先週から沖縄地方など梅雨入り宣言となりましたが、梅雨に入ったかどうか何が基準で決められて居られるのか、時々梅雨明け宣言など出ずに有耶無耶にされる年がありますが、ひょっとして気象庁の連中が交代で下駄を抛り投げたりして決めているのかも知れませんね(;;)
先日インフルエンザ騒ぎ酣(たけなわ)の頃仕事で三宮に出掛けたのですが、電車も街もガラガラでセンター街の人影少なく、お昼にセンタープラザの地下で昼食を食べたら小さいカレーショップは食事が終わるまで私一人しか客が居ず、客の私と店員さん共に寂しい一刻でありました。(;;)道行く若い人は皆マスクをしているのに年寄りは殆どマスクなしであり、お年寄りは免疫で罹らないとの間違った報道によるものでしょうか、帰りの電車内で前に座っているお母さんが1歳位の嬰児に一所懸命マスクを掛けようとされて居り、マスクが大き過ぎて耳まであり、紐を後頭部を一周りして反対の耳に掛けようと努力されて居ましたが、人間の耳は反対からは引っ掛からない仕組みのため已むなく外れないように手で押さえたりして居られました。赤ちゃん用のマスクなど作られて居ないからでしょうね。(;;)
九州福岡で3年前の8月に起こった福岡市吏員の泥酔による追突3児死亡事件の控訴審が先日福岡高裁であり、一審判決が覆され目出度く被告は危険運転致死傷罪で懲役20年が言い渡されたことは皆様ご存じの通りです。
然し、熟(つらつら)考えるに此の被告が時速100キロで被害者の車に追突するまでブレーキ一つ掛けて居なかったことや、事故後逃走して友人を呼び出し大量の水を呑んで酒気を払おうと試みたことは明らかに自らの酩酊運転を立証するものであり、更に被告は口先だけで謝罪しその実、被害者が急ブレーキを掛けたとか、居眠り運転をしていたなどと被害者に過失があったが如き発言の繰り返しは余りにも見苦しく、此の加害者の人格を疑われる処であり行政の役人とは斯くも非道なものかと憤りを禁じ得ず、公僕であるべき公務員であるが故に罪が更に加重さるべきものと考えました。危険運転致死傷罪とは最近できた法律で我々には耳新しいものですが、酩酊して時速100キロ走行による死亡事故は、謂わば“未必の故意”であり、こんなはっきりしない法律より殺人罪を適用できないものかと思慮し、さすれば3人も亡くなって居れば死刑にだってできたと思いますが、懲役20年は如何にも軽きに過ぎる判決であり、彼は10年余り経てば仮釈で娑婆の土が踏めますから、幼(いとけな)い3児が永遠に帰らぬ被害者大上さん夫妻には耐え難い判決であったであろうと無念に思いました。
加害者に僅かでも他人(ひと)の気持ちを思い遣る心根があれば、3児の霊前で潔く腹を切って自裁し罪を贖うべきが人の倫(みち)ではなかったでしょうか。然るに加害者は被害者の心情も顧みず量刑不服と上告するなど神をも恐れぬ行為です。最高裁の判事達には高裁を上回る量刑判決を期待して已みません。
私は生まれてからこの歳になるまで、兵庫県の中西部にある播磨地方で生まれ育ちましたが何故か播磨地方に限って“播州”と呼ばれて居り、古くは室町時代の節用集(当時の国語辞典)に既に“ばんしゅう”とあったそうですから古来播磨の国は播州と呼ばれることが多かったようです。JRでは同名の地名の駅名が存在する場合新しい駅名には旧国名を付ける不文律が有り、此の近辺でも摂津本山とか播磨高岡などが存在しますが、赤穂も長野県伊那地方に赤穂と謂う駅が既にあったため赤穂線が開通したとき播磨赤穂と付けるべき処、忠臣蔵に肖ってのものか、或いはゴロが悪かったのか例外的に“播州赤穂”と呼ばれるようになったこともあって播磨地方を播州と呼ばれることが多くなったようです。他の地方でも信濃の国の信州や長門の国の長州そして紀伊の紀州など別称の方が有名な処がありますが、何れもJRの駅名では“信濃…”“紀伊…”と決して“州”が付きませんから播州赤穂のみ例外的な扱いであったことが分かります。
皆様は“百姓読み”なる言葉をお聞きになられたことがありますか?私はこの歳になるまでこの言葉を知りませんでした(;;)。此の私が初めて耳にした”百姓読み“の由来でありますが、或る書物に拠れば播州の播の音読みは“ばん”ではなく正しくは播種(はしゅ)や伝播(でんぱ)の“は”であって決して“播(ばん)州”とは読めないと書いてありました。然らば“は”が何故“ばん”と呼ばれるようになったかの疑問に対して碩学者の説明は、昔から無学な者がその字の“旁(つくり)”の部分だけを読んだために“百姓読み”と謂ったとのことです。成る程手偏を除いた“番”の音読みは“ばん”としか読めませんよね。
然し、室町時代から明治時代に至る間無学な百姓は平仮名すら覚束なかったでしょうから漢字の旁が読めたと謂うことは将(はた)面妖な話であり、“百姓読み”は一体から誰が言い出したのか、単に高等教育を受けながら少しも進歩しない無学な者をバカにして付けられた言葉ではなかったでしょうか。私が小学校(正確には国民学校)に上がった頃最初に先生に教えられた言葉は“ご飯の前に私達にご飯を食べさせて下さる天皇陛下とお百姓さんにお礼を申しましょう“でしたから、食事の前には小さい手を合わせて目を瞑(つぶ)り”天皇陛下様お百姓様有難う御座います“と唱えたものです。百姓読みとの対比に於いてあれは一体から何だったのでしょうね?お百姓さんも喜んでよいのか、悲しんで良いのか複雑な心境でしょう。(;;)
“百姓読み”には他にも“垂涎”(すいぜん)や“絢爛”(けんらん)など“すいえん”や“じゅんらん”がその代表とされて居ますが現在では播州の“ばん”を含めて何れも全てが慣用読みとして認められ、漢検辞典には上記3つの“百姓読み”が音読みとして立派に記載されていますから、最早何れの熟語読みも立派に市民権を得たようですが、歴史のある”播州“は兎も角として垂涎や絢爛は明らかに誤りである読みを辞書に採用することを容認するなど言葉の乱れを助長する文科省も愚かです。現在”早急”(さっきゅう)を正しく読むのはNHKのアナウンサーでも半分位であり、国会議員が国会答弁で“さっきゅう”と読んだのを嘗て一度も聴いたことがありません。私は中高生の頃此の熟語の仮名付けで×点を貰ってから、“そうきゅう”と発音したことがありませんが、常用漢字が幅を利かす昨今慣用読みなる勝手な言葉を用いて変な“読み”がゾロゾロ出現しましたから故白川静先生も泉下で言葉の乱れを大いに嘆いて居られるでしょうね(;;)。
“百姓読み”で難解なものには“病い膏肓(こうこう)に入る”が“こうもう”と誤読されて有名ですが。流石に“肓”の字は漢検辞典でも“こう”の読みしかなかったには感心しました。皆様もRとLの発音もロクにできぬ英語などにかまけていないで、漢字の読み、それも漢音読みと呉音読みはしっかりと憶えましょうね。自分の通っている学校を関西学院(かんさいがくいん)と読んで恥を搔いた生徒が居たそうですよ。関西学院はクリスチャンの学校ですから、(かんせい)と読み、坊さん言葉と謂われる呉音の西(さい)とは死んでも読んではいけないのでした。
先週神戸へ仕事で出掛けたときのことですが、お得意先の社長に乗せて頂いてメリケン波止場の南向き信号で止まっていたら、前の国道2号線でピッピーと警笛が鳴って赤い旗が振られ、白いスポーツカーのカップルが哀れ交通取締り鼠取りの犠牲(いけにえ)となりました(;;)税関前からの西行きは直線で見通しも良く時差信号だし一気に神戸まで…と意気込んで前しか見ていなかった処を上手く警察に裏を搔かれたようです。“他人(ひと)の不幸は蜜の味”と昔からよく謂いますが30年前私自身がハーレーで格好良く走っていて、鼠取りに格好悪く捕まっていた頃を思い出し、久し振り他人の不幸に快哉を叫んだものでした。(^^)
中京TVブリジストンレディースで横峯さくら選手は初日から調子が出ず11位タイで惜しくも連続トップテンを逸し8試合のタイ記録に終わったのは無念でした(;;)
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