愈々11月も最終週を迎え、雨に混じって師走の風が舞うようになり忙しない年の瀬を迎えようとしていますが、皆様は風邪を引いていられませんか。私は年末調整の準備で大忙しの毎日ですが、この歳では朝夕の漢字の勉強を一日忘れると元の黙阿弥となるために決して欠かしてはならず、ネットでの囲碁対局も儘ならぬこの頃です。
先日の新聞で今話題の年金について政府は年金の実態調査を纏め発表しましたが、ナント!民間の方が公務員より年金給付が多いという奇妙な結論となって波紋を呼んでいます。
人事院とて公務員ですから、手前味噌になるは当然でしょうが、民間の比較対象会社を企業年金の高額な会社に特定して居る処にカラクリが潜んでいるようです。公務員と民間の比較は厚生年金と共済年金だけを比較することなく、退職金の一部とされる企業年金をも含めた民間企業を恣意的に選んだ形跡が強く、本人拠出分の少ない公務員の共済年金が厚生年金より少ない道理がありませんよね。
更に公務員には天下りと謂う恩典があり、民間人の再就職は運良くできても嘱託扱いで給与は退職前の60%乃至50%あればオンの字であり退職金はなしと謂う決まりですから、天下り後の高給と更に二度目三度目の退職金が追い掛けてくる天下りの連中との格差は格段のものと思われこの辺りを何ら考慮せずに行われた官民比較は国民をコケにしたものと謂うべきでしょう。元々この調査が官優遇の年金制度にメスを入れ此を是正すべく行われた調査ですから、此を阻止すべく各省のトップからの人事院への揺さぶりは凄まじかったものでしょう。このまま行けば来年度の年金一元化の議案提出も危ぶまれ、共済年金に更なる税投入と謂う国民不在のシナリオができあがるやも知れません。一体何のための調査やったのやら、国民の願望が無惨にも一度に打ち砕かれた感が致します。こんなに官の横暴が罷り通る背後には政治家が不勉強で何時も官庁事務方のシナリオ通りの国会審議しか行われず、政治家が自身の信念を有さず官僚のロボット化した結果でありましょう。驕れる官僚達に対する在野からの“草茅危言”が待たれます。平成の大塩平八郎は居ないのか!
今日の話題は保険料の矛盾撞着です。うちの車は給油が年2回程度で年に500キロも走りませんが、ソニー保険など計算が合理的で年間走行キロ数で保険料が決まるようで保険料がベラ安になるので数年前喜んで申し込んだら業務用はダメと断られました{%naku_a%}。家族中で騒ぎ乍ら雑踏の街中へ又は郊外の大型店へと買い物に行くのも楽しいでしょうが、そんな日曜ドライバーより3日に一度決まった路をちょこちょこと走っている方が事故率が圧倒的に少ないと思いますが、保険会社の頭が硬くて約款なんてまるで柔軟性に欠けており、役所の法律そっくりだと思いました。然しよくよく考えてみれば保険会社の規則は昔大蔵省保険局の馬鹿な役人共が検閲して決めたものでありましたよね{%gomenne%}。金融庁には保険金の未払ばかりでなく、この矛盾撞着の甚だしい保険料を見直す役人は居ないのでしょうか!金融庁のキャリア役人の乗る車は公用車で自分の懐とは無縁ですから誰もこの保険料のちょっとしたカラクリに気付かないのでしょうね{%gakkari%}。
先月うちのボロ車に今年も任意保険の改訂のお知らせが来ましたが、ナント!保険料が2000円も上がって居るではありませんか。過去に貰い事故はあっても当方が事故を起こしたことは30年以上ありませんからずっと60%割引(90%割引はできんのか!)であり免許証もゴールドでしたので、値上げされる憶えはなく驚いてお知らせの中身を読むと何でも私と同種の車の事故の比率によって保険料が上る仕組みになったとか…{%komaru%}。昨今騙しの保険金未払いで金融庁にお灸を据えられている損保会社がワル智慧を絞って新手の手法を考え出したものと思われます。腹が立ったので他社の保険も色々調べましたが、保険料の自由化など表面上の釉薬(うわぐすり)であり、何処の損保も答えは同じでありました。此ってある意味の“談合カルテル”ですよね。
それにしても同種の車の事故が他車より多いだけの理由で一般の善良なテラノの所有者が保険料の影響を受けるなど如何に考えても合点が行きません。事故を起こした車の所有者から多く保険料を取れば済む話ではないのですか?以為(この言葉は最近毎週使われていますが便利な言葉です{%ureshii%})私のテラノなど過去の車で現在は販売されていませんから、保険会社も大胆な料金値上げが打ち出せたものであり、万一クラウンやシーマの事故率が高くても保険会社はメーカーに気兼ねして絶対に保険料を上げないと思いますが皆様は如何思われますか。これって明らかに差別ですよね。或いはムラーノなどへの買換を誘う日産の陰謀も加わってのものかも知れませんね。金融庁さんは事故率の実態調査はしたのか!
余りの義憤を感じたため毎日新聞にメールで投書したら23日全国版“みんなの広場”に採用されました。{%ureshii%}
新聞社も投書を鵜呑みに登載した訳ではなく、大阪支社から電話があり数日掛けて種々保険料の調査をされたらしく、私の投書のウラを取られた如くでありました。矛盾撞着や牽強付会などの四字熟語も読者には難し過ぎるからと訂正させて欲しいととやんわり引導を渡されてしまいました。{%akkanbe%}
投書が採用されると図書券2000円が送られてきますから、孫達の良いクリスマスプレゼントになります。そう謂えば昨年も丁度今頃漢字検定の投書が採用されて頂戴した図書券をプレゼントして孫達に大喜びされたことを想い出しました。{%ureshii%}
女子プロゴルフは愈々本年最終戦を迎えました。期待の横峯さくら選手は4日目もトップ発進でしたが、諸見里選手の猛追に一時は1ストローク差まで追い上げられ乍らマイペースを保持し、逆に1打差に迫った諸見里選手に気負いが出てショットが乱れ最後は11アンダー7打差での圧勝となりました。これで賞金ランキングも3位まで昇り獲得賞金9660万円はお見事と言う外ありません。{%cracker_a%}
心配なのはこの大会に優勝すると3年間国内ツアーのシード権が与えられるので、さくらちゃんが来年アメリカツアーに挑戦するのではないかと謂う懸念ですが、私始め多くのさくらファンを悲しませないためにも彼女にアメリカに行って欲しくありませんよね。折角女子ゴルフ界が隆盛期に入った今藍ちゃんとさくらちゃんを欠いた国内ツアーでは人気者不在で空洞化し再び低迷期に入るのではないでしょうか。男子プロゴルフ界が喜んだりして…{%shiranai%}。