暦の上では昨日から夏を迎えることになって居るが、実際にはとっくの昔に真夏が到来しているし、もう梅雨がやってきたようだ、それにしても今年は春が少なかった:-)。
昨年の夏お得意先から頂戴した胡蝶蘭の花の色がとても綺麗だったので、花の終わった後栄養剤など与えて冬の間午前中だけ日の当たる事務所の玄関カウンターで丹精籠めて居たらこんなに沢山花を付けた^^、先週最後の蕾が咲いたから咲き始めから1月半にもなる。50近く花を付けているので株を労るために切り花にしたいと思うが、この姿では不安定でどうにも花の重みで花瓶が倒れそうなので可哀想だが此の儘咲き終わらそうと思う。後一月くらいは咲き続けるだろうな^^。

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日経ビジネス好評連載、挫折した経営者達を取材した「敗軍の将兵を語る」を読んでいたら悍(おぞま)しい記事が目に入り愕いた。九州遠賀タクシー社長の談だったが、福岡県遠賀町にあって40年以上も平穏無事に営業を続けて来た遠賀タクシーが顧客の利便を図るために九州運輸局へ運賃が半額近くとなる会員制ハイヤーを申請しようとしたら九州運輸局から「運賃相場を乱すから」と申請の受取を拒否され、申請者側に何の落ち度もないため紆余曲折を経てやっと受理されたが、その後、根も葉もないことを理由に運輸局の迫害が始まり、更にはあることないことを論(あげつら)われ本年1月遂にはタクシーの免許まで取り消されたのだ:-)。取消の理由は許可外地域での営業だそうで1か月に1万3千件ある乗車件数の内僅か2件で、売上に対する割合は0.1%に過ぎない:-)。地域外営業は何処の会社も多少はあることで、例えば地域外で降車した客が10分したら戻るからとか言われて待たされた場合、待ち料金が気の毒なので良心的にメーターを落とすと其の時点で、其の客の帰りの乗車は地域外となって違法なのだ。良心的にしたことが運輸局に通報される道理もなかろうから、同業者が仕組んだ卑劣な罠に嵌められたに違いないが其の知恵を授けたのはきっと九州運輸局だろう。日経の調査に拠れば何故なら北九州タクシー協会の専務理事のポストは歴代九州運輸局の指定席とされて居り、九州運輸局がタクシー協会の要求を蹴飛ばすことは、高給と運転手付きの車、更には多額な交際費予算まで添えられた天下り先を一つ失うことになるから絶対に逆らえない環境が予め設定されているのだろう:-)。私利私欲とは良く謂われる言葉だが、世にも恐ろしげな世界だな、省益とは謂うが局益だってあるんだ、魂消たな、タクシー協会から値上げ申請をする際にはきっと専務理事がお出ましになるのだろう。値下げをする申請がその業界の利害を損ねる処から、申請した会社の命取りになるなんて中国の役人の賄賂のことなど嗤っても居られないよな:-)、殆ど同じ次元の話であり少しも変わらない、一番コケにされているのは遠賀周辺の住民だったろう、現在遠賀タクシーは免許取消行政処分撤回を求めて係争中だが裁判が終結するまで取り敢えず営業はできるそうだから遠賀地域の住民達は遠賀タクシー以外のタクシーの乗車を全て逆乗車拒否してこの会社を救ってやって欲しいと思う。さすればタクシー協会加盟の連中も音を上げて遂には運輸局上がりの専務理事を追い出さざる羽目に陥るのではなかろうか。マスメディアも運輸局とタクシー協会の癒着と協会専務理事のポストの経緯を大々的に報道して裁判所が公正な判断を下せるように、更には運賃値上げ(或いは値下げ反対)の元兇である天下りポストの廃絶を訴えて欲しいと思う。役人と業界の癒着なんて柵(しがらみ)は世の中からなくなりはしないが、皆が声を大にして不正の温床を糾弾すれば、正義の声も何時しか叶えられるのではあるまいか、この事件からいみじくも彷彿されたのは宅急便を創設したヤマト運輸の故小倉昌男社長が運輸省(当時)郵政省(当時)達の迫害から身を護るために彼等を相手取り命を賭して勝ち取った多くの戦いだったな。ガンバレ!遠賀タクシー^^、

それにしても日経の取材に対して九州運輸局自動車交通部旅客第二課課長西正博の必死の弁解は面白かったな^^、「意地悪して事業許可を取り消したと謂うことは絶対にない、法規に則って淡々と処分したまでだ」そうだ:-)。語るに落ちるとはこのことである、どうして役所言葉に「意地悪」なんて出てくるのかな?他の会社には構わずに遠賀タクシーにだけ毎年運賃認可申請書を提出させ其の申請書に対する監査を行っては重箱の隅を穿って灰色を黒だと言い募って違反点数を累積させて、究極道路交通法に定める許可取消ラインの81点以上に達せしめ思惑通り営業許可を取り消したのだが、此が意地悪でなくて何なんだ、物凄い執念だな、それって、「淡々」じゃなくて「侃侃粛粛」じゃないの?
地方運輸局の課長ならきっと地方の二流大学出のノンキャリだろう、遠賀タクシーの社長が高卒だと思って居たら、早稲田の政経出身だったのを知って余計嫉妬にトチ狂ったのではあるまいか^^。

先週の誤字訂正の答え
先々週遭遇したが、年寄り女の焼持ちって怖いなあ、(焼き餅)でした

今週の誤字訂正の問題
趣好を凝らした歓待をする

今週のご教訓カレンダー
「瞼の母」→「ブタの母」 肥え過ぎ