梅の花が匂う3月になって確定申告の終盤戦に突入致しました。巷を賑わした昨年度の定額減税は、本人と家族一人当たり所得税3万円と住民税1万円の控除となります。課税所得195万円までの方では所得に換算して60万円が無税になるので低所得者層には大きい特別減税だと思いました。一方税金の納付が3万円以下の方やゼロの方に対しては、減税相当額の給付金を支給して税の不公平をなくす施策を取ったことは好感度大でしたね^^。

 

世の中は世界的な食糧危機が叫ばれて久しいのですが、可能性があると政官財の各方面から注目され期待されたメディアにも引っ張り凧であったスタートアップ企業が昨年末に心無い人たちの誹謗中傷によって敢えなく倒産しました🤬/。不運に見舞われたのは徳島大学の研究を基に四国で食用コオロギの生産や商品開発を目指していた「グリラス」社でした。大企業との提携が次々と決まって居た筈だったのにどうして倒産してしまったのか?

原因は高校の給食にコオロギを使ったことを聞かされた無教養で無分別な父兄達からの抗議が殺到して「グリラスが無理やり子供たちにコオロギを食べさせた!」と騒ぎが大きくなりました。メニューを生徒達が考えたものであるにも関わらず炎上して会社には嫌がらせの電話などが殺到して収拾がつかなくなっての倒産だったのです🤬。

昆虫食は国連食糧農業機関が13年に出した報告書が契機となりました。報告書では世界中で少なくとも20億人が1900種類以上の昆虫を食べていると推定し、世界人口の大幅な増加が予想される中を昆虫は有望な食糧になる得ることを指摘し、食糧危機が我々にも必ず訪れることを予測して政府がバックアップし2兆円の補助金を交付してのものでありましたが、国も補助金は出すがあとは知らん顔…🤬/と、世界の食糧事情や昆虫食の必要性とそのPRを十二分に住民たちに周知することを感(かま)けたことが此の会社を倒産に導く事件に誘導したのでした🤬/。

現在我が国の食糧の現状を顧みるに未だ食糧が不足しているという認識が余りなくて、逆にフードロスの削減に取り組むべきことの方が大きく提起されて居ますからコオロギの食用化の研究は兎も角、実施に就いては些か時期尚早だったのではなかったか?と私は思いました。

因みにこのコオロギは暖かい南部の中国産であって「ふたほしコオロギ」と言う種類であり飼育がメチャ簡単で、20年余り前のことになりますが、当時はイオンの3階のペット売り場にて廉価で幾らでも購入できましたが、本来の目的は大型熱帯魚の餌用だったのです(;;)。此のブログで幾度も取り上げたことがあると思いますが、幅60cm高さ30cmメダカ用の水槽に草などを敷いてコーロギの隠れ家とし、餌として八百屋さんでゴミにされる白菜やキャベツの汚れた外皮などを頂いて来て鮮度のあるうちに少し宛与えておくと「ルルルルル…」と、夜昼なく可愛い声で鳴き、卵を産んでは1週間で子供達が生まれて親が死んでゆくパターンでしたから、水槽内の清潔と保温(室内であれば常温で可)にさえ注意してマメに草を取り替えることさえ忘れなければ冬でもコオロギが死に絶えることはありませんでした。

然し当時キリギリスが産卵し孵化して鳴いていた庭に此のコーロギを放すとどうしても環境に慣れなくて死に絶え、幾度挑戦してもダメでした。恐らく昼夜の温度差が大きくなり過ぎるのが原因かな?と私は考えたものです。
昆虫食の問題提起に対して私は大いに賛成であり、恵まれた食生活に慣れ親しんだ国民も将来の人口問題と、資源が枯渇した際の食の問題に付いて真剣に討議すべき時期が今将に到来して居るのではないかと深く私は思いました。

 

みずほ銀行が貸金庫問題について元女性行員が貸金庫の鍵を扱う立場を利用して金庫から盗んだ現金被害額がナント!6600万円にまで上ることを明らかにしました🤬/。発覚当時「貸金庫に現金を隠す人が居るんや」と私は驚いたものです。勿論預金だと相続税対象になることを恐れた脱税を目的としたお金であることは貸金庫のお金には決して利息が発生しないことから明白です。

事件が明るみとなった19年当時の貸金庫事件を非公開にした理由についてみずほ銀行は「一部のお客様から公表を望まれなかった」と釈明しましたが、預金者の味方である銀行にとって国税局は憎い宿敵でもあって顧客の味方に付くのは当然です。今回貸金庫が相続税逃れに利用されていることを知って国税庁も新たな手段を模索すると思われますが、貸金庫利用は毎年4月に年間使用料が預金口座から引き落とされることもあり、税務署に筒抜けとなりますから今後は隠した現金を巡って資産家と国税局との知恵比べが始まることでしようね🤬/。

 

先週の読めそうで読めない字    心張り棒を支(か)う

今週の読めそうで読めない字   (只管)平身低頭する