愈々お正月の松の内も明日までとなりました。今年は喪明けのため何処へ出掛けても“お目出度う御座います”のご挨拶に対してお返しができずに困りましたが、それも明日限りで解放されることになるのでホッとして居ます。{%ureshii%}
松の内が過ぎると愈々確定申告の前哨戦の始まりです。確定申告については昨年秋より上からの命令だと思いますが税務署の電子申告(所謂 ETAX)に関する慫慂が凄まじく、我々のようなちっぽけな会計事務所に迄わざわざ所轄署の個人課税部門の統括官が来訪されての勧奨ですから無碍にも断れず頭が痛くてなりません。
国税庁は人員を増やすことなく今の納税者自主申告体制を維持して行くためには、現段階では税理士の協力なくしてはどうにもならず、それもどうやら限界を迎えているようであり、ETAXの導入により少しでも省力化を図ろうとしていますが、収入が増えた訳でもないのに国民保険料が10倍にもなった年金生活者にETAXのためにパソコンを買えとも言えず、改竄防止を受けた住基カードを取得した上で電子署名が必要など手続きの煩雑さや費用の負担も馬鹿になりませんから利用が低迷しており現在の利用率は1%以下とか…{%tohoho_a%}。仕方なく国税庁では税理士に納税者に変わって電子申告をさせようと考えているようです。5年も前から電子申告が常識となっているアメリカに倣ってのものでしょうが、できたてのほやほやの電子申告に関しては税務署税理士共に知識能力不足であり、国税庁や国税局が躍起になって居ますが税務署、税理士、納税者三者共に“笛吹けど踊らず”の状態であり、現在の普及率では先行きが案じられますから国税庁が目標としている10年度まで50%の普及はまず無理でありましょう。我々税理士も初期投資費用も馬鹿にならず確定申告で多忙な時期に電子申告を学習する時間もありません。税収の関係もありましょうが、青色申告控除のように、ETAX所得控除50万円とか税額控除10万円でも創設すればお得意先にせっつかれて我々税理士も電子申告に本腰を上げねばなりませんが現在の処、税額控除僅か5000円では我々の吐き出しも良いとこであり、お得意先の顧問料を年額5000円安くしてあげた方が遙かに得策でしょう。(^^)国税庁推奨のETAXもかような有様であり当分は産みの苦しみから遁れられないようですが、少しだけ良い処は医療費の領収書はETAXでは送れないので、パソコンに記入しての送付となりますから、此までのように己が支払った領収書(1年後焼却とか…{%komaru%})を税務署に取られてしまうことがなくこれまでより少しマシですよね{%warai_a%}。果たして電子申告は今後国税庁の目論見通りの利用が見込めることやら…?
10年前三重県志摩半島上空でおこったJAL名古屋行き便が乱高下して乗客乗員14名が負傷し、内半年して1名が死亡した痛ましい事件で先週名古屋高裁は同機の元機長に対し無罪の判決を言い渡しました。密室内での自動操縦解除の判断については立証責任のある検察側も操縦技術に関しては門外漢であり、弁護側に対し反論する知識の持ち合わせがなかったことが不幸を招き、道義心の持ち合わせのない鉄面皮の元機長達を威張らせる結果となったものでしたが、被害者側を苛立たせているのはこれだけの事故を起こしながら、機長が一度も病院に被害者達の見舞いにすら来なかったと謂うことです。半年後病院で亡くなられた谷口敦子さんはこの飛行機の乗務員でしたから元機長とは当然顔見知りであったでしょうに、凡そ一般社会常識では考えられないことですが、控訴審の判決後谷口さんのお父様の話では実際に来なかったことは事実だそうですから、遺族や被害者達が激高するのも無理はありません。
どうしてこんな非常識な男が多くの命を預かる日航の操縦士になれたのか不思議でなりませんが、恐らく本人の道義心の欠如と、謝れば罪を認めたことになるアメリカ流の考え方を弁護士から吹き込まれこれ幸いと鵜呑みにしたものであったに違いありませんが、それと此とは全く別物であり、自分の操縦技術に自信があれば謝らないにしても”お気の毒でした“と花束の一つも抱えてお見舞いに行くのが人の倫(みち)と謂うものだと考えますが、一体からこの元機長は人の命を何と考えているのでしょうか。自己保身も此処まで来ると見苦しいですよね。百歩譲って事故が機体の故障によるものであっても天災によるものであっても、彼には人の命を預かった責任がありますから、それに思い至らない彼は所謂欠陥人間の最たる者だと考えます。会社が事故の賠償を金銭ですればそれで全て解決と考えているなら人間失格も良いところであり、通り掛かりの川縁で溺れて助けを求めている人を見て放任するよりもっと酷い行為でしょう。こんな無責任男に大勢に命を託すことのないように、此から交通各社は操縦士の採用に当たっては運転技術以上に徹底した倫理教育が必要だと考えます。
これまでに不測の土砂崩れにより、傷ついた我が身を犠牲にしてまで乗客を救った鉄道運転士や、海難事故で乗客乗員全員をボートに移してから自身は沈没する船と運命を共にした船長など過去に多くの事例が報道されていますが、それが人の倫(みち)というものです。こんな時にでも彼なら阿鼻叫喚の乗客を放置して足を引き摺りながらでも縋る乗客を振り切ってまで単身ボートで逃げて行ったことでしょう。{%ikari%}
控訴審判決後彼は今回の事件について”事故に遭われた方々には申し訳なく思っているとの反省の言葉もなく”起訴は冤罪の温床になる“と批判して盗人猛々しく己が罪を認めない日航高本孝一元機長!貴様など地獄に堕ちれば良いのです。そして検察は上告して彼を実刑に追い詰めて下さい。それでもダメなら被告団は損害賠償の民事訴訟を起こして高本元機長から全財産を毟り取りましょう。そうでないと亡くなられた谷口さんが永遠に浮かばれませんよ!谷口さんも無念を晴らすべく悪霊となって高本元機長に取り憑き六道輪廻の世界に誘(いざな)ってやったらどうですか。取り憑かれてから元機長懲役刑の方がずっと良かったと後悔し、臍(ほぞ)を噛んでももう遅いでしょう。これがこの不実な男に最も効き目があることかもね{%warai_a%}。
その昔南極越冬隊が余りの悪天候にカラフト犬15頭を南極に置き去りにして帰国した宗谷丸をご記憶の方は居られるでしょうか。今から48年前の今日1月14日は翌年再び宗谷丸が南極を訪れたとき奇跡的に生きていたタローとジローが発見された日です{%ureshii%}。
あのときばかりは日本中が沸き返りましたよね。あの感動は未だに忘れられません。ご記憶のない方は次のHPをどうぞ…
20世紀を歩く
☆1958年・タロー、ジロー生存☆

でも宗谷丸はでかい船ですから人間だけ収容してどうして15頭の犬が収容されずに置き去りにされたのか解せませんよね。本国から防衛庁(当時あったのかな?)のアホな事務官僚の愚かな指示が招いた不幸な出来事だったのでしょう{%naku_a%}。
さくらちゃんのゴルフが始まるまで暫くの間私自身の勉強も兼ねて“漢字クイズ故事諺篇”を1週1問宛始めることにしました。皆様もどうか参加して下さいね。
今週の問題
『“ユズ”の木に裸で登る』
カタカナを漢字にし、更に文章の意味を答えてください。
答は来週発表します。