一月もあっという間に最終週に入りましたが、小生本年数えて91歳に達したことは唯々驚くばかりであって此れまで多くの友の訃報に接しながらも良くぞ此の歳まで生き存え日常生活が不自由なくできることは天佑ではないか…と感無量の思いです。幼い頃から粗食を厳しく仕付けられたは唯々両親に感謝せねばなりません。

 

今月出来した事件と言えば、何と言ってもフジテレビ事件であって元ジャニーズの一員であった中居正広の驚嘆すべき女子アナ暴行事件が発覚したことに尽きると思います🤬。斯くなる重大事件を漫然と見過ごしてきたフジテレビが最大の顧客であるトヨタを筆頭とする殆どの広告主から先週打ち切りの絶縁状を突き付けられる仕儀に至ったのです。当然の報いとは言え原因は偏に一部のメディアにのみ限定した記者会見を行ったフジテレビ港社長の「事実を秘匿隠蔽し更に自社の非を認めようとしない不遜な態度」でありました。

事件は事件にフジテレビのA社員が深く関与して居るのではないかと『週刊文春』が16日に報じた9000万円慰謝料事件を受けて、17日午後フジテレビの港社長が重い腰を上げ「記者クラブに加盟する新聞社やテレビ・ラジオ局のみに参加を認め、生中継や生配信も認めない…」と、高飛車な態度で記者会見を致しました。何処でも社長となれば容姿や立ち居振る舞いに相応の風格が滲むものですが港社長は庶務係長がやっとと思える貧相な風貌であって此れが天下のフジの社長か?…と視聴者の失望と嘲りを招いたと思われます。厳しく制限の掛かった記者会見でしたから、部下の為、出(しで)かした罪状を意識した上でのものであったとも思われず、港社長は弁護士と有識者を中心とする第三者委員会の設置を表明しその調査の結果を待ちたいとして、社員の関与など事案の詳細については詳細な言及は避けました🤬。何も知らなかったことにして逃げるつもりのようですが、悲劇の当事者である事件当時フジTV社員であった渡辺渚さんに9000万円?も支払ったから、もう公明正大であると公言した下手人の中居正広によって齎された事件の詳細は逐一部下から聞き取って周知して居たでしょうし、今日の日が到来することは覚悟の上であったと思います。

事件はメディアの報道を初めとする「週刊文春」や投稿された数多のYouTuberによって皆様ご承知の通り、中居氏の女性加害トラブルに関連しフジテレビの女性アナウンサー渡辺渚さんがフジTV幹部職員Aの奸計に陥り中居氏との会食に参加させられて彼女が中居氏から甚大なる性的加害を受け、定かではありませんが慰謝料が法外な9000万円の原因とされる原因が「身体への多大な損傷を受けて入院を余儀なくされたこと🤬」に対する告発記事が掲載されました。こうした点について記者から問われた港社長は「私はなかったと信じたいと思うが、それも含めて第三者委員会の調査に委ねたい」などと他人事とも思える軽い回答に終始しましたから、今回の社長会見では問題の真相は結局少しも分かって居らずマスメディアを失望させる曖昧模糊とした回答に留まりました。

問題の第三者委員会の人選が不透明であって、此の儘では保身のため事件の隠蔽を試みる社長の意を汲んだ人が選ばれ、犯行が行われ事件の真相が秘匿されてしまう可能性が大であり、米国系の株主から厳正にして公正な処分が行われるべきだと考えます。又、此の発言を受けてフジテレビにコマーシャルを出しているトヨタを初め花王、第一生命、ニッセイ、日産、と多くの広告スポンサー70社が激怒し、次々と広告の撤退を宣言しました。全てはフジTVの港社長を初め幹部社員達が自ら犯した大きな罪を自覚しないことで顧客達から贖罪を求められており結末が待たれるのではないでしょうか🤬?

今回の事件でフジTV側が渡辺アナを奸計に陥れたフジ社員A氏を庇ったことも人倫にも悖る行為です🤬。どうしてA氏を断罪しないのでしょうか?フジTVでは男子職員を匿って女子を消耗品費として切り捨てる悪しき風習が根強く残っていたに違いありません🤬。フジTVの男女差別は明らかに憲法違反ですが、総務省から天下りした4人が高給を貪って恥じないのは単なる用心棒ですが案の定何の役にも経って居ないのは笑止です。天下りの使えない役人は己の無能を恥じて退職しないの?

話は変わりますが、斯界の一般論では女性アナウンサーが同席して、有名タレントを接待することはテレビ局にとって決して珍しいことではなく寧ろテレビ局にとってみればそれは効率的であって経済的な負担が少なくて済む処であり、自社の女子社員を用いることで秘密保持が保てる「関係者が誰も損をしない」方法です。TV業界や芸能界には今でも古い因習が未だに多く残って居ますから番組プロデューサーは、言ってみればメインの仕事が依然として「大物タレントや事務所関係者そしてスポンサーの宣伝担当者との関係を良好に保つこと」が一義的に求められる状況です。其れ故大物タレントが出演する番組では、常に「現場との懇親を深める食事会などの場を設ける」ことが不文律となり、芸能界やテレビ業界には今でも昭和の古い慣わしを引きずっています。それ故大物タレントが出演する番組では常に「現場との懇親を深める食事会などの場を設けて女子社員に…」と謂うことになったのでしょうが、接待の相手が牙を剥いた狼であることまで女子アナに内緒にしていたことや、食事会が労働時間に反映されない労基法違反が常態化して居たことは甚だ遺憾でありました🤬。

 

先週の読めそうで読めない字      終の棲家(ついのすみか)  

今週の読めそうで読めない字         ( 微温い)お茶