に聞きに行くでしょうか!女性の鋭い第六感に気付かず芝居を続けた彼が愚かだったのです。
この先生は年齢からして既に既婚者だったと思いますが、そんなに好きになったのなら妻と別れるから結婚して欲しいと彼女にストレートに迫れば良かったのです。断られても弁護士の2年間停止など論外であり、10万円返金すれば済むことだったのです。弁護士さんの本当の気持ちを聞かされては弁護士夫人も悪くありませんから、この女性ひょっとしたら気持ちが変わったかも知れませんよ。(^^)
弁護士資格停止の経緯から、彼の奥さんはこれも女の勘で真実に気付いたに相違ありません、きっと離婚訴訟が起こされるでしょうし、そうなればこれまで築いてきた全てを失うことになりますが、世に恋は盲目と謂いますが不惑にして恋に惑うこの内気な弁護士さんも考えてみれば可哀想でしたね。200万円も結局戻ってこなかったのではないでしょうか(;;)
何時の世も男は純情、女は強(したた)かですね。
女子プロゴルフも2週連続してお休みとなります。今週末さくらちゃんの始球式を楽しみにしましょうか。当日雨で中止だったりして…(;;)
始球式と謂えば昨日はパリーグの開幕日であり、フィギュアスケート金メダルの荒川選手も西武球場で初の始球式登場となりました。札幌ドームでは日本ハムの新庄選手がハーレーダビッドソンに乗ってセンター守備位置入りし、そのパフォーマンスには球場は大歓声に包まれたそうです、但しハーレーはソロでもサイドカーでもなく普通免許で乗れるトライク(三輪車)だったのにはガッカリでしたね。彼にはソロやサイドカーではまるで操縦の自信がなかったのでしょう。大型二輪免許を持ってなかったりして…(;;)
大相撲春場所も終わって見れば際どい乍ら何時もの朝青龍の優勝でしたが、これより三役では魁皇、千代大海、栃東と日本勢が外人相手に勝ち名乗りを挙げ気を吐きましたね。白鵬は優勝するにはあと僅かに器量不足の感がありましたが、朝青龍を超えるのは時間の問題でしょう。
それは兎も角として幕下の沢井豪太郎はどうしたのか!