安倍晋三首相は1日、通常国会の閉幕を受けて記者会見し、来年4月に予定していた消費税率10%への引き上げを、2019年10月まで2年半延期することを正式に表明しました。
消費増税延期の是非については「参院選を通じて国民の信を問いたい」と述べています。
参院選について、6月22日公示、7月10日投票になる予定です。
今年4月に国税庁が二色刷の印刷物で軽減税率制度の導入を来年4月とすると発表したばかりですが、政府のおかげでまさに朝令暮改です。
平成28年6月4日現在、国税庁の軽減税率に関するホームページは現在三行が冒頭に加わっています。
お知らせ
平成28年6月1日、安倍内閣総理大臣は、消費税率の10%への引上げ及び軽減税率制度の導入時期を平成31年10月とする旨を表明しました。
こちらのサイトに掲載している情報は、現在公布されている法令に基づくものです。
なお、軽減税率の規定自体は内容を替えず二年半遅らせて2019年10月から実施されることで自民党と公明党の間で合意が成立しています。
軽減税率に関わる事業者や税理士も既に設備投資を開始していますが、一旦無駄になってしまいました。
これもみんなアベノミクスの失敗のせいです。
もうそろそろ東京都知事だけでなく、日銀総裁も首相も替え時ではないでしょうか?
7月の参議院選挙がその機会になれば良いのですが。